中村りんの心理学研究所

中村りんの心理学研究所

ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

【超悪質!人を陥れるナルシストの心理的虐待】ガスライティングのフレーズ

スポンサーリンク

【超悪質!人を陥れるナルシストの心理的虐待】ガスライティングのフレーズ

 

モラハラをするナルシストは『ガスライティング』という心理的虐待の手口を使って、被害者のマインドをコントロールしていきます。

多くの方にとってこのガスライティングという用語は聞き慣れない言葉かもしれませんが、視聴者さんの中には
 

『ガスライティングの被害にあって、メンタルが落ちてしまった』

という方がかなり多く、ガスライティングの手口から心理から対策法までこのチャンネルで深く取り上げている訳なんですが、ではガスライティングをされると一体ターゲットにどういったことが起こるのかというと、
 
ガスライティング被害者に起こること
 
・『自分に問題があり、自分がおかしいんじゃないのか』と自分の認識を疑う
・自分自身の記憶も上書きされ、どんどん自尊心が下がっていくことで『自分は自分である』という感覚がなくなっていく
・そうなれば、自分自身を見失い以前まで元気だった面影が無くなったり、毎日のように意見を否定されることで自分に関することすら自己判断できない
自己決定や意思表示が出来なくなるなど
実際に被害者が受ける影響というのはもっと数え切れないほどありますし、こういったことがナルシストの毒親がいる家庭内やモラハラが起きている職場で当たり前のように起きてしまい、この恐ろしい心理的虐待の手口をガスライティングと言うんですね。
 
日常的に暴言を吐かれたり、人格否定をされ続けると精神的に追い詰められてしまいますよね。
 
これは殆どのモラハラ加害者が使う手口で、ナルシストは相手が精神的に弱っている時を狙って、ターゲットの存在意義を否定し一方的に責め続け、自尊心を容赦なく傷つけます。
 
今からガスライティングをよく使用するナルシストが使う『10個のガスライティングのフレーズ』を紹介していきますので、夫婦やカップルの関係、また親子関係、友人関係、上司と部下の関係で相手の言動がガスライティングに該当するか判断するために、ガスライティングというものがどういったものなのか理解するのに役立つといいなと思います。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

ガスライティングのフレーズ

今からガスライティングのフレーズを紹介していく訳ですけれども、『よくこのフレーズを使うから』といって皆さんや誰かがナルシストに該当するのかと言うとそうではなく、あくまで今回の内容は『ガスライティングをする人はこれらのフレーズを使って被害者を心理的にコントロールする可能性がある』ということを説明しているものになります。

1 言ってる意味が分からない
 
ナルシストは『自分が不利な立場に置かれた』と判断したら、知らないふりをしてごまかしたりとぼけてその状況から回避しようとするんですね。
 
『どうしてそんなこと言うのかわからない』『私は何もしていないのに』と相手に責任を押し付ける言動をします。

スポンサーリンク

2 何の話してるの?
 
彼らは都合が悪くなると、話の内容を歪めて話したり偏向しながら上手に会話をコントロールすることがあります。
 
事実から目をそらすために、話を回りくどく迂回して彼らにとって不都合なことから遠ざかろうとするんですね。
3 感情的になりすぎ、過剰に反応しすぎ
 
ナルシストはガスライティングをする際に、よく相手をおかしい人扱いする傾向があります。
 
モラハラをされて『傷ついているから、止めてほしい』と自分のされた被害を訴えるのは当然のことですよね。
 
でもナルシストにそれは通用しなくて、こちらが彼らの言動に反応し怒りや悲しみを見せると『感情的になりすぎ』と逆に被害者を責め立てるんですよね。
 
ポイント
『こっちの方がどれだけ尽くしているか』『こっちの方がどれだけ大変な思いをしているか』とむしろ自分側の都合だけを必死に訴えて、被害者がどれだけ傷ついたとか一切考慮せずにかなり身勝手な発言を繰り返します。
4 気にしすぎ、敏感すぎ、大袈裟
 
モラハラをする人っていうのは人を思いやる気持ちとか道徳心がなく、共感力もないので相手の気持ちに寄り添うということはまずできないんですね。
 
旦那さんや奥さんがナルシストだと、ターゲットが風邪を引いたり体調を崩しても看病してあげたりする訳でもなく『ご飯は?』『風邪くらい大したことないのに大袈裟だな』など言って、体調が悪いのに気遣ってくれることは少ないらしいです。
5 全部あなたのせいだからね、あなたに問題がある
 
モラハラを受けている方は『私のせいなのかな』と落ち込んでしまう時ってありませんか?

相手がナルシストの場合この言葉に惑わされないように、自分の軸をしっかり持つことをお勧めします。

それは決してあなたのせいではなく、傲慢で横柄なナルシストは自分の非を認めるということは絶対にしたくありませんし、自分の失敗を認めるということは自分の負けを認めることと同じで、その敗北感や『自分は劣っているのかもしれない』という劣等感を相手に移すために人のせいにして、気持ちを楽にさせようとします。
 
そうしないと自分が壊れてしまうからなんですね。
 
なので、責任逃れをするためにナルシストは家庭内や職場などのグループ内で必ず『自分の身代わりになる人』を作ります。
 
『こうなってしまったのは全部親のせい。社会のせい。あいつのせい。自分は何もしていないのに』と他責思考が抜けないので、こういったタイプといるせいで反対に自責思考になってしまった方はまずは『これは相手のパーソナリティの問題で、自分のせいじゃないんだ』と自分に言い聞かしてほしいと思います。

スポンサーリンク

6 あなたが間違ってる、あなたがおかしい
 
大半のナルシストは証拠を突き付けたとしても、その事実を否定します。
 
ガスライティングの被害を受けると、毎日のように人格や意見を否定され、ターゲットは何を信じたらいいのか、何が本当なのか混乱し、何が正しくて何が間違っているのか分からなくなってしまいます。
 
これがモラハラの落とし穴で、精神的虐待の被害者は自分が自分がされているのは精神的虐待だと言うことに中々気づけず、共依存から抜け出せないなどの問題が出てきます。
 
メンタルが悪化する一方で、ガスライティングをされ何もかも否定され続けるので、最終的に『自分がおかしいんだ』と思い込んでしまうのが、このガスライティングという恐ろしい手口なんですね。
7 そんなことやってない、そんなこと言った覚えない、そんなこと起こってない
 
ナルシストは事実を捏造します。
 
実際に起こったことを『起こっていない』、起こっていないことを『実際にこういうことが起こった』と正反対の矛盾した言葉を並べて、ターゲットを混乱させ、記憶を塗り替えていきます。
 
こうすることで価値観も完全に変えられてしまい、本来自分が持っているアイデンティティを失い、自分らしくいられないと感じてしまいます。
 
この感覚って物凄く不快なんですね。
 
何かモヤモヤした違和感を感じているものの『この人の言ってることは正しいのかもしれない』と自分自身を疑ってしまうようになるので、依存状態の中で事実を確認せずにナルシストの発言を全て間に受けて、上手に丸め込まれないようにまず始めに事実確認は非常に重要だと思います。
8 他の皆もこう言ってる
 
私がガスライティングの被害に遭っていた時にナルシストがよく使っていた言葉は
 
『もっとこうした方がいいよ』『それは間違ってるよ』『そんなことしたら失敗するよ』『違う。よく聞いて。私が教えてあげるから』『私の言うこと聞かないとこうなるけど、それでもいいの?』
 
だったんですね。
 
私が自分自身を疑い、決断することにおいて迷えば迷うほど『そんなことないよ。皆こう言ってたよ』と必死に助けるふりをして、陥れようとしてきました。
 
よくよく考えてみると『あれはガスライティングだったんだ』という理屈が立つんですが、それを知らないと『あ、あの人もそう言っているのか』と納得させられて、本気でナルシストの嘘に騙されてしまうことになるので、ナルシストがよく取る行動として、
 
・相手を操るためによく嘘をつく
・第三者を巻き込む
・事実を捻じ曲げる
 
 ということを是非覚えておいていただきたいと思います。
9 〇〇の言うことは聞かない方がいいよ
 
彼らはターゲットを孤立させる目的として、『〇〇はいい加減だから、あんな奴の言うこと聞かへん方がいいよ』と言ったりして、善人を悪人に仕立て上げます。
 
モラハラとか精神的虐待を経験したことがない方にとっては話を盛って聞こえるかもしれませんが、実際にこういう人を支配しようとしたり、陥れようとする人は存在するので身近に自己愛が強いナルシストがいる方は注意し、対策を練ることがベストだと思います。
10 そんなつもりで言ったんじゃないよ
 
後から何とでも言い逃れができるように『違うよ。あの時はこういう意味合いで言ったんだよ。あなたを傷つけるつもりなんて一切なかった』と必死に言い訳を繰り返します。
 
ガスライティングの定義としては、
 
ガスライティングの定義とは
・間違った情報を与える
・悪意があり、相手の自尊心を下げる発言を繰り返す
・相手の認識や記憶を疑わせる
・相手を不安にさせるために責め立てる
・相手に『自分の勘違いだった。自分が間違っている』と思わせる
・暴力など能動的攻撃は使わず、言葉巧みにじわじわと精神的に追い詰める
 
これがガスライティングの手口です。

スポンサーリンク

まとめ

 
どうでしたか?
 
皆さんはこれらのフレーズを誰かに言われ、自尊心が傷ついてしまった、精神的にかなり落ち込んでしまったという経験はありますか?
 
ガスライティングの手口は様々ですが、今日は10個のガスライティングのフレーズを紹介させていただいたので、『言葉によるガスライティング』の定義や、ナルシストの心理を詳しく理解していただけたんじゃないかなと思います。
 
そんな悪質なガスライティングをするナルシストにそもそもどうして狙われてしまうのか、何故いつも自己愛の強い人にターゲットにされてしまうのか、メンバー限定動画で『ナルシストから標的にされやすい原因と対処法』について話しています。
▼興味のある方は、ぜひメンバーに参加してご覧になってください♪
メンバーシップの登録はこちら
 
【RinNakamuraDesign】
私がデザインしているレディース服はこちらからご購入いただけます
 
【チャンネル支援】
チャンネル運営をサポートするために撮影・編集機材を提供したい方、
プレゼントしたいという方はこちらからお願いいたします!
 
この記事を書いた人
中村りん

渡米後、悪性ナルシスト(Malignant Narcissist)によるモラルハラスメント体験をきっかけにナルシシズムやパーソナリティ障害を知る。アメリカの自己愛性パーソナリティ障害(NPD)に関する研究から得た知識を集め、同じ境遇の方に向けて『目に見えない精神的虐待』や『有害な人(Toxic person)』への対策を解説。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg