中村りんの心理学研究所

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ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

ナルシストが浮気をする理由が辛すぎた。|自己愛性パーソナリティ障害

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今日は恋愛&夫婦生活編ということで、「ナルシストが浮気をする理由TOP5」という内容をお届けしたいと思います。

視聴者さんからよく「夫がナルシストなんだけど、浮気癖が直らない」「ナルシストの彼氏/彼女に浮気されて、いきなり別れを告げられた」「ナルシストのパートナーが浮気したのに、別れたくないと言ってくる」という声が結構な数、寄せられているんですね。
 
ということで、今日の回は「ナルシストと浮気」といったトピックに焦点を当てて、彼らがなぜ浮気を繰り返すのか、その理由をかなり深く探っていきますので、是非最後までご覧ください。

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その前にとっても大切なお知らせが3点あります。
まず一つ目は、最近YouTubeのコミュニティでご報告させてもらったんですが、私のチャンネル登録者数が一万人を達成しました。いつも動画を観てくださって、ほんまにありがとうございます。
 
振り返ると、初期の動画は慣れてなくてカタコトみたいになっていたり。笑
視聴回数10回とか登録者数10人でもめっちゃ嬉しくて、「編集とかアップロードの仕方も全く知らなかった私が始めたチャンネルが、もう一万人?」って感じで、自分でもビックリしています。
 
暖かい応援コメントで毎日励まされてここまでやって来れたし、感謝の気持ちでいっぱいです。
 
もし私が日本にいたら、視聴者さんとお会いして何かイベントを開催したり、ゆっくりお話しできる場を設けたり、楽しいことを企画できるのかな〜なんて思ったりするんですが、いつか何か一緒にできることとか実現できたらと考えています。
 
私自身がアメリカで学んで成長して、そして、このチャンネルがもっと大きくなってたくさんの方に知ってもらえるように、常に向上心を持って、これからも頑張っていきますので引き続き応援してくださると嬉しいです。
 
日本でもナルシストが認知されたり、被害者の方に逃げる勇気を与えられたり、「中村りんのチャンネルを登録していて良かった」と多くの方に言ってもらえるような有益なチャンネルにしたいと思いますし、次は5万人を目指して、今後も情報発信していきますので、まだ登録されていない方は是非チャンネル登録をよろしくお願いします。
 
2つめのお知らせは、先日発売を開始しました電子書籍についてです。
この度、心理的に攻撃してくるナルシストから自分の身を守る方法や、アメリカの心理学を取り入れた対処法をわかりやすく解説したデジタル本を書かせてもらいました。
 
この本の内容なんですが、ナルシストの心理的攻撃に対処する方法や回復のための心のケア方法など、役立つ情報が盛りだくさんとなっております。
 
是非一度読んでみてください。ナルシストに関する情報がめちゃくちゃ詰まっています。
3つめのお知らせはクラウドファンディングについてです。以前から開始しましたクラウドファンディングですが、ありがたいことに沢山の方に寄付をしていただき、もう少しで目標金額の半分に到達するような状況です。
ご支援くださった方々、本当にありがとうございました。
 
本当にありがたいことに、同じ方が何度も支援してくださったり、「動画制作に充ててください。今後も応援しています。いつも動画を楽しみにしています」と本当に暖かい声を沢山いただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。これからも皆様にとって有益な動画をお届けしていきたいと考えております。
 
クラウドファンディングでの寄付方法はとても簡単で、アカウントやログインをする必要はありませんし、手軽に約700円からドネーションが行えます。少しでも興味を持ってくださった方は、ぜひこちらのクラウドファンディングのリンクからお願いします。
 
では、本題に移りたいと思います。

ナルシストが浮気をする理由 TOP5

⑤特別扱いを受けることが当然だと思っている

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自己愛性パーソナリティ障害の3つの代表的な特徴は、過剰な賞賛の必要性、特権意識、共感力の欠如です。ナルシストの人は、自らを特権や特別な扱いを受けるに値すると考えています。
 
たとえ実績がなくても優れていると認められたり、「自分は特別だから、多少このように振る舞っても許されるであろう」という思考を持つのです。だから、相手のニーズよりも自分のニーズを最優先します。
 
共感力が非常に低いことから、ナルシストに若干似ているパーソナリティを持つソシオパスやサイコパスのように、これらの3つの性格特性を持つ人たちは基本的に決められたルールを守りません。
 
決まりに従わないので、結婚によって課された条件も破ります。
 
彼らからしてみれば、「ルールなんか守っていたら自分の欲が満たせない」とも考えているのかもしれないと思うのですが、皆さんはどうですか?
④空虚感を満たす必要がある
 
空虚感というのは、心にぽっかり穴が開いたような、虚しい気持ちのことですよね。ナルシストは自分自身への価値に対する感覚や気力を増幅させるために、空虚感に襲われないように価値を満たさないといけません。
 
「自分は無意味で無価値である」というみじめな感情にさいなまれないためには、あることをしなければいけません。
 
それは、自己陶酔的な供給です。
 
彼らはこの自己陶酔と呼ばれる資源が少なくなってきたときに、自己愛的行動を取る必要があります。それがモラハラやパワハラのような精神的暴力なのか、人を傷つけるいじめ、嫌がらせや虐待なのかは、ナルシストによって異なりますが、実は浮気も自己陶酔的な供給を行う手段の一つなんです。
 
この自己陶酔と呼ばれるナルシスティック・サプライ(Narcissistic supply)を満たす根本的な理由は、彼らが自己陶酔を他者に与えてもらって脆い自尊心が傷つくことから回避できるからと考えられます。それが彼らが自己陶酔が不足することを恐れている理由で、つまり彼らは自己陶酔に依存しているわけです。
 
他者から注目されることや特別扱いされると、その欲求と同時に心も満たされ、エゴが養えます。皆さんは、ナルシストが「誰かに認められたい」という承認欲求が満たされるとどうなると思いますか?
 
「自分は優れた存在で、価値のある人間なんだ」と、本当の等身大の自分と向き合う代わりに、誇大妄想した自分に酔いしれることができます。そうすることで、彼らが本来自分が抱える問題や欠陥から目を背けて現実逃避したり、自分自身の自尊心が傷つくことを避けられるのかもしれません。
 
ですが、傷つくのは浮気をされてしまった側なんですよね。
ナルシストは自画自賛して自分に対するセルフイメージを実際よりも誇張して大きく見せたり、絶えず自己価値を高めなければ、自尊心が傷ついて酷く落ち込んだり鬱っぽくなってしまうわけです。
 
まとめると、彼らは浮気相手に依存しているというよりも、浮気をして得られる自己陶酔に依存しているということです。
③他者を愛することができない
 
名前の通り、自己愛性パーソナリティ障害は自分のことしか愛せない人格障害です。でも言い換えると、ありのままの等身大の自分を愛せないからこそ、他者を愛すことができないのです。
 
もし、彼らが愛情表現をする場合、それは彼らの利益や目的達成のために他人を利用しているということが挙げられるでしょう。ナルシストのパーソナリティは愛とは全くもってかけ離れた正反対のものです。
 
彼らが愛情を示してくる時、それは自分への利益につながる時のみです。また、ナルシストは無条件に人を愛することができないので、条件付きの愛を子やパートナーに与えます。
 
ナルシストでない人は無条件で人を愛することができ、一方でナルシストは「〇〇すれば愛してあげる」と交換条件をつけて、相手に自発的にある行動を行うように仕向けて、反応を伺い、自分への愛情を確かめる言動をする傾向があります。
 
ナルシストは一見すると人当たりがいいので、外ではオシドリ夫婦や子煩悩を演じて、旦那さんや奥さん、子供を大切にしている素振りを見せます。
 
でも実際のところ、ナルシストはターゲットを理想化から脱価値化した後、廃棄と別れを行うので、依存先が変わり次第ターゲットを切り捨てるケースも少なくありません。
 
それは、新しいターゲットを側に置いておきたいからです。
 
新しいターゲットを愛しているからではありません。
支配する新しいターゲットを獲物として捕まえただけのことです。
②他者と長期的で親密な関係を築こうとしない
 
ナルシストは愛に飢えているというよりも、注目や賞賛を欲しがる人たちです。彼らは被害者の位置につきたがる傾向が強いので、「またこんな人に引っかかっちゃった」と恋愛が上手くいかないことを、元恋人の性格の問題にしがちですが、実はそれにはある理由が隠されています。
 
それは、ナルシストは恋愛や結婚において相手と親密度を高めようとしないという理由があります。どういうことかというと、これは彼らの愛着問題が原因になっている可能性が高いと考えられます。
 
ナルシストの子供の頃の背景についてお話ししましょう。
皆さんが今関わっているナルシストには、どんな幼少期がありましたか?
 
ナルシストの親が虐待的であった、過干渉で支配的な親だった、養育者と親密な関係を築けなかったなど、小さいときに心理的なトラウマを抱えたなど、発達の段階でさまざまな問題が繰り返し起こった可能性があります。
 
こうした愛着スタイルによって、人を愛することから回避し、彼らにとって他者を愛することは不快で居心地の悪いものなのかもしれません。
 
もしくは、自分以上に誰かを愛することを恐れているナルシストもいるでしょう。ナルシストが取る自己愛的行動は全て、自分を守るための自己防衛に伴っています。時と場合によっては、浮気や不倫は親密な関係にエスカレートすることもありますが、ナルシストにとって”都合のいい関係”は自分自身を満足させる目的としては丁度いい具合なのです。
 
また、親から虐待を受けて育ったタイプのナルシストは、人を愛することを親から教わっていません。他者の感情をマニピュレーションしたがる操作的な親だとすると、誰かを愛することより、人を心理的に操作する方法を学んだということです。
 
だから、口が達者で、相手を言葉巧みに騙すことに長けていたり、相手を愛していなくても愛情表現が豊かなのがナルシストの性格特性なのです。

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①依存心が強い
 
皆さんは、ナルシストと依存はかなり深い関連性があるのをご存知ですか?
実はナルシストは、恋愛依存だけでなく、ギャンプルやお酒などさまざまな依存症を抱えやすいという研究結果があるほど、彼らは何かに没頭し、一つのことにのめり込んでしまうことがあります。
 
ちなみに分かりやすいので、例えとしてお話ししますが、私が関わっていた悪性ナルシストは、一つだけでなく、メンタル疾患と合併していくつもの依存症を抱えていました。その依存体質は私が出会ってから始まったわけではなく、私が生まれる何年も前から、彼女は依存症が原因でトラブルを繰り返していたらしいです。
 
浮気性のナルシストはたまたま依存先が、浮気なだけであって、恋愛における依存も他の依存症と同じくらい深刻で、治りにくい状態になるようです。
 
というのは、責任を負うことを気嫌いするナルシストは、例えば奥さんが妊娠中に、他の女の人と浮気をしたり、結婚しているにもかかわらず、他の女性を妊娠させてしまうことケースも実際にあるからです。
 
では、どうしてパートナーが嫌になったらスッと別れて、縁を切らずそのターゲットとの関係に留まるのかと思った方もいらっしゃると思います。
その理由は、彼らはターゲットを一人に定めず、複数の標的を絞って支配関係や依存関係に追い込むことを望んでいるからです。
 
ターゲットを一人に絞ってしまうと、一種類の自己陶酔しか得られませんよね。しかし、2、3人予備のターゲットを手元に置いておくと、一人目のターゲットからもらえる自己陶酔に飽きたとき、即座に別の自己陶酔を手に入れることが可能になります。
 
ナルシストはこうしたあくどいやり方で、周囲の人間から自己陶酔を搾取して、精神状態を安定させます。被害を受けた者からしてみれば人を心から信頼して、あっさり裏切られるというのは言葉にできないほど、傷つき、悲しいものですよね。
 
ここ最近、こうしたナルシストとの恋愛についての視聴者さんからお悩みの声をよくもらいますが、皆さんに覚えておいて欲しいことがあります。
 
それは、彼らのしたことは皆さんのせいじゃないということです。
 
ナルシストは別れ際にあなたのせいにして、自己正当化を図って自らの非を認めない言動をするかと思いますが、彼らの行動はあなたの問題ではないということを忘れないでください。
 
「私のどこがいけなかったんだろう」と自分に足りない部分を探しては、自分のことを責めていませんか?
 
それはナルシストが自分の責任をあなたに押し付けているだけで、大事なことはあなた自身には全く関係のないことです。すなわち、ナルシストのパーソナリティや低い共感性や道徳心に関する問題であるわけで、あなたがどうだからということではないのです。
 
私たちができることは、他者に自分の幸せを委ねるのではなく、自分の幸せの定義を自分で決めるということです。人を幸せにすることに喜びを感じたり、誰かに尽くすことで幸福や満足度を高めてしまうという方は多いですよね。
 
実は私もそのタイプで、心理学を学ぶまでは「自分の気持ちを優先させること」を知らなくて、自分の感情を押し潰しては相手のニーズを優先した生き方をしてしまっていました。自己利益より他者の利益を優先する利他主義になってしまっていると、自分を大切にすることを完全に忘れてしまいます。
 
Noと断ることができなかったり、自己主張ができないと自分を犠牲にする行動をとりがちになり、常に他者の期待に応えようと必死に頑張って、燃え尽きてしまうのです。だからいつもお伝えしていますように、相手との境界線を引いて「これは許せるけど、私はこれをされたら絶対に許せない」という決まりを自分の中でしっかり決めます。
 
でも、もし相手がその決まりを破ったら一定の距離を保ったりして、自分を大切にするための行動を起こすことが本当に大切だと、私は自分の人生の中でナルシストと出会って学びました。
時には、自分が我慢することも必要かもしれません。
 
ですが、我慢することにも限度があり、相手が自分に対して粗末に扱う場合は、それを受け入れる必要はないと思います。
 
一番お伝えしたいこと、それは今まで振り返ってみると皆さんが我慢したり、傷ついてこられたからこそ、これからは自分自身を大切にしてあげてください。
 
自分を傷つけてくる人のためではなく、皆さんの幸福のために少しずつ進歩できますように願っています。
 
これからもこのブログは、こうしたナルシストによる精神的虐待を受けた被害者へのサポートしていきます。
 
ナルシストへの対処法を知りたい方だけでなくて、心理的な虐待への認識や理解度が高まるよう、たくさんの方に知ってもらいたいと思いますし、できるだけ大勢の人に動画を観て欲しいと思います。
 
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この記事を書いた人
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中村りん

2016年に渡米し、現地で自己愛性パーソナリティ障害(NPD)やガスライティングに関する専門知識を学び、2021年にYouTubeで情報発信を開始。

日本ではまだ知られていないナルシスティック・アビュース(自己愛性虐待)の認知度や理解を高めることを目的とし「ナルシスト対策解説者/自己愛性虐待リカバリーコンサルタント」として活動中。アメリカの最先端のナルシストの情報を取り入れながら、「目に見えない精神的虐待」や「心理的に攻撃してくる人」への対処法を解説。

同じ経験をされた方々の自尊心の回復とエンパワーメントを支援することを目指す。この重要なテーマに対して情報提供を行い、被害者の支援や社会全体への意識向上に貢献することを使命とする。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg