中村りんの心理学研究所

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ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

【〇〇されたら精神的虐待を受けている証拠】ガスライティングと嘘の違い/ガスライティングの見抜き方

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ガスライティングと嘘の違い/ガスライティングの見抜き方

 
このチャンネルでは心理的虐待と言われるガスライティングについてたくさん話していますが、視聴者の方からよくこのような質問をもらうんですね。
 
『嘘をつかれたんだけどこれはガスライティングになりますか?』
 
みなさんもこのような疑問を抱いたことはありませんか?
 
嘘をつくこともガスライティングという心理的に相手を操作すること、どちらも人に危害を加える可能性のある行為ですが、では嘘とガスライティングにはどんな違いがあるのか今日は『ガスライティングと嘘の違い』についてお話しします。
 

ガスライティングと嘘の違い

嘘の定義
 
まず嘘の定義からお話ししたいんですが嘘というのは『事実ではないこと、人を騙すために言う、事実とは違う言葉。偽り』のことを指します。
 
ドイツの心理学者のシュテルン博士は嘘を
 
『嘘とは騙すことによってある目的を達成しようとする意図的な虚言(口述)である』
 
と定義づけされているんですね。
嘘をつく人の心理
 
嘘をつく人の心理は
 
罰や恥を回避できる
面倒なことを避ける
秘密を守れる
他人から賞賛を得られる
他人をコントロールできる
利益を得られる
有利な立場に立てる
 
ということが挙げられます。
 
『他人をコントロールしたり自分の目的を達成することが嘘だったら、嘘もガスライティングになるんじゃないの?』
 
と思われた方もいると思いますが、嘘とガスライティングには大きな違いがあります。
ガスライティングと嘘の違い
 
ガスライティングをするガスライターと呼ばれる人はこれらの目的のために嘘をつきガスライティングをします。
 

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ガスライティングは嘘をつく行為に踏まえて被害者の自尊心を下げる発言をしながら、被害者に『あなたには問題がある』と思わせようとする行為です。
 
嘘をつく人をLiarと言うんですがこのライアーとガスライターには違いがあり、ライアーは嘘をついて自分の目的を達成するのに対して、ガスライターはライアーでもあり被害者に『自分はおかしんじゃないのか』と思わせように仕向けるのでガスライターの方が悪質だということが言えます。
 
例えば彼らが自分の失敗を誤魔化して人になすりつける場合それは嘘に該当しますが、彼らが人に失敗をなすりつけて被害者の記憶を疑わせる発言をしながら
 
『どうしてそんなこともできないの?』
『なんでこんな簡単なことができないの?』
『私は一度も失敗したことないよ』

 

と言うならそれはガスライティングに当たるんですね。
 
こういった発言は相手の自尊心を下げる発言だと言えますし、ガスライティングは相手の記憶を上書きする行為なんですね。
 
ガスライティングはただの嘘と違い間違った情報を与えながらターゲットの自尊心を下げる行為なんですね。
 
自尊心とは『自分で自分のことを誇らしく思う心。自分の人格を大切にする気持ち』のことです。
 
英語では
 
Self esteem(自尊心)、
Self assessment(自己評価)、
Pride(プライド)、Self respect(自己尊重)、
Proud(誇り)、Self worth(自己価値)、
Self importance(自己重要性)
 
が挙げられます。
 
自尊心を下げられると自分自身を認めることが難しくなり自分を低く評価してしまいます。
 
自信をなくしてしまい
 
『自分がおかしいのかもしれない』
『自分に問題があるんだ』

と感じるのであればそれはガスライティングをされている可能性が高いと思います。
 
基本的にガスライティングは相手をコントロールするために巧妙な嘘を繰り返す行為で、ガスライティングは数日などではなく何ヶ月も何年も長い期間をかけて相手の感情をコントロールするために行われる心理的操作です。
 
ガスライティングをされると感覚が麻痺してしまったりガスライターに依存してしまうのでそれが当たり前のように感じてしまいます。
 
『この人は難しい性格をした人だから』
 
と問題を軽視して、ただの性格の問題で済ましてしまうことも多いみたいですが、実際
 
『自分がされているのはガスライティングなんだ』
 
と気付いた時、すでにメンタルが消耗してしまっていることがほとんどらしいです。
 
例えばお湯に例えると水を沸かしている時ってだんだん熱くなっていくので最初はその水が熱くなっていることに気が付かないですよね。
 
でも沸騰しだしたら煮えたって耐えられないくらい熱くなるのと同じでガスライティングも短期間で瞬間的に行われることではないんですね。
 
身体的な虐待ももちろん危険ですが、ガスライティングという精神的虐待はこのように長い期間に渡って少しずつ洗脳し支配していく方法なのでとても陰湿で悪質です。

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ナルシストの怒り『自己愛憤怒/Narcissitic rage』

 
ナルシストは時に自分の思い通りにいかないとNarcissistic rageと言われるナルシストの怒りをターゲットに向けます。
 
相手をコントロールできないともっと支配するために暴言を吐いて脅してガスライティングをするんですね。
 
ガスライティングをする人はとてもインテリジェントで勘が鋭い人が多いです。
 
彼らは知的なので周りから人気があったり魅力的なんですね。
 
サイコパスもそうですがとても知能が高いので周りの人を自分に魅了させるのが得意で、他人を操作するのが上手です。

ナルシストがよく行う『投影』

 
そしてガスライティングをする人は投影を行います。
 
これはProjectionと言われ、
 
投影とは『自分の感情や素質を認めたくないときに、それらを他人のものだと考えてしまうこと』
 
です。
 
ガスライターは 自分自身の心の中にある欲求や感情を自分が認めたくないときに、その感情や欲求を他人に押し付けるんですね。
 
なのでガスライティングをして『自分じゃなくて相手に問題がある』という風に相手を悪者に仕向けるために責任転換をしたり相手に自分の失敗や欠点を押し付けます。
 
この心理ですがガスライターが自分がしているのは投影だということは理解していないと思います。
 
これは防衛規制という心理メカニズムですがこの状態は無意識に働くんですね。
 
プロジェクターはこのProjectionという単語から来ていてこれは映すという意味です。
 
ガスライターは無意識のうちに心の中にある不安や自身の問題を相手の問題だと言って言葉で相手に映しているということになります。
 
ガスライティングは彼らの不都合な感情を自分が背負いたくないので相手に押し付けている行為だということなんですね。
 
例えば誰もそんなこと思っていないのに事実ではないことを本当のことのように言ってきたり、
『みんなそう思っているよ』『他のみんなも言ってたよ』
 
と言ってゴシップする人は大体ありもしないことを大袈裟に言っていることが多いんですね。
 
彼らの目的は相手を感情的にコントロールして周囲から孤立させることです。
 

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ターゲットが孤立したように感じればターゲットは自分自身を疑い誰を頼ったらいいのかわからなってしまいます。
 
ガスライティングは彼らが使う戦術だということを忘れず、私たちは絶対に彼らが言ってくることを簡単に鵜呑みにしないことです。
 
そして自分の直感を信じて少しおかしいと思ったら疑いを持つことが大事です。
 
また誰か信用できる人など第三者に話すことはとても効果があります。
 
例えば職場の場合もしかしたら同じ状況にいる人がいるかもしれませんし、同じ環境にいる人であれば理解してくれるはずだと思います。
 
味方をつけるということはガスライティングの被害に遭ってしまった時効果的なので、誰かに打ち明けることで悩みが解決するかもしれません。
 
もしみなさんがガスライティングをされた時に効果があった方法などあればぜひコメント欄で教えていただけると嬉しいです
 
上記の動画でも詳しく話していますので、興味のある方はぜひご覧になってください😊
 
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