中村りんの心理学研究所

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ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

ナルシストに操られる【フライングモンキー】の特徴 TOP5|自己愛性パーソナリティ障害

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今日は「ナルシストに操られる【フライングモンキー】の特徴 TOP5」というテーマでお話ししたいと思います。


YouTubeを始めてすぐもそうですが、最近、皆さんからフライングモンキーに関する質問をもらうことが増えました。過去にも動画で解説しているんですけど、今回はそのおさらいということで、フライングモンキーって一体どういう人たちなのか、彼らの特徴や見抜き方を紹介します。

 
本題に入る前に、先月発売開始した電子書籍でも、ナルシストの心理的攻撃への対処法や回復のための心のケア方法など、役立つ内容をお届けしています。まだこの本を手に入れていない方は、是非とも下記のリンクをチェックしてみてください。そこから詳細情報をご覧いただけますので、ぜひ一度ご覧になってみてくださいね。(※詳細はこちら↓)
 

ナルシストに操られるフライングモンキーの特徴 TOP5

 
まず初めに、フライングモンキーとは何なのか、この言葉の定義をお伝えしていきますね。「フライングモンキー」という言葉は、英語で直訳すると「空飛ぶ猿」という意味を持ちます。
 
これは、「オズの魔法使い」に由来しているらしく、このストーリーでは、魔女に仕える背中に羽の生えた猿のキャラクターが登場し、魔女の命令に忠実に従って行動する自己愛的性格をしていることから、フライングモンキーという名前が心理学でも一般的に使われるようになったそうです。
 
フライングモンキーは簡単に言うと、ナルシストの周りに集まって被害者であるターゲットに対するいじめや嫌がらせに加担する人たちです。
 
実は、皆さんにも動画で時々お話ししていますように、私自身も悪性ナルシストの心理的虐待に悩まされていた時、フライングモンキーの言動で傷つくことが多かったんですね。
 
皆さんの中にも、ナルシストよりもフライングモンキーに攻撃されたり、嫌な思いをしている方も多いのではないでしょうか。フライングモンキーは、明らかに敵視して攻撃してくるとは限りませんし、彼らはターゲットと交流して人間関係を築きながらも、ナルシストと加害行為を継続する性格特性を持つことで知られています。
 
では、そんなフライングモンキーになりやすい人の特徴を5つご紹介しますので、皆さんもナルシストの周りにいるフライングモンキーの存在に気づいて、自分自身を心理攻撃から守るために、早めに対策をしてみてくださいね。
⑤何でも信じやすい
 
疑うことを知らなかったり、正直すぎる人は、ナルシストに心理的に操られやすい存在になってしまいがちです。
 
例えば、ナルシストの発言に疑いを持たず、自分自身で考えることをしなかったり、ナルシストを過信していることから、ナルシスト側だけの片方の情報だけで物事や状況を判断するわけです。
 
これは、ナルシストの話を純粋に信じ込んでしまっているため、ターゲットに対する誤解が生まれやすい理由となります。
 
私も、自分が言われたことやされたことをフライングモンキーに信じてもらえなくて、辛い体験をしたことがあります。
 
その時は、フライングモンキーという言葉すら聞いたことなくて、「これだけ被害を訴えているのに、どうして理解されないの?」と、何ヶ月も悩んでいた時期があります。
 
相手の言動は自分のせいじゃないのに、フライングモンキーに「あなたが〇〇って言ったからじゃないの?」「あなたが〇〇しないからだよ」「あなたが〇〇しなければ済む話」と一方的に責められて、「傷ついているのはこっちの方なのにな…」と感じていました。
 
終いには、フライングモンキーに困っていることを相談しても「感謝が足りない」「でも、あの人(ナルシスト)はあなたが〇〇したからって言ってたけど?」と悪者扱いされる始末で、おかしなことになっているのは理解しているものの、自分が抱えている心のモヤモヤのせいで、胸がスッキリしなかったんですね。
 
今お伝えした私の体験談が、ナルシストやフライングモンキーによる心理的虐待です。彼らの攻撃は客観視できず、彼らは隠れた攻撃性を持っています。
 
私は、被害者がその苦しみを訴えたところで、被害者に問題があると言われてしまうのが深刻だと思います。こうした目に見えない虐待について理解する人が増えたり、被害者をサポートできる人が大勢いる世の中になればいいですよね。

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④流されやすい
 
フライングモンキーの特徴に共通して多いのが、周りに流されやすい性格なのと、自分の考えや意見を持っていないということです。彼らがナルシストのハラスメントに加担する原因には、自分が標的の的になるのを防ぐ目的として、ターゲットを盾にするということが考えられます。
 
要するに、彼らは自分がナルシストから攻撃されたくないが故に、ターゲットを身代わりにすることで、自分自身を防衛しようとする行動を取るのです。そのことから、ナルシストの周りにいるフライングモンキーは、イエスマンだったり、攻撃されている人の気持ちを無視して、ナルシストの味方をする人が多いかと思います。
 
多くのフライングモンキーがイエスマンだということは、ナルシストが間違った言動をしてても、注意せずにむしろそれを正当化してナルシストを必死に守る場合もあります。
③噂話が好き
 
フライングモンキーがよく取る行動の一つは、ターゲットへの嫌がらせを目的として行われるネガティブキャンペーンです。
 
例えば、彼らは「〇〇さんって実は〇〇らしいよ」とターゲットについてわざと嘘の情報を広めて、相手の値打ちや評判を落としていく言動を繰り返すでしょう。
 
「こんなこと言いふらしたら、相手は嫌な気持ちになるだろう」という配慮はありません。ターゲットに嫉妬している、もしくは単純に暇だから、ナルシストに好かれたいから、自分の立場を守りたいからという理由だけで、ターゲットを不利な状況へ追いやるから驚きますよね。
 
しかも、これは職場や友人関係だけでなくて、家庭内でもごく普通に起こることだったりするのです。家族の場合だと、よくあるのがパートナーがナルシストで、子供やパートナーの親がフライングモンキーになったりします。
 
つまり、フライングモンキーといういじめの手助けをする役割がいることは、ナルシストにとっては好都合です。また、ナルシストが嫌がらせの指示をするというよりも、フライングモンキーの方からナルシストとの関係にしがみつくような光景が見られることも多いように感じます。
 
自分自身の利益のために、ナルシストと上手いこと関係を築いて、逆にナルシストをコントロールするような行動を取るケースも少なくありません。
 
その方法は、まずフライングモンキーがスパイとなって、ターゲットに近づき、ターゲットから必要な情報を聞き出します。
 
次に、仕入れた情報をナルシストに与えて、ネガティブキャンペーンをすることで、ナルシストのエゴを養い、自己陶酔的な供給をすることができます。この時、ナルシストだけでなくて、フライングモンキー自身も自己陶酔的な供給を行うことが可能です。
 
というのも、ナルシストが噂話で盛り上がってターゲットの価値を下げる行為をしがちなのは、心理学において、フライングモンキーもナルシシズムを持っているからという根拠があるからです。
 
彼らもナルシスト同様、ターゲットへの虐待行為をする人たちで、時と場合によってはナルシストよりも悪質な場合があり、ナルシストよりも関わると危険な存在になることも考えられます。

②揉め事が好き
 
先ほどお話ししたように、フライングモンキーもナルシシズムを持ち、ナルシストのように振る舞うということは、フライングモンキーも注目や承認、賞賛を過度に求めている傾向があるとされています。
 
ということは、一部のフライングモンキーは共感力が欠けていて、他者を心理的に操作したがる欲求があるということが言えます。
 
なので、彼らは人と人とがぶつかったり、誰かが誰かと仲が悪くなるのを見て楽しんだりするパーソナリティの特性も持ち合わせているということを私たちは覚えておく必要があると思います。ターゲットの周囲との人間関係を壊したり、ターゲットがトラブルに巻き込まれることをあえて、フライングモンキーは好むかもしれません。
 
単純に退屈なので、誰かが揉めているのを見たいのです。
人がいがみあっているのを見ることで、ワクワクしたり、「自分は幸福なんだ」と幸福度を確認することができるからです。
 
そのため、陰湿な嫌がらせになってくるとフライングモンキーは意図的に、ターゲットに災難が降りかかったり、ターゲットを困らせるためにトラブルを引き起こすことも無きにしもあらずです。
 
フライングモンキーは相手のことを考えず、自分自身が原因なのに、全部ターゲットのせいにして被害者を加害者に仕立て上げます。また、ターゲットが孤立するように、ターゲットと周囲の人間関係をこじらせたり、遮断したりして支配関係を作ろうとするのです。
①自己愛が強い
 
実は、心理学ではフライングモンキーの正体はカバートナルシストの可能性が高いと言われています。皆さんも、「フライングモンキーってナルシストみたい」と感じたことはありませんか?
 
カバートナルシストは、隠れナルシシズムや隠れた攻撃性を持つ陰湿な攻撃方法を好む人たちなんですね。彼らの主な特徴は、嫌味や皮肉が多かったり、仲良いのに敵か味方か分からない言動をして困らせたり、あえて冷たく接することでターゲットに心配させて心理的な負担をかけたりします。
 
こうした行動を受動的攻撃といって、表向きでは良い人を演じつつ、じわじわと攻撃してくるのがカバートナルシストなんですね。
 
信用していたのに裏切ったり、周りくどい方法で不満をぶつけるカバートナルシストは、嫉妬心や復讐心が強いことから、その攻撃性を隠して心理的にターゲットをゆっくり追い詰めます。
 
ナルシストやフライングモンキーによる心理的虐待の被害を受けて悩んでおられる方へ、お伝えしたいことがあります。
 
決して自分を責めたりしないでくださいね。
それはあなたのせいではないからです。
 
私がこの悪循環の虐待サイクルから抜け出せたのは、とにかく知識をつけたからでした。幸い、海外に住んでいて現地の心理学の専門の方に直接お話しを聞ける機会がありました。
 
彼らから学んだことを実践していくうちに、心がスーッと晴れて気持ちが楽になっていったんですね。その実践したことというのをこのチャンネルのメンバーシップで、会員の方々へ提供しています。
 
私がアメリカで身につけたフライングモンキーや、彼らが行うネガティブキャンペーンへの正しい対処法も、メンバーシップで公開しています。
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この記事を書いた人
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中村りん

2016年に渡米し、現地で自己愛性パーソナリティ障害(NPD)や心理学、ガスライティングに関する知識を学び、2021年にYouTubeで情報発信を開始。

現在は、日本ではまだ知られていない自己愛性虐待(Narcissistic Abuse)の認知度や理解を高めることを目的とし、「ナルシスト対策解説者/自己愛性虐待リカバリーコンサルタント」として活動中。アメリカの最新心理学を取り入れながら、「目に見えない精神的虐待」や、「心理的に攻撃してくる人」への対処法を解説。同じ経験をされた方々の自尊心の回復とエンパワーメントを支援することを目指す。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg