中村りんの心理学研究所

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ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

【エグすぎ】最も危険なパーソナリティ「ダークエンパス」の驚くべき6つの特徴

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【エグすぎ】最も危険なパーソナリティ「ダークエンパス」の驚くべき6つの特徴

 
皆さんは、「ダークエンパス」という言葉を聞いたことはありますか?
 
「エンパス」と聞くと、共感力が高くて思いやりのある優しい人を想像するかもしれませんが、今回ご紹介する「ダークエンパス」は、そうではありません。
 
「ダークエンパス」は、サイコパスに比べてもっと危険とされる存在で、今から「ダークエンパスの6つの特徴」について詳しく説明します。

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いい人のふりをして他人を陥れる人の正体

 
いい人のふりをして他人を容赦なく陥れようとする人を心理学で、ダークエンパス(Dark empath)と言います。ダークエンパスはダークトライアドと、エンパスが混ざったパーソナリティのことなんですね。
 
つまり攻撃的でかなり危険なパーソナリティであるダークトライアドと、共感性が高い特徴を持つエンパスの、この2つの全く正反対のパーソナリティが合わさった性格がダークエンパスです。割合的には、半分がダークトライアドで半分がエンパスらしいです。
 
ちなみにダークエンパスはパーソナリティ障害ではなく、性格特性とされていて、20人に1人はいると言われています。

 

ダークトライアドはナルシスト、サイコパス、マキャベリストの3つの性格特性を持つパーソナリティです。まず1つめのナルシストはこのチャンネルでメインで取り上げているように、自分は特別だという特権意識が強く、傲慢で人を見下す自己愛の強い人を指します。
 
2つめのサイコパスは自分の感情に鈍感で、サイコパシーが強い人は反社会性パーソナリティ障害に該当します。
 
彼らは社会的な感情や罪悪感が欠いていて、他人を傷つけても自分の感情に無関心であり、反社会的な行動をする傾向があります。とはいえ、サイコパスは口が上手く説得力も高い性質があるので、成功を収めているというデータもあります。
 
3つめのマキャベリストは目的のためには手段を選ばず、嘘を頻繁について相手を騙したり、操ったりするマニピュレーターのような性格をした人たちのことを言います。
 
この3つの性格特徴に、人を苦しめることに楽しさを感じるサディストが加わることで、ダークトライアドはさらに強力なダークテトラッドとなります。
 
ナルシスト、サイコパス、マキャベリストの3つの特性を持つダークトライアドに、別の側面としてエンパスという性格が加わった人たちが今日お話しするダークエンパスになります。
 
エンパスは共感力が高く、感情やエネルギーに敏感で、他人の感情を自分のことのように受け取る洞察力を持っています。
 
エンパスは研究ではHSPの中に位置づけされていて、HSPは敏感でエンパスはHSPよりも遥かに共感能力が高いとされている人たちなんですね。
 
例えば、ドラマや映画など悲しいストーリーに感情移入しやすかったり、相手の痛みも自分が感じているように感じることもあります。

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実は共感というのは大まかに3種類の共感があります。
 
3つの共感
①認知的共感(Cognitive empathy)
②情動的共感/感情的共感(Emotional empathy)
③同情、思いやりのある共感(Compassionate empathy)
 
1つめの認知的共感は『〇〇はきっと悲しいんだ』と相手が悲しいという感情を持っていることを理解していることです。
 
2つめの情動的共感は、『〇〇はきっと悲しい』に加えて、その悲しさを相手と同じように感じ取ることです。
 
3つめの同情、思いやりのある共感は、相手の感情を理解し感じ取るよりももっと強い共感のことを言います。
 
例えば、今出した例でいくと『〇〇はきっと悲しい。私も悲しいな。〇〇のために何が出来るだろう』といった感じです。エンパスは認知的共感、情動的共感と同情、思いやりのある共感の3つとも感じ取る能力があります。
 
よってエンパスは相手の痛みも自分の痛みのように感じることが出来ますが、エンパスにダークトライアドが混ざるととても危険なパーソナリティが出来上がってしまうらしいです。
 
何故かというと、高い共感性を持ちながらも、心の中に悪意を潜めるダークパーソナリティをしたダークエンパスは親切、思いやりや感情的な繋がりを使って相手を落とし込んでいく傾向があるからです。
 
では一体ダークエンパスには共感力が高い他にもどんな特徴があるのかみていきましょう。
①外交的
 
ダークエンパスは人懐っこく、普通に社会に溶け込んでいます。実は会話していても、フレンドリーでコミュ力が高い。そんな傾向があります。
 
でもそれが落とし穴で、どうしてダークエンパスが危険なのかというと、人当たりが良く周囲の評判がいいのです。
 
相手を心配しているふりが得意だったり、外交性もあるので笑顔で挨拶したり、職場や近所の人にも好印象を与えていて、『あの人めっちゃいい人だよ』と好感度が高いことが多いです。
②強いナルシシズムを持つ
 
でも実際は、ナルシシズムの要素も含むいわば性格の悪いタイプの人たちです。暴力的というより、言葉の暴力や冷淡な態度が目立ちます。
 
ナルシストは自信過剰なので、もし相手に指摘されると『バカにされた』と感じ、プライドが傷ついて受動的に攻撃することもあるそうです。またナルシシズムが強いということは、搾取的行動を取るんですね。
 
助けているふりをしてエナジーバンパイアのように、エネルギーを吸い取ったりします。
③計算高い
 
ダークトライアドの一部であるサイコパシーを備えているという意味で、頭の回転が早いです。ダークトライアドは反社会性パーソナリティの部類に入りますが、ダークエンパスは虐待的というよりもものすごく支配的だと言われています。
 
例えば、相手の弱点を掴むことを得意とします。弱みに漬け込んで、ターゲットに共感した後に罪悪感を感じさせてくるなんて手法をよく使います。
 
理由は、ナルシストのように自分が欲しいものを得るためです。彼らは聞き上手なこともあり、『うんうん、分かるよ』と聞き込んで、元々の目的であった情報を仕入れるという行動を取ります。
 
心配しているふりをして実は密かにスパイになってターゲットの行動を見張ったり、『あの人は〇〇だから、関わらない方がいいよ』とアドバイスをして、ターゲットを周囲から孤立させるのです。

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④支配欲が強い
 
コントロールして、相手よりも力を持つことを好みます。主導権を握るのが得意なので、リーダーに向いていることもあるんですね。
 
エンパスが持つ共感性を上手く利用して、周りの支持を得る。リードして自分に従わせます。
 
その点反社会的なダークトライアドに比べると、コミュニティやグループに参加したり、他の人と協力したり非常に積極的なのがダークエンパスだということになります。
 
ダークエンパスがよく使用する心理的テクニックの方法
 
・ガスライティング
・ラブボミング
・ゴースティング
・被害者のフリ
・皮肉を言う
・脅す
・悪い噂を流す
 
ちなみに研究では、ナルシストとダークエンパスの違いは共感力の高さだとされています。
 
例えば、ナルシストは共感力が低いことで有名です。相手が傷ついているのもお構いなしに、モラハラや支配を繰り返すのに対し、共感力の高いダークエンパスは相手の気持ちを汲み取ることが可能です。
 
でも実はそれが一番危なくて、共感してくれていることから『あ、この人私のことちゃんと分かってくれてるんだ』と味方だと判断し、警戒を緩めてしまうためにダークな部分を見せた時、彼らにまんまと騙されてしまうことがあるからです。
⑤皮肉っぽい発言が目立つ
 
気持ちを理解してくれているんだけど、どこか小馬鹿にしたような発言を繰り返したり、悪意のこもったユーモアが目立ちます。
 
分かりやすい例を挙げると、例えば冗談と言ってからかってきたり、遠回しに皮肉を言って攻撃してくるんですね。
 
ダークエンパスは弱みを握るのが得意中の得意ですので、自分がされたことや相手の発言をいつまでも覚えていることがあります。それを後から上手く引き出して、攻撃材料として使うわけです。
 
彼らはサディスティックな部分を持ちつつ、相手の不幸をむしろ喜ぶシャーデンフロイデと言われる感情を抱くんですね。
 
その時、彼らに認知的不協和というものが起きます。これは2つの矛盾する感情を抱えた時に起こる不快感を表す心理学の用語です。
 
表向きでは応援しているけど、実は自分よりも人生上手くいっている相手が憎い。相手の失敗や不幸を喜んでしまう。
 
人が悲しんだり怒っているのを見たり、相手を傷つけることに快感を感じるなど、かなり病的なメンタルの持ち主だといいうことが考えられます。

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⑥人を利用する
 
彼らが持つマキャベリズムは、他人を利用するのに最適な能力です。マキャベリストは道理に反する手段を使ってでも、自分を有利な立場に持っていこうとします。
 
心理学の研究ではマキャベリズムは、上司や経営者などリーダーに必要な資質だとも言われています。ダークエンパスはマキャベリズムを上手く使って、巧妙な嘘で相手を感情操作します。
 
相手に共感しながらもダークな部分を隠しながら、人間付き合いをする。そして、自分の欲望のために助けるふりをして、最終的に相手を陥れる。
 
これがダークエンパスと言われる最近の心理学で明らかになってきた人格であります。どうでしたか。皆さんの身近に心当たりある人はいますか?
 
では、今日ご紹介したダークエンパスではなくてエンパスの方へこちらの動画をお勧めします。メンバーシップ配信で、『ナルシストが戻ってきた時に一番にするべきこと』を詳しく解説しています。
 
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この記事を書いた人
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中村りん

2016年に渡米し、悪性ナルシストにターゲットにされた経験から、現地で学んだ自己愛性パーソナリティ障害(NPD)、心理学、ガスライティングに関する知識を活かし、2021年にYouTubeで情報発信を開始。日本ではまだ知られていない自己愛性虐待(Narcissistic Abuse)の認知度や理解を高めることを目的とし、”ナルシスト対策解説者”として活動中。同じ経験をされた方々の自尊心の回復とエンパワーメントに向けて、「目に見えない精神的虐待」や「アメリカ最新のモラハラへの対処法」について解説。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg