中村りんの心理学研究所

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ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

毒を持った意地悪な人の見抜き方と撃退法

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世の中には、毒蛇やサソリ、毒を持った魚や植物が存在しているように、人間にも心に毒を持つ人がいます。

心理学でトキシック・パーソン(Toxic person)と呼ばれる人のことで、彼らは関わるとメンタルに害を及ぼす危険人物とされています。
 
美しい花やクラゲも、外見ではその危険性が見抜けないように、人間もときには魅力的な見た目や言葉巧みな人物には注意が必要です。
例えば、皆さんの身近に嫌がらせまではしないんだけど、傷つくようなことを言ったり、とげのある言葉を吐いてきたり、なんか意地悪だなと感じる人はいますか?
 
友達だし、家族だし、仲が良いはずなのに、どこか信用できなくて一緒にいたら疲れるなんて経験をした事はありませんか?
友達なら、家族なら信頼しあえるはずなのに。なんでも、打ち明けられるはずなのに。
 
付き合っていてもありえないくらい気を遣って神経をすり減らしたり、この人は自己中心的だから、いつも振り回されてばかり。
あなたがこんな思いをするのには、必ず理由があります。
 
敵か味方かわからない人との人間関係はストレスでしかないですし、こうしたタイプの人と関わることで、あなたが心にモヤモヤを抱えたり、ストレスを抱え込み続ける必要はありません。
こうした心理的な不安を取り除くために、ぜひご覧ください。
今回は、毒を持った意地悪な人を見抜く方法についてお話ししたいと思います。

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毒を持った人を見抜く方法

①計算高い
 
早速、本題に入りたいと思うんですが、毒を持った人はたくさん特徴があり、まず1つ目に彼らは計算高いです。
よく「こういうナルシストやサイコパスと呼ばれる人たちは、無意識で意地悪や嫌がらせをしてくるのですか?」という質問をもらいます。
 
彼らが無意識に人に傷つくことを言ったり、毒を吐いたりするのは無意識から来ています。
「こいつに何かしてやろう。こいつにガスライティングしてやろう」というよりも、自分がどれだけ得を得られるか、損得で考えて行動しています。
 
自分にとって都合が悪くなると思ったら「ごめん!忘れてた」「そんなこと言ってない。あんたの勘違いやろ?」と忘れたふりや、とぼけたふりをして、なるべく責任から回避しようとします。
それが、後に、ガスライティングなどの心理的テクニックに繋がるのですが、毒を持った人は、例えば知っているのに、あえて相手に伝えなかったり、わざと誤解させるような言い方で話し事実を捻じ曲げます。
 
私たちはもし間違った行動をとってしまったとしたら、悪いなという気持ちが先にあるし、素直に反省してごめんなさいと謝罪することができますよね。
毒を持っている人は、相手の気持ちよりも自分の欲を優先します。
 
彼らはそれがいけないことだとわかっていたとしても、それが誰かを傷つける行動だと理解していたとしても、欲が勝ってしまって問題行動を平然とし続けられるわけです。
もちろん罪悪感はありません。
②裏表がある
 
二面性のあるキャラクターを演じるのも、毒を持つ人の特徴の1つです。
例えば、こっちでも悪口言って、あっちでも悪口を言ってどこでもいい顔をしたり、自分にとって利益になることを知っているから、良心的な一面を見せて、虐待的なパーソナリティーを隠して付き合い、特に得になる人と人間関係を築こうとするかもしれません。
 
でも「もうこの人必要ない」と思ったら、容赦なく切り捨てて人を利用し、裏切るような言動を繰り返します。

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③加害者なのに被害者ぶる
 
ですが、彼らは被害者を演じます。
自分がいじめや嫌がらせをしている立場なのに、「この人がこんなことしてくるねん!」「こんなことされて困ってる!」と大声を上げて被害者のふりをします。
 
これは、アメリカでPlaying the victimと呼ばれるナルシストがよく使う心理的テクニックの戦術です。
有毒な人は、自分を有利なポジションに持っていくために、被害者のふりをして周囲の同情を誘うんですね。
 
彼らがこうした迷惑行為をすることで、大抵の場合、本物の被害者は被害を打ち明けることができません。
本当に困っているのは、被害者なのに、加害者がPlaying the victimの戦術を行うことで、周囲の人たちが不必要に加害者を被害者だと勘違いしてしまう状況が作られてしまうのです。
 
こうしたとんでもない状況を作り上げているにもかかわらず、でっち上げの話で嘘泣きをして他の人たちをまんまと騙します。
被害者が受けてきた被害を打ち明け、味方を増やそうとすればするほど、彼らは自分がどれだけ被害者を傷つけたのか、精神的に追い詰めてきたのかなんて一切気にかけず、自分の立場を必死に守るでしょう。
 
そんなことができるのは、毒を持つ人に、共感性や思いやりがないからです。
他者に共感できる人は、相手の立場になって考えられる人のことで、少なくとも、相手の気持ちを想像することができますが、毒を持つ人はそれができません。
④陰でこそこそ悪口を言う
 
毒を持つ人は、あなたの幸せを喜んではくれません。
彼らは忠実ではないので、友達だったとしても家族だったとしても、上司だったとしても同僚だったとしても、相手をサポートしたり応援する事はありません。
 
本当の友達や仲間は、あなたのことを味方して守ってくれる存在であるはずです。
例えば、もし自分が誰かに悪口を言われていたとしたら、本当の仲間は変わってくれたり、見方をして守ってくれます。
 
正直で、誠実な人であれば、一緒になって悪口で盛り上がったりせず、少なくとも聞き流してスルーしてくれるでしょう。
有毒な人は同じように、裏で陰口を叩いていつも誰かの批判をして楽しみます。
 
忘れてはいけないのは、誰かが誰かの悪口を自分に言ってくるということは、どこかでその人が自分の悪口も言っている可能性があるということです。
要するに、悪口ばかりで、盛り上がる人というのはどこでも悪口を言ってストレスを発散しています。
 
「どこかで自分の悪口も言われてるかもしれない」と、その友達に対して思うのであれば、それは友達ではありません。
私はそんな友達は必要ないと思います。
 
付き合っていても信用できないし、悪口を言う人だけでなくて、あなたが悪口を言われていたことをわざわざ報告してくる人も同じです。
本当の友達は、あなたの価値を認めてくれます。
 
ですが、毒を持った人というのは、自尊心が低く、嫉妬深い傾向があります。

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⑤競争したがる
 
よって毒を持った人は、競争心をむき出しにすることが多いです。
誰かと付き合うのは自分にとってメリットがあるからとか、彼らにとってパートナーや友達は学校でさえも競争相手なんです。
 
毒を持つ人は、いつも勝ち負けばかりで、自分と比較されて惨めに感じさせてきます。
こうした自尊心を傷つけてくるような人との人間関係は、決して健全ではありません。
 
人間は誰かに認めてもらいたいという思いが強い生き物です。
例えば「旦那が〇〇なの」「来週から旅行に行くの」「こんな事があったの!凄いでしょ」と誰かに聞いてもらったり、いかに自分が幸福なのか、見せつけることで心を満たそうとすることがあります。
 
ただ、有毒な人は、自慢話を延々と語り、いつも自分の話ばかりで、共感してくれません。
共感しているふりはできます。
だけど、そこに誠実さとかあなたの幸福を願う気持ちはなくて、彼らにとって一番大切なのは、自分自身のエゴです。
 
いつも競ってくるということは、平気であなたの真似をしてくることもあります。
真似をしてくる一番の理由は、相手が羨ましく、「この人みたいになりたい」という願望が強いことにありますが、毒を持った人が危険なのは、彼らは真似をして、人の手柄を横取りするということなんですね。
 
職場とかビジネスにおいては、このタイプの人には、本当に気をつけなければなりません。
誰かの真似をするということは100%悪いことだと言うことではありませんが、有毒な人は参考にするというよりも盗みを行います。
 
その手口は本当に手慣れていて、常に自分がどうしたら得をするか、この人を打ち負かすことができるか、騙すことができるか、そんなことばかり考えて、彼らは努力なしで上に行こうとします。
成功とは、何度も失敗を重ねて努力し続けて、叶うものだと、私は思うんですね。
 
しかし、有毒な人は、いかに自分が楽をして成功を収めるのか、第一に考えるために、誰かを踏み台にして犠牲にさせてまで欲を満たそうとするので、人を陥れることにためらいはありません。
どうやったら楽をして目的を達成することができるのか、アイディアを絞り、効率的な方法を見つけ出すのは重要です。
 
ただ、何の努力もせずに、他者から何食わぬ顔で盗んで勝ち誇ったように、被害者を見下すというのは毒を持った人にしかできない振る舞いです。

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⑥他者に対してリスペクトがない
 
毒を持った人の辞書にリスペクトという言葉はありません。
彼らは、人を見下し、相手を尊重することはなく、軽んじる言動します。
 
どうしてかと言うと、有毒な人は他者との境界が曖昧なので「これをしたらこの人は嫌がるやろな」と相手の気持ちを察することができないからです。
毒を持っていない人は、あなたが「ごめんね。言いたくない。」と言ったら、しつこく聞き出そうとせずにリスペクトしてくれます。
 
毒を持つ人からは、そんな優しさを感じられる事はなく「どうしてこの人は他人への配慮が欠けているんやろ」と理解に苦しむことが多く、その人と関係を築いていく上で違和感を感じるでしょう。
 
こういうタイプの人の心理や対処法をまとめた電子書籍も販売しておりますので、まだ手に入れられていない方は、ぜひ読んでみてください。
動画の方がいいなという方は、ビデオガイドというものも出しています。
こっちは自己愛性パーソナリティの人への対処法や接し方メインになっています。
もっと対策したい、役立つ情報を知りたいという方は、概要欄から詳細をご覧いただけます。
 
⑦孤立させようとしてくる
 
今日お伝えする特徴の中で一番これが危ないかなと思うサインが「孤立させようとしてくる」ということです。
「全然そんなことないよ。大丈夫。私を信じたら絶対に上手くいくから」というような綺麗事を並べて、騙してくる人もやばいと思うんですけれども、グループ内やそのコミュニティからはぶいて来ようとする人は特に危険かなと思います。
 
そもそも、仲間外れにするというのは非常に幼稚で卑怯な行為でもあるのと、自分に味方をつけてパワーを強めていく方法として最も効果があると理解しているからこそ、毒を持った人は悪口を言って被害者の評判を下げるわけです。
ターゲットを孤立させる手法は、アメリカの心理学ではアイソレーション(Isolation)と言います。
 
これは、ターゲットにされた被害者を精神的に苦しめる方法で、絶対にしてはいけないことです。
だけど、毒を持つ人は有毒だからそんなことが平気で出来てしまうのです。
 
ほんまに悲しいことですが、こういう関わるとメンタルが病んでしまうタイプの人たちは職場にもどこにでも存在します。
残酷なのはそれが家族だった場合です。
 
家庭内で標的を定め、誰か一人を集中的に攻撃するいじめを行うというのは、決して許されないことです。
この動画で、一番お伝えしたい大切なことは、そんないじめをする人は強い人なんかではありません。
 
こうした毒を持った人の心理や思考回路を知れば知るほど、彼らはどれだけ卑怯な手を使い、ずる賢いかが分かります。
私は、人をいじめる人について学べば学ぶほど、彼らがどれほど小さい人間なのかが分かりました。
 
毒を持った人は、相手を下げて自分を上げるということをぜひ覚えておいてください。
もしも、ターゲットという存在がいなければ、彼らは自分で自分自身を満たすこともできないのです。
 
どんなに辛い思いをしたとしても、どんなに酷いことをされたとしても、それはあなたに何か問題があるとかいうことではありません。
彼らがトキシック・パーソンだからです。
 
トキシックというのは、有害という意味が含まれ、つまり触るな危険なんです。
私はアメリカの心理学の研究によるトキシック・パーソンについて学ぶまで、「過去に自分に起こった全てのことは自分に何か原因があるのかもしれない」と感じていました。
 
どうしてこんな人と出会って、自分がなぜ狙われるのか知らなくて、攻撃される度にエネルギーを吸い取られてはしんどい思いをしていました。
そして、幸いアメリカに住んでいて英語が理解できることもあり、調べていくうちにトキシック・パーソンやナルシストという言葉に辿り着きました。
 
恐らく、私の動画を観てくださる中にも、同じような状況の方も少なくないと思います。
ある日、「私が困っているということは、他にももっとたくさん辛い思いをしている人がいるはず」と気づいて、動画編集の仕方も知らないまま、このチャンネルを開設したんですね。
 
皆さんに自分の声をお届けしていくと、大勢の方が「どうやって回復したんですか?」「どうやって対処したんですか?」と尋ねてくださいます。
私は色々な方法を試して、上手く対処できたこと、上手くいかず後悔したことをまとめて発信していますが、毒を持った人を対処するために今すぐ皆さんに試して欲しいことは、必ず「境界線を引くこと」です。
 
境界線を引かないと、彼らの言いなりになり、責任を全部押し付けられ、理不尽に責められ攻撃を受け、とことん利用し踏み台にされ、大量の嘘で騙され、人格を否定され侮辱されキレられたと思えば、いきなり何事も無かったかのように接してきたり…
トキシック・パーソンに振り回される人生を送ることになります。
 
私はそんな人生は絶対に御免だと思いました。
何を言われても言い返さず、黙っておくことが対処法ではありません。
トキシック・パーソンからは自分を守ることが重要で、そのためには絶対に境界線を引いてください。
 
相手があなたの心の中に土足で入り込んで来れないように、強い境界線を引いて、あなたのメンタルを守ってくださいね。
そのために一番重要なことは、彼らの嫌がらせ、ハラスメント、いじめや問題行為を一切受け入れない姿勢を見せることです。
 
Don't allow them to bully you.
Tell them that's NOT ok.
 
攻撃してくる人に歯向かうのではなくて、「彼らの嫌がらせを決して受け入れず、許さない」ということ。
そして、Do NOT ignore the red flags!
危険サインを見逃さないことです。
 
トキシック・パーソンの兆候は出来るだけ、早い段階で気づけば気づくほどいいです。
結婚するまで猫を被ったり、欲しいものが手に入るまで本性を隠すタイプは見抜くのが正直難しいですよね。
 
私のチャンネルをしばらく観てくださっている方は、特にだと思うんですけど、初めて動画を観ていただいた時と今現在では、有毒な人と呼ばれる人たちが使うフレーズとか行動パターンをたくさん知っていただけたかと思います。
振り返ると、「今まで付き合ってきた人みんなよくこんなこと言ってたな」とか「そういえば虐待のサイクルが起きていた」と気づく方も多いのではないでしょうか。
 
せめてこれからは自分の価値を下げてくる人をいち早く察知して、ありのままの自分を認め、受け入れる人との付き合いを大切にしたいですよね。
ネガティブは伝染するので、良くない人とつるんでいたら、自分まで良くない方向へ向かっていきます。
 
来るもの皆が友達(味方)でもない。
だけど、来るもの全員が敵でありません。
私が気づいたことは、何かを手放すことで新しい何かを手に入れることが出来るということです。
 
一緒に生活していたり、結婚していたりして完全に縁を切れない時は会う回数や話す頻度を出来るだけ減らして、とにかくトキシック・パーソンから離れるようにします。
 
最後に、大事なことだからもう一度言います。
毒を持つ人と関わると、今日お話ししたようなパターンが見えてきます。
そのパターンをぜひ覚えておいてください。
 
そして、この動画でお伝えしたような人物に出会ったら、しっかりと境界線を引いて、いじめや嫌がらせを受け入れない意思表示をしてください。
もう一つ、忘れてはいけないのは、どんな理由があったとしても、人に精神的にも身体的にも苦痛を与えることは決して許されないことです。
 
暴力を振われていないから、間接的な攻撃だからといって、心理的、あるいは精神的虐待加害者を容認したり、彼らの思い通りにさせないことです。
 
トキシック・パーソンやナルシストをどのように対処したらいいのか分からなくて困っている方は、良かったらメンバーシップに参加してみてください。
有益な情報をいっぱいお届けしています。
 
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この記事を書いた人
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中村りん

アメリカ在住のナルシスト対策解説者・自己愛性虐待リカバリーコンサルタント

自身の経験から自己愛性パーソナリティ障害(NPD)、有毒な人(トキシック・パーソン)やガスライティングに関する専門知識を現地で学び、2021年よりYouTubeで情報発信を開始。

ナルシストの虐待サイクルを初めて日本に広め、認知度の低いナルシスティック・アビュース(自己愛性虐待)への理解を深めるため活動中。

最先端のナルシスト情報を取り入れながら「目に見えない精神的虐待」や「心理的に攻撃してくる人」への対処法を解説。

同じ経験をされた方々の自尊心の回復とエンパワーメントを支援することを目指す。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg