中村りんの心理学研究所

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ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

【ナルシストの口癖と話し方】自己愛の強い人がよく使う8つの言葉とは

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【ナルシストの口癖と話し方】自己愛の強い人がよく使う8つの言葉とは

 

『注目されたい。褒められたい』という思いが人一倍強いナルシストは、自分の価値を上げるために人の価値を下げます。

勝手な憶測だけで人を判断したり、人を貶したり馬鹿にすることもあります。
 
また『自分は特別だ』という感覚と言われる特権意識が強いことから、少しでも不利な立場になってしまうと、誰かに対して攻撃的になったりするんですよね。
 
『自分は相手よりも優れている』と自分の価値を感じなくてはいけない、なので定期的に自己陶酔を得るためモラハラ行為を行う訳です。
 
ナルシストの自己陶酔のタンクが不足すると、自己陶酔のエネルギー源であるターゲットに嫌がらせをして補います。
 
そうすることで自分の価値を感じ取ることができるからです。
これはナルシストには、自己価値の感覚がないと考えられます。
 
自信満々に横柄に振る舞って、傲慢な態度が目立ついかにもナルシストというタイプは、尊大型ナルシストと言います。
 
その反対に控え目で大人しい、だけど時々嫌味を言ったり、とぼけたふりをして秘密をばらしたり、陰で悪口を言う陰湿なやり方で攻撃するタイプをカバートナルシスト、隠れナルシスト、脆弱型ナルシストと言うんですが、このタイプは特に自信がなく内心不安だらけのことが多いです。
 
本当に強い精神や心を持っているのは狙われたターゲットの方ですが、彼らはターゲットにそういったポジティブなパワー、価値や自信を感じて欲しくないために、モラハラもしくは精神的虐待という形でターゲットを精神的に苦しめて、自分の気持ちを楽にしようとします。
 
今日のトピックは、そんな強い自己愛のせいでモラハラをする人がどういった言葉をよく使うのか『ナルシストの口癖』です。

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本題に入る前に、お伝えしたいことがあります。
このブログの趣旨についてなんですが、今からご紹介するフレーズをよく使うからといって、ある特定の人がナルシストだと断定するものではなく、『ナルシストはこれらの言葉を多用して、被害者を心理的に操ったり虐待行為を行う』ということを説明しているもの、またはあくまで情報提供を目的とするものだということをご理解していただけると有り難いです。

ナルシストがよく使う口癖

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①何の話してるの?
・言っている意味分からない
・そんなこと起こってない
・そんなこと言った覚えない
・そんなことやってない
・今話しているでしょ。割り込んでこないでよ
 
自己愛の強い人はこういった言葉をよく使います。
 
ナルシストは自分勝手で自己中心的です。
 
そもそも自己愛性パーソナリティ障害という名前のように、強い自己愛を持つので、全て自分がメインなんですね。
 
相手の話なんかどうでもよくて、自分が優位に立たないといけないし、自分が不利になればとぼけて知らないふりをします。
 
なので、自分にとって都合の悪いことはスルーしたい心理が働くので、話の論点をずらすことがあります。
②またその話?
 
例えばカップルや親子で揉めていたとして、誰でも昔の話を出されるのは嫌かもしれないし、過去の話ばかりする人は煙たがられることが多いです。
 
ただ何か話し合う必要がある場合、ターゲットがその話題に触れるとナルシストは自分が不利な立場に追いやられてしまう、また恥をかくことを恐れたり責任から逃れるために
 
『また過去の話を掘り下げてくるの?』
『それはもう済んだ昔の話でしょ』
 
と開き直るので、被害者からすると未解決の問題が積もりに積もってストレスに感じることがあるかと思います。
 
これが夫婦やカップルだとすると、被害者は『話し合いたいのに話し合えない』という状態が続いて、『この話題を出したらキレられるかも。何を言われるか分からない』『自分さえ我慢したらいいんだ』と感じます。
 
たとえそれが大きな問題で、議論すべき内容でもナルシストの被害を受けると、被害者は狭い殻に閉じこもらなければいけないと強い責任を感じてしまいます。

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③あなたはどうなの?
 
ナルシストは特に、指摘されると話をそらして相手を責め立てます。
 
彼らは全く関係のない人に対しても責任を押し付けて、自分が負わないといけない責任から逃れることが本当に得意なんですね。
 
仮に自分が言われたくないことを言われたとすると、『そんなこと言ってるあなたはどうなんですか?』『あなたもあの時〇〇しなかったよね』と『あの時はああ言っていたのに』ととにかく気が済むまで文句を言い続けます。
 
特に尊大型ナルシストはサイコパスのように口が達者で、自分の失敗を反省せずに、無自覚で全部人のせいにするんですよね。
 
少し注意したり彼らの意見を否定すると、理不尽なことを言って暴言を吐いたりモラハラ攻撃をするので、ナルシストに指摘しないということを対処法のうちの一つとして、皆さんに覚えておいていただきたいと思います。
④謝ったでしょ
 
ナルシストは無責任です。
自分が引き起こしたトラブルやミスの責任を取ることを嫌がるので、殆どのナルシストが周囲にいるイネーブラーに尻拭いをしてもらいます。
 
プライドが高く負けず嫌いなので謝らないことが多いですが、謝ったとしても開き直って、心から反省していなかったり形だけで『謝ったやん。結局どうして欲しいの?』『謝ったしこれでいいでしょ』と、とりあえず許してもらうために謝罪することがあります。
 
これをフォーポロジーと言って彼らがよく使用する偽物の謝罪方法なんですけれども、フォーポロジーについてはこちらの記事で紹介しているので、気になる方は是非チェックしてみてください。
 
■合わせて読みたい■
 
見分け方や大事なポイントを徹底解説しているので、本物の謝罪と偽物の謝罪を区別することができます。
⑤そんなこと言ってるのはあなただけだよ
 
・他の皆もこう言ってる
・みんなやってる
 
とターゲットの思考とか価値観をガラッと変えるため、心を操るために『そんな風に考えてるのはあなただけなんじゃない?』と言って、心理的に支配します。
 
もちろん目的は自分のエゴを養うことにあります。
 
相手を自分の思うように動かしたいがために『他のみんなはこうしているよ』とわざと嘘をつくんですよね。
 
これは自己愛の強い毒親が子供を心理的にコントロールする手段としてよく使われます。

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⑥あなたのせいだからね
 
『あなたのせいでこうなったんだから、どうしてくれるの?』と、思いついたらとにかく人のせいにして、責任をなすりつけます。
 
違う問題をありとあらゆる方向から引き出してきたり、自分自身の問題を相手の問題にすり替えるんですね。
 
彼らは自己愛や認知が歪んでいることから、まず論点が噛み合わないので会話が成立しないことが殆どかと思います。
 
私たちが何も悪くない状況においても、こちらが悪者になるように仕向けてくるのでナルシストと揉めているのであれば、対策を取って注意することが必要だと思います。
⑦あなたがおかしい
 
ナルシストはどんな状況でも『相手が完全に間違っている 。自分の言うことが全て正しい』と考えます。
 
モラハラやDV自体も彼らは被害者を正す行為として認識しているため、明らかに彼らがおかしい状況でも『あなたがおかしい』と自分の正当性を主張します。
⑧大袈裟だな
 
ターゲットに対して
 
・感情的になりすぎ
・気にしすぎ
・敏感すぎ
・過剰に反応しすぎ
 
ということをよく言います。

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例えば旦那さんがナルシストだと奥さんが風邪を引いて寝込んでいたとしても、家事や育児を疎かにすると否定的なことを言ってきたり、人格否定までして、こういったモラハラをする人が家庭内にいると、家にいても心も身体も休まらない状態が続き、サポートするどころかむしろ足を引っ張ってくるんですよね。
 
上司がナルシストだと、『こんな簡単なこともできないのか』と言いながら罵声を浴びせたり、ある特定の人をターゲットに定めて集中的にパワハラをしたり、被害者の精神を追い詰めていくことになるんですよね。
 
ただ重要視するべきことは、モラハラやパワハラをするナルシストは『自分の言動に問題がある』ということを自覚していないことが多く、あくまでも『自分のやっていることは正しい』と思い込んでいることだと思います。

ナルシストはガスライティングをする

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今日ご紹介したフレーズは全部ガスライティングという精神的虐待に該当するので、そのことが事実でなかったとしてもまるで本当のことのように思わせてくるような言い方をしてターゲットを操るんですね。
 
■合わせて読みたい■
 
見分け方や大事なポイントを徹底解説しているので、本物の謝罪と偽物の謝罪を区別す
 
ターゲットを心理的に操るためにフライングモンキーという嫌がらせに手伝ってくれる味方を上手く利用します。
 
こういう手口を使ってターゲットに『私たちが正しくて、あなたがおかしいんだよ』と思わせようとする訳なんですが、この動画で皆さんにお伝えしたいことは、ナルシストの被害にあっている場合、問題があるのは彼らのパーソナリティであって決して皆さんのせいではないです。
 
『私のせいでこんなことになったんだ』と責任感を感じてしまう方がおられたら、一度一歩下がってその状況を客観的に見てもらいたいなと思います。
 
今夫婦関係、友人関係、兄弟や親戚、職場、近所でその関係に問題が起こっている、もしくはモラハラをされて悩まされているという方は、相手の性格に問題があるということ、そしてそれについて『自分が悪いんだ』と責任感や罪悪感を感じないように、相手ではなく自分自身に集中することが大切だと思います。
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この記事を書いた人
中村りん

渡米後、悪性ナルシスト(Malignant Narcissist)によるモラルハラスメント体験をきっかけにナルシシズムやパーソナリティ障害を知る。アメリカの自己愛性パーソナリティ障害(NPD)に関する研究から得た知識を集め、同じ境遇の方に向けて『目に見えない精神的虐待』や『有害な人(Toxic person)』への対策を解説。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg