中村りんの心理学研究所

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ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

【人間関係に疲れた人必見】もしナルシストがこれをしてきたら縁を切った方がいい時です

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【人間関係に疲れた人必見】もしナルシストがこれをしてきたら縁を切った方がいい時です

 

今日は『ナルシストと縁を切った方がいいタイミング』についてお話ししたいと思います。

視聴者さんの中にもやっぱりどれだけナルシストに傷つけられて、いくらそれが良くない関係だと分かっていてもメンタルが疲弊してしまうまで、我慢して相手に尽くしたり無理をしてしまうという方が多いんですね。
 
其れもその筈なんですが、精神的虐待を受けるとナルシストのガスライティングによって感覚が麻痺してしまうんですね。
 
もしかすると体験したことない方には理解し難い内容かもしれません。
 
でも実際に他人を陥れようとする有害な人は存在しますし、『この関係を切って幸せを感じたい』という方へ、以前の自分や健康的な生活を取り戻すきっかけとなれば良いなと思います。
 
というのが現実なんですが、今日お話しする内容はあくまで『傷つけられっぱなし利用されっぱなしの関係なのに、それが自分のメンタル低下の原因になっていることに気づけていない人』に向けての内容かもしれません。
 
私自身エナジーバンパイアであるナルシストにエネルギーを吸い取られていたにも関わらず
 
『自分に寄ってくる者に対して去ってはいけない
我慢しなきゃいけないもの』
 
という固定概念から抜け出せなかったんですね。
 
なので自分が潜在的に持つ意識を完全に180度変えるまで、自分に危害を加えてくる人から距離を取ること自体がかなり難しかったです。
 
ましてや皆さんの関わっているタイプや置かれている状況、家庭環境なども全然違うかと思います。
 
例えば職種にもよると思うんですけれども、精神を鍛えるためにわざと愛の鞭として厳しく指導してくださる目上の方もいらっしゃいますよね。
 
ただ今からお話しするタイプはそれとは全く異なっていて、悪意があって標的を一人に定めて集中攻撃する、いわゆるサディストのような人、精神的にいじめる加虐的な人になります。
 
ちょっとやそっと悪口を言う意地悪な人の程度ではなくて、その関係を完全に切ってしまった方がいいとされているほど『関わると有毒な人』についてです。
 
なので、今回紹介するサインが皆さんがどの程度害のある人と付き合っているのか見分ける方法として参考にしていただけたらいいなと思います。

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ナルシストと縁を切った方がいいタイミング

①虐待する
 
虐待する人に忠実さはありません。
 
忠実さとは
 
労苦をいとわず物事にはげむこと
 
その関係内で虐待が起こっている場合は、直ちに関係を断つ必要があると思います。
 
虐待=暴力というイメージを持つ方も多いと思いますし、私も前までそう思っていたんですね。
 
ポイント
虐待というのは『繰り返しあるいは習慣的に暴力を振るったり、冷酷、冷淡な接し方をすること。具体的な内容は様々で、肉体的暴力を振るう、言葉による暴力を振るう(暴言・侮辱など)、痛がらせをする、無視をするなどの行為を繰り返し行うこと』を指します。
 

パートナーからDVやモラハラを受けています。親が過干渉で支配してきます。

 
という声をよく頂くんですが、その行為に問題があり、その人のやっていることは異常だということを認識する必要があると思います。
 
心の傷は目に見えませんし、痛みを他の人に理解してもらうことは簡単なことではないんですよね。
 
暴力で出来たあざは明らかに虐待だと認識できますが、長期に渡るモラハラやガスライティングによって心の中に出来た傷は、どの程度のダメージを受けているのか客観的に見れないので、周囲が気づいたり発見に遅れることもあるのが少しずつ多くの方に認知され始めているように感じます。
 
虐待を経験したことない誰かに被害を打ち明けた時、その痛みや辛さを分かってもらえないことも多いかもしれませんが、『精神的虐待を受けるとこういう風に感じるんだ』と声を上げることで『こんな悪質なことが家庭内や職場で普通に起こっているんだ』と大勢の方に知ってもらえ、もっと問題視されていくのかなと思います。

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②会話が成立しない
 
『これをされたらこんな風に感じるから止めて欲しい』
『これされるの本当に困ってるから、いい加減にして欲しい』
 
 
とこちらが必死に訴えても、相変わらず嫌がらせ行為を継続している、むしろそれを楽しんでいるような素振りを見せる場合は、その関係は良くないものだと言えます。
 
ナルシストはターゲットを上手に丸め込んで、最終的に無理な要求も承諾せさるようにし向け、会話をコントロールしていくんですね。
 
冒頭でお話ししたようにずっとガスライティングをされ続けると、感覚が麻痺します。
 
ガスライティングとは
英語ではGaslightingといい、心理的虐待の一形態にあたる。
 
ガスライティングを行うガスライターは、ターゲットにわざと誤った情報を伝え、ターゲットが自身の記憶や知覚、正気を疑うように仕向ける心理テクニックとして使用する。
 

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例えば麻酔を与えると感覚が鈍くなるのと同じで、長期間暴言や侮辱などのモラハラ行為を受けると最終的に認知が歪んでしまい、『相手もこう言ってるし、本当に自分のせいなのかも』と思い込んでしまうんですね。
 
悪気なく相手を傷つけてしまった時、誰かに指摘してもナルシストではない人は『そっか、ごめんね。そんなつもりはなかったんだ』と素直に相手の意見を理解して、実際に起きたことを見つめ直すことが出来ます。
 
ナルシストはそれと反対に、絶対に何がなんでも自分の非を認めることはないので『こうなったのは全部お前のせいだ。だから、お前が謝れ』という歪んだ思考を持ち、自己本位の対話します。
 
コミュニケーション不足によって、意思疎通が出来ず誤解が生まれるのも人間関係ですが、事実がどうであれ証拠を突きつけたとしてもナルシストは自己愛のせいで、自分を守る体制に入り相手を攻撃します。
 
ポイント
これを心理学では防衛規制と言って、自分が受け入れたくない感情を無意識に相手に押し付けて気持ちを楽にさせようとする心理メカニズムなんですね。
 
 
当然謝るのが好きな人の方が少ないですし、自分のミスを認めて謝罪することは簡単なことではないかもしれません。
 
ただ夫婦関係や親しい仲で議論しなければいけない問題があるのであれば、問題解決のためにしっかり話し合って意見を出し合う必要があると考えられます。
 
モラハラが起きている関係で『止めて欲しい』と主張しているにも関わらず、皆さんが嫌がっているのを知っていて困らせている状況が継続されている場合は、縁を切った方がいいと思います。
③ネグレクト
 
ネグレクトは数ある虐待のうちの1つで、親子関係だけではなく夫婦や家庭内、職場、あらゆる場面で起こるものです。
 
基本的には無視することを指しますが、『自分の役割や義務を果たさず放棄すること』を意味します。
 
 
例えば家庭を持っているにも関わらず、家族やパートナーを放って、親や夫婦の役割を担わない、仕事に向き合わない、無視をするなどが挙げられます。
 
無視をするという手段は『相手が嫌い』というよりも、『無視をすることでそこにその人が存在しているということを承知しながら、存在しないかのように扱うこと』なんですね。

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④嘘が繰り返される
 
病的に嘘をつく人は嘘をついている自覚がなく、嘘をつくが癖になっている状態です。
 
一度や二度の嘘ではなく、何度も何度も嘘をついてごまかしたり皆さんを騙そうとしてきているのであれば、その人との関わりをなくすことも大切かなと思います。
 
ナルシストは嘘をつくと周りにいる人に注目してもらったり、悲しいストーリーをでっちあげると同情してもらえることを十分に理解して、嘘を心理的操作のテクニックとして使用します。
 
彼らの嘘は巧妙なので
 

この人なんて素敵な人なの!こんな親切な人いるんだ!

 
 
と見事に騙されてしまう人も少なくないですよね。
 
人を騙す人は善意を装い、相手が油断したところで目的である欲しい物を奪います。
 
嘘を見抜くことはプロでも難しいとされていますが、嘘や行動がパターンのように行われている時もしかするとその事実は全く異なったものかもしれないので、ナルシストと関わっている場合は様子を見ながら、彼らの言動に注意することだと思います。
⑤感謝されない
 
これは家庭内でも職場でもそうなんですが、相手のためにしてあげたことに対してもお礼がなかったり、むしろ『やってもらって当然』と考えてこき使われたりしているのであれば、それは良い関係とは言えないかもしれません。
 
『親しき仲にも礼儀あり』の言葉のように、どんな親密な間であっても守るべき礼儀があるとされています。
 
仮にお礼がなかったとしても、助けてあげた後自分のことも助けてくれたり、お互いに尊重し合って与え合う関係は理想ですよね。
 
ポイント
お礼を言わない人の心理はたくさんありますが、
 
①『自分の立場を有利にさせるために、相手にマウントを取られたくない
もしくは
②『お礼を言う必要性すら感じていない』ということなんですね。
 
 
『自分の立ち位置を下げたくない』と高いプライドのせいで失礼になっている人もいれば、自分が相手に何かしてもらったとしても『大したことない』と思っている人もいます。
 
『ありがとう』と言われるために行動している訳ではありませんが、お礼を言って相手に感謝の気持ちを伝えるのは礼儀ですので、大人になっても感情的に未熟な人は深く付き合ってもいても自分のプラスにはならないのかなと思います。

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大切なのは『一歩下がること』

 
もちろん完璧な人はいませんし、誰でも失敗すると思います。
 
もしかすると相手側も悪気なく、人を傷つけてしまっている可能性も無きにしも非ずです。
 
ただ悪意のある嘘を繰り返したり、『嫌だ』と言っているのにハラスメントを継続したり、暴力や暴言で傷つけ、人を傷つけるのを喜ぶ人とは関係を断つ必要があると思います。
 
もしそれが家族や職場の人だったら、縁を切ることは出来ないとしても接触する回数をなるべく減らして、上手にフェードアウトしたり距離を取る方がいいのかもしれません。
 
ナルシストに狙われてしまうことが多いという方は、
 
『自分の周りにはナルシストがいっぱいいる』
『どうして世の中自己愛の強い人ばっかりなんだろう』
 
 
と悲観的に考え込むこともあります。
 
ナルシシズムは人間誰でも持っているものですが、ナルシストは割合から見ると人生で遭遇する可能性はあったとしても、世の中の人全員が全員ナルシストかと言ったらそうではないと思います。
 
もっと皆さんのことを気にかけてくれたり、素敵な人はたくさんいるはずなのでそんなポジティブな人達を惹きつけられるように、ナルシストに植え付けられたネガティブ思考を断ち切って、皆さんの心の傷が消えて自分の幸せを感じられるといいなと思います。
 
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この記事を書いた人
中村りん

渡米後、悪性ナルシスト(Malignant Narcissist)によるモラルハラスメント体験をきっかけにナルシシズムやパーソナリティ障害を知る。アメリカの自己愛性パーソナリティ障害(NPD)に関する研究から得た知識を集め、同じ境遇の方に向けて『目に見えない精神的虐待』や『有害な人(Toxic person)』への対策を解説。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg