中村りんの心理学研究所

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ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

【閲覧注意】女性のナルシストを見破る方法|自己愛性パーソナリティ障害

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女性のナルシストも男性のナルシストと同じように、人を巧みにコントロールして心理的操作をしたがる傾向がありますが、男性と女性のナルシストはどんな違いがあるのか、今回はかなり細かい部分をお話しできたらなと思います。
 
ちなみに、先日「ナルシストに無傷で打ち勝つ方法」をテーマにしたビデオガイドを発売することとなりました!
ナルシストと関わらないといけない時の対処法を知りたい方へ、ナルシストとのコミュニケーションにおいて、どのように攻撃をかわしたらいいのかなど秘訣を分かりやすく動画でご紹介しています。
 
電子書籍も販売しておりますので、まだ手に入れられていない方は、ぜひ概要欄から詳細をチェックしてみてください。

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女性のナルシストを見破る方法

 
視聴者さんの中に意外と多いのが「女性のナルシストに攻撃された経験がある」と仰る方で、私も過去に関わったナルシストは女性でしたので、また男性のナルシストとは違う性格特性を持っていることを知りましたし、これは非常に興味深いトピックでもあると思います。
 
パーソナリティ障害で分類されるクラスターB群ですが、他のパーソナリティ障害、例えば境界性パーソナリティ障害のように自己愛性パーソナリティ障害もドラマティックと言われます。
基本的に、男性のナルシストも女性のナルシストも、共感力が低いとか、人のせいにしたり、心理的に操ってくるなど似たような特徴があり、ターゲットにした人を傷つけることに変わりはありません。
①他人からの評価に敏感
 
人にどう思われてるのかめちゃくちゃ気になるナルシストは、他者の自分に対する評価に敏感で、批判に弱いのが代表的な特徴の一つだそうです。
ナルシストは「スポットライトを浴びたい。他の誰かじゃなくて”自分が注目されたい」と思う人たちで、それが実現しないとプライドが傷つきます。
 
この時、自己愛損傷という傷が痛みだすのですが、これは「自己愛憤怒」と呼ばれる強烈な怒りを引き起こす要素で、この怒りは長期間継続することもあります。
内側に問題を抱えているナルシストが持つのは、ナルシシズムです。
 
これが上手く働けば自信に繋がり、成功に繋がる私たち人間が必要不可欠な要素の一つでもあるらしいですが、ネガティブに働けば最悪です。
嫉妬に狂い、競い合い、誰かを精神的にも身体的にも傷つけてしまうような悪性ナルシシズムにもなり得るからです。
 
実は、このナルシシズムの要素は何かというと、例えば不信感だったり、他にはコンプレックス、罪悪感や恥の感情、屈辱とかものすごくネガティブなものからできています。
ナルシストは劣等感をかき消すために、あるいはその否定的な感情を無視したいが故に、他者への攻撃性に変わるナルシシズムに変えて、自信を高めます。
 
これを私はネガティブな自己陶酔と呼んでいますが、ちなみに注目や賞賛を受けるために必要なナルシシズムはポジティブな方の自己陶酔です。
どうしてかというと、それが自尊心を向上させる根源となり、自意識の核になるものだからです。
 
要するに、自己陶酔を得てドーパミンを分泌させると、エゴが養われます。
ナルシストは評価されないと自己陶酔できないし、自分に酔いしれることができません。
 
だから絶対に、会話してても自分が中心である必要があるし、認められないと気が済みません。
評価され、注目される他にも、女性のナルシストには人の話を聞かない、自分の話が多い、話しているのに割り込んだり、人を見下すという特徴が見られます。

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②嫉妬しやすく感情的に不安定
 
ナルシストは嫉妬深く、それがターゲットにさせられてしまう理由に多いです。
彼らの心の中には常に競争心があり、これは切磋琢磨とか決していい意味ではなくて、誰よりも自分が一番になりたいから、他の人を蹴落としてでも優位な位置につこうとします。
 
誰かの悪口や噂話が目立ち、思い通りにいかないと怒りをぶつけるため、実際モンスターペアレンツ、クレーマーなんかにナルシストはめちゃくちゃ多いです。
 
感情的に不安定ということは、昨日まで愛情表現をしていたのに、次の日急に冷たく接したり、相手を振り回して心理的なコントロールを楽しんだりします。
 
言葉の暴力で傷つけるタイプも少なくないですし、虐待的で共感性がないのがナルシストの危険サインでもあります。
夫婦の場合、自分の家族や友人から孤立させるような言動をしたり、「自分が最優先されるべきだ」とそのグループ内で優先順位をつけて主導権を握ろうとします。
 
他にはよくあるのが、周囲から羨ましがられ、嫉妬されていると信じるのもナルシストの特徴で、そんな関わると面倒な性格だから、やはり対人関係において頻繁に人と衝突したり、揉め事が多く、関係を築けたとしても最終的に周囲の人間関係を壊すなんてこともあるかと思いますし、皆さんご存知、私が実生活でこういういざこざを既に体験済みです。

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③理想が高く、女である特権を使い男性を利用する
 
英語ではよくEntitlementなんか言われたりして、 これは「自分はこんな風に扱われて当然や」という特権意識を意味します。
恋愛においても長続きせず、誠実性がなく、一人の人を生涯愛することができません。
 
一部のナルシストは、浮気を繰り返すこともあり、不倫などの夫婦関係の悪化させる問題を引き起こす可能性があるということを頭に入れておくことも大切だと思います。
後もう一つ大事なのが、感情的に幼稚だったり、他者との境界線が明確にできず、こちらのパーソナルスペースに平気でズカズカと土足で入ってくることもあります。
 
だから、経済的虐待を行う女性のナルシストも多く、このタイプは物質主義的な要素が強く、経済面に及ぼす影響が大きいとされています。
例えば、彼女たちにとってステータスが一番大事なので、他者の所有物を勝手に自分の物にしたり、ギブアンドテイクの概念がなく、テイクばかりで非常に搾取的なのと、経済的な虐待を行うということです。
 
助け合いからは程遠く、心から相手のことを思って何かを与えるのではなく、自分の利益のことしか考えません。
一部のナルシストは実は、依存症や浪費癖を抱え、結婚している場合は支出が多いというような場面も見られます。

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④忠実さがない
 
忠実さがないということは、相手のために努力しないということですので、誠実ではないということなんですね。
よって、こちらが彼らのために何かしてあげたとしても、当然のごとく「やってくれて当たり前でしょ」と、感謝されない場面が多々見られると思います。
 
カップルでも夫婦でも友達でも親子でも上司と部下でも、どんな関係でも、片方だけが努力や犠牲を払うような一方通行の関係は決して健全ではありませんよね。
それでは、関係が成り立たないし、長続きしません。
ナルシストはテイカーです。
テイカーというのは、奪うしかしない人のことで、彼らが人に与えることはしません。
 
「これをしてあげたんやから、自分のためにしてくれて当然やろ」と、損得勘定で物事を判断する特徴があるのです。
「あの時助けてあげたんやし、恩を返せ」と過去の出来事を掘り返して、ターゲットに罪悪感を植え付けるので、ターゲットは必然的に彼らの言われた通りに動かざるを得ないわけです。
 
もちろん、私たちは人間ですので助け合う必要があり、何かを与えてもらうとお返ししたくなるし、誰かに何かをあげるとお返しを期待してしまうことも当然人間だからあるのはごく普通のこと。
だけど、「相手を喜ばせたいから。相手を幸せな気持ちにしてあげたいから」と心から相手の喜ぶ顔を想像して行動することって私たちにはありますよね。
 
ナルシストはその反対です。
常に見返りを求め、いつだって自分の利益に繋がるか、損得でしか考えないし、自分が得するならどんな手段を使ってでも人を利用したり、騙したりします。
 
付き合ってもメリットがないなら友達にはなりたくないし、結婚はしない、会話すらしないと、人を見下す誇大性を持つナルシストのタイプもいます。
この人たちは尊大型ナルシストと呼ばれるんですけれども、特権意識が強く人を見下し、非常に傲慢なパーソナリティを持つので、まるで相手が間抜けであるかのような酷い扱いをすることも少なくありません。
 
そのため、ターゲットには何の問題もないのに、ナルシストに狙われてしまうと酷い劣等感を抱え、それが自己肯定感が低下する理由の一つとなるんですね。
ナルシストからすると、エゴを養ってくれないなら必要ないとまで考え、搾取した後は、自尊心を高めてくれる新しいターゲットを探し始めるでしょう。
 
女性のナルシストだと、見栄っ張りで友達や職場の人に、「私ってこんなに凄いんだから」と終わりのないマウンティングをしなければ自己陶酔を得られませんから、他者を下げて自分を上げようとする言動を繰り返し行い、非常に破壊的だと言えます。
 
こうしたターゲットを捕まえては手放す行為は、ナルシストの虐待サイクルでありますが、ナルシストがターゲットから離れるのとは反対に、ナルシストに耐えられない場合はターゲットがその関係から抜け出すケースも多く、これは精神的虐待が始まってしばらくしてから起こるプロセスです。
⑤歪んだ子育て
 
次に、これは子を持つナルシスト限定ですが、女性のナルシストは子をおもちゃのように扱い、ナルシストに育てられてしまった子供に起こることが、2パターンあります。
一つめはナルシストにならず、ターゲットにされてしまった場合はスケープゴートという被害者になり、もう一つのパターンはゴールデンチャイルドです。
 
ゴールデンチャイルドというのは、簡単に言えばナルシストが溺愛するお気に入りの子供のことを指し、彼らは子は自分の延長線上にあるものという思考を持つため、子に依存しすぎるので、子供への愛情のかけ方が異常だったり、子に歪んだ愛情を与える可能性が非常に高いです。
 
ナルシストはナルシストを育てると言われています。
 
ただ、ナルシストに育てられたからと言って、必ずしもナルシストになるとは限らず、ゴールデンチャイルドではなく、ナルシストのターゲットであるスケープゴートになると他にも様々な問題を抱える結果となります。
スケープゴートについても過去の動画ではお話ししていますが、動画が長くなってしまうので、追々別の解説動画を作りますね。
 
他にも、ネグレクトタイプのナルシストは子を一生懸命育てず、親としての責任を果たさないので、育児放棄という深刻な問題にエスカレートしてしまうこともあります。
この場合は、コミュニケーションの取り方がわからないのではなく、あくまで子に無関心だということです。
 
家庭内で暗黙のルールが存在していたり、お母さんのいう通りにしなかったから罰を与えられ、躾とは違い、精神的にも、経済的にもいろんな種類の虐待を行います。
 
女性のナルシストはよく兄弟間でエコ贔屓することから、スケープゴートになった子は、「自分はきっとおかしいんや。自分がちゃんとせんからや。自分に問題に問題があるからや…」と思わせ、最終的にアダルトチルドレンになり、大人になっても生きづらさを感じてしまうかもしれません。

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⑥被害者のフリ
 
最後は、被害者のフリです。
女性のナルシストは、特に初対面で脆弱な、自分の脆い部分を見せつけて、例えば「こんなことがあってん…」と相手が同情してくれそうな悲しいストーリーを話し始めたりします。
 
アメリカの心理学でよく言われていますがが、元彼のこと悪く言う行為で、相手に信頼してもらえるように被害者になろうとする発言が目立つそうです。
 
また、女性のナルシストは自分の性格に問題があることに無自覚で、「恋人が出来ひんのは、自分にとって良い出会いがないからや」と思い込むのです。
仮に加害者だとしても、被害者になれば全部元彼の責任になりますから、自分自身を正当化します。
 
そのことから、謝るべき場面でも謝罪できないナルシストも多く、また女性のナルシストはこれまでお話ししたように、非常に計算高いです。
 
このようにナルシストが身近にいて狙われてしまったとすれば、それは本当に厄介なことで、メンタルが不安になったり、精神的に疲弊してしまうことがあります。
散々振り回された後、いきなり別れを告げられたり、ナルシストは引っ切り無しに完璧を求めてくるので、ほとんどの被害者は完璧主義になっちゃうんですよね。
 
私は、走っても走っても完走できないマラソンのように終わりはないように感じたし、完璧を求められることは本当にプレッシャーでストレスでしかありませんでした。
そんな私が、どうしてこんな風に約一万人もの登録者を持つチャンネルを運営して、皆さんの前で自分の思いをお伝えできるまで状態が良くなったのかというと。
 
いつか吹っ切れた時があったんですね。
 
落ち込んで、相手を恨んで、怒りを抱いていても仕方ないということが分かったし、加害者のために自分の時間を無駄にしたくないと強く思ったんですね。
 
完璧な人なんて存在しないし、短所も長所に変わるわけです。
決して、あなたに問題があったのではないし、責められて責められて辛かった部分も、それを自分の強さや武器に変えられます。
 
過去の挫折や困難は、成長の一環であると思います。
 
それって、私たちがどれだけ学んで進化してきたかを示していて、確かにしんどかったし二度と経験したくない悪夢だけど、大切なことは過去の経験から得られたことがいっぱいあるということ。
 
もっと強くなったあなたを否定するのではなく、自分自身を受け入れて、私たちには弱点も前向きなエネルギーに変えられる力があることを忘れないでくださいね。
 
こちらの動画では、メンバー会員の方へ『ナルシストの攻撃を弱める方法』について、解説しています。
 
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この記事を書いた人
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中村りん

アメリカ在住のナルシスト対策解説者・自己愛性虐待リカバリーコンサルタント

自身の経験から自己愛性パーソナリティ障害(NPD)、有毒な人(トキシック・パーソン)やガスライティングに関する専門知識を現地で学び、2021年よりYouTubeで情報発信を開始。

日本でまだ知られていないナルシスティック・アビュース(自己愛性虐待)の認知度や理解を高めるため活動中。

最先端のナルシスト情報を取り入れながら「目に見えない精神的虐待」や「心理的に攻撃してくる人」への対処法を解説。

同じ経験をされた方々の自尊心の回復とエンパワーメントを支援することを目指す。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg