中村りんの心理学研究所

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ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

ナルシストの心理的虐待を受けているサインTOP10|自己愛性パーソナリティ障害

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自己愛性パーソナリティ障害を持つナルシストや、社会病質と呼ばれるパーソナリティ障害を持つサイコパスは、ターゲットの感情をコントロールし心を支配していくことで、被害者のメンタルと健康に大きなダメージを与えます。

今日は彼らが使う巧妙な手口を探ったり、彼らがどのように弱い立場の者に漬け込んで、ターゲットの心を操るのかなど、「ナルシストの心理的虐待を受けているサインTOP10」をご紹介します。
 
早いうちに心理的虐待の兆候に気づくことで、あなたの自尊心が傷つかないように、ナルシストなどの虐待的な人からの心理的攻撃を受けることなく上手く対処できます。

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心理的虐待とは?

 
まず一番始めに、心理的虐待というものがどういうものなのか簡単にご説明したいと思います。
心理的虐待というのは人間関係において、他者を意図的に傷つけるために心理的な手法や行動を用いることを指します。
 
例えば殴る、蹴るなどの身体的な暴力ではなく、言葉や態度、無視や軽蔑した態度などを通じて、相手の自尊心や精神を傷つける特徴があります。
心理的虐待は、相手の自己価値感を侵害するので、被害者は自己否定感や孤立感を引き起こしてしまうことがあります。
 
心理的虐待の具体的な行動としては、恐怖や不安を煽る言葉や威嚇、批判や侮辱、無理な要求や制限、情報の隠蔽や操作などが挙げられます。
 
心理的虐待は見えにくく、被害者が自分に対して自分のことを低く評価したり、自分の価値を低く見積もることから、自己犠牲を重ねることが多いです。
 
よって、被害者が自身の状況に気づくことや助けを求めることが非常に難しくなるケースが多いです。
 
例えば、心理的虐待を受けた被害者は自己肯定感の低下やうつ病、不安障害、トラウマなどの心理的な問題を抱えるんですよね。
 
なので、早い段階で加害者の言動の異変に気づいて物理的に距離を取ったり、とにかく被害者の心の安全を守ることを優先するべきなのです。
 
今から、ナルシストの心理的虐待を受けているサインTOP10を紹介しますので、自分自身が今いる状況に当てはまっていないか、家族や友達など身近にいる人が被害に遭っていないかなど見抜いて、その有毒な関係から一刻も早く抜け出せるように、皆さんに情報をシェアしたいと思います。

ナルシストの心理的虐待を受けているサインTOP10

⑩ナルシストは頻繁に嘘をつく
 
人は都合が悪くなると嘘をつく生き物かもしれませんが、ナルシストやサイコパスの場合、悪意のある嘘を平気で繰り返し相手を騙して欲しい物を奪います。
ナルシストは心理的虐待をする時、色んな手法を使って被害者を攻撃して、心理的に痛めつけますが心理的操作をする時に頻繁に使用されるのがガスライティングです。
 
今回は、主にガスライティングについての話がメインになってくると思いますが、ガスライティングはただ単に嘘をつく行為ではありません。
皆さんは、ナルシストとの関係においてどうしてガスライティングが起きるかご存知ですか?
 
なぜナルシストはガスライティングを繰り返すのかというと、彼らは被害者の自尊心を下げることでコントロールしやすいからなんですね。
相手を心理的に操作して、感情をコントロールするためにバレにくい嘘をついたり、時には大胆な嘘をついて被害者のマインドをコントロールしていくのです。
 
嘘は単にマニピュレーションの一つであって、周囲に自己中心的で嘘つきで共感性や思いやりのない人がいたら、ナルシストの特徴に当てはまらないか少し疑ったりする方がいいかもしれません。
 
特に虚言癖のレベルで平気で嘘を繰り返す人は、嘘をついている自覚がなく、「たとえそれが嘘だったとして、事実であって欲しい」と願い、嘘を真実だと思い込んでしまっていることも少なくありません。
 
嘘をつくことが癖になり、嘘をついて騙しても罪悪感がない人は、最終的に人を裏切り傷つけても「騙される方が悪い」とまで考えます。

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⑨被害者は自分の記憶に疑問を抱く
 
加害者が事実を否定し、被害者を悪者に仕立て上げることで、ターゲットになってしまった被害者の自尊感情はどんどん傷つき、その後自分自身の記憶に疑問を抱くようになります。
 
この時、被害者は「あれ、これって私の思い込みなのかな」「本当は〇〇されたけど、勝手に被害妄想してるだけなのかな」と、事実を受け入れられなくなったり、嘘と現実の境目が分からなくなったり、現実とのズレが生じて混乱を招くことが多いです。
 
要するに「そんなことしてない。考えすぎなんじゃないの?」「あの時、あなたは〇〇してたでしょ」みたいなナルシストの発言のせいで、段々と記憶を塗り替えられ、自分自身の認識や記憶を疑うようになります。
⑧嘘がバレると、とぼけて否定する
 
ナルシストは嘘がバレるとどうなるのかというと、彼らは知らないフリや忘れたフリをしてとぼけます。
そして、巧みに嘘をついて事実を否定し、隠蔽行為を始めるでしょう。
 
被害者の発言に対し、自分がしてきたことを「それは違う」と真っ向から否定し、責任から逃れようとします。
 
例えば、被害者が自分がいじめられて苦しんでいることを誰かに打ち明けた時、ナルシストは分かりやすいほどに「悪いのは〇〇(被害者)の方だ」と被害者を責め立てて、悪者扱いするのです。
 
都合が悪くなると逃げ出すナルシストが、自ら非を認め、反省し謝罪することはほぼありません。
何度も何度も同じ過ちを繰り返し、ターゲットを変えては他者への嫌がらせをやめない人たちです。
⑦ナルシストは事実を歪曲する
 
ナルシストとの関係において、心理的虐待が起こっている場合、事実の歪曲が頻繁に起こります。
その問題について議論すべき状況なのに、それを問題視しなかったり、対象の話題からそれて全く違う話にすり替えたりなど、本来解決すべき問題から避ける言動をします。
 
事実の歪曲とは、現実の出来事や情報を歪めたり、曲解したりして相手を混乱させる行動です。
心理的虐待を行う人は、問題を解決することや真実を直視することを避け、自己の利益や支配力を維持するために事実を歪めます。
 
例えば、存在自体を否定して、 被害者が抱える問題や悩みを重要視せずに、問題の存在自体を否定したり軽視したりします。
 
どうしてこんなことが起こってしまうのかというと、被害者の感情や経験を無視し、問題の深刻さを認めないことで被害者を無力化したいからです。
 
他にも、被害者が声を上げると、ナルシストは論点のすり替えをします。問題を議論しようとすると、加害者は話題をすり替えて別の話題に持っていくんですね。
 
こうしたナルシストの行動によって、被害者は自身の感情とか自分が経験したことを全部無視されて、自分が信じていることや問題の解決に対する意見を抑圧されることになるのです。
 
心理的虐待を受けている場合は、「自分はこの人からこんな被害を受けたんだ」と毅然とした態度で、被害者側の正当性や真実を守ることが大切だと思います。

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⑥被害者に問題や責任を押し付ける
 
ナルシストはターゲットが被害を暴露し始めると、「じゃあどうしてあの時〇〇しなかったんだよ」「あなたも〇〇してたんじゃないの?」と、相手に罪悪感や罪の感情をなすりつけて、自分が被害者にやってきた虐待を正当化しようと行動に出ます。
 
健全な人は、自分が何か悪いことをしてしまった時や相手を傷つけてしまった時、素直に心から謝ることができますよね。
 
「ごめんね。今度から気をつけるね」と、自分の行いに反省し、改善につなげる努力が見られるでしょう。
 
しかし、ナルシストは違います。
 
「あなたがこうしなかったから、こんなことになったんでしょ」と、責任を押し付け、何も悪くない被害者のせいにしようとするのです。
 
ナルシストは他者への思いやりや同情心、心配や気遣いといった共感の感情が欠如しています。
彼らは相手が苦しんでいる姿に対して同情することなく、「こんな目に遭って可哀想だな」といった感情を抱かず、助けを求める相手に対しても無関心です。
 
ナルシストは人の痛みがわかりませんが、私たちには心理的虐待によって負った苦しみが痛いほど分かります。
 
ナルシストの攻撃に耐えながら、自分自身や大切なお子さんを守り続けている被害を受けた人たちは、私は本当に強くて勇敢だと思います。
そして、あなたの感情や経験は重要ですし、それにはきっと価値があると考えてみてください。
 
ナルシストの言葉や自己愛的行動に惑わされず、しっかり信念を持って、自分の心と真実を信じてみてください。
 
あなたには価値のあるし、一人ではないということを知って欲しくて、このチャンネルのメンバーシップで必要なサポートを求めることができるコミュニティを作りたいと考えています。
 
私も過去に被害を受けた者として、同じような体験をした人の気持ちが本当に理解できるし、寄り添うことができればと思います。
ナルシストの攻撃に屈することなく、彼らに負けないでくださいね。
応援しております。
 
今回はTOP6までお伝えしましたが、続きのTOP5はメンバーシップの方でご紹介したいと思います。
 
メンバーシップにご参加いただくと、さらに詳しい情報やメンバー限定動画にアクセスできますので、ぜひご検討くださいね。
皆様のご参加をお待ちしています!
 
最後に、YouTubeのメンバーシップについて変更がありましたので、お知らせをさせていただきます。
YouTubeのコミュニティでも報告させていただいたのですが、今回、会員レベルの調節をさせていただくこととなりまして、『スタンダード、プレミアム、ダイアモンド』の3つの価格帯をご用意しました。
 
これまでのメンバーシップはスタンダードに変更となり、これからも更なる充実した情報と変わらぬコンテンツをお届けします。
 
どのグレードから選んでいただくかは、皆様のお気持ちにお任せいたします。
 
また、配信内容はどのグレードでも変わりませんので、安心してご検討していただけたらと思います。
 
なので、もし良ければ、今までスタンダードにご参加いただいている皆様、ぜひこの機会にアップグレードをご検討ください。
皆様のご支援により、継続的な会員限定コンテンツの提供を実現していることを心より感謝申し上げます。
 
いつも私の活動を支えていただき、本当にありがとうございます。
 
このメンバーシップは、皆様の心の安全を守る一助となることを目指していますので、もし参加にご興味をお持ちの方がいらっしゃれば、ぜひ会員限定コンテンツで配信される情報やスキルを、学校や職場、家庭内など、様々な場面で有効活用していただければと思います。

 

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この記事を書いた人
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中村りん

2016年に渡米し、現地で自己愛性パーソナリティ障害(NPD)やガスライティングに関する専門知識を学び、2021年にYouTubeで情報発信を開始。

日本ではまだ知られていないナルシスティック・アビュース(自己愛性虐待)の認知度や理解を高めることを目的とし「ナルシスト対策解説者/自己愛性虐待リカバリーコンサルタント」として活動中。アメリカの最先端のナルシストの情報を取り入れながら、「目に見えない精神的虐待」や「心理的に攻撃してくる人」への対処法を解説。

同じ経験をされた方々の自尊心の回復とエンパワーメントを支援することを目指す。この重要なテーマに対して情報提供を行い、被害者の支援や社会全体への意識向上に貢献することを使命とする。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg