中村りんの心理学研究所

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ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

【驚愕】対処法が効き始めた時にナルシストが取る行動7選|自己愛性パーソナリティ障害

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【驚愕】対処法が効き始めた時にナルシストが取る行動7選|自己愛性パーソナリティ障害

 
今日のテーマは『対処法が効き始めた時にナルシストが取る行動』です。
 
私がこのチャンネルでオススメする対処法を皆さんが実践し始めた時、ナルシストはどういった行動を取るのかお話ししていきたいと思います。

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対処法が効き始めた時にナルシストが取る行動

①フーバリング
 
フーバリングはナルシストと距離を取り始めると高い確率で起こるので、是非皆さんに覚えておいて欲しいと思います。
 
フーバリングというのは、ナルシストから離れていったターゲットをもう一度捕まえようとする行為のことを心理学でフーバリングと言うんですね。
 
ナルシストのモラハラや嫌がらせに耐えられなくなった後、電話やメール、ラインを無視したり、SNSをブロックしたり、予定を断ったりなど接触を避けはじめますよね。
 
すると、『この前はごめん。僕/私が悪かった』『態度を改めるから、今までのこと全部許して欲しい』と謝罪したりして、自分が変わったことを主張してきます。
 
実際本当に変わったのかと言うと、体験した皆さんが答えを知っておられると思います。
 
そこでナルシストと関係を再開したとしても、夫婦だとモラハラや支配がもっとエスカレートしたり、浮気癖が治らなかったり‥
 
毒親の場合だと以前に増して、干渉やコントロールが酷くなったり搾取的行動を取り続けるなど、関係修復をしたとしてもあらゆる問題が起きてしまうことが多いかと思います。
 
フーバリングは距離を取りはじめた後、数日後、数ヶ月後、数年後と期間は特に決まっていなくて、いきなりこのフーバリングの段階に突入することがほとんどです。

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②攻撃的になる
 
それでもターゲットが無視を徹底して、もし彼らのフーバリングが全く効かない場合は、ナルシストは反撃に出る可能性があります。
 
ナルシストは見捨てられ不安ですので、拒絶されたと感じたら容赦なく相手を攻撃します。
 
彼らにとって無視されることは攻撃されたも同然なのです。
 
では具体的に彼らはどのように攻撃するのかと言うと、例えば周りの人たちに実際に起こったことを誇張して、あたかも自分が被害者かのように大袈裟に話したりします。
 
心理学ではスミアキャンペーンと呼ばれる行為なんですが、ターゲットの評判を下げて自分の価値や優位性を高めようと、周囲にいる人たちを取り巻きとして利用するわけなんですね。
 
全ては人を心理的にコントロールして自己陶酔を得るため、これに尽きます。
 
自己愛性パーソナリティを持つナルシストは、他者から注目や賞賛を受ける必要性があると思い込む傾向があります。
 
取り巻きが彼らに同情することで、自己陶酔というエネルギーが手に入るからなんですね。
③スミアキャンペーン
 
なので3つめにナルシストが取る行動は、スミアキャンペーンです。
 
こういった出来事を通して学んだ経験者の私から皆さんにお伝えしたいことは、スミアキャンペーンなどの攻撃に反応すればするほど彼らを楽しませる結果になるということです。
 
いくらターゲットが被害を被っていた側だったとしても、『〇〇はこんなに酷い奴なんだ』『あんなに良くしてやったのに、恩を仇で返された』『何もしていないのに傷つけられた』と家族から友達から知り合い全体に被害者アピールをし始めます。
 
浮気したのはナルシストの方でも、ターゲットが浮気者である。モラハラしているのは彼らの方なのに、精神的に苦痛を受けているのは彼らの方である。
 
不誠実なのはナルシストであっても、ターゲットが嘘を繰り返し困っていると、身の回りにスミアキャンペーンをします。
 
ここで判明するのが、偽物の仲間と本物の仲間です。皆さんのことを勝手な憶測だけで判断したり、ナルシストのホラ吹きを信じ込んだりして、一緒になって攻撃してくる人は同じようにナルシシズムが強い傾向があるかもしれません。
 
反対に、ナルシストの取り巻きになろうとせず一方的に決めつけたりしない人たちは、皆さんのことを味方してくれる仲間であることに違いありません。

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④やたらと競おうとする
 
ナルシストはプライドが異常に高い人たちです。他人に執着しやすく、嫉妬心も強いので執拗に付き纏うことも少なくありません。
 
こちらが競走するつもりもないのに、争おうとしてきたり揉め事を持ち込んできたりなど、何かと張り合ってきた経験をされた方も多いのではないでしょうか。
 
ただの負けず嫌いではなく、卑怯な手を使って勝ち抜こうとするのがナルシストです。
 
ナルシストとの離婚では子供やお金、周りの人を巻き込んでターゲットを支配しようとしたり、要望にすんなり承諾せず話し合いで解決しないなんて方も非常に多いかと思います。
 
ターゲットが彼らの心理コントロールや攻撃に上手く対応できている時、ナルシストは内心実は焦っているんですね。
 
『どうしたら相手をコントロール出来るだろう』という心理で、コントロールに拒否するターゲットに罰を与えるかのように、ありとあらゆる方法でターゲットを困らせるわけです。
 
よくあるのが子供に関心がなく、責任感もないのに親権で争おうとしたりします。
 
彼らにとってはゲームのような感覚で、ターゲットを比較対象にし、必死に勝ち負けにこだわるんですね。勝たなきゃ自尊心が傷つくため、どんな手段を使っても勝ち抜こうとします。
⑤マインドゲーム
 
ナルシストは対処法が効き、自分の思い通りに行かなくなった時、心理ゲームを開始します。
 
『どうして〇〇がこんなことするのか分からない』ととぼけて被害者を演じたり、『でもあの時、あなたも〇〇したんじゃなかったっけ?』と密かにこちらの罪悪感を煽る発言をわざと繰り返したりするんですよね。
 
ここで気をつけなければいけないことは、それはあくまで彼ら自身の利益や保身のための演技だということです。
 
ナルシストは加害者なのにも関わらず、被害者のふりをすることに慣れています。
 
ナルシストの親や周りの人たちが自己愛の強い気質だったなどの理由で、幼いうちから人を心理的に操るテクニックを習得しています。
 
皆さんが対処し、彼らが焦り始めると先ほどお話ししたスミアキャンペーンを始めたり、マインドゲームをして被害者を混乱させます。
 
例えばこんなことを言ってきます。
 
『全ての責任はあなたにある』
『私は悪くない。あなたのせいでこんなことになったんだ』
『こっちは何もしていないのに大袈裟だな』
『困っているのはこっちの方だ!』
『モラハラはお前だろ』
 
など言って、被害を矮小化して責任から逃れようとしますよね。
 
ここで厄介なのがフライングモンキーと呼ばれる取り巻きがナルシストの味方になって、こちらに危害を加えてくることだと思います。
 
例えば家族の場合だと、自己愛の強い母親がいたとします。
 
他の兄弟を使って、スケープゴートであるターゲットを責めて孤立させるんですよね。家庭内だけではなく職場でも同じように、ナルシストはスケープゴートという標的を作ります。
⑥味方のフリをする
 
色々試した結果、対処法が効かない時一旦攻撃をやめて『やっぱりまだ友達でいたいな』『やっぱり寄りを戻したいな』『家族なんだから』と言って、再びフーバリングの過程に戻るなんてこともあります。
 
理由はたった一つで、ターゲットを手放したくないからです。
 
一度ターゲットにしていたということはナルシストは自己陶酔を得ていたということになります。
 
それはターゲットが与える共感や注目、お世辞などの称賛、お金、ステータスなどのポジティブな自己陶酔、反対にモラハラをして傷つけるネガティブな自己陶酔など、様々な種類の形の自己陶酔を与えていたことにあります。
 
①コントロールできない
②感情的になって自己愛憤怒という怒りをぶつける
③自己陶酔を手に入れる
 
こういったメカニズムでターゲットに精神攻撃をし、ターゲットが対処し攻撃しても意味がないと分かれば、敵をやめて味方になろうとするのです。

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⑦サイレントトリートメント
 
色んな手を使ってもそれでもターゲットが関心を示してくれない、またはこれ以上コントロールできない、そんな時ナルシストはサイレントトリートメントを行います。
 
サイレントトリートメントというのは、受動的攻撃行動のうちの一つとされています。
 
これはナルシストがよく使い精神的虐待の一種で、無視をしたり一方的に連絡を遮断して、相手とのコミュニケーションを取ることを拒否する行為のことを指します。
 
つまり精神的に相手を追い詰めようとするナルシストは、能動的や物理的に攻撃しても効き目がないと思ったら、受動的に攻撃する体制に入るかもしれません。
 
サイレントトリートメントの期間も数時間、数日など状況や人によって異なりますが、これはターゲットに罰を与える方法として使用することがほとんどです。
 
わざと会話をしない姿勢を取るため、返信しない、電話に出ない。弁護士を通さないと話し合いができないなどの影響が出てきます。
 
彼らの心理としては、ものすごく分かりやすく言うとかまってちゃんなんですね。実は相手に依存していたり、他にもナルシストは自分に自信がないわけです。
 
不健康な自己愛を持つ人は、精神的に未熟なため過剰に反応したり、自分の思い通りにいかないと不機嫌になったり、問題解決する目的で話し合う代わりに不機嫌を見せつけて『相手に察してほしい』というスタンスを取ってきます。
 
そこでこちらがカチンときて不満をぶつけたり、指摘すると『攻撃された』と騒ぎ出すことも多いですよね。
 
このような心理ゲームを仕掛けるナルシストが親やパートナーだと自尊心が下がり、常に振り回され皆さんが犠牲になってしまいますよね。
 
こちらの動画で『ナルシストの自己愛性虐待から回復する方法』を3つのステップに分けて解説しています。

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この記事を書いた人
20220924101655
中村りん

渡米後、悪性ナルシスト(Malignant Narcissist)によるモラルハラスメント体験をきっかけにアメリカのナルシシズムに関する知識を得て、2021年情報発信するためYouTubeを開始。日本でまだ知られていない自己愛性虐待や、ガスライティングへの認知度と理解を高めるために活動中。同じ境遇の方の自尊心の回復とエンパワーメントに向けて『目に見えない精神的虐待』や『有毒な人(Toxic person)』への対策を解説。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg