【繊細な気質を持って生まれた人】HSPとは|Highly Sensitive Person
みなさんはHSPってご存知ですか?去年お笑い芸人の田村淳さんが自身がHSPであることを公表されてから多くの方に広く知れ渡ったみたいです。
今回は私たちの5人に1人はいると言われている『人一倍繊細な気質を持って生まれた人』『HSP』についてお話しします。
まずHSPについて話す前に、この内容はHSPという気質を否定するものではなく、『それは生まれ持ったもので、見方によってはむしろその性質をポジティブに生かすことができる』というのを知ってもらいたいということを最初にお伝えします。
なのでHSPという診断はされたことないけど
『自分が少し繊細で神経質だな』
と思う人も、ぜひこの記事で『こんなものがあるんだな』と理解を深めることができると思うので、そういう気質とどう前向きに向き合っていくことができるのかについてHSPのメリットもたくさんお話ししていきます。
HSPはHighly Sensitive Personの略
HSPはHighly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、『繊細で感受性が豊かで敏感な人』を指します。
これは病気ではなく人の気質を表す心理学の言葉です。
1991年から繊細な人について研究されていたアメリカの心理学者のエイレン・アーロン博士によって名付けられています。
今日私がシェアする内容は彼女の研究を元にお話しします。
私たちが目にする多くのHSPについての記事は彼女の研究を引用して作られたものがほとんどで、また本もいくつか出されていてYoutubeでも彼女のスピーチやインタビューが観れるのですごく興味深いです。
DOES(ダズ)』と名付けられたHSPの代表的な4つの特性
アーロン博士によるとHSPには『DOES(ダズ)』と名付けられたHSPの代表的な4つの特性があります。
そのdoesの定義を今から紹介します。
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D【Depth of processing(デプス・オブ・プロセシング)】
これは『深く処理する』という意味で、HSPは考え方が深く慎重に考えてから行動する特徴を持っています。
物事を複雑にとらえたり、他の誰かにどのように影響するかなど情報を探ったり、物事をより深く調べることが好きです。
私も実はその中の1人で気になることがあれば、自分が理解するまで徹底的に調べたりします。
HSPは人生について考えたり、自分が今どのように感じているか今何が起こっているのか、考える時間が多いです。
なのでHSPのうちの70%は1人の時間を好む傾向があります。
HSPだからといって内向的だとは限らず、HSPのうちの残りの30%は人見知りをしない外交的なタイプらしいです。
彼らの特徴でよく言われているのが1を聞いたら10も100も考えられるので、ほんの少ししか聞いていなくても、想像して察することができるので少しの説明で全体が理解できます。
洞察力が優れているので相手にお世辞を言われても本音を見抜くことができたり、状況を先回りして行動することができるので、周りからは『よく気がつく人』と思われていることが多いです。
HSPは好きなことを話すと無限に語れたり、知識の広さや思考の深さを周囲に驚かれたりします。彼らは、世間話や浅い話より生き方や哲学的なことに興味があると言われています。
O【Over stimulation(オーバー・スティミュレーション)】
これは『過剰に刺激を受けやすい』という意味でHSPは敏感で疲れやすいんですね。些細のことで傷ついて、相手の発言などしばらく忘れられなくなったりします。
人混みや大きな音が苦手だったりするので、友達との時間が楽しいものの、イベントやパーティーから帰宅すると疲れてしまいます。
少人数だと自分のペースを守ることができますが、多人数だと周囲の騒音や、匂いなどHSPにとって不快に感じる要素がたくさんあるみたいです。
大人数だと、彼らのセンサーでそれだけの情報量を察しなければならないので、そういった環境は彼らにとってはすごく気疲れしてしまいます。
私たち人間は五感を持っていてHSPは五感が過剰に刺激されやすいので、根本的な人間の構成要素からすればこれは本当に理解できると思います。
E【Emotional reactivity and empathy (エモーショナル・リアクティビティー&エンパシー)】
これは『人の気持ちに振り回されやすく、共感力が高い』という意味です。感情の反応が強く、共感しやすいのでHSPはその部屋の中の雰囲気や人や幼児、動物の気持ちなどを察することが得意です。
相手の気分や感情に影響を受けやすく、人が泣いていたり、怒られていると自分のことのようにつらく感じたり、映画やドラマなどの登場人物に感情移入して、号泣したりします。
当てはまるっていう方いますか?
このReactivityというのは『反応性』という意味で、HSPは人のちょっとした仕草や、目線、表情、機嫌に敏感で相手の思っていることや体調やストレスがわかることがあるみたいです。
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S【being aware of Subtle Stimuli(サトゥル・スティミュライ)】
これは『些細な刺激を察知する』という意味でHSPはあらゆる感覚が鋭いです。
音、光、匂い、味、触覚の五感が鋭いので、
・人の気配がある場所で集中できない
・時計の針の音が気になる
・強い光や日光の眩しさが苦手
・乗り物に酔いやすい
・味覚が鋭いため、まずいものが食べられない
・カフェインや添加物に敏感に反応してしまう
・近くにいる人の匂いやタバコの匂いで気分が悪くなってしまう
・第六感(勘)が働き、予感や直感力が優れていてよく当たる
・極端な暑がりか寒がり
・ちょっとした音や振動で起きてしまうので眠りが浅い
こういう特徴があります。
いくつ当てはまりましたか?
みなさんはいくつ当てはまりましたか?
私は4つのうち3つ当てはまるかなと思ったんですが、深く考えたり、些細なことが気になったりしますが、大人数のいる場所や大きな音などは全く気になったりしません。
ちなみに私はHSPの診断を受けたことはないのでわかりません。
HSPの特徴の出方は人それぞれ異なるみたいなんですが、私はそれも個性で、どうコントロールするかは自分次第だと思います。
『敏感すぎて生きづらい』というのがHSPのデメリットなんですが、『そういう気質とどう前向きに向き合っていくことができるのか』『その気質をどういう風にしたらポジティブに活かせるのか』対策をとることが大事です。
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