中村りんの心理学研究所

中村りんの心理学研究所

ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

人を支配したがる人の正体とは?「陰でコソコソ攻撃する人」をアメリカの心理学で徹底解説!

スポンサーリンク

youtu.be

今回は「人を支配したがる人の正体」について深掘りしていきたいと思います。

皆さんの身の回りに、他者を裏で陰湿に攻撃するような人はいますか?
今から、卑怯な手口で他人を操る人の正体を、アメリカの心理学を参考に解説していきます。

スポンサーリンク

人を支配したがる人の正体とは?

 
誰かを操ることで自分の利益に繋げようとしたり、味方のように振る舞いながらも相手にバレないように陰湿な攻撃を仕掛けてくる人を、心理学ではマニピュレーター(Manipulator)と言います。
マニピュレーターは、潜在的攻撃性パーソナリティを持ち、このパーソナリティ障害に詳しいアメリカの心理学者であるジョージ・サイモン博士によると、彼らは親切な態度を装いつつ、相手の心を巧妙に操作し、欲しいものを手に入れる手法を使うそうです。
 
このタイプの人たちは、表面上は優しく良心的な人のように見えますが、実際はありとあらゆる手段を使ってターゲットを操ろうとします。
彼らは相手に近づき、信頼を勝ち取った後、巧妙に騙し、望む結果を得るために様々な戦術を使います。
 
マニピュレーターは受動的に、遠回しに攻撃をし、相手を欺いて自分の意に沿った行動を取らせることが得意なんですね。
良い人を演じる一方で理不尽な態度を繰り返すことで、相手を混乱させ、ターゲットの心を思い通りにコントロールしていくのです。
 
ジョージ・サイモン博士の研究によれば、このようなパーソナリティー障害を持つ人たちは、非常にずる賢く、狡猾で巧妙な手口で、他者を操ることを常に考えています。
ちなみに彼らが外見や言動で善良であるかのように見せかけつつ、実際には隠れた攻撃性を持っていることから、マニピュレーターは「羊を被った狼」とも呼称されています。

スポンサーリンク

人を支配したがるマニピュレーターの特徴 TOP5

 
では、次に相手にじわじわと陰湿な攻撃方法を使って精神的な嫌がらせをしたり、巧妙でバレにくいやり方で理不尽な攻撃をするマニピュレーターにはどんな特徴があるのか、人を支配したがるマニピュレーターの特徴TOP5をお伝えします。
⑤話の半分以上嘘
 
マニピュレーターは、よく受動的攻撃というものを使用します。
受動的攻撃の方法はたくさんありますが、主に嘘をついて相手をコントロールし、陥れたり自分を有利な立場に持っていく手法は受動的攻撃に該当します。
マニピュレーターはターゲットに対して、直接的ではなく間接的に攻撃する特徴があるんですね。
 
例えば、自分の目的を達成するために情報を歪めたり、選りすぐった情報を伝えます。
大胆な嘘をつくというよりは、バレにくい細かい嘘を混ぜたり、意図的に相手が誤解するような話し方で伝え、話の内容を誇張したりします。
 
マニピュレーターはなぜ、情報の隠蔽や事実をねじ曲げたりするのか?
そして、どうしてそこまでして他人をコントロールしたがるのだと思いますか?
 
マニピュレーターの目的は、相手を欺いて自分の意に従わせることだからです。
その手段として、嘘を使うことが多いですが、彼らがつく嘘は非常に悪質で、相手に信じさせるために、感情に訴えかけるような言葉を並べることも多いので注意が必要です。

スポンサーリンク

④話の全体を話さない
 
マニピュレーターは、相手の心を支配し陥れるために、話の全体を率直に伝えることは滅多にありません。
彼らは細かい部分を故意にぼかして、情報を切り取ったり捻じ曲げたりして、事実を歪曲し捏造します。
 
相手に対して自分に有利な情報だけを与えて、話の中から都合の悪い部分を話さず、逆に都合のいい情報を強調するわけです。
これによって、ターゲットは彼らの発言が真実だと錯覚しやすくなり、マニピュレーターの思い通りになる可能性が高まります。
 
マニピュレーターは情報の操作に長け、相手を混乱させることは得意中の得意ですので、彼らとのコミュニケーションにおいては「この人の言っていることってほんまなんかな?」と真実か嘘か見極めることが重要です。
③はぐらかす/とぼける/忘れたふり
 
そんな巧妙な嘘をついて心理的操作をするマニピュレーターは、都合が悪くなるとある行動を取ります。
それは、はぐらかしたり、とぼけたり、忘れたふりをするということです。
 
もし、こちらが相手の発言を疑い「でも、さっきは〇〇って言いましたよね?」と矛盾点を突くとしますよね。
そうなれば、彼らはバレてしまった嘘を隠すため、一度ついた嘘を嘘で塗り固めなければなりません。
 
ターゲットが彼らの言動の異変に気づき、洗脳から目覚め始めると、マニピュレーターはより強力なマニピュレーションをして相手を陥れようと行動し始めます。
その一つとして、都合が悪くなるととぼけて、言い訳をしたりして逃げる準備をします。
 
ちなみにこのチャンネルでよく取り上げている自己愛性パーソナリティ障害を持つナルシストもマニピュレーターです。
こうした巧みに人を操り、標的にした人を精神的に苦しめる人についてまとめた電子書籍とビデオガイドを販売しております。
 
別々で購入することもできますし、合わせてお買い求めいただくことも可能です。
どちらも有益な情報がいっぱい詰まった内容になっているので、是非一度読んでみてください。
 
②味方のふりして実は敵
 
マニピュレーターは優しいですが、親切ではありません。
親切なふりをします。
彼らは自分がどれほど相手のことを気にかけているのか、大切に思っているのかを見せつけ、よく助けるふりをして騙そうとします。
 
例えば、被害者でも何でもないのに「私も同じ経験をしたから、あなたの気持ちが分かる」と嘘をついて、偽善者を演じることで、ターゲットの同情心を煽ります。
「親切な私」を売り込み、思いやりのある人を装い情報収集して、目的を達成するために利用します。
 
口が上手く、また聞き上手なこともあり、特に悩みを抱えている人はマニピュレーターに簡単に騙されてしまうかもしれません。
単に、不幸話を聞きたいがために「うんうん。それでそれで?」とあたかも共感しているように接して信頼度を高めます。
 
これは私が引っかかった罠でもありますが、彼らは間違ったアドバイスをして相手を陥れようとするんですね。
マニピュレーターがよく使うフレーズだと、例えば「こうすればあなたにとってこんな得がありますよ」「そんなことしたら〇〇になるよ?それでもいいの?」「そのやり方は間違っている。私の言う通りにしたら絶対に成功するから!」
 
こんな言葉を繰り返しては相手をコントロールしますが、欲しいものさえ手に入れば、マニピュレーターはその後はもちろん責任を取らないかもしれません。
こうしたターゲットの自己認識を疑うように仕向けるガスライティングと呼ばれる手法を使って、味方のポジションにいつつもターゲットへの攻撃を続けます。
 
他にも、嫉妬から足を引っ張るために「こうすれば良いんじゃない?」と相手がミスをするようにアドバイスしたりするので、「なんかこの人言ってることとやってることが違うな〜」といち早く違和感に気づくことがマニピュレーターへの対策として重要です。

スポンサーリンク

①恥と罪悪感、不安感を植え付けてくる
 
彼らがよく使うフレーズがありますが、
例えば「どうしてこんなことも出来ひんの?」といかにもマニピュレーター上司が言いそうな台詞だったり、「何でそんなことが言えるの?」「あなたのためにこんなにしてあげてるのに…」「あなたのせいでこうなった。どうしてくれるの?」「私のことが好きなら、もちろんこれしてくれるよね?」
のように脅しの言葉で罪悪感を与え、恥と罪悪感、不安感を感じさせ、相手を不安にさせることでコントロールを強化します。
 
こうして彼らは自分自身を被害者のように見せかけ、言葉巧みにじわじわと相手の自尊心を傷つけるんですね。
例えば、友人関係だと「友達なら〇〇してくれやろ?」と、やりたくないことを強要させられ、もしも彼らの誘いを断ったら「ノリ悪い」「今まであんなに良くしてあげたのに」と敵意を向け、ターゲットを周囲から孤立させようとするかもしれません。
 
ただ、その策略は一切相手に見せず、表では良い顔をして裏ではターゲットの人間関係を壊すために、陰でターゲットの悪口を言うことで仲間を作ろうとするでしょう。
マニピュレーターは自分の思い通りにいかなかったことを腹いせに、ターゲットにずる賢い陰湿なやり方で罰を与えます。

マニピュレーターが人をコントロールする理由

 
次に、マニピュレーターはどうして周りの人たちをコントロールするのかというお話しをさせていただきたいのですが、全ては相手を支配したい欲求から来るものです。
これはよく支配欲なんて言われますが、彼らは相手を自分に従わせるための関係を築き上げようとします。
 
そうすることで、自分の利益に繋がるからです。
彼らはメンタルが不健康な状態であり、極度の不安を抱え、また自尊心も非常に低いです。
 
不安をかき消すために満たしてくれる人に囲まれたいし、満足感を得たいがために、自分に慕ってくれる人を傍におきます。
なので、こちらの動画で解説している「人を喜ばせたいピーポープリーザー」のタイプに当てはまる人は、マニピュレーターのターゲットとしてもってこいの存在なのです。
 
マニピュレーターは幼少期に家庭など、親の依存症や虐待など原因は様々ですが、育ってきた環境の中で問題を抱えます。
かつて彼らは被害者側の人間だったというケースも少なくありませんが、嘘をつき人を操作するテクニックを幼い頃に習得したマニピュレーターが多いです。
 
ですから、何か問題に直面した時、自分を見つめ直したり、向き合う代わりに、相手を操ることで自分のために動いてくれるということを学んだのかもしれません。
すると、大人になるにつれて無意識に他者を操る人格が形成され、彼らに自覚はありません。
 
むしろ自分がしていることを正しいと思い込み、自分がわざわざ労力を使わなくてもコントロールしたら、他の誰かがやってくれると考えます。
私は、こうしたマニピュレーターがどんな人なのかという特徴を知るだけではなくて、彼らがなぜ他者をコントロールしたがるのか、その意図や彼らがマニピュレーターになってしまった原因について理解を深めることは重要だと思います。
 
私自身が、人生の中でこうしたマニピュレーターと呼ばれる人と出会って、たくさん経験してきたからこそ、声を大にして皆さんに伝えられると思うんですけれども、マニピュレーターは非常に悪質で陰湿な方法で嫌がらせをします。
あるいは、それが嫌がらせだと気づかないほど巧妙で、それが攻撃だとバレにくい戦術を使ってくるのです。
 
ガスライティングなど色んな心理テクニックを試しては、ターゲットの感情で弄び、自分自身の得だけを得るのです。
相手のことは一切考えていません。
 
「上手い話には裏がある」という言葉のように、相手がマニピュレーターだと見抜いたら、すぐ簡単に信頼するのではなく、マニピュレーターには疑いの目を持って警戒することは自分を守る方法の一つです。
重度の共依存になってしまうと、相手の発言が100%間違っていたとしても、それを疑いすらしないようになり、次第に加害者に頼らなければならないようになるかもしれません。
 
それほど、共依存の問題は深刻であるのと、マニピュレーターは非常に洗練されたマニピュレーションを行うということです。
大切なのは、自分自身を支配しようとしてくる人に対して言いなりにならず、自己意識を高めることです。
 

スポンサーリンク

マニピュレーターとの恋愛関係や家族関係においては、非常に難しい課題であると思いますが、自己犠牲的行動ではなく、何よりもあなたの気持ちと意思を大切にして欲しいと思い、今回この動画を作りました。
皆様にこの動画を楽しんでいただけたら良いなと思いますし、これからも皆様と一緒に学んでいけることを楽しみにしています。
 
「では、こういう自分を攻撃してきたり、心理的に操ってコントロールしてくる人が家族や友達、仕事場にいたらどうしたらいい?」という話なんですが、こちらの動画では、メンバー会員の方へ「ナルシストに心を操られないために出来るたった一つのこと」について、解説しています。
 
メンバーシップでは、マニピュレーターでもあるナルシストに対処するために必要なスキルから、傷つけられた自尊心を回復するためのメンタル強化の方法まで、通常動画では公開されない情報を手に入れることができます。
参加して、自分自身を強くし、自信を持って前を向く力を身につけてくださいね。
皆様の参加をお待ちしております。
 
ビデオガイド「ナルシストに無傷で打ち勝つ方法」
電子書籍「もし私の傷が見えたら…」の購入はこちら
 
メンバーシップの登録はこちら
 
【チャンネル支援】
クラウドファンディングでご支援頂ける方は、こちらからお願い致します。
**画像付きの寄付手順
 
欲しいものリスト(撮影・編集機材等)
 
この記事を書いた人
20230617021657
中村りん

アメリカ在住のナルシスト対策解説者・自己愛性虐待リカバリーコンサルタント

自身の経験から自己愛性パーソナリティ障害(NPD)、有毒な人(トキシック・パーソン)やガスライティングに関する専門知識を現地で学び、2021年よりYouTubeで情報発信を開始。

日本でまだ知られていないナルシスティック・アビュース(自己愛性虐待)の認知度や理解を高めるため活動中。

最先端のナルシスト情報を取り入れながら「目に見えない精神的虐待」や「心理的に攻撃してくる人」への対処法を解説。

同じ経験をされた方々の自尊心の回復とエンパワーメントを支援することを目指す。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg