潜在的攻撃性パーソナリティを持つマニピュレーターを見抜く方法
みなさんはマニピュレーターってご存知ですか?
マニピュレーターは心理学で『人を操る人』のことを言います。
このマニピュレーターと言われる人は相手をマニピュレーション、つまり心理的に操作したり自分自身の利益のために人をコントロールし不当に利用しようとするんですね。
皆さんの周りにこんな人はいますか?
いつもは優しくて親切なのに、時々傷つくようなことを言ってくる人。自分が優位な立場に立つために誰かを利用したり、密かに仲間を蹴落とそうとする人。彼らが明らかに悪いのに自分を悪者扱いしてくる人。いい人だったと思ったのに裏切られた、いい人だと思って信用してたのに内緒話を暴露された。
いい人のふりをして近づいてきて人間関係を壊したり、人を陥れようとする人がマニピュレーターで、もしみなさんの身近に当てはまる人がいればもしかしたらその人はマニピュレーターで人に危害を加えるタイプの人かもしれません。
今日は『マニピュレーターを見抜く方法』についてお話しするので、もし私たちの周りに潜んでいる場合都合よく利用されたりしないように早めに彼らの正体を見破って対処することができると思います。
潜在的攻撃性パーソナリティを持つマニピュレーター
マニピュレーターは潜在的攻撃性パーソナリティのカテゴリーに分類させます。
アメリカの心理学者のジョージ・サイモン博士はこのマニピュレーターの特性を研究されているんですが彼はマニピュレーターを『羊の皮を被った狼』と表しているんですね。
どうしてかというと彼らは一見いい人のように見えて最初はとても親切なんですね。
でも彼らは隠れた攻撃性を持っていて人をじわじわと攻撃する特徴があります。
今日はマニピュレーターに関する面白い記事を見つけたのでその記事を参考にお話ししていきます。
Pairedlife(ペアライフ)という海外の記事なんですが、この記事では『二度と騙されないためのマニピュレーターの17の警告サイン』を紹介されているんですね。
1 Charm and Niceness 魅力と優しさ2 Denial 否定する3 Lying 嘘をつく4 Generous with Favors and Gifts 好意や贈り物、寛大さ5 Excessive Compliments and Flattery 過度の褒め言葉やお世辞6 Forced Teaming チームとして取り組むことを強制する7 Good First Impression 第一印象がいい8 Pretending to be a Victim 被害者のふりをする9 Silent Treatment サイレントトリートメント10 Appearing to be Selfless 自分の利益ばかり考える心が見える11 Guilt Tripping 罪悪感を感じさせる12 Shaming 羞恥心を感じさせる13 Intimidation 脅す14 Gas Lighting ガスライティング15 Rationalization 自分を正当化する16 Diversio 話を迂回して逸らす、偏向する17 Unsettling Stare 不快感を与えるように凝視する
たくさんの特徴挙げられているんですが細かい内容がわかりやすく書かれているので、今から1つずつこれらのマニピュレーターを見抜くためのサインについて説明していきます。
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1魅力と優しさ
マニピュレーターは親切でいい人に見えて魅力的かもしれません。
意地悪そうに見えない、優しいというのが彼らの特徴のうちの1つで偉そうな態度を取ったりしていないことも多いです。
ナルシストやサイコパスのように人を操作する人は知的で魅力的なこともあって『この人めっちゃ優しくていい人!』『なんて素敵な人なんだろう』と感じることも少なくないです。
2否定する
マニピュレーターは嘘をついたり否定することが得意なんですね。
なので彼らは自分の失敗を注意されたとしても否定したり、誰かに責任を押し付けることがほとんどです。
たとえそれが事実だったとしても彼らはそれを否定して認めることはないんですね。
3マニピュレーターは嘘をつく
嘘をつくことはマニピューレーターの一番強力な武器だと言われています。
彼らは密かにじわじわと相手を攻撃する特性を持っているのでターゲットから得た情報をうまく利用して、少し大袈裟に話したり事実に細かい嘘を混ぜて相手を誤解させるようにわざと間違った情報を伝えることがあります。
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4好意や贈り物、寛大さ
マニピュレーターに出会ったすぐはとても親切で親身に相談に乗って『うんうん。わかる。そうやんな!』と同情してくれたりするかもしれません。
彼らはターゲットに自分のことを気に入ってもらうために少し高価なものをプレゼントしたりするのでカップルの場合、『愛されてるんやな』とか友達や職場の人の場合『気にかけてくれてるんやな』とターゲットは信用してしまうことが多いです。
『なんか特別に扱われているな』と少し異様に感じたら、少し距離を置いて様子を見ることも大事です。
5過度の褒め言葉やお世辞
マニピュレーターは口がうまいので相手を自分の味方につけるために思ってもいないようなことを言って相手を過度に褒めたりします。
6チームとして取り組むことを強制する
これは『私たち』という言葉を使って被害者と一体感を生み出すために使うマニピュレーターが使う戦術なんですね。
彼らは何か相手が不快になるようなことを行っても『私たち家族やから』『私たちの仲やろ』と自分の都合よく言い訳をして責任を取ることから逃れようとするのがマニピュレーターです。
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7第一印象がいい
マニピュレーターは最初好印象を与えます。
マナーが良かったり、笑顔を見せたり人に非常にいい第一印象を与えるんですね。
最初は見かけのいい人で通っていることもありますが段々と本性が見えてきて実は虐待的だったり人のことを傷つけてもなんとも思わない性格を持っていたりします。
8被害者のふりをする
彼らは自分の都合が悪くなると被害者をふりをして周囲から同情を得ようとします。
もし仮に彼らが本物の被害者だったら泣いたり、ショックや怒りなどの感情を私たちは見ることができ、本物の被害者は自分がされたことや辛い経験を思い出して混乱していたり恐れているように見えるはずだといわれています。
一方でマニピュレーターなど被害者のふりをする偽物の被害者はそのような辛い体験をしていないので冷静に淡々と嘘をつきながら相手をコントロールするような様子が見られるらしいです。
9サイレントトリートメント
これは無言対応という意味で具体的に言うとターゲットを無視する行動に当たります。
これは確か野球の用語だと思うんですがもし野球に詳しい方いたらコメント欄で教えてください。
マニピュレーターは受動的にじわじわと攻撃するのでよそよそしい態度を取って沈黙を維持します。
ターゲットは不快感や、ストレスを感じたり長期に渡って無視をされると
『自分の存在すら認められていない』『自分の価値さえも拒否されている』
このように感じてしまいます。
マニピュレーターはターゲットに不快感を与え自尊心を下げるためにわざと沈黙を続けてサイレントトリートメントを行います。
例えば家族や職場、友達などグループの場合、マニピュレーターはある一部の人にはフレンドリーで気さくに会話をしたり良好な関係を築こうとする様子が見られます。
でも彼らはターゲットに対しては話しかけなかったりそっけない態度を取ったり直接攻撃するのではなく受動的に相手を攻撃するんですね。
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10自分の利益ばかり考える心が見える
『あなたのため』と言っていても実際は自分のエゴや自分の目的のためだったり、いい人のふりをして優しい言葉をかけてきますが最終的に人を裏切ったりする行動が見られることが多いです。
11罪悪感を感じさせる
マニピュレーターは罪悪感を感じさせて人をコントロールしようとするので注意が必要なんですね。
例えば
『私の身にもなってよ』『私を怒らせんといてよ』『全部あなたのせいやからね』『あなたが〇〇さえせんかったら』
など自分を悪者扱いしてくる人は少し距離を取るべき人だと思います。
ターゲットはやってもいないことをやったと責められ続けて『全部自分が悪いんや』『自分のせいでこうなったんや』と申し訳なく感じ、自分を責めてしまうようになります。
彼らはターゲットの良心を利用して自己疑惑、罪悪感、不安を感じさせようとしてきます。
立場が自分よりも上の人がマニピュレーターの場合、言ってくることは全て正論に聞こえるかもしれませんがじっくりと彼らの意図を辿ると最終的には彼ら自身のためだったりします。
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12羞恥心を感じさせる
例えば『冗談やん』と言って人が傷つくようなことを平気で言っていたりデリカシーが欠けていることも多いです。
人が気にしていることをわざと突っついて余計に傷つくようなことを言って相手を落ち込ませようとするんですね。
人を不快にさせる発言を繰り返したりさりげなく皮肉を言って相手を馬鹿にすることもあります。
相手にバレないようにさりげなく攻撃してくるのがポイントなんですが、後からそのことについて尋ねても
『そんなつもりで言うたんちゃうで』『冗談で言うただけやのに気にしすぎ』
などうまく言い訳をして密かに攻撃するのがマニピュレーターの特徴です。
彼らは相手に羞恥心を感じさせるために相手に価値がないように感じさせる発言をするんですね。
『自分は不十分な人間なんや』『どうせ自分なんて』とターゲットに感じさせ、このようなネガティブな感覚を持たせることで彼らはターゲットを支配することが可能になります。
支配的な立場を作るために羞恥心を感じさせようとしますが彼らの言葉に騙されないように注意することが大切なんですね。
13マニピュレーターは脅して人をコントロールする
ターゲットの自身の認識を疑わせるために現実をひねってターゲットに大袈裟に話したりします。
『〇〇せんと〇◯やからね』『〇〇せんとどうなるかわかってる?』
いかにもパワハラ上司が言いそうな言葉ですが、マニピュレーターはこのようなことを言って相手を支配しようとします。
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14マニピュレーターはガスライティングをする
ガスライティングはこのチャンネルでいつもお話ししていますがナルシストやサイコパスなど操作的なマニピュレーターと言ったらガスライティングだと言ってもいいくらい彼らはこのガスライティングという心理的操作の方法をよく使います。
ガスライティングは精神的虐待の一形態でマニピュレーターはこの戦術を使って人に責任転換して相手の現実感覚を狂わせようとします。
例えば事実では無いことを本当のことのように言ってきたり話を少し捻じ曲げてターゲットに伝えるのでターゲットは何が本当なのかわからなくなってしまいます。
このような戦術を使ってターゲットに罪がないことに対しても
『君がやったんやで』『君のせいやからね』『どうしてくれるん?』『なんであなたはいつもこうなん?』『あなたがおかしい』『そんなこと起こってへんよ』『あなたの間違いでしょ』
マニピュレーターはこういったことを言ってガスライティングを行います。
ガスライティングにおいては操作的な人が言うことは自分の認識に疑問を抱いたとしても彼らの意見を信用しないことがもっとも大切だと思います。
マニピュレーターが何を言ってきても素直に受け止めずに第三者に話したり周りの信用できる人に相談したり自分の直感を信じることが正しいと言われています。
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15自分を正当化する
マニピュレーターは相手を納得させることで自分の目的を達成できるので言い訳をするために自分を正当化します。
明らかに彼らが間違っている状況でも相手に『違う違う。それは間違ってるよ』と事実を否定して自分の都合のいいように物事を解釈してターゲットを信じ込まそうとします。
16話を迂回したり逸らす
会話中に話しているトピックを変えたり、問題を回避するために話の内容を偏向し歪めて話します。
マニピュレーターが加害者でも彼らが会話の主導権を握ると最終的にターゲットが加害者で悪者扱いされていることがほとんどなんですね。
17不快感を与えるように凝視する
マニピュレーターによると思いますが、彼らは感情がないように、または催眠術をかけるようにターゲットにガスライティングなど心理的に操作をしてターゲットを操ろうとします。
私もこれに関してはほんまに同意で、私が心理的操作をされていた時ナルシストはがっちりと私の目を見て操作しようとしてきたんですね。
要するにマニピュレーターは人を操ろうとしている訳なので『催眠術をかけるように見つめてくる』というのは一理あると思います。
これらがマニピュレーターを見分ける17個のサインですが、皆さんの周りにこれらの特徴が当てはまる人はいますか?
マニピュレーターと関わると利用されたり傷つけられたり、攻撃されることがほとんどだと思いますが、これらの特徴を知っておくことでもし彼らがいい人のふりをして距離を縮めようとしてきても落ち着いて対応することができると思います。
上記の動画でも詳しく話していますので、興味のある方はぜひご覧になってください😊
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