中村りんの心理学研究所

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ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

ナルシストはどうやってターゲットを洗脳するのか?狡猾な洗脳手口!|自己愛性パーソナリティ障害

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今回は「ナルシストはどうやってターゲットを洗脳するのか?」というお話をさせていただきます。

彼らが使う洗脳の手口について理解することは、非常に重要だと思います。
 
というのは、 私自身ナルシストに攻撃されて悩むまで、 彼らがどうして意地悪をするのか、彼らの心理や攻撃の方法など一切知りませんでした。
学校では教えてくれない、人を傷つける人たちの心の中にあるものや、心理学では「ダーク心理学」と呼ばれる人間の裏の部分などを学ぶことは大切だと思います。
 
本題に入る前に一点お知らせです!
先日、私の最新の電子書籍『心理ゲームに勝つための10の鍵 ナルシストとの付き合い方』がついに発売開始されました。
この本では、私の実体験と米国の心理学研究に基づいて、ナルシストとの関わり方や今すぐ活用できるコミュニケーション術などを幅広く解説しています。
 
ナルシストとの心理ゲームに勝つための10の鍵がこの本に載っています。
この本がたくさんの方に届くといいなと思っています。
 
それでは本題に入りたいのですが、まず初めにナルシストが一番使う洗脳の方法はガスライティングで、彼らはガスライティングのヘビーユーザーなんですね。
ガスライティングと言うのは、何なのかと言うと、 一言で言うと心理的虐待です。
 
ガスライティングによって洗脳された被害者は、 自己認識を疑い、一体自分に何が起こったのか理解しにくかったり、アイデンティティを失うようになります。
つまり、加害者がターゲットにガスライティングをするということは、彼らは相手が自我を失うのを望んでいるのです。
 
相手の思考を停止させ、自分の言うことを何でも聞いて従ってもらえるような関係を構築するために、ガスライティングという特殊な心理テクニックを使用します。
英語ではマニピュレーション(Manipulation) と言いますが、ナルシストはガスライティングを含む、心理的操作をします。
 
実際には起こっていない出来事を、あたかも実際に起こったかのように述べる行為がガスライティングです。
ナルシストやサイコパスはこうしてターゲットの認識を曇らせ、混乱させて洗脳していくわけです。
 
ガスライティングをされると、自尊心の破壊、もしくは非常に低い自尊心の低下を経験します。
彼らがガスライティングをする目的は、相手に依存させて自らが望むものを手に入れることにあるんですね。
 
日本では自己愛性パーソナリティ障害と聞くと、モラハラ加害者やモンスターペアレンツなどの情報が多いと思うんですが、アメリカでは自己愛性パーソナリティを持つナルシストにはさまざまなタイプがあり、傲慢ではなく控えめなタイプも存在します。
 
ナルシシズムを隠したカバートナルシストの場合は、モラハラをするよりも、裏と表の顔を使い分けて相手を騙したり、嘘をつくことに長けているんですね。
このタイプはガスライティングを使うことが非常に多いです。
 
ナルシストは一般的に搾取的な傾向があり、搾取できない場合は攻撃を行ったり、ターゲットを突然切り捨てることもあります。

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ナルシストの狡猾な洗脳手口

①ターゲットの感情を無視する
 
ナルシストがガスライティングを使ってターゲットを洗脳する際には、まず相手の感情を一切価値のないものとみなします。
自己愛性パーソナリティ障害について調べていると、多くの人が脱価値化という概念に出会うかもしれません。
 
これは、ナルシストがターゲットの存在を軽視し、「自分の発言や意見には価値がない」と感じさせるような戦術です。
彼らはターゲットが自分自身の意見や考えを表現すると、侮辱してくるんですね。
 
これにより、ターゲットは「自分の考えは間違ってるんやろか…」と自信を失い、ひどく落ち込むようになります。
ナルシストは自分が最も重要だと信じて、自己中心的であるため、他人の意見や考えには一切興味を持たず、自分の考えや価値観を押し通そうとします。
 
ですから、自己愛性パーソナリティ障害の症状の一つとして「批判に弱い」とあるように、相手の感情をひたすら無視して、他の意見を全く聞き入れないわけです。
彼らは自分と異なる考えを絶対に受け入れず、反対に「相手が間違っている」と確信しているんですね。
 
たとえ相手が100%正しかったとしても、自分の意見を曲げることはありません。
もしも、ターゲットを洗脳できないとなると、ナルシストは話の途中で逃げたり、粗探しをして論破しようとしたり、自分の意見を押し通すために必死になるでしょう。
 
彼らは会話のキャッチボールができず、相手の立場や要望を無視し、「私の言ってることが正しいねんから、あんたは私の言う通りに動いてな」という態度で接してきます。
彼らは相手の意見を受け入れる振りをして、実際には後から容赦無く他者を裏切ったり、上手く返り討ちにしてしまいます。

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②論点ずらし
 
ナルシストは本来の話していることとは全く違う議論に持ち込もうとします。
彼らは「結局あなたの言いたいことはこういうことでしょ?」と、勝手に結果論をまとめてくるんですよね。
 
しかし、実際こっちはそんなことを言っていないのに、彼らは自分の都合の良いように話の内容を変えて、あたかもターゲットが言ったかのような発言をします。
英語で「Don't put words in my mouth」という言い回しがあるんですね。
 
直訳すると、「勝手に言葉を私の口に入れるな!」ですが、「言ってもないことを言ったかのように言わんといてよ」という意味で使われます。
ナルシストとの会話では、このDon't put words in my mouthというフレーズを使わざるを得ない場面が非常に多いんですね。
 
このようなやってもないのにやったかのような言い方や、悪くもないのに責められる状況になると、ターゲットは自分の考えに疑いを持ち始めます。
その原因はナルシストによって話の論点がずらされ、自分の意見に確信が持てなくなるなんです。
 
彼らは相手に罪悪感を抱かせたり、嘘つき呼ばわりをするなど、巧妙なガスライティングでターゲットの心を操ります。
特にナルシストは自分以外の人を見下し、人を馬鹿にすることが得意です。
 
なのでその結果、ターゲットは自己価値を失い、「私ってほんま価値ないんや…」と思い込み、相手の言っていることが正しいと信じ込んでしまいます。
このような状況において、関係や状況がナルシストに都合よく持っていかれることもあります。
 
彼らにとって、相手が自分に依存することはとにかく都合がよく、自己満足を得ることができるから嫌がらせを継続するのです。
彼らがガスライティングを使用して相手を洗脳すると、関係内で常に自分が一番でいられ、最優先されることが保証されますよね。
 
そのため、心理的テクニックを積極的に利用します。
この点を考慮すると、暴力だけが虐待ではないと多くの方が知り、心理的虐待への知識を深めることが重要です。
 
心理的な虐待は目に見えない形で行われ、被害者が自覚しにくいことがあります。
相手があなたを馬鹿にしたり、発言を捻じ曲げたり、私がお話しする特徴にめっちゃ当てはまる場合は、その人物はかなりナルシストの可能性が高いため、警戒した方が良いと思います。
 
例えば、「それって〇〇やろ?」や「どうせ〇〇でもしたんちゃうん?」などの疑いの言葉を使われたり、自分の発言が捻じ曲げられたりする場合は、ガスライティングの可能性に気づく必要があります。

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③責任転嫁
 
洗脳を行う人たちの多くは、自らの責任を回避し、他者に責任を押し付けることに長けています。
このようにして、自分に火種が飛ばないように、無実の人たちに責任を押し付け、身代わりにするのです。
 
ナルシストは実は、攻撃力が高いだけでなく、自らを守る防衛力も高い傾向があります。
彼らは自らが損をしないように、得をするための手段をかなり巧みに探求して、物事を損得で判断します。
 
そのためには、他者を犠牲にしてでも、自己中心的に行動することも辞さないのです。
このようなナルシストの行動は、周囲の人たちを振り回し、深刻な影響を及ぼします。
 
ナルシストの洗脳によって、多くの無実の人が犠牲となり、被害者でありながらも、加害者であるように仕向けられ、本来の被害者が代償を負うこともあります。
その結果、責任を負わされるべきでない人々が、無実の罪を背負わされることとなるのです。
 
ですから、私から一つ皆さんにアドバイスとして、負わなくてもいい責任を取らなくていいんです。
なぜなら、被害を受けた人が加害者の自己愛的な振る舞いの責任を罰せられるべきではないからです。
 
自分のせいだと罪悪感に苛まれている(さいなまれている)方々にお聞きします。
本当にその責任はあなたのものですか?
 
皆さんが置かれた環境や状況は異なりますが、ナルシストとの関係においては、加害者は100%被害者のふりをしてきます。
このことを断言できます。
 
自分が被害者であり、困っている。
相手が加害者であると。
自分が正しく、相手が間違っていて、自分はまともな人間であると、周囲に信じてもらうためにガスライティングをすることも多いです。
 
ほんまに辛さを感じるのは自分で、なぜこんな目に遭わなあかへんのかと、ナルシストは涙の流れていない嘘泣きをし、同情心を煽ってきます。
こうした色んな手を使って、相手を欺こうとするナルシストに洗脳されないためには、最も重要なことは自分の直感を信じることです。
 
それが騙されないための対策です。
違和感を感じたら一歩下がって様子を見ることが重要です。
 
人を騙す人は相手が嫌がっていても、無理やり接触しようとします。
引いているのに土足でこちらの領域に入ってくる人には強いバリアを張る必要があります。
強く拒否しなければ、容易に虐待されてしまうというのは、ナルシストとの関係でよく見られます。
 
私はナルシストに関係のないことまで責められて、ほんまにえらかったです。
毎日落ち込んでいたし、立ち上がるまで相当時間がかかりました。
 
ずっと責められ続けると自信とか自分の感覚を無くすし、自らが持っているパワーを完全に失ってしまいます。
私たちが覚えておきたいのは、自己愛の強い人は決して健全な自己愛を持っていません。
 
自己愛が強いというよりも、むしろ自分を愛せないのです。
自分自身を愛せない人に他者を愛することはできませんから、愛されていない人に尽くし、犠牲になり、仕える必要はありません。
 
ナルシストの言いなりになればなるほど利用されるだけだからです。 
ナルシストに従えば従うほど、さらに要求してきます。
 
ただ皆さんに誤解してほしくないのが、騙されるから、利用されるからといって自分が弱い人間であるということではありません。
ガスライティングの被害者になりやすい人は、忠実で相手に共感できる心の優しい人が多いです。
 
実際「自分がナルシストなのかも」と考える人ほど、ガスライティングの被害を受けている可能性が高いとされ、「自分がおかしいのかも」と思い込むのはガスライティングの被害者である兆候です。
なぜならガスライティングをされると、「自分がおかしいのかも。自分に問題があるのかも」と自分の欠点を探し始めるからです。
 
一方でナルシストは「自分が間違うはずなんかあるわけないやろ」と信じており、自分は完璧であると思いたがります。
そのため、絶対に間違いを認めることができません。
 
被害者は自分の足りない部分を補うために加害者に依存してしまいがちです。
トラウマがあるとナルシストに隙を狙われ、標的にされやすいです。
 
ガスライティングをされればされるほど、自分を疑い始め、自分を疑えば疑うほどメンタルが落ちていってしまいます。
 
ナルシストは計算高く、相手の弱みに漬け込む人たちです。
相手が悩みを抱えている時に、甘い言葉や相手の聞きたい言葉を並べ、ラブボミングという心理テクニックを使い、ターゲットを洗脳していきます。
 
その後もラブボミングで信頼感を与え、ガスライティングで不安感を与え、飴と鞭を使ってターゲットが逃げられないようにマインドをコントロールしていくのです。
なので、皆さんに声を大にしてお伝えしたいのは、自分の直感、思考、価値観を信じることを忘れないでください。
 
自分自身を疑い、信念を持たないとナルシストに簡単に洗脳されてしまいます。
夫婦関係、友達関係、恋愛関係、上司と部下の関係、どんな関係においても、自分が相手に与えている量と、逆に相手が自分に与えてくれている量を天秤にかけてみてください。
 
もし、あなたがいつも他者に与えすぎて無理しているなら、それは決して良いサインとは言えません。
もし、相手に与えすぎているなら、これからはあげる分を半分に減らしたり、与える回数を少しずつ少なくしていって自分が無理のない程度に調節してみてください。
 
真面目で忠実な人ほど加害者の発言を信じやすい傾向がありますし、言われたことを何でも引き受けてしまうことがあります。
こうしてナルシストは、被害者の親切心を踏み躙る言動をし続けるわけです。
 
例えばフライングモンキー。
これは操られて従わされ、召使のように使役され、ターゲットと敵対させられることがあります。
 
ナルシストはフライングモンキーと兄弟間や職場で仲間内で信頼関係を築き、結束力を高めてターゲットにいじめや嫌がらせをします。
周りにいる取り巻きを洗脳し、固めていき、ターゲットの周りの人間関係を壊しターゲットが孤立するように持っていくのです。
 
こうした悪質ないじめと嫌がらせはどんな環境でも普通に起こっていていますし、学校や職場だけでなく家族がナルシストのケースだと家庭内でも起こるんですね。
最後に皆さんに一番お伝えしたいことは、どんなにナルシストに傷つけられても、絶対に自分の信念だけは強く持っていてください。
 
私は、これからも心理学の教科書に書かれている情報だけでなく、動画を観てくださる方々の心に届く声をお伝えし、心理的虐待が人の性格や人生に与える影響をもっとたくさん伝えていきたいです。
なぜなら、心理的虐待は人の人生の方向性を180度変えてしまうことがあります。
 
かつての自分を取り戻すと、本来の自分を再び感じることができ、その瞬間に懐かしさを感じることすらあります。
ナルシストとの関わりにおいては上がったり下がったり、振り回され、落ち込んでは、腹立たしい経験をしたり、悲しい苦しいことが降り注いだりと、今は辛いかもしれませんが、いつか笑い話になる日が必ず来るはずです。
 
そして、人は、周囲の言葉や影響によって、自らの意思決定を左右されることがほとんどかと思います。
私たちの選択や行動は、時に周囲の期待や他者からの影響によって形成されます。
 
そのため、自己の思考や判断を大切にすることが重要です。
誰かに心を支配されないためには、自分の頭を使って考えることを忘れてはなりません。
 
例えば、泥棒に入られないように戸締りするのと同じように、心を操ってくる人に対してしっかり心のドアを施錠する必要があります。
相手が拒否して嫌がっているにも関わらず、それでもしつこく自らの意見や要求を押し付けてくるナルシストの行動は、泥棒が施錠されたドアをこじ開けて侵入するようなものです。

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では、「こういう自分を攻撃してきたり、心理的に操ってコントロールしてくる人は家族や友達、仕事場にいたらどうしたらいい?」という話なんですが、もし身近にいたら必ず自分を守る必要があります。
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この記事を書いた人
20230617021657
中村りん

アメリカ在住のナルシスト対策解説者・自己愛性虐待リカバリーコンサルタント

自身の経験から自己愛性パーソナリティ障害(NPD)、有毒な人(トキシック・パーソン)やガスライティングに関する専門知識を現地で学び、2021年よりYouTubeで情報発信を開始。

ナルシストの虐待サイクルを初めて日本に広め、認知度の低いナルシスティック・アビュース(自己愛性虐待)への理解を深めるため活動中。

最先端のナルシスト情報を取り入れながら「目に見えない精神的虐待」や「心理的に攻撃してくる人」への対処法を解説。

同じ経験をされた方々の自尊心の回復とエンパワーメントを支援することを目指す。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg

【衝撃事実】ナルシストが使う恐ろしい洗脳方法 TOP3|自己愛性パーソナリティ障害

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皆さんは誰かから洗脳を受けた経験はありますか?

誰かに心を操られたと感じたことはありますか?
 
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今日は「ナルシストが使う恐ろしい洗脳方法 TOP3」をお伝えするので、とてもずる賢く他人を操る人たちに洗脳されないように自分自身を守ってくださいね。

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ナルシストが使う恐ろしい洗脳方法 TOP3

③強制的支配
 
アメリカの心理学では、Coercive control(強制的支配)と言いますが、これは「特定の個人がパートナーや家族に対して行使する支配的な行動パターン」を指します。
例えば、行動や自由を制限し、恐怖を煽り、孤立させることで相手をコントロールし、さらに物理的な暴力を使わないことが特徴で、精神的、あるいは感情的な支配を含みます。
 
つまり、強制的支配を行う加害者はパワーとコントロールを使って他者を操るのです。
これは意図的かつ戦略的で、非常に悪意のある心理的支配の方法なんですね。
 
このような行動は家庭内暴力や幼児虐待の加害者が使用することが多く、被害者は「相手に従わなければならない」というような圧力をかけられ、加害者に従順で服従するよう強要されます。
彼らが家族など身近な人を洗脳するのは、自分が利益を得るためという目的がほとんどです。
 
強制的支配の具体的な例を挙げると、例えば、子供に片親の悪口を吹き込み、離婚した相手の印象を悪くして片親疎外を図り、我が子を思い通りにコントロールします。
まだ自分自身で判断できる年齢に達していない子供の心を操作し、彼らは時間をかけて相手の考え方や価値観を変えていくのです。
 
直接攻撃しなくても、親が「離婚したのはパパのせい、ママのせい」と事実と違う話を一方的に話すことは、子供の心理に大きく影響するかもしれません。
最悪なのは、自分がいじめや嫌がらせの標的にされてしまい、強制的支配によってメンタルが壊れてしまう場合です。
 
傲慢で支配的な尊大型ナルシストは特に、ターゲットに対し相手の感情は無意味であると感じさせ、自らの優越感を態度で示します。
親がナルシストだと、「ここは私の家だ。私があなたを養ってあげている」と被害者に居場所を与えず、精神的な苦痛を与えるでしょう。
 
上司がナルシストの場合だと威張り散らし、理不尽な理由で部下を怒鳴りつけることで権力を振りかざそうとします。
こうして感情の無視などネグレクトを行って、マインドコントロールをしていくので、身近にナルシストがいる場合は気をつけなければなりません。
 
彼らは非常に小狡い手法を使い、「そっちじゃないよ」と相手を間違った方向にリードすることもあり、注意が必要です。
私もナルシストに、間違ったアドバイスをされたのちに、本当に実行して失敗した途端「え、あの時は状況が違ったから!」と意味のわからない言い訳と責任逃れをされ損をし、大変後悔した経験があります。
 
ナルシストは暴力の代わりに言葉で他人を傷つけ、自尊心を下げ、自己認識力を奪い、自信をなくさせます。
 
大半のナルシストは、暴言ではなく嫌味や皮肉、自尊心を傷つける言葉、罪悪感と恥を与える言葉を使います。
不安や恐怖を与え続けられたターゲットは次第に現実や記憶を疑い、メンタルが落ちていくため怒りも出ず、声を出すことすら労力を使うようになります。
 
逃げ出さなければと頭の中ではわかっていても、自分の行動が今後に影響を及ぼすと恐れているからです。
家族・親子・友人関係、先輩と後輩の関係、近所付き合いが壊れてしまうのが気掛かりで、打ち明けられない。
 
そもそも元からナルシストとは良好な関係性すら成り立っていないのに、関係が悪くなるとまずいから、被害者が我慢する状況が生じます。
つまり、「チクったらこうなるからな」と口封じし、訴えたところで加害してきた部分を切り取り、むしろ被害者に落ち度があると主張するわけです。
 
脳が自然とそう考えるように仕向け、ナルシストの日々の一つ一つの言動が、心身に深い影響を与えます。
ナルシスティック・アビュースは鬱、不安、落ち込み、トラウマなど精神的な影響だけでなく、脳にもダメージを与え、さらに身体的な症状として頭痛や腹痛などを引き起こすことは、実はあまり知られていません。
 
被害者は加害者を怒らせないか常に気を遣うことにより強い不安を生み出し、加害者は被害者を責め立てて悪者にすることで罪悪感を感じさせ、自分に問題があると考えさせます。
自尊心が破壊するような言葉を投げかけ、虐待の被害者はだんだん疲弊しますよね。
 
しかし、「あなたのために言ってるのよ」といった言い方をされると、攻撃だと受け取らないことが多いです。
「自分の努力不足だから」と自分を卑下し、ナルシストに認められようと努力するものの、結果的に自分を守れません。
 
大切なのはあなたはありのままで十分です。
変わる必要はありません。
問題があるのはあなたではなく、ナルシストの方なのです。
 
加害者は相手の価値を下げる発言を繰り返しますが、本心は自分が価値を下げられるのが大嫌いで、不安で自信がありません。
そのため、見下されたくないから人を見下し、馬鹿にするのです。

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②あえて本当のことを言わない
 
一部のナルシストは病的な嘘つきで、たくさんの嘘をつき、責任逃れや言い逃れをします。
もし嘘がバレたらどうするのかというと、「そんなこと言ってない」ととぼけ、バレないと思って平気で嘘をつくんですよね。
 
なぜ彼らは事実を隠したがるのかというと、真実を知られると非常に都合が悪いからです。
相手をコントロールできないことが彼らにとって一番の痛手で、人から搾取できないと、退屈で面白くありません。
 
だから言葉巧みに操り、例えば親がナルシストだと兄弟間でえこひいきや争いを仕向け、職場でも同様に人間関係を壊します。
ナルシストは欺瞞的です。
だから、あえて事実を伏せてターゲットを巧みに騙します。
 
騙すのが得意で、嘘をあまり顔に出さない巧妙なナルシストも多いです。
なぜなら、彼らは共感することはできませんが、共感するふりをすることができるからです。
 
ターゲットは「この人は気にかけてくれる。意地悪な所もあるけれど、親切にしてくれる」と偽善を本当の愛だと勘違いし、虐待を愛と錯覚します。
ナルシストの虐待においては「トラウマボンディング」という加害者と被害者の間に非常に歪で特殊な絆や繋がりがあります。
 
そのため、加害者はずっと虐待しているわけではありません。
アップダウンがあり、虐待した後に謝ってくることもあれば、何事もなかったかのように振る舞うこともあるんですね。
 
私たちが覚えておきたいことは、ナルシストは表面的で、人によって態度をコロコロ変えたり、人前では良心的で周囲からの信頼も厚いことです。
ですが、こういうタイプの人はナルシスト関係なく、Manipulative(マニピュレーティブ)と呼ばれる心理的操作をする人たちです。
 
人の心を支配したがる人を、心理学ではマニピュレーターと呼ばれますが、彼らは人の心を操ってマインドゲームを楽しんだりします。
例えば、ナルシスト含め、マニピュレーターの人格を持つ人はフューチャー・フェイキングというものを行います。
 
フューチャー・フェイキングというのは、約束や意向を実現させるつもりがないのに、将来的な改善を提案したり約束することで、相手を安心させたり期待を持たせたりする行為のことを指します。
要するに目的達成のために相手と上手く取引をして、陰で裏切ったり、後から約束を破ったりして、嘘がバレてもとぼけるんですね。
 
ターゲットが愛想を尽かして、関係を断とうとすればナルシストはよく「治療に通うから」「カウンセリングを受けるから」と言いながらも、改善する努力を怠ったりするでしょう。
ちなみに、フューチャー・フェイキングの他にもアメリカの心理学では、ムービング・ゴールポストという言葉も使われています。
 
これは、約束や目標を設定し、それを達成することが期待されるにもかかわらず、達成の条件を都合の良いように変更したり、継続的に移動させたりする行動を指します。
こういう利益のために他者を欺いたり、操ったりするナルシストに対して、それでも「いつか変わってくれる」と信じるのは、ナルシストの巧妙なマニピュレーションによるものなのです。
 
つまり、虐待の後の痛みをラブボミングで癒すため、被害者はトキシック・リレーションシップと呼ばれる有害な関係に気づけなくなり、依存が高まります。
関係の歪みに気づかず、むしろ「この人と離れたくない」とも感じ、共依存まで至ることがあります。
加害者に対して愛着を持ってしまうのです。
 
ターゲットが逃げようとしたら、虐待の加害者はよくグルーミングとして、相手を過剰に褒めたり、「大丈夫」と言って安心させたり、ラブボミングと呼ばれる愛情表現を行うはずです。
「運命」という言葉を使ったり、立場が弱い人や脆弱な相手に対してパワー、物理的な誘惑、圧力、偽りの愛情、恐怖を使用し、その関係はかなり不公平で、全く釣り合いが保たれていません。

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①少しずつ境界線を崩していく
 
ナルシストはゆっくりと段階的に、ターゲットとの境界線を無視し、曖昧にし、侵害してきます。
人付き合いでは距離感や相手のスペースを尊重することが大事なのに、彼らはその距離感を乱し、相手のスペースに侵入します。
 
どんなふうに境界線を崩していくのかというと、例えばナルシストの親は我が子に嫉妬し、友達関係をコントロールし、孤立させたりします。
ナルシストが親だと一切プライバシーを尊重せずに干渉し、自分の意思を押しつけ、子の権利を無視したりするでしょう。
 
また、親子関係や恋愛関係における監視や束縛も彼らの手法の一つであり、強制的支配(Coercive control)の一環として使われます。
誰と遊んでいいか、どこに行ったらいけないかといった束縛があります。
 
金銭的な面でも経済的コントロールが行われ、お金を使って相手をコントロールしたり、他人から搾取します。
相手のお金やクレジットカードを勝手に使ったり、お金の使い道を監視したり、必要なものを与えなかったり、養育費を払わないことも強制的支配です。
 
加害者は勝手にローンを組んだり、不正行為を行って被害者に多大な損害を与えたりすることもあります。
職場のケースでは、嫌がらせの一環として給料を天引きしたり、残業代を支払わない、強制的に働かせたり、仕事を辞めさせるなどの圧力をかけてくるかもしれません。
 
いくら血のつながった親でも、慕うべき上司でも、子供や部下に対する暴力や支配をする権利はありませんし、そのような行動は許されません。
しかし酷いケースでは、親としての役目を果たさず、責任を放棄し、子供にご飯を与えない、食べ物を使ってコントロールしようとするなど、子供に対する虐待やネグレクトを行う毒親が存在するのが悲しい現実ですよね。
 
子供は同じ人間として尊重されるべき、親は子を守るべきですが、彼らはそれでも平気で我が子を傷つけます。
どうして周囲の大人たちが虐待に早い段階で気づいてあげられないのかというと、その理由には、こういう人たちは子供に関心がないように見えますが、人前では子煩悩を装い、自分の外見やカリスマ性を大切にし、周囲からの人気を得ることがあるということがあります。
 
こうした自己愛の強い人は、パートナーや子供に完璧を求め、世間体や自らが持つイメージのためだけに、他の子供や誰かと比較します。
被害者に問題があり、何か依存症を抱えていると決めつけたり、「もっと太らないとダメ」「もっと痩せないと!」と相手の容姿にも口を出し被害者を責め立てます。
本当に悲しいです。
 
こうした心理的虐待を受け続けた結果、被害者は拒食症などの摂食障害や、「自分の顔が醜い」と思ってしまう醜形恐怖症など社会生活に支障が出る障害を抱えてしまうこともあるそうです。
このように人の心を洗脳する親は子供の人生を台無しにし、育ってからも「親である」という立場を利用して、子供が被害を訴えると「自分はこんなにしてあげてるのに、誰のおかげで…」と被害者のポジションにつきます。
 
なぜこんなことをするのか、それは自分が本当に心から幸せではないからです。
自分が幸せでないならば、他者も幸せになるべきではないという考えで、自らの不幸を他者にも押し付けるのがナルシストです。
 
どうしてここまで酷いのか。
それは、ナルシストは「相手をコントロールしたい」という支配欲が勝ってしまうからです。
 
一体何がこの人たちをそこまでコントロールさせるのかというと、抑圧できないこの支配欲は、相手をコントロールして得られる優越感や高揚感、自己肯定感が欲しいという欲求によってもたらされます。
「自分がパワーを手に入れている」と感じ、絶対的な権力を持ちたいと考えるのです。
 
みんなで協力して頑張ろうとかのポジティブな感情ではなく、自分がこのグループやコミュニティを牛耳っていることを示すことで、自己肯定感を高めます。
このような行動をとらなければ、ナルシストは自分の自尊心が保てません。

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もし誰かがコントロールしてきたら、どうしたらいい?
もし誰かがコントロールしてこようとしたら、まずは質問を投げかけてみることが重要です。
相手の発言を疑い、疑問を抱いたり、はっきりしない曖昧な点を明らかにするために積極的に質問しても大丈夫です。
 
そして、前に踏み込むのではなく、一歩下がって状況を冷静に見守ることが大切です。
挑発に乗ったり過剰反応すると相手の思う壺なので、加害者に感情に流されずに、状況を客観的に把握するよう心がけましょう。
 
そして、すぐに決断する必要はありません。
慎重に状況を分析して、自分の意思を明確にするために時間をかけなければなりません。
 
例えば、
「それってどういう意味ですか?」
「それをしたらどうなるんですか?」
「どうしてそう思うんですか?」
もしくは不快に感じたり、嫌な気持ちになったら質問ではなく「それは私が本当にしたいことではありません」
「それは私の望むものではありません」
「私はそんなふうに考えていません」
「私はそんなことしていません」
「それはちょっと分かりません」
「ごめんなさい。今すぐお返事できません」
と、自分の意思をはっきり示した後、相手の反応をじっくりと見極めます。
 
もし相手が断りを受け入れずにキレて怒鳴ってくるなら、それだけの仲です。
それはお互いにとって健全な関係ではありません。
 
自分を攻撃してくる人との付き合いよりも、自分を幸せな気持ちにしてくれる人と一緒に過ごす時間の方が何千倍も価値があると思います。
自分の感情や意見を尊重し、自分自身を大切にしてくださいね。
 
ナルシストとの関係から抜け出すと、自由が手に入ります。
しかし、その後に悩むこともあるかもしれません。
 
なので、私はこうした悩みをサポートするためにこのチャンネルでメンバーシップを立ち上げました。
嬉しいことに多くの方々が参加してくださり、共に回復への道を歩んでいます。
 
メンバーシップでは、ナルシストへの対処法を学び、別れた後の共依存から解放される方法や心理的虐待からの回復方法など、必要な知識や対策方法を解説しています。
こちらの動画では、メンバー会員の方に向けて「【人生変わる】ナルシストに"嫌がられる存在"になる方法」をお届けしているので、よかったら参加してみてくださいね。
 
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・「ナルシストに無傷で打ち勝つ方法」
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この記事を書いた人
20230617021657
中村りん

アメリカ在住のナルシスト対策解説者・自己愛性虐待リカバリーコンサルタント

自身の経験から自己愛性パーソナリティ障害(NPD)、有毒な人(トキシック・パーソン)やガスライティングに関する専門知識を現地で学び、2021年よりYouTubeで情報発信を開始。

ナルシストの虐待サイクルを初めて日本に広め、認知度の低いナルシスティック・アビュース(自己愛性虐待)への理解を深めるため活動中。

最先端のナルシスト情報を取り入れながら「目に見えない精神的虐待」や「心理的に攻撃してくる人」への対処法を解説。

同じ経験をされた方々の自尊心の回復とエンパワーメントを支援することを目指す。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg

ナルシストから逃げたターゲットに起こること|自己愛性パーソナリティ障害

youtu.be

人付き合いをしていく中で、私たちは二つのタイプの人に遭遇します。

一つは、己の利益に働く者と、もう一つは我が身に益せざる者です。

 
例えば、利益を求め、常に自分中心に行動する自己愛の強い人は悪気がなくても、態度や言葉で自尊心を傷つけてきたり、嫌だと訴えても何度もひどい嫌がらせを繰り返します。
同じ屋根の下共に暮らしているけど、彼らの言動によってこちらの精神が病んでしまう。
 
そんな時、私たちは自分に危害を加える人といち早く距離を取らねばなりません。
ただし、ナルシストとの人間付き合いは非常に困難で、嫌がらせや虐待の被害を受けた後ターゲットが距離を置こうとしても、執拗に絡んでくることも多いです。
 
それでも暴言を吐き、暴力を振るって傷つけてくる攻撃的な人に遭遇したら、直ちに逃げなければならない時がやって来るかもしれません。
なぜなら、虐待は誰にでも起こりうることだからです。
 
被害者が加害者から逃げざるを得ない時は、被害者が自分自身で逃げる決意をした時です。
ただし言い換えると、絶えずあなたを攻撃しようとしてくるナルシストから逃げる時、それはあなたが自由を手にする時です。
 
ナルシストと結婚しても、ナルシストの親を持ったとしても、最終的には夫婦の縁、親子の縁を切って新しい人生をスタートする方が多いです。
ありとあらゆる対処法を試したけど、嫌がらせは一向に収まらないし、もうこれ以上精神的虐待に耐えられない。
 
ナルシストに支配されずに、自分の人生を歩みたい。
ナルシストから逃げたいと考えている方へ、今日は「ナルシストから逃げたターゲットに起こること」というテーマでお話ししたいと思います。

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本題に入る前にお知らせがあります。
なんと2作目の電子書籍をがついに完成しました!
 
「心理ゲームに勝つための10の鍵 ナルシストとの付き合い方」という本で、この書籍ではナルシストとの関係でお悩みの方々に向けて、心理的虐待から抜け出すための貴重な情報をお届けしています。
私の実体験と米国の心理学研究に基づいて、ナルシストとの関わり方や今すぐ活用できるコミュニケーション術などを幅広く解説しています。
 
前作を買っていただいた方に「また読んでみたい」と思っていただけるように、今回はもっと以前よりもバージョンアップした形でだいぶ熱を入れて執筆しました。
「心の傷を癒す方法を知りたい」「攻撃してくる人から自分を守る方法を教えてほしい」という方は、この本にあなたの探している答えが詰まっていると思うので、興味を持ってくださった方は是非下記のリンクから詳細をご覧くださいね。
 

ナルシストから逃げたターゲットに起こること

①耐えない攻撃により、トラウマを抱える
 
ナルシストの嘘やガスライティング、心理的操作、言葉の暴力、周囲を巻き込んだ集団いじめ、理不尽に怒鳴られ叱責や非難を受けたり、容赦ない搾取。
こうした辛い出来事を経験したターゲットの多くは加害者から離れた後もなおトラウマを抱え、人間不信や不安障害など人間関係や健康面、精神面で様々な問題を抱えます。
 
さらには日々受けてきた心理的な虐待であるガスライティングによって自分自身を疑い、ひどく落ち込んだり。
英語ではよくOver thinkingという言い方をしますが、何でも深刻に考えすぎてしまうようになる人も多いです。
 
どうしてナルシストによる精神的虐待は、こんなにも破壊的なのかというと自己愛性パーソナリティは、敵に回すと恐ろしく攻撃性の強い性格特性だからです。
彼らは他者を攻撃することで、自己陶酔のエネルギーを搾取して、自身の精神を安心させ、ストレスを軽減させます。
 
こうした関わると害を及ぼすサイコパスやナルシストなどのトキシック・パーソンと距離を取るために、彼らを避け始めると一番に起こる事はなんだと思いますか?
ナルシストの種類にもよりますが、大半はターゲットの悪口を吹聴し、フライングモンキーという取り巻きを巻き込むネガティブキャンペーンや仲間外れ、他にも脅迫、ストーキング、様々な精神攻撃です。
 
他者からの無視や拒絶を嫌うナルシストにとって、ターゲットに避けられているという事実を目の当たりにすることは非常にやるせないわけです。
でも、大丈夫です。
その攻撃は一時的なもので、小さい子供が起こす癇癪のように時間が立てば、大抵の場合は徐々に状況が落ち着くでしょう。
 
ただ、執念深く逆恨みするナルシストもいますし、彼らは自己陶酔を常に他者から搾取する必要があるため、自己陶酔欲しさにまたターゲットに近づき、フーバリングというものを行います。
しかし、ターゲットが自己愛性パーソナリティ障害を知り、フーバリングに応じず、何度か心理的攻撃を上手くかわすと自然と適切に対処する方法を身につけることができます。

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②自尊心の回復
 
「離れて良かった」「離婚してよかった」「別れてよかった」「自分は間違っていなかったんだ」と少しずつ自信がつくようになります。
彼らが持つ人格障害を理解して、「何が原因だったんだろう」と自分に降りかかったことを客観視して見れるようになり、ターゲットは回復に向かいます。
 
現在ナルシストと関わらなあかんって方や、最近関係を絶った方は特に「いつまでこの苦しい状況が続くんやろ」「いつ抜け出せるんやろ」と感じていらっしゃるかもしれません。
ですが、その暗いトンネルには必ず終わりがあり、すぐに抜け出せるということを皆さんにお伝えしたいです。
 
なぜかというと、私も当時は「早くこの環境から抜け出したい」と強く感じていましたし、暗いトンネルに果たして終わりがあるのかかなり絶望的でした。
でも、今こうして皆さんに動画を通してですが自信を持ってお話し出来ているということは、回復した証拠であり、これは自分が「こんな人になりたい」「こんなことをしてみたい」と目標を持って、一歩一歩進んできたからです。
 
もちろん人によって歩幅も違うし、歩くスピードも違いますからゆっくり自分のペースで、今自分の心が安心できる方法を少しずつ模索しながら回復に近づける目標設定をし、その目標に向けてゆっくり行動することが大きな回復の一歩だと思います。
③再び虐待のサイクルが繰り返される
 
②の自尊心回復はめっちゃ成功した、上手くいったパターンで、実はナルシストとの縁切りっていうのは、残念ながら良いものだけではありません。
中にはフーバリングの罠に引っ掛かり、以前のように虐待のサイクルに再度巻き込まれるパターンも少なくありません。
 
ナルシストを完全無視して、絶対に反応したらあかんっていうものではないですが、フーバリングに応答すればまた虐待のサイクルに吸い寄せられるということは覚えておくといいでしょう。
どうして彼らに狙われてしまったのか、なぜ虐待が起きていたのか、彼らがあなたを攻撃する理由や根本的な原因を理解できず、状況を俯瞰で見るのが難しいと回復や適切な対処法を身につけるまでに時間がかかります。
 
ナルシストというキャラクターの餌食にされやすい、その原因を突き止めないことには、ターゲットは彼らとの関係においてどうしても受け身になりがちです。
フーバリングをされる度にエネルギーを奪われ、ナルシストはいつものお決まりの行動パターンを繰り返してはターゲットを粗末に扱い続けるでしょう。
 
果たして、ナルシストに尽くすような自分を犠牲にした利他的な生き方に満足し、それが本当に幸福であるのか、彼らとの関係性を見つめ直すのも大事です。
だけど、彼らの標的にされやすいからといって、決してあなたに問題があるのではありません。
 
なぜなら、性格に難があるナルシストの共感力の低さや、自分勝手で無責任な言動に問題があるからです。
嘘をついて全く被害者じゃないのに、悲劇のヒロインを演じたりするナルシストに対して、共感的になりがちなエンパスは一番標的にされやすいです。
 
エンパスは共感を感じやすいがゆえに、ナルシストが求めてきたらそれに反応し、すぐ手を差し伸べてあげる親切で暖かく思いやりのある人たちです。
動画でエンパスについてお話しすると、多くの視聴者さんが「私エンパスかもしれない」「自分がエンパスの傾向が強いと、動画を観て気づきました」とよくコメントをいただくんですね。
 
感受性が強かったり、相手の意見に忠実であることはとても素晴らしいです。
しかし、過去にトラウマや不安を抱えたエンパスはナルシストの心理的操作に引っかかりやすいです。
 
理由は、自己肯定感が下がってしまうとどうしても相手に承認されることを求めがちになり、徐々に共依存関係に発展してしまう可能性があるからなんですね。
例えば、自身がナルシストに育てられたり、過去にナルシストに傷つけられた過去があったりすると、足りない何かを埋めようと、自己肯定感を高めるために彼らとの関係に依存してしまうなんてことも多いです。
 
普段ナルシストによく遭遇するなって方は、特にほんの少しだけ自己愛傾向が強い人に警戒しながら、こうした自己愛性パーソナリティ障害の特徴を認識する必要があります。
「ナルシストは変わらない」と心に留めておくといいでしょう。
 
彼らが自分と同じ感情を持っていると思い、彼らに期待してはなりません。
そして自分の弱さと強さ、両方を理解してナルシストの自己愛的行動に、少し細かい注意を払って予防策を講じてくださいね。

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④自由が手に入る
 
ナルシストから逃げると攻撃が続き、再び虐待サイクルにハマってしまう現実が待ち受けているのか…と思われた方もいらっしゃると思いますが、実際は悲しいことばかりではありません。
彼らと縁を切る前はかなりがんじがらめに縛られた支配関係の中にいたかもしれません。
 
でも、その有毒な関係から抜け出した後、手に入るのは奴隷状態ではなく「自由」なのです。
もう彼らを怒らせないように機嫌を取ったり、悪意のある発言で気分を害される心配をする必要はありません。
 
ナルシストとの関係は、Emotional roller coster、つまり感情のジェットコースターのようなものとよく言われています。
感情の浮き沈みが激しく、周りにいる人たちを意のままに操り、振り回すナルシストですが、彼らとの関係を断ち切ると、感情のジェットコースターからやっと降りられます。
 
ガスライティングはされないし、自分らしく生きられます。
もう辛い思いをしなくて済みます。
 
実は感情的ではなく、経済的にもメリットがあります。
ナルシストがもう搾取してこなくなれば、当然お金は溜まります。
 
さらに、健康面にも大きな影響が与えられ、体調が良くなり、精神バランスが安定し、メンタルも改善するでしょう。
次第に混乱がとけ、洗脳から目を覚まし、自分の頭で考え、自分の意思で行動できるようになります。
 
「私がおかしいのかも」「私のせいかもしれない」と自分自身に疑いを持たなくなるため、自分の意見が言えるまで健全なマインドが出来上がることが可能です。
自分にガスライティングをしないというのは、決断力のアップに繋がりますので、自分で意思決定できるようになるんですね。
 
ナルシストの精神攻撃によって、不安、心配、落ち込み、悲しみ、苦痛、後悔、罪悪感、動揺、混乱、憎しみを感じたりしていたものの、心の中にあるモヤモヤが少しずつ晴れていくでしょう。
暗闇から抜け出すと、「自分ってこんな人間だったよな」と気づきがあり、以前の自分、もしくはもっとパワーアップした自分に出会うかもしれません。
 
他にも、メリットはたくさんあります。
私が経験したことだと、当時はナルシストにいつ攻撃されるか、いつフーバリングされるか、かなり用心深くなっていましたが、回復すると緊張しなくなりました。
 
ナルシストとの関係を断つまでの日々は、まさに波乱万丈で、ドラマティックで本当に綱渡りしているみたいなものでした。
ですが、物理的な距離を取れて、頭の中で混乱してもつれた糸が気持ちいいほどに解けていって、ずっと心の中に溜まった不満や不安もスーッと晴れていったんですね。
 
ナルシストと関わりたくなくても関わらないとならない状況は本当にフラストレーションで、苦でしかありませんでした。
でも、その分学んだことの方が大きいし、自分が成長出来たことが何よりですし、ナルシストの傾向がある人に会った時に「あ、この人自己愛強いな。気をつけよう」と見抜く力が養われました。
 
辛い経験をしたことに変わりはありませんが、これらの心理学の知識が私を助けてくれたのです。
だから、もし今ナルシストとの人間関係で頭を抱えておられる方に聞いて欲しいです。
 
決して悲観的になったり強い怨念を抱いて報復を果たすのではなく、そのエネルギーをどうかご自身が癒えて立ち直るために役立ててあげてください。
「許せない」という気持ちは痛いほど分かります。
 
私も許せないし、一生許さないと思います。
だけど、相手を許すのではなく、相手を許せない自分に許可をあげる。
自分を傷つけた相手を許せない自分を非難せず、許せない自分に許しを与えると気持ちが楽になります。
 
ナルシストから逃げ出した後、許す、許さないよりも、あなたが幸せに過ごせられるかの方が大事です。

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ナルシストへの接し方や対処法についてたくさん紹介していますが、「ナルシストとの関係から抜け出した後、回復するにはどうすればいい?」という質問もかなり頂いているんですね。
なので、こちらのメンバー限定動画では、「ナルシストの自己愛性虐待から回復する3ステップ」を詳しく解説しています。
 
恨みや未練を断ち切り、新しいスタートを切るためにどんなステップを踏めばいいのか。
ナルシストとの関係を過去にして、前向きに進む具体的な方法についてお伝えします。
 
メンバーシップにまだ参加したことがない方は、お気軽に参加してみてくださいね。
通常動画では公開されていない未公開の情報をたくさんお届けしています。
 
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【放置厳禁】ナルシストがターゲットを切り捨てる時に現れる前兆 5選|自己愛性パーソナリティ障害

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今回は、非常に興味深いトピックでもある「ナルシストがターゲットを切り捨てる時に現れる前兆 5選」というお話をさせていただきたいと思います。

このチャンネルを長く視聴してくださっていると、ご存知の方も多いと思うのですが、ナルシストと付き合うと、その関係内ではラブボミングから始まる4段階の虐待のサイクルが存在します。
 
ナルシストの虐待のサイクル(The Narcissistic Abuse Cycle)
第一段階 ラブボミング(Love bombing)
第二段階 脱価値化(Devaluing)
第三段階 廃棄と別れ(Discarding)
第四段階 フーバリング(Hoovering)
 
ターゲットへの虐待行為から得られる自己陶酔に依存しているナルシストは、相手に逃げられてしまうと自己陶酔の供給源を失い悲惨です。
しかし、反対にナルシストが新しいターゲットを見つけた時は、今まで散々振り回したにもかかわらず、惜しげもなくターゲットを切り捨てることがあります。
 
本題に入る前にお知らせがあります。
ナルシストについて発信をしていると、「関わらない以外に対処法はないのかな?」という質問をいっぱいもらうんですね。
 
どのように攻撃をかわしたらいいのか、ナルシストの心理的虐待から自分自身を守る方法など秘訣を分かりやすく動画で解説しています。
あなたが探している答えが全部詰まっていると思います。
まだご覧になっていない方はぜひ手に取ってみてくださいね。
 

ナルシストがターゲットを切り捨てる時に現れる前兆 5選

①罪悪感の植え付け
 
まず、脱価値化から廃棄と別れの段階において、ナルシストがターゲットを切り捨てる時に現れる1つめの前兆は、罪悪感の植え付けです。
「あなたのために」「あんなに良くしてあげたのに」といった言葉で、自分が無償の善行を行ったかのようにターゲットに負担を感じさせます。
 
他にもこちらが頼んでもないことをしたり、お節介をやく行動や言動を通じて、ターゲットに罪悪感を煽ります。
私の場合は、 ました。
 
そもそも、私はその時この世に生まれてすらないのに、ナルシストは大昔の話を掘り出してきて、責任から逃れるために一生懸命自己正当化していたんですね。
このように、ターゲットが声を上げた途端、彼らは「私に問題があるんじゃなくて、あなたに問題がある」「あなたはおかしい」と真実を必死に隠そうとします。
 
ナルシストはターゲットの精神を崩壊させるまでボロクソ言って、きつい口調で容赦なく人格否定や攻撃を行いますし、一部のナルシストは、気に入らないと暴言を吐いたり、極めて汚い言葉遣いをすることもあります。
なぜ相手を罵ってから切り捨てるのかと言うと、彼らは自分自身と他者を比べて、自分が優れていると信じるために、相手の価値を下げることを防衛機制の一環として行います。
 
自分じゃなくて相手に値打ちがないと思い込まないと病んでしまうから、無意識に投影し、相手をこき下ろすのです。
この行動は脱価値化と呼ばれ、自己の価値を高めるために相手の価値を低下させることを意味します。
 
ナルシストがターゲットを切り捨てる時に現れる前兆は、さまざまな形で表れるんですけれども、例えば、汚い言葉を吐き捨てて去っていくことや、アンチのような言い逃げをすることがありますね。
また、人前など相手が言い返せないような状況で恥をかかせる行動や、不意を狙って攻撃してくるかもしれません。
 
典型的なナルシストの行動として、子供やパートナーのことを自慢してマウントを取ることが挙げられます。
会話中にも、自慢や一人語りが多く、相手を見下して小馬鹿にする発言も頻繁に見られるので、相手する側は聞いているのもしんどいと思います。
 
どうしてナルシストはこんな言動をするのかというと、これらの行動の背後には、自分よりも仕事ができる、あるいは自分よりも優秀な相手を妬み、相手が自分よりも上にいることを認められないからだと言えます。
ナルシストは他人の成功を嫌い、勝てない相手が憎いと感じることがあります。
 
こうして負の感情を相手にぶつけてエネルギーを搾取し、自らの精神バランスを安定させようとするわけです。

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②悪者扱い
 
ターゲットがナルシストの正体を見破って、問題行動を指摘し始めると、ナルシストは敵視してくる可能性が高まります。
相手に何の罪もないにも関わらず、粗探ししてターゲットを酷い奴だと悪者に仕立て上げるんですね。
 
彼らの自己愛は非常に歪んでおり、また被害者意識が強く、自分が全て正しいと思い込んでいます。
そのため、自分が迷惑を被った被害者だと考えるわけです。
 
また、ナルシストは他人からの支持を得るために、「他の人たちもあなたのことをこう言っている」と虚偽の主張したり、ターゲットをナルシスト呼ばわりすることもあります。
 
彼らがターゲットを切り捨てる時に現れる前兆の1つとして、嘘泣きして周囲に悲しいストーリーを話すことです。
自分が被害者であるかのように振る舞うことによって、ターゲットが悪者というレッテルを貼られてしまい、仕方のないものだと被害者が泣き寝入りするケースも少なくありません。
 
ナルシストは自己陶酔を得るためには普通に過ごすだけでは不十分ですので、誰かを精神的に虐待し、自分の精神を保つためのサンドバッグとして利用できる人物に近づこうとします。
彼らは自分を守るためにターゲットを盾にして犠牲にし、そうしないと自己嫌悪や鬱っぽい状態に陥り、生きづらさを感じることになります。
③取り巻きを集結させる
 
まず、ナルシストはフライングモンキーに集合かけます。
例えば、ママ友や誕生日会などの集まりやイベントで、仲間はずれとか、わざと誘わないなどして、ターゲットを孤立させる行動に出ます。
 
ターゲットを嫌われ役に回し、悪口を広めたり、根拠のない噂を流したりして孤立させるんですね。
ナルシストもフライングモンキーも、口が軽いため、秘密ごとを全部バラされていることもあります。
 
ちなみに、彼らの目的はターゲットを孤立させ、嘘を信じさせてしまうことなんですね。
嘘をつく人の心理は自分が承認されたいという強い欲求に基づいているので、賞賛や共感を得ることに異常なほど依存しています。
 
よって、切り捨てを行う前に、彼らが味方を増やし始めた時には警戒する必要があります。
忘れてはならないのは、ナルシストやサイコパスの初対面が良い人であることなんですよね。
 
彼らは面倒見が良かったり、信頼度が高かったりして、周りの人たちは見事に騙されます。
こういう周囲をコントロールしたがる人を心理学ではマニピュレーターと呼ぶんですが、研究によると、このタイプの人たちは子供の頃からいい子のふりをすることを学び、人を騙すテクニックを幼少期に習得している可能性が高いとされています。
 
マニピュレーターは頭の回転が早く、口も達者で上手に取り繕います。
悩んでいる姿を見せて悲劇のヒロインを演じることで、嫌がらせや虐待に遭って困っているように見せかけます。
 
彼らはターゲットのポジションを乗っ取ろうとし、取り巻きの中でも嫌がらせに協力してもらうために他者を利用し、利用価値のある人に上手く可愛がってもらったりする、人を品定めする人間関係を築く傾向があります。
彼らが周囲から悪い印象を持たれる状況を作り出し、ターゲットを孤立させることが得意ですので、これらの行動が現れ始めたら、切り捨てが始まるかもしれないとあらかじめ警戒する必要があります。

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④コントールの強化
 
彼らはコントロールが効かないと、さらにコントロールしようとし、自己陶酔を搾取した後でも、まだ吸い尽くそうとする欲求があります。
実は、この自己陶酔という心理的なエネルギーなんですが、蓄えておくことが可能で、自己陶酔的な供給は定期的に行われるんですね。
 
ナルシストはガスライティングをして問題を押し付け、ターゲットを混乱させます。
他の人たちにターゲットに問題があると信じて欲しいと願い、周囲がターゲットの声を無視し、ターゲットの存在を嫌うように仕向けたりもします。
 
ターゲットが周囲からの信頼を損なっていくのを喜ぶナルシストは、自己価値感がかなり低く、空虚感や不安を埋めるためにパワーを感じたいから、取り巻きを使って周りから固めていくのです。
他にも、ストーカー行為やパートナーの行動の監視、子供への干渉や自立の邪魔など、支配する行動もナルシストがよく取る行動の一つです。
 
ナルシストがターゲットを切り捨てる時に現れる前兆として見えるのは、彼らの残酷さです。
金の切れ目が縁の切れ目なんて言いますが、廃棄と別れの段階ではよく経済的な虐待も行われるケースも非常に多いと思います。
 
新しいターゲットを探すためにお金を必要とする場合もありますし、またターゲットへの嫌がらせ目的で、夫婦の場合だとお金を隠したりします。
また、弁護士を雇うことで脅したり、パートナーに不安を感じさせるためにわざと離婚を切り出すこともあるでしょう。
 
「あなたがこんな人だと思わへんかったわ」「信用してたのに、裏切りやがって」「よく私にこんなことが出来るな」という言い方をしながら、ナルシストは恥や罪悪感、恐怖を感じさせる発言で、ターゲットをコントロールしようとするんですね。
共依存関係を作り上げ、ターゲットを支配下におくためにマニピュレーションをします。
 
マニピュレーションは虐待が起きている関係で必ず起き、ターゲットを混乱させた後に洗脳させるために行われます。
例えば「おとなしくしてたら、何もしないから」とか、ターゲットを安心させるグルーミング行為を継続して、虐待の加害者と被害者の間に信頼関係を作っていくんですね。
 
嫌なら普通に別れてくれたら良いのに、一体なぜ彼らは切り捨ての前に他者をそれほどまで支配したがるのかと言うと、ナルシストは自らの不安や傷つきやすいエゴを守るために、他者をコントロールする必要があるからです。
彼らは自分自身が持つ恥や罪悪感、恐怖をターゲットに与えなければならず、そうしないと自らが壊れてしまうと感じることがあるのです。
 
プレッシャーに押しつぶされ、不安に耐えられない彼らは、ラブボミングの段階でターゲットの脆弱な部分を探りながら、マニピュレーションを行います。
そのため、ナルシストに悩み事やトラウマを打ち明けることは良くありません。
⑤フーバリング
 
長期間にわたる攻撃の後でも、吹っ切れたのか突然「久しぶり〜」と連絡してきたり、「この前はごめんね」と言い訳や、向こうから折れて謝罪してくることがあるんですよね。
彼らは構ってもらえるのが嬉しく、嫌がられていても執拗に絡んできます。
 
気味が悪いくらい急に親切に接してきたり、距離を一気に縮めようとする行動が見られたら、注意が必要かもしれません。
急接近は良くないサインです。
 
ナルシストは「精進する!心を入れ替えるから許してくれ」と言っても、そう簡単にナルシシズムが改善されることはまずありません。
フーバリングはターゲットを再度虐待サイクルに引き戻す恐ろしい罠なのです。
 
もしフーバリングに応じたらどうなるのかと言うと、ナルシストは実際ターゲットを再び切り捨てることが多いです。
その期間はナルシストによって異なりますが、彼らにとって本来の目的が達成されればターゲットは不要になります。
 
ナルシストは執着心が強く、刺激すると逆恨みされるリスクが伴うことがあるほど、攻撃性の強い人たちだと言えます。
彼らがターゲットを切り捨てる行為も、相手を傷つけるための攻撃の一つなのです。
 
こちらが彼らに問題解決のために「話があるんやけど」と言って、本音をぶつけたとしても、実際には「責められて可哀想な自分」を演じて、逆に何も悪くない被害者を責め立ててくることが多いです。
彼らの行動はあくまで傷つけられたから傷つける反撃行為として捉えられます。
 
理由は被害を晒したり、本当のことを言って素性がバレたり、指摘したりすることは彼らにとって攻撃と受け止められるため、彼らからすれば攻撃してきたのはあくまでターゲットの方だと考えるのが一般的だからです。
彼らは自己防衛の部分が強く、仮にナルシストがフーバリングをしてきても、こちらにとってはいずれ攻撃される敵であることに変わりはありません。
 
このフーバリングと呼ばれる戦術のように、相手を上げて油断させたところで一気に下げるのが、ナルシストの典型的なやり方です。

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今日ご紹介したようにナルシストがターゲットを切り捨てる時に現れる前兆は様々ですが、他にも具体的な例で言うと、ターゲットが職を失ったり、見た目が変わったり、メンタルや体調が疲弊したりすると、ナルシストは廃棄と別れをしやすくなります。
 
また、ターゲットが病気や妊娠などの大きな変化を経験した時も、ナルシストは切り捨てを考えることがあります。
特に、自分が責任を取らなければならない時や都合が悪くなると、見捨てられることを恐れて自ら別れを決断するんですね。
 
ナルシストは自分が傷つかないようにするため、見捨てられることを恐れます。
なので、ナルシストが粗末に扱ってきた時に、絶対やってはいけないことは過剰反応することです。
 
彼らがあなたに反応してほしい、あなたから自己陶酔が欲しいからです。
もし、旦那さん、奥さん、彼氏、彼女、友達、職場の人など、相手がナルシストであると判明したら、まず彼らに自分のエゴを傷つけられないように注意する必要があります。
少なくとも過去に一度でも攻撃して傷つけてきた場合、彼らの虐待サイクルにハマると、さらにコントロールするためにマニピュレーションをしたり、攻撃的になる可能性があります。
 
この動画を通じて、ナルシストがターゲットを切り捨てる時に現れる前兆について深く探りました。
その前兆を理解し、そのサイクルを断ち切るための知識を得ることは、自分自身を守るために非常に重要だと思いますし、皆さんに自分を守って欲しいです。
 
生きていく中でナルシストの攻撃的な行動やマニピュレーションに直面することは、決して簡単なことではありません。
ですが、皆さんに忘れないで欲しいのは、その関係内で切り捨てが起きたからと言って、あなたに何か問題があったとかそういうことではないのです。
 
切り捨てが起こることとあなたの価値は比例していません。
だから、「自分に何か至らない所があったんかもしれへん」と自分自身を責めないでいただきたいです。
それは相手の愛着スタイルやトラウマなど、心理的な要因が関連し、あなたの責任ではないからです。
 
自分を守りたい。攻撃を上手くかわしたい。
ナルシストをギャフンと言わせたい。
自分自身を大切にしたい。
ナルシストに狙われることなく、幸福な人生を歩みたい。
過去を忘れて、一歩を踏み出す勇気が欲しい。
自己肯定感を高めて、過去の傷やを癒したい。
人と健康的な関係を築くための知識を身につけたい。
など皆さんそれぞれ、悩みや目標を持っていらっしゃると思います。
 
メンバーシップでは、ナルシストともう関わるのはほんまにもう嫌やという方へ、「執念深いしつこいナルシストを追い払うには」について、解説しています。
ナルシストやサイコパスとの関係において、無視以外の長期的に効果的のあるナルシスト対策の数々を大公開しております。
皆様の参加をお待ちしております。
 
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ナルシストがこの世で一番嫌がる言葉 TOP5|自己愛性パーソナリティ障害

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今日は「ナルシストがこの世で一番嫌がる言葉 TOP5」というテーマで、自己愛の強い人が最も嫌いなフレーズを紹介していきたいと思います。

現在ナルシスト対策を学んでいる方にとって、彼らが一番言われたくない言葉を知っておくことは重要です。
 
なぜかと言うと、それらの言葉を誤って使ってしまうと、ナルシストに攻撃される可能性がありますが、もし彼らが嫌がる言葉を知っていると、あらかじめ警戒することができ、トラブルに巻き込まれないように上手く対処できます。
でも、反対に彼らの弱点を握って、必要な状況でこちらがこれらの言葉を投げかけると、ナルシストは逃げ場がなくなり、多少なりとも攻撃を回避したり、嫌がらせをやめさせたりすることができます。

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ナルシストがこの世で一番嫌がる言葉 TOP5

⑤嘘ついてますよね?
 
ナルシストの代表的な特徴の一つが嘘をつくことで、彼らはちょっとしたことで騒いだり、大袈裟に話したり、事実を曲げて平然と嘘をつくんですよね。
あたかも真実であるかのように話す技術に長けていて、一部のナルシストは、嘘をつく必要がない状況でも嘘をつき、いわゆる虚言癖といった嘘をつく癖がつき、言葉と行動に一貫性がありません。
 
彼らはどうしてよく嘘をつくのかというと、まず「人に自分を受け入れてもらいたい、認められたい」という強い承認欲求が理由の一つと、もう一つは彼らの生い立ちや家庭環境に問題があるケースが多いです。
家族によく嘘をつく親や兄弟がいて育った、虐待やネグレクトが起きている不安定な家庭状況など、他にも親が過干渉のタイプでいつも親の機嫌を損ねないように、顔色を伺って良い子を演じていたなど家庭内のトラウマが大きな要因の一つとして考えられます。
 
ナルシストが嘘をつく理由や目的は様々ですが、自己保身のためにターゲットの悪口を周りの人たちに吹き込んだり、他人を操作するため、責任転嫁や利益を得る目的達成などが挙げられます。
さらに、他者の評価に敏感なナルシストは、セルフイメージを保つためにも嘘をつく傾向があります。
 
具体的な例だと、職場で実際にできないことでも「絶対にできます!自分がやります!」と約束したり、バレたら余計にややこしくなるのに自信のなさから自分自身を大きく見せようとして嘘をつきます。
自分自身を誇張するためにつく嘘で済むならまだましですが、悪性ナルシシズムの強いナルシストは容赦無く人を騙し、お金を騙し取ったり、地位、相手が今いるポジションなど、欲しいものを奪い取ることがあります。
 
そこで彼らは、ガスライティングという心理テクニックを使います。
ガスライティングは、「意図的に誤った情報をターゲットに与えて、ターゲットが間違っていると思わせ、自分が正しいと主張することで、ターゲットの認識や記憶を歪曲し、自分の支配下におく心理的虐待の手法」です。
 
いわば一種のマインドコントロールなんですね。
ガスライティングは、ナルシストが何かを手に入れたい時や、自分の欲望を叶えるために欠かせない手段として使用されます。
例えば、言ってもないことについて「前にも言ったのに、覚えてないの?」とあたかも実際にあった話であるかのように主張し、ターゲットの記憶を混乱させながら会話を操作するんですね。
 
では、そんな巧妙なガスライティングを使用するナルシストに対し、こちらが正直な反応を示して、「いやいや、そんなこと絶対言ってないでしょ」「嘘つかないでよ。そんな約束してないから」「それ嘘でしょ。ここに証拠あるよ」「そんなこと言って、前も約束破ったよね。もうあなたの嘘は信じないから」とはっきり言うと、彼らは自分の嘘を信じさせるために、もっと巧みな嘘をついてガスライティングをしてくるでしょう。
 
嘘がバレたナルシストはとぼけ始め、嘘に嘘を重ね、あらゆる行動に出るかもしれません。
事実を否定し、偏向し、人格否定をして相手を過小評価し始めたりします。
 
実際の出来事を無かったことにするために、必死に隠蔽しようとしたり、事実をかき消したりして自身の嘘を隠そうとします。
よくあるのが、話を逸らす目的で行われる論点のすり替えです。
 
ナルシストは他責思考なので、「そんなこと起きひんかったし、あなたの方が間違ってる」「そんなん絶対ありえへん。あなたの記憶違いやろ?」「あなたのせいでこんなことになったんやん」と責任転嫁し、最終的には「もう過去のことでしょ。済んだ話をいつまで言ってんの?」など問題を矮小化し、言い訳を繰り返して問題解決をしないことが多いです。
しかし、こちらがそんな会話中に数々の嘘を織り交ぜるナルシストの心理的操作に屈することなく、彼らの嘘をとことん暴いたらどうなるのか。
 
自分自身が吐いた嘘によって、崩壊が訪れます。
嘘がバレてしまって、相手がもう自分の嘘を信じてくれないならこれ以上騙せないし、彼らはその後負うべき責任を取らなければならなりません。
嘘をつけないとターゲットを心理的にコントロールできないし、もう相手の自信を損なわせるために自尊心を削ることができないわけです。
 
嘘を嘘と知っていてあえて嘘を受け流すのも良しですが、わざとこちらが沈黙を続けて嘘を吐かせたり、ナルシストの嘘に振り回されないように、嘘が発覚した時点で突き止めたり、認めて謝ってもらったりなど、許される嘘と許されない嘘をはっきり区別することも大切です。

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こっちは自己愛性パーソナリティの人への対処法や接し方メインになっています。
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④それって矛盾してませんか?
 
彼らは会話中、自己正当化をしながら、相手を論破してこれ以上歯向かってこないように黙らせたり、自分に従うように上手く心理テクニックを多用しながら、独自の視点から話します。
人の話を聞かず主語が「私」ばかりで、いつも自分の都合で、自分の考えを無理矢理押し付けて丸め込むんですよね。
 
ナルシストは共感能力が低いので、「この人はきっとこう感じてるんかな」と人の気持ちを考慮し、相手の立場に立って考えられません。
相手の気持ちをはかれないことから、どこか皮肉っぽく言ったり鼻につくような発言で相手を不快にさせることが多いです。
 
しかし、彼らは失敗を認めて、責任を背負いたくないので、「それって矛盾してませんか?」「言ってること滅茶苦茶ですよ」「言ってることとやってること全然ちゃうやん」というフレーズで相手の矛盾点を突いたり、間違いを指摘するとナルシストは高い確率で逆ギレします。
つまり、常に自分が正しいと信じるナルシストは、他人に自分の行動や考え方に疑問を投げかけられることを好みません。
 
そのため、「それって矛盾してませんか?」と言われるのを嫌うのです。
もっと言うと、誰かに自分の行動や意見が矛盾していることを指摘されると、自尊心や自己イメージが傷つく恐れがあるからです。

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③ふ〜ん
 
ナルシストがこの世で一番嫌がる言葉第三位は「ふ〜ん」や、「で?」などの無関心な態度です。
尊大型ナルシストは特に、学校や職場でいつも話の中心にいなければばらず、周囲から注目の的でないと傷つき、自分じゃなく他の誰かに対する褒め言葉や賞賛を嫌がります。
 
プライドが高いナルシストは自己愛損傷という傷が痛み、それが怒りとなり、ネガティブキャンペーンとして攻撃性に変わるんですね。
ちなみに私は以前、ナルシストの人たちは自分自身が好きで好きでたまらない人たちだと考えていたんですけれども、実際にはナルシシズムを持つ人たちは自分に自信がありません。
 
彼らはInsecure(不安定)であり、不安要素が人一倍強く、情緒不安定です。
ターゲットのことが羨ましくて憎いというよりも、本心は自分のことが嫌いなのです。
 
ターゲットの存在よりも、自分よりも優れたターゲットが自分を惨めな気持ちにさせるという事実を受け入れることを嫌がります。
彼らは自分自身に対する現実と理想のギャップに腹を立て、その怒りをターゲットに向けます。
それがナルシストの心理です。
 
例えば賞賛や注目などの自己陶酔といったものは、他者からのサプライであり、自尊心の向上に繋がります。
自己陶酔は人の悪口や噂で盛り上がって得られたり、色んな供給方法が存在しますが、人の噂が大好きなナルシストに対して、「で?」や「だから?」「誰もそんなこと気にしてませんよ」といった無関心な発言を言うなど、注目されないことは彼らに不快感を与えるでしょう。
②そんなことしても無駄ですよ
 
ナルシストは「そんなことしても意味がありませんよ」というような否定的な発言を嫌うので、特にこの言葉には注意が必要です。
彼らは相手に圧力をかけたい、コントロールしたいと考えており、自分の言動によって相手に様々な影響を与えたいと思っています。
 
心理は心の働きのことを指します。
ナルシストやサイコパスの心理に関する情報発信をしている中で、よく「彼らは無意識で行ってるんですか?」というコメントをもらいますが、意識的よりも潜在的にであるとされています。
 
まず、ナルシストは自己中心的であり、自己愛が高く、他者を操作しようとする人のことですよね。
こういう自分が一番!みたいな人は自分の欲求とかニーズを満たすために、他者を利用しようとしますが、その行動は無意識的に行われることがほとんどなんですね。
 
自己愛性パーソナリティ障害(NPD)を持つ人はとにかく「相手をコントロールしたい!支配したい!」という思いが異常なほど強いわけですから、相手の損得お構いなしに、無意識に自分への利益に繋がる行動を最優先します。
よって、彼らに「〇〇をしたら、こうなるけどそれでも大丈夫ですか?」とデメリットを伝えるのは効果的です。
 
例えば、ナルシストは相手に拒否されたり、否定されることを嫌うので、断られると幼児のように癇癪を起こしたり、怒鳴って、激怒することがありますよね。
彼らはターゲットを傷つけたい、相手の悲しむ顔や困っている顔が見たいと考えていますが、そのような理不尽な攻撃に動じず、自分を守るために過剰反応しないことが重要です。
 
自己愛性パーソナリティ障害や境界性パーソナリティ障害など、クラスターb群の人たちは情緒や感情が安定していなかったり、周囲が振り回されて、本人よりも家族や職場にいる人たちが悩まされやすいです。
ですが、彼らの非常にドラマティックな自己愛行動はあなたの責任ではありません。
 
自分自身を守るのに大切なのは、彼らの言動に影響されず、彼らの代わりに責任を取らない姿勢を示すことです。

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①あなたのしたことは絶対に許されることではない
 
ナルシストがこの世で一番嫌がる言葉第一位は、「あなたのしたことは絶対に許されることではない」という断言です。
彼らはターゲットに許して欲しいと願い、何度もチャンスを与えてもらいたがります。
 
これは私が何度も実際に体験したことなんですが、その経験から私が気づいたことは、やっぱりナルシストは「こいつは前も許してくれたし、今回も許してくれるやろ」と内心では甘く見られていたんですね。
こうした被害者が彼らの問題行動を何度も許容してしまうことが原因で、自己愛的行動がエスカレートし、状態がどんどん悪化します。
 
「いつか変わってくれるかもしれない」と期待を抱く被害者がいると同時に、ナルシスト自体も再度許しを得て、その負のサイクルに逆戻りすることに依存しているということが言えます。
時に、ターゲットが自分の言いなりにならないと、脅しの言葉を並べたり、「そんなこと言うお前がおかしい」と恥、罪悪感、恐怖感を植え付けます。
 
しかし、ターゲットが彼らのガスライティングや理不尽な攻撃に屈さず、真実を突きつけると焦り始めるんですね。
たまに「ナルシストがフーバリングしてきているのか、今まで自分にしてきたことを謝ってきてます。許した方がいいのでしょうか?傷つけられたことに対して、自分にはまだ許せない気持ちが多少あります。謝ってきてるのに許さない自分も性格が悪いのかなと思います。」という感じのコメントもいただくんですね。
 
許せない思いがあるのは、痛いほどわかります。
心の中がモヤモヤしたり、言語化できない複雑な感情があるのもすごく理解できます。
 
そのモヤモヤした負の感情を、皆さんに少しでも手放してスッキリして欲しいので、「ちょっとモヤモヤが解消できない」という時は、是非私の動画を観て欲しいです。
相手を許せないのは、それだけあなたが嫌な思いをしたということだと思います。
 
許せなくて当然だし、相手に対する怒りが収まらないからといって、決して心が狭いとか性格が悪いということではありません。
大切なのは、相手を許せない自分に厳しく接しないことです。
 
私がアメリカに来て一つ勉強したことなんですが、嫌だと思うことに対してはっきりとノーと言っても良いんだということです。
私たちは「それくらい我慢しなさい」と我慢は美徳だと教わってきました。
 
確かに、我慢する気持ちは時と場合によっては大切かもしれません。
しかし、我慢をしなくていいことを我慢して苦しむ必要はありません。
 
我慢することを頑張りすぎてしまうと、相手に何をされてもそれを黙って受け入れるようになり、次第に我慢することが当たり前だと思う習慣が身に付いてしまいます。
相手を思いやることは素晴らしいこと。
 
だけど、時に愛着しすぎると相手もダメになるし、自分も傷つくし、結果お互いにいい方向に向かない。
ナルシストがターゲットを使って自己陶酔のサプライを得ることに依存し、ターゲットが彼らに愛着を抱いて何をされても許し、離れられなくなる状態がまさに心理学でいう共依存なんですよね。
 
世間的に共依存はいけないものだとされていますが、私は皆さんに「共依存に陥ってしまった自分」を責めて欲しくありませんし、あなたのせいでそうなったのではありません。
もっと言うと、共依存やナルシストとの人間関係のせいで自己嫌悪に陥っても、余計に自分を見失ってしまうだけで、自分自身を責めても一つも良いことがないと、ずっと自分を責めてきた私がお伝えさせてください。
 
当時の私は、嫌なこともやりたくないことに対しても、ノーと答える選択肢すらないように感じていました。
ナルシストがそういう風に仕向けるのも原因の一つですが、私自身が「自分にはノーと選ぶこともできない」と自分で自分の心を縛っていたのです。
 
今思うと、それは大きな間違いだったと思います。
だけど、心理学に興味を持ち出してから、今まで自分が経験した辛い出来事と向き合い、私がいた状況を客観視することができました。
 
相手がナルシストかはともかく、時に他人によって傷つけられることがあります。
そんな時に、なぜ彼らがそのような言動を取るのか知り、攻撃や嫌がらせを受けても自分の価値を落とさないことにフォーカスすることで、意地悪な人から自分を守ることができます。
 
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この記事を書いた人
20230617021657
中村りん

アメリカ在住のナルシスト対策解説者・自己愛性虐待リカバリーコンサルタント

自身の経験から自己愛性パーソナリティ障害(NPD)、有毒な人(トキシック・パーソン)やガスライティングに関する専門知識を現地で学び、2021年よりYouTubeで情報発信を開始。

ナルシストの虐待サイクルを初めて日本に広め、認知度の低いナルシスティック・アビュース(自己愛性虐待)への理解を深めるため活動中。

最先端のナルシスト情報を取り入れながら「目に見えない精神的虐待」や「心理的に攻撃してくる人」への対処法を解説。

同じ経験をされた方々の自尊心の回復とエンパワーメントを支援することを目指す。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg

【これが現実…】ターゲットに見捨てられたナルシストの末路|自己愛性パーソナリティ障害

youtu.be

今回のテーマは、視聴者さんからよく寄せられる質問の中でも特に頻繁にいただく「ターゲットに見捨てられたナルシストの末路」です。

ナルシストは果たして良い方向に変わってくれるのか、それともナルシストは悪化するのか。
皆さんはどっちだと思いますか?
 
この動画ではもしも、ターゲットが逃げたらナルシストは一体どうなってしまうのかということに焦点を当ててお話しします。

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結論から申しますと、大半の自己愛性パーソナリティに詳しい専門家によると、ナルシシズムの振る舞いは歳をとるにつれて悪化するケースがほとんどです。
 
ナルシストと呼ばれる人たちは、自分のことしか考えない人たちです。
そもそも「ナルシスト」という用語は、ギリシャ神話の美青年だと言われていた「ナルキッソス」に由来しています。
 
彼は自分の美しさに夢中になり、水辺で自分の姿を見つめ続けた。
しかし、自分自身に見惚れている間に湖に落ちて命を落としてしまった。
 
側に咲いていたのは水仙(スイセン)の花。
そのことから水仙の花言葉は、自己愛やうぬぼれと言われているように、「ナルシスト」は極端な自己愛や自己陶酔を指す言葉として使われているんですね。
 
この物語には、自分しか愛せないために、挙げ句の果てには周りが見えなくなるナルシストの悲惨な結末が描かれていますが、それと同じように自己愛性パーソナリティを持つ ません。
まず、ターゲットに見捨てられたナルシストに待ち受ける末路は、何パターンかあります。

ターゲットに見捨てられたナルシストの末路

①被害者アピール
 
ナルシストの手口としてよく知られているのが、「被害者アピール」です。
実際には、アメリカではPlaying the victimなんて名前までつている心理テクニックなんですけれども、一体どのような悪巧みが繰り広げられるかと言いますと、
 
ナルシストは初めに攻撃者として行動します。
彼らは被害者意識が強いですから、初めに攻撃を仕掛けてきた加害者でありながら、被害者のふりをしてターゲットを悪者扱いするんですね。
 
散々傷つけてきた挙句、さらに追い討ちをかけるかのようにターゲットに対して酷い嫌がらせを続けます。
ちなみにこちらのメンバーシップで、「ナルシストがあなたを悪者扱いする理由」について解説しているので、まだメンバーでない方は是非登録して限定動画を観てみてくださいね。
 
話を元に戻しますが、ナルシストはフライングモンキーという仲間を作ります。
取り巻きであるフライングモンキーという存在を利用して、ターゲットの悪口や噂を広め、ネガティブキャンペーンをするんですね。
 
都合の悪いことは誤魔化し、実際の出来事を大げさに話して騒ぎ立てます。
ターゲットを傷つけたことを隠し、自らを被害者として立場を逆転させようと、自作自演するわけです。
 
明らかにターゲットを傷つけたり、問題があるのは向こうなのに「自分はこんなに酷い目にあった」と嘘をついて周囲を人たちを騙すんですね。
こうして自分の悪行を隠し、罪を軽減するために、ターゲットにも落ち度や責任があるかのように主張します。

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②フーバリング
 
しばらく経って嫌がらせが収まると、ナルシストは復縁を迫る期間に突入します。
この時、よく見られるのが謝罪ですが、これは実際の改善や反省の意思ではなく、自らを正当化する手段となります。
 
彼らは別に自分自身が持つ問題を直すつもりはこれっぽっちもないけれど、「何か悪いことしちゃったかな?」と尋ねてきたりするんですが、これは自分の行動に対する反省なんかではありません。
もし、こちらが愛想をつかした理由や避けている訳を正直に話したとしたら大変です。
 
「お前にも責任があったやろ」「俺だけが悪いんか」「私はあなたのためを思ってしてあげたのに」と、こちらを責めててる発言をするかもしれません。
「こうなったのは持病のせい。あなたのせいでもある。依存症のせい。」と他の誰かのせいといった言い訳を繰り返してきます。
 
そして、あくまで喧嘩両成敗だとも主張し、問題を共有せず一生懸命自分を守るんですね。
モラハラをする加害者は「どんな夫婦でも喧嘩はする」「虐待など自分がするはずがない」と説得してきますが、これはナルシストの言い分で、ターゲットに見捨てられると必死に関係を修復しようと行動に出るでしょう。
 
フーバリング期間中にはよく、「自分はこんなに変わったんだ」とアピールして、デートや旅行に誘ったり、プレゼントを渡して、いかにも反省しているかのような態度を取ってきます。
ナルシストが元カレ、元カノだと、大した用もないのに間違い電話をかけてきたりしますが、フーバリングは再び支配関係を構築するための心理テクニックに過ぎません。
 
皆さんはどうしてナルシストはフーバリングをするんだと思いますか?
彼らがフーバリングをする理由は、自己陶酔が不足してきたからです。
 
自己陶酔が得られないと鬱っぽくなり自分を保つことができません。
だから、私も実際に経験しましたが、縁を切ろうとした後ナルシストは体調不良を訴えて「病気になった」と事実ではないことを言ってきたりしてきたんですね。
 
このように、同情して欲しさに過去の標的に執着し、「見舞いにきて欲しい」と面会を求めたりするなんてこともあるのです。
確かに、彼らが「具合が悪いから会いたい」と言ってくる時、もしかすると本当に病気なのかもしれません。
 
ただし、ナルシストは仮病を使ってターゲットにもう一度振り向いてもらおうとすることもあり、仮病を使うのは相手を操れるマニピュレーションの一つだということなんですね。
なぜかと言うと、こういう陰湿なバレにくい嘘をついて、相手の脆弱さを上手く利用できるからです。
 
隙を狙って本来の目的を達成するナルシストのフーバリングの罠に引っかかると、さらに酷い虐待行為が待っていると言われています。
フーバリングに応え、自己陶酔を与え続けるとナルシストの自己愛は余計に歪み、ものすごく傲慢になったり、もっと周囲をコントロールしようとしたり、最終的に周りにいる人たちが手をつけられなくなるほど、ナルシシズムが悪化してしまいます。
 
一度彼らの要求に応えると「この人は騙せる人」だと判断されてしまうので、ナルシストと関わっている時は自分を守るための強い意志が必要です。
また他にも、彼らはターゲットに振り向いてもらおうとさまざまな行動に出ます。
 
ナルシストの特徴として、虚栄心が強く自分を大きく見せようとする行動や、若さを追い求めることが挙げられます。
整形をするからと言って一概にその人物がナルシストだということではないんですけれども、整形に多額の費用を費やすのも歪んだ自己愛を持つナルシストの特徴として現れるとナルシシズムに詳しい専門家は仰います。
 
老いを嫌がり、年相応の服装をせず必死で若作りをしたり、極端に自分より若いパートナーと付き合ったりするなども、ナルシストの行動パターンに含まれることがあるそうです。
③ストーカーっぽくなる
 
ナルシストがターゲットに見捨てられると、その末路としてストーカー行為を始めることがあります。
彼らは人に見捨てられることを恐れていますので、ターゲットが別れを告げたり、自分の元から去っていくとそれが傷として残ります。
 
このナルシストが負う傷を自己愛的傷つきと言いますが、別名は自己愛損傷です。
自己愛損傷は彼らが幼少期に負った虐待やネグレクトのトラウマから生まれるもので、自己愛損傷が自己愛憤怒へと変わります。
 
ターゲットに逃げられたナルシストは自己愛憤怒と呼ばれる激しい怒りをあらわにし、彼らが豹変する時が訪れます。
具体的な行動としては、大量のラインメッセージや留守番電話を残す、過去の出来事を執拗に覚えている、復讐に出ることがある、脅迫電話をかけるなどが挙げられます。
 
また、自分を見捨てたターゲットを裏切り者だと判断し、懲らしめようとするんですね。
強い恨みを持ち、コントロールするために「弁護士を雇う」と脅迫し、一緒に生活していなくてもターゲットが不安になるような発言をすることで、感情的に支配しようとしてきます。
 
ターゲットに逃げられたということは、もう相手の関心が自分に向かなくなったに等しい。
なので、例えば離婚したくて逃げているターゲットの注意や関心を引くためだけに子供を使ってコントロールします。
他にも、SNSを監視して今誰と交流があるか、誰と付き合っているかなど、ターゲットの行動を追跡し、嫉妬心から「相手と別れて、もう一度やり直そう」と復縁を迫ることもあります。
 
ただし、これはコントロールが目的であり、真の愛情ではありません。
直接連絡して来なくても、偶然を装って同じ場所に現れたり、ターゲットに出くわす時間帯を選んで同じ電車に乗ったり、ターゲットと同じ趣味を見つけたり同じ料理教室に通ったりなんてこともあります。
 
ここまで来ると奇妙ですが、これは心理学ではミラーリングと言って、相手と似ているものを身につけたり、同じような行動を取って相手に親近感を抱かせるような手法を取ることなんですね。
カバートナルシストは受動的攻撃を好みますので、巧妙でずる賢い手法を使います。
 
例えば、ターゲットの家族や友達など、大して面識がない人たちにSNSで友達申請を送ったり、話しかけたりして周りから攻めていくわけです。
この第三者を含む嫌がらせをトライアンギュレーションと言いますが、ある種のストーキング行為でもあると言えますよね。
 
ナルシストから距離を取り始めると、悪口の吹聴や脅しだけでなく、こうした陰湿な小さい嫌がらせをされる可能性があるというのを知っておくだけでも十分な対策になると思います。

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④孤独
 
今まで人を精神的に追い詰め、苦しめてきたナルシストの末路は悲惨です。
ナルシストがターゲットに見捨てられると、その末路は孤独に繋がります。
 
彼らには、自分に問題があるという自覚がありません。
よって、他者に嘘をついて騙し、家族や部下にも威張ってばかりで、結果的に周囲に信用されなくなり、人が離れ、孤立を招きます。
 
家族や友人関係が次第に疎遠になり、自分の意地悪や傲慢な態度が原因で孤独な老後を迎えることもあります。
特に自己愛の強い毒親は、子供たちから離れられ、虚しい老後を迎えることがあります。
 
意地悪で最低な人というレッテルを貼られ、気づいたら周りに誰もいなくなってる状態なんですね。
散々ナルシストに意地悪されて被害を受けた方だと、「葬式にも出るつもりはない」と仰る方、本当に多いです。
 
ただし、今回お伝えしたいのは、ナルシストと完全に縁を切ってしまわなければならないということではありません。
年齢を重ねる中で彼らの自己愛的振る舞いが悪化することはあるものの、老いてくると相手をコントロールしようとするパワーを失いつつあるのが本当のところです。
 
そのため、今もしナルシストが和解を望んでいるなら、会うかどうかはあなた次第です。
虐待など酷い目に遭って何年も経って、まだ和解するチャンスがあると信じるなら、その人物に会うか会わないかはそれはあなた次第です。
状況をよく知らない他の誰かが決めるものではないからです。
⑤新しいターゲットを探す
 
ターゲットに見捨てられたナルシストは、新しいターゲットを見つけるでしょう。
彼らはターゲットに飽きたりコントロールが難しくなると、新たな自己陶酔的な供給源を求めて動き始めます。
 
被害者は知識を身につけ、味方が増えてどんどん回復し、彼らを相手にしなくなりますが、ターゲットをコントロールできなくなったナルシストは、サンドバッグになってくれる新しい標的を見つけるために奔走します。
例えば、よくあるのがマッチングアプリで構ってくれそうな人を探したり、出会いを求めるんですね。
 
ただ、新しい自己陶酔的な供給源を見つけたとしても、こちらに連絡してきたり関わってこようとするかもしれません。
多くの選択肢を持っておきたいから、キープとして予備のターゲットを捕まえておく必要があるからです。
 
新しいターゲットに正体がバレて見捨てられてしまったら、また別のターゲットを探したり、フーバリングをして古いターゲットに復縁を迫っては欲しいものを手に入れます。
多くの場合は、新しい人に行く前に過去に一度ターゲットになってくれた人に戻ることが多いです。
 
理由は3つありますが1つめは、一度ターゲットになってくれた人をまた操るのは簡単だと知ってるのと、2つめはターゲットに相応しい存在だと理解しているから。
そして、3つめは質のいい自己陶酔を優先したいからです。

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ナルシストは自分が持っていないものを欲しがります。
欲しいものを努力して手に入れるというよりも、相手を陥れ、騙し取ったり、搾取するような汚いやり方を使います。
 
お金や社会的地位、注目などあらゆるものをターゲットから搾取しますが、ターゲットが相手にしない場合は、先ほどお伝えしたパターンであるストーキングやネガティブキャンペーンなどの嫌がらせを始め、ターゲットを精神的に追い詰めたりします。
全ては、彼らが持っていない優しさや価値、共感性などポジティブな要素をターゲットが持っているからです。
 
こちらがナルシストに見捨てられ、新しいターゲットと今上手くやっていたとしても、また今までこちらにしてきていたような虐待行為を繰り返しては自己陶酔を搾取し続ける人生を送り続けます。
仮に、ナルシストと新しいターゲットとの関係が上手くいっているように見えても、裏では虐待行為が続いている可能性があるということになります。
 
ナルシスティック・アビュースはBehind the door(ドアの後ろ)で起き、表面上で起きにくい陰湿な虐待です。
多くの虐待が密室で行われることが多いため、外からは分からないことがあります。
 
そして、人はそんな簡単に変わることができません。
以前こちらにしていたように、新しいターゲットにも同じような虐待行為や嫌がらせを、虐待サイクルを繰り返しながら行なっている、あるいは今後行う可能性があるということです。
 
こちらが別れを告げた後、関係を切った後、ようやく逃げ出せた後に「自分に何か問題があったのかもしれない」と落ち込んでいたとしても、その辛い出来事を忘れた頃に、彼らが新しいターゲットに捨てられたらまたこちらに戻ってくる可能性があることを忘れないでください。
もし、「自分はもうこの人に振り回される人生を送りたくない」と強く望み、前に進みたいのであれば、過去のことはもう水に流すことが大事です。
 
ナルシストは相手をコントロールできないことを嫌います。
だからこれ以上コントロールさせないことと、加害者に対して「悪いな、可哀想だな」という罪悪感を捨てる必要があります。
人にしたことは自分に返ってきますから、因果応報が働くことを信じ、相手ではなく今の自分自身に集中することが大切です。
 
かと言って、ずっと相手を恨み続けたり、ネガティブに考える必要はありません。
私は、私と同じ経験をされた方に、こんな辛い経験もそれがポジティブなエネルギーとなって、自分自身が成長できる機会にもなることを知って欲しいです。
 
自分から見捨てたんじゃなくて、自分が見捨てられてしまった側だという方もいらっしゃいます。
忘れてはならないのは、ナルシストがあなたから離れていったということは素晴らしいことだということです。
 
どんな相手であろうと、共感力が高い人にとって人に別れを告げるのは本当に辛いこと。
相手が自分に痛みを与えてくる人であっても、人の痛みが分かる人がその人を突き放し、自分の人生から追い出すことは痛み以外の何ものでもありません。
 
ナルシストはターゲットを攻撃し傷つけることで、自分を保っていました。
ですが、それは甘えでもあるということを忘れないでください。
 
見捨てることは裏切りではなく、「相手に変わって欲しい、成長して欲しい」という願いでもあり、優しさが込められています。
別れや距離を取る決断は時に痛みを伴いますが、互いに傷つけ合う共依存関係において、別れはそれはお互いにとって良いことなのです。
 
私は当時、一緒に成長していける人と前に踏み出すのと、いつまでも自己改善を望まず同じレベルに留まりたい人といるのは、どちらが望ましいか考えてみました。
自分自身の成長のために、足を引っ張ってくる人の手を追っ払うことはいけないことではありません。
 
自分らしさを見失ってしまった元凶である人との関わりを大切にしていても、再び失った自分らしさを見つけることはできません。
皆さんが少しでも過去の傷を癒せたり、少しでも幸せや成長を感じられる機会がもっと増えるように願っていますし、そのために私は配信を続けていきます。
 
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中村りん

アメリカ在住のナルシスト対策解説者・自己愛性虐待リカバリーコンサルタント

自身の経験から自己愛性パーソナリティ障害(NPD)、有毒な人(トキシック・パーソン)やガスライティングに関する専門知識を現地で学び、2021年よりYouTubeで情報発信を開始。

ナルシストの虐待サイクルを初めて日本に広め、認知度の低いナルシスティック・アビュース(自己愛性虐待)への理解を深めるため活動中。

最先端のナルシスト情報を取り入れながら「目に見えない精神的虐待」や「心理的に攻撃してくる人」への対処法を解説。

同じ経験をされた方々の自尊心の回復とエンパワーメントを支援することを目指す。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg

【重大発表】ナルシストが最も嫌いなタイプ|自己愛性パーソナリティ障害

youtu.be

今日はナルシストが最も嫌いなタイプというテーマでお話ししていきます。

このチャンネルを始めた当初に、ナルシストが最も嫌いなことという動画を出したんですけれども、ありがたいことにちょっとだけバズったんですね。
 
彼らの弱点は一体何なのか知ることは、ナルシスト対策において、重要なトピックのうちの一つかなぁとも思いますし、今回はその動画の続編というような形で動画にしてまとめようと思います。

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本題に入る前に、皆さんにご報告があります。
実は、クラウドファンディングで寄付してくださった皆さんのおかげで、無事に新しいパソコンを購入できました!
 
古いパソコンを使っていた時はアップロードや編集が大変でしたが、これからは編集がスムーズになります。
新しいパソコンが手に入るまでいつ故障するか心配でしたが、ドネーションをしてくださった皆さんのおかげで安心して作業できますし、ここまで支援が集まったこと、本当に感謝でしかありません。
たくさんの温かいご支援を、本当にありがとうございました。
 
クラウドファンディングにつきましては、今後も動画制作とチャンネル運営に向けて、必要なソフトウェアや撮影機材などを揃え、より充実したコンテンツをお届けしていけたらいいなと考えています。
私の活動を応援したい方は、下記のリンクからクラウドファンディングのページをご覧いただけたらと思います。
改めて、支援してくださった皆様に心から感謝申し上げます。
 
①反応の薄い人
 
では、早速ナルシストが最も嫌がるタイプの人についてお話ししていきたいんですが、まず1つめは反応の薄い人です。
自分が一番だと考え、自己中心的で特別扱いされたい欲求が誰よりも強いナルシストにとって、相手が反応してくれないのは非常に許しがたいことです。
 
例えば、今まで自分の期待通りに応えてくれていた人が急に無視をしだしたりするのは、予想外なんですね。
何か頼んでも断ったり、自分の存在に気づいてくれないと不安を感じ始め、「どうしてなんだ。何が理由で無視されているんだ。自分は何も悪くないのに!」とパニックになるかもしれません。
 
彼らが注目してもらおうとちょっかいを出してきたり、挑発してきても、こちらは彼らの期待通りに反応するより、あっさりとした返事をしたりして、あまり関心を示さない方がいいんですね。
なぜ、そこまで反応の薄い人を嫌うのかというと、反応してくれないのは彼らにとってかなり不都合だからです。
 
よくあるケースを具体例として挙げると、別れたナルシストの夫や妻が子供やお金を使って、「子供に会わせないと、こうするからな!」というような発言をし、ターゲットに不安感を与えてコントロールしようとするんですね。
ところが、脅されても罪悪感を煽るような発言に対しても相手は恐れを見せず、堂々としていたならそれはコントロールしているとは言えませんよね。
 
ナルシストの挑発も同じです。
自分が必要な時に構ってくれないから怒りを向けてくるなんて、どれだけ子供やねんっていう話ではありますが、実はこれには理由があるんですね。
ナルシストは出会った時にターゲットを罠にかけるために、ラブボミングという心理テクニックを使い、この時彼らは相手を理想化します。
 
「この人は自分のために動いてくれるはず」「この人と仲良くしてれば、いざとなった時に役に立つかも」という搾取したいだとか、自分の欲を満たしたいという心理が裏で働き、まずは相手を理想化することに集中します。
勝手に相手を理想化し、その人が例えばナルシストの性格の異変に気づいて距離を起き始めたり、別れ話を切り出したりしようもんなら「こいつは私を裏切った」と望んでいた理想が破綻してしまいます。
 
ターゲットの方から別れを切り出さなくても、ナルシストは理想を追い求める理想化から攻撃的な一面を見せる脱価値化をし、相手の価値を下げるような言動をします。
段々とエゴが崩れていくと、相手を責め立てて責任転嫁したり、暴言を吐いたり悪口を言って攻撃してくるナルシストですが、その背景にはこうした理想化と脱価値化が存在し、相手の反応性が得られないから虐待行為が続くということを知ることが大切です。

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②自分の意見を持つ人
 
自己愛の強い人への対処法として、「指摘しないこと」と紹介していることが多いと思いますが、確かに刺激しないために否定的な発言をしないというのは正しい対処法ではあります。
ただ、何でもかんでも聞き入れるだけでは彼らの言いなりでしかなく、時と場合によってはこちらの意見を伝えなきゃならない時があるんですよね。
 
納得してもらうために逆の意見を述べたり、こちらの意見を押し通す目的で彼らを論破することは、自分の意思を尊重することであり、決していけないことではありません。
 
自分の意思が強い人は自分の発言、行動、意思決定に疑うことはしません。
「そういえば、この前〇〇してなかったやん」と嘘をつかれたとしますよね。
 
でも、「え、そうだったっけ?」と疑うのではなく、「は?そんなはずがない。ちゃんと〇〇したのに。この人の記憶が間違ってる」など、「私はこう思う」と強く自分自身を信じることがガスライティングをされない防御策として重要になってきます。
なぜなら、強い信念を持っている人はガスライティングされにくいからです。
 
ガスライティングの対処法のうちの一つは、「第三者に相談すること」です。
彼らは、ターゲットが誰かに自分がやってきた悪行をバラされるのを嫌いますし「こいつは誰にも言わんやろ」と温厚で大人しい人を狙うこともあるんですよね。
 
確かに、誰かに被害を打ち明けるのって本当に勇気いりますよね。
それが職場だと上司にも相談しにくいですし、ハラスメントが起きている中で「誰に相談したらいいのか」というのが一番大きな課題だと思います。
 
そう考えているうちに、「私さえ我慢すれば…」「自分にもいたらない所があったのかも」と自分を責めることで、第三者に相談する過程まで辿り着けないケースがほとんどです。
日常的に「全部あんたのせい」という冷たい言葉を浴びせられた結果、「やっぱり自分が間違っているからだ」と思い込んで、どんどんネガティブ思考に陥るのがガスライティングの恐ろしいところです。
 
つまり自分の意見が持てないと、ガスライティングされやすくなり、「誰かに言ったらあかん」「大したことないから、大事にせん方がいい」のマインドが作り上げられやすいのです。
そうなれば、本当に彼らの言いなり、家来のような存在になってしまい、何か頼まれても断れない。
それが黒だと思っていても、白だと言わないければならない。
 
上手いこと言いくるめられて、嫌なことも引き受けないといけない。
間違っているのに正しいと思い込んでしまう。
罪悪感、そして孤立に持っていく。
これがガスライティングの手口なんですよね。
皆さんは経験したことありますか?
 
これは一種の洗脳であり、洗脳から抜け出した時、アウェイキニング(Awakening)と言って目が覚めて、以前の自分に戻れたような感覚を取り戻せます。
最初からガスライティングをされず、この心理的虐待から身を守るには「自分の意思を持っている人になること」で、それがナルシストの一番の天敵です。

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③はっきりNOと言える人
 
皆さんが関わっているナルシストは、断ると不機嫌になったり、思い通りにいかないと子供のように駄々をこねますか?
ナルシストは自己中心的です。
 
自分本意で行動する人たちですから、気に入らないと発狂したりなど、いかに身の回りの人たちが自分のために動いてくれるか考えつつ、他人を顎で使ったりして人を操ることを得意とします。
例えば、癇癪を起こす子供を想像してみてください。
 
ママに大好きなおもちゃを買ってもらえないとか、夕飯前に「おやつ食べたい」とおねだりしますが、ママは「夜ご飯の前だからダメだよ」と言いますよね。
すると大体2歳〜5歳の子供は泣いてお母さんを困らせます。
 
お店の中で泣かれたら困るし、夕飯作ってるし忙しいからという色んな理由から子供の欲しいものを与えると、子供は次から「泣いたらママは欲しいものをくれるんだ」と子供なりに覚えます。
癇癪を起こすと欲しいものがくれると考える幼児と同じように、ナルシストにも拒否しないと要望がどんどん大きなものになったり、状態が悪化し負の連鎖が繰り返されるでしょう。
 
では、それを防ぐためにはどうすればいいのか?
だったら最初からあげないでおきましょう。
出会ってすぐにナルシストを見抜くのは至難の業ですが、一番良いのは様子を見ること。
 
少しずつ自分を出したり、全部引き受けるんじゃなくて本当に少しずつ与えること。
それからもし、彼らが癇癪を起こしたり気に入らないと言ってあなたを困らせてきた時は、また一歩下がって与えず少し離れた所から様子を見ます。
 
無視をしたり、不機嫌な態度をとってわざと会話しないなどサイレントトリートメントという陰湿な種類のハラスメントをするカバートナルシストというタイプもいます。
不機嫌ハラスメントをする人は、相手に気を遣わせたり精神的な苦痛をじわじわと与えることが目的なんですけれども、もし不機嫌なナルシストに振り回されているという方は金輪際彼らの機嫌を取る行動をやめてみるのです。
 
要は、不機嫌を撒き散らすと相手が関心を示してくれると自分に甘えているだけで、自分の機嫌を自分で取れず他者にぶつけているだけの話なんですね。
感情をコントロールできない人を扱うのが難しいなんて方は多いと思います。
 
苛立ちをぶつけてくる人をありのままに受け入れる必要はありません。
とても大切なことを皆さんにお伝えします。
自分が他人にどういう風に扱われたいのかを、こちらが教えることです。
 
ナルシスト対策をしていると、Xでも「どうしてこっちがそこまでせなあかへんねん」というリツイートを受け取ります。
ただ、ナルシストは感情的に未熟だということを覚えておいてください。
 
自他境界が曖昧な人は、他人との距離感が分かりませんので、あなたを尊重してくれないのであれば迷わず距離を取ることも大事です。
そんな時「次は別れるからね」と忠告しても、懲りずに嫌がらせをしてくるのがナルシストです。

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じゃあどうすればいいのか。
例えば「別れるからね」と伝えたなら忠告だけでなく、本当に実行する必要があるということを実際私はナルシストとの付き合いで学びました。
 
なので、言っても聞かない人を扱う際ははっきりと断ることが重要で、嫌なことややりたくないことに対してちゃんとNOを言える人は彼らに狙われにくいです。
 
話の途中にはなりますが、ここでお知らせです。
最新のビデオガイドでは、ナルシストとのコミュニケーションにおいて、攻撃をかわす秘訣を分かりやすく解説しております。
彼らとの関わりにおいて、どのように対処すればいいのかついて、かなり貴重な情報を動画形式で提供しています。
 
さらに、電子書籍も販売中です。
まだ手に入れていない方は、ぜひ概要欄から詳細をご確認ください。
ナルシストとの関わりに不安を感じる方々に、自信を持って対処するための有益な情報が満載です。
今すぐ手に入れて、自己防衛のスキルを磨きましょう。
 
④嘘を信じない人
 
「やっぱりな」と思った方は多いんじゃないでしょうか。
そうなんです。ナルシストは嘘を信じない人、正直な人を嫌います。
 
ナルシストの「いや〜この前、こんなことがあって大変だったんだよ〜」という嘘を見抜いて、ストレートに「あなた嘘ついてますよね?」と隠したてしない人なんか最強だと思います。
どうして正直で嘘を信じない人を嫌うのかと言うと、嘘をついてガスライティングをして、相手をコントロールすることができないからです。
 
ですので、共感してくれる人、何があっても自分についてきてくれる信じやすい人を獲物にして、心理的操作をするんですね。
よって、簡単に嘘を信用しない疑う心を持つことも大事です。
 
ナルシストはラブボミングで関係を急展開し、相手との距離を縮めますが、このマニピュレーションとやらを避けるには一体何をすればいいのか。
それは、遅らせることです。
 
例えばですが、ラインの返事を遅らせたり、電話や会う回数を減らしたりして、こちらが心地よい程度に頻度を調整してみてください。
嘘を信じやすい人は、相手に言われるがままに彼らの発言を魔に受けて、すぐに行動に移してしまうことが多いです。

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⑤自立した人
 
これは経済的にも感情的にも、精神的にもあらゆる面でです。
自立した人は自分の意見を大事にし、判断力もありナルシストに騙されにくく、彼らに頼る必要がない分共依存に陥る可能性が低いです。
 
つまり、相手が経済的にも精神的も安定しているとコントロールしにくいわけですし、しっかりどんと構えている人には特にナルシストの脅しは効かないんですよね。
考えが深いと、彼らが「ごめんなさい。もうしないから許してください」と泣きついてきても、「あ、今回はこの泣き落としのパターンか」と瞬時に相手の行動を先読みできることもなきにしもあらずです。
 
このタイプと一緒にいるナルシストは、相手が自立し成功しているため、劣等感を感じやすいんですね。
理由は、「自分が上か下か」いつも相手と比較する癖がついているからです。
 
もしくは、自立した人を都合よく利用して搾取する場合もありますよね。
相手が自分よりも下だと判断したら、同じレベルまで下げるために人格否定や言葉の暴力などの様々なハラスメントをします。
 
何か揉め事を起こして相手の関心を引こうとしたり、何かと厄介なナルシストですが、感情的に自立した人は至って冷静で、むやみに笑顔を見せません。
空気の読み方を知っています。
判断力もあります。
 
挑発されても怒りの沈め方を知っているし、怒りの感情にコントロールされることはありません。
自立した人はナルシストが復縁を迫るためにフーバリングをしてきても、「どうしよう」と迷うことなく、無反応、無関心、無視を徹底するかと思います。
プレゼント攻撃なんかされても、心がなびかないんですね。
⑥自分よりも価値がある人
 
ナルシストは自分よりも価値の高い人を目にすると、「あんなん大したことない」と価値を下げようとする傾向があります。
彼らからすると他人が賞賛されているのは面白くないので、自分と同じレベルまで下げるために足を引っ張るんですよね。
 
表面上では「良かったやん」「頑張ってね」と上手く取り繕いつつ、本心は相手を妬み、偽るのはラブボミングの初期段階のみです。
こっちが本当に幸せなのを彼らに伝えたとしても、ナルシストは喜んでくれません。
 
そのため、「成功したよ!上手くいったよ」と伝えても、「私のおかげやん」「私のアドバイスが良かったんやわ」「たまたま運が良かっただけやろ」とか意味の分からんことを言うのです。
よく視聴者さんから「タゲられて、嫉妬されて困ってます」というコメントをもらうのですが、誰かに嫉妬されるということは相手が手に入れていないものをあなたは持っているということになります。
 
それは喜ぶべきことであり、遠慮とか罪悪感は感じなくていいのです。
あなたの幸せを喜んでくれない人は友達ではありません。
 
例えば、あなたが近況報告してなんか嬉しいニュースを伝えた時に、相手がムスっとしてたり否定してきたり、からかったり疑ったりして心の底から一緒に喜んでくれないなら、それは本当の友達とは言えません。
幸せを共有できない人とは離れるべきです。
 
そして、ナルシスト、もしくはナルシストの傾向が強い人にターゲットにされてしまったからと言って、それが決して悪いことであるとは限りません。
狙われやすいからと言って、性格を変える必要もないのです。
 
今まで与えていたものをこれから控えるようにするとか、少しずつ行動を制限することで、改善は可能です。
彼らに無視をされた時に、寂しくてすぐラインを送ってしまうとか、不機嫌なナルシストに気を遣って機嫌取りをしてしまうなど、これから思い切ってそれらの行動とは逆の行動をとって相手の様子を見て、「その手には乗らない」と意思表示することで虐待や嫌がらせがましになっていくということがあるわけです。
 
例えば、ナルシストはターゲットの幸福を心から願っておらず、むしろ嫉妬心から上手くいって欲しくないとまで考えていることがあります。
その時に、こちらが笑顔いっぱいの写真をSNSにあげようもんなら、彼らは漫画でよくあるハンカチを食いしばるようなとてつもない悔しさを滲ませるでしょう。
 
でも逆に、明らかに病んでいるような悲しいツイートとか寂しがってるストーリーはナルシストの格好の餌となります。
彼らに傷つけられて悔しい気持ちを晴らして、仕返ししたいならあなたが幸せにしていることを知ってもらうことです。
 
ただわざわざ知らせる必要はなくて、あなたが幸せにしていることが最高の復讐で、もう狙われないようにどんどん幸せオーラを放ってくださいね。
幸せなんだと偽るのではなく、本当に自分が幸せだと感じることをやってみて、とにかくナルシストの存在を忘れるために自分が有意義に過ごせる何かに没頭することが大切です。
 
こちらのメンバー限定動画では、「話が通じないナルシストへの対処法」を徹底的に解説しています。。
参加すると、ナルシストへの対処法や彼らに打ち勝つノウハウなど、ナルシスト対策に必要な知識を学ぶことができます。
これらの知識があなたのナルシスト対策に役立つこと間違いなしなので、参加ご希望の方はチェックしてみてくださいね!
 
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