中村りんの心理学研究所

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ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

【近づくと危険】共感しながら操ってくるやばい人の正体『ダークエンパス』とは!?

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共感というのは「他人の感情を理解する能力」のことを指しますが、このチャンネルで大々的に取り上げているナルシストと呼ばれる人たちは他者に共感できません。

しかし、ナルシストみたいに自分を過大評価して他者を見下すような行動を取りながらも、相手に共感できるタイプの人たちがいます。
 
まるでナルシストのように自己中心的なのに、こちらの感情を明確に把握してくれたり、感情を汲み取る能力に長けている。
このように、もし今からお伝えする特徴が当てはまると、あなたが関わっている人はもしかするとナルシストじゃない可能性が高いかもしれません。

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【近づくと危険】共感しながら操ってくるやばい人の正体『ダークエンパス』とは!?

 
今日お話しする「共感しながら操ってくる人」と関わると、かなり危険です。
なぜなら、彼らは相手の感情を理解できても感情的な繋がりや思いやりがありません。
 
エンパスのように高い共感性を持ちつつも、人を利用したり踏み台にしてのし上がろうとする卑怯で関わると危険な性格をした人を心理学ではダークエンパス(Drak empath)と言うんですね。
「何度私の動画を観ても、自己愛性パーソナリティ障害について調べても、自分が関わっているナルシストはこちらの気持ちを分かってくれるし、決して悪い人ではないんよな〜」という人は、今回解説させていただくダークエンパスに該当するかもしれません。
 
ナルシストの代表的な特徴でもある共感力の欠如ですが、共感力の欠如というのは他人の環境を理解できない状態を指します。
つまり、ナルシストは人を傷つけ相手が悲しんでいてても「可哀想に…酷いことをしたな」と相手が辛い思いをしていること自体を理解することができません。
 
一方でダークエンパスは、自分の利益ばかり求め、自己中心的だったりナルシストっぽいけど、他者の感情を理解し、思いやりのある行動を示すという、独特な矛盾を内包しています。
ですが、こちらの気持ちを共感してくれても、必ずしも助けたりはしません。
 
実は、ダークエンパスは心理学の研究でもまだ新しい概念です。
最近の心理学で明らかになってきた人格ともされていますが、パーソナリティ障害ではなく、パーソナリティの特性なんですね。
 
もっと詳しく言うと、ダークエンパスはエンパスにダークトライアドの要素が混ざった人のことを言います。
はじめに、エンパスとは共感力の高い人のことです。
 
感情の共感性が高い人は、他者の感情に対して敏感で、その感情に影響を受けやすいと言えます。
例えば、相手が悲しんでいると、自身も悲しくなったり、泣いてしまったりする傾向があります。
 
また、ネガティブなニュースや映画のシーンが、彼らの感情に大きな影響を与えますし、逆に相手が喜んでいると、自分のことのように嬉しくなったりするタイプの人はエンパスの傾向が強いということになります。
そして、ダークトライアドはナルシシズム、マキャベリズム、サイコパシー、この3つの要素を備えた人のことです。
 
ナルシシズムを持つナルシストはこのチャンネルでメインで取り上げているので、知ってる方が多いと思いますが、彼らは自己中心的で自分自身を特別な人間だと思い込む誇大性を持つ人のことを指します。
マキャベリズムを持つマキャベリストは操作的、支配的、搾取的とされ、卑怯な手を使ってでもズルをしてでも職場や社会で勝ち抜こうとする性格を持つ人たちです。
 
多くのナルシストはマキャベリズムの要素を持つことが多く、彼らはナルシストのように少し傲慢な態度が目立ち、他にも特徴として嘘が多いとされています。
そして、ダークトライアド3つ目の特性として、サイコパスは他者を傷つけることに対して無関心であり、道徳的な良心が欠如しています。
 
他者に対して愛情や思いやりがなく、非常に冷酷なパーソナリティを持ち、悪行を犯しても反省や罪悪感を抱くことがありません。
以上がダークトライアドの主な特徴ですが、要約すると、このダークトライアドという危険なパーソナリティに、エンパシーが加わるとダークエンパスということになるんですね。
 
エンパシーを持つエンパスは思いやりの心を持ち、他者に配慮する一方で、ダークエンパスは思いやりを持ちながらも相手を傷つけるので、ダークエンパスは心理学的にはダークトライアドよりも脅威的なパーソナリティと見なされています。
ダークエンパスが親切に接してくれるし決して悪い人ではないと感じる理由は、彼らが認知的共感ができることにあります。
 
要するに、彼らは相手が何を望んでいるかなど、相手が抱いている感情をかなり明確に理解することができるわけです。
ちなみに、ダークエンパスが持つエンパスとダークトライアドの割合なんですが、エンパスが50だとすると、ダークトライアドも50くらいでほぼ半々の割合だそうです。
 
そんなダークエンパスを見抜くためのサインをまとめたので、今からみなさんに紹介していきたいと思いますので、よかったら身近にいる人に当てはまる人はいないかチャックしてみてくださいね。

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①表面的な魅力
 
ダークエンパスは相手の利用価値を見極めるために、最初は親切で優しい姿を見せます。
そうやって相手をその親切さや優しさ、魅力で一気に包み込んで相手を引き込み、信頼を築くのです。
 
ただし、その裏には利用や支配・コントロールといった意図が隠されています。
外交的でコミュ力も高く、お世辞を多用し、例えば相手をやたらと褒めるなどの行動をとります。
 
ダークエンパスは共感力が高いからこそ、相手の感情や心理状態を敏感に察知し、その情報をうまく利用して自己の目的や欲望を達成しようとするのです。
 
ダークエンパスは、相手が悩んだり弱っている時を見計らって、他者の脆弱な状態に共感し、その弱みを利用します。
彼らは不正直で、自分の目的達成やニーズを満たすことが最優先です。
 
彼らにとって利益が全てですから、指導や支援する立場でありながらもターゲットを納得させたり、うまくいくように導いたりすることを目指すのではなく、自分の価値観や常識を無理やり押し付けてきます。
そのため、話していても矛盾、物足りなさや、何かが欠けていると感じることがあるでしょう。
 
専門的な話をしながらもどこか胡散臭く聞こえたり、果たしてそれが真実であるのかどうか疑問に思うこともあるかと思います。
よって言葉遣いや仕草が荒々しく、言ってることが全部無茶苦茶で、不合理な発言をすることもあります。
 
彼らの行動が彼らの言葉と一致していないことがよくありますし、これらはすべて見せかけでフェイクなんですね。
共感して相手の懐に入りますが、自分が責任を取らなければならない状況や、都合が悪くなると、その後無視して接触を絶つゴースティングと呼ばれる行為を行うダークエンパスも多いです。
②計算高い
 
ダークエンパスは計算高く、嘘をつくことを厭わない(いとわない)人たちです。
高い共感力と同調性を持ちながらも、ターゲットに対して敵対心を抱き、支配欲が強い傾向があります。
 
支配欲が強いということは、恋愛や親子関係、夫婦関係、上司と部下の関係などで、束縛やコントロールを行う可能性があります。
グループ内でいじめを行う際にも、問題にならないと考えられるおとなしい人をターゲットを定めて、証拠が残らないように慎重に行動するため本当に卑怯です。
 
ダークエンパスがよく使用する心理的テクニックの方法
・ガスライティング
・ラブボミング
・被害者のフリ
・皮肉を言う
・脅す
・悪い噂を流す
・受動的攻撃
③罪悪感を感じさせる
 
ダークエンパスはターゲットに罪悪感を植え付け、無神経な行動を取ります。
攻撃的で悪意のあるユーモアを用いて、褒めながらディスするなどの狡猾な手を使うんですね。
 
結果的にターゲットは自己嫌悪に陥り、自信を失うことがありますが、ダークエンパスはナルシシズム、マキャベリズム、サイコパシーの特性を併せ持つダークトライアドでもあります。
ということは、容赦無く自分本位で生きるし、相手の負のエネルギーでさえも自分の内側でポジティブなエネルギーへと変えていくわけです。
 
ですから、彼らは大勢の前で悪口や否定的な発言をすることで、相手を傷つけ、恥をかかせるのです。
何のためかというと、自分が優越感に浸るためです。
ナルシストのように自己陶酔を搾取するため、マキャベリストのように相手を蹴落とし、自分が戦っているリングから排除するため、サイコパスのように他者を無慈悲に操作し、損得勘定だけで行動するためです。
 
とはいえ、エンパシーがありますから相手に対する思いやりも常に持っているわけです。
そのためあからさまに攻撃しなくても、どこか皮肉っぽい発言したり心配したふりをしながら自分が不利にならないような発言するので、敵対的な態度をとっているようには見えません。
 
本物のエンパスや、勘が鋭く洞察力が優れた人は、悪意を感じることができますが、ほとんどの人たちは簡単に騙されるでしょう。
ダークトライアドは攻撃性が強いため直接的な攻撃を行いますが、反対にダークエンパスは受動的な攻撃を行うことが多いです。
 
ダークエンパスは相手を助けながらも、「あなたのためにしてあげたんだよ」とさりげなく罪悪感を感じさせてきたり、自分の行動の正当性を主張したり、周囲の人たちを巻き込んで状況を混乱させたり、いつも自分が得をするように行動しながら生きています。

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④搾取する
 
ダークエンパスは他者からエネルギーを搾取し、食い物にします。
他人が傷つき悲しんでいるのを興奮したり、それに便乗して叩くようなアンチ活動をすることもあります。
感情にもエネルギーが含まれますから、彼らは相手の感情を利用して自己の欲求を満たそうとするのです。
 
気にかける振りをしながらも、相手の痛みを感じることで満足し、それを利用してエネルギーを得ます。
また、傷ついたり不安に感じている相手は、ナルシストやダークエンパスなどの人にとって絶好のチャンスです。
 
他にも情報の搾取というものがあります。
虐待行為をしていく過程において、被害者から情報を引き出し、個人情報、個人的な秘密やプライバシーを無理やり明かさせることで、相手の弱みに付け込むことがあります。
 
こうしてダークエンパスは他者を支配したりコントロールすることで、被害者の行動や意思決定に干渉し、自分の意向通りに動かして相手を操るのです。
そんな利己的で他者を利用するダークエンパスは、規則や法律を無視し、不正行為や詐欺をすることもあります。
⑤被害者意識が強い
 
ダークエンパスは被害者意識を強調します。
自分が不当な扱いを受けていると感じるため、ささいな出来事でも大げさに誇張し、自分を被害者として見せかけることで、他者から同情を引き出そうとするんですね。
 
例えば、実際には親から虐待を受けたことがなくても、同情して手を指しべてもらうために、自分を可哀想な立場に置き、大胆に嘘をつくこともあります。
反対に相手の感情に共感するふりをして特別扱いし、関心を引くために「それは辛かったね、大変だ」と少し大袈裟に話すことも得意です。
 
ダークエンパスが被害者意識を持つ理由は色々ありますが、大きく分けて4つあります。
1つ目は自己の利益の優先です。
被害者を装い同情や注目を得ることで自分の価値を高めたり、特別な扱いを受けることを理解しているからです。
 
2つ目は過去の経験や環境が影響していると考えられます。
例えば、過去に虐待やトラウマを経験したことで、被害者意識を強める場合がありますので、家庭環境や社会的な影響も、被害者意識を形成する要因になります。
 
3つめは強いナルシシズムです。
強いナルシシズムというのは、簡単に言うと歪んだ自己愛です。
私たちには自己愛が必要ですが、歪んだ自己愛は自己を中心に考え、自己保身のために他者を攻撃したり利用したりなど、健全なナルシシズムもあれば悪性ナルシシズムにもなるのが「自己愛性」なのです。
強い被害者意識は大抵の場合、この自己愛性から来ることが多いでしょう。
 
最後の4つめは注目されたい欲求です。
要はかまってちゃんなんですね。
自分が注目の的になっていないと嫌なんです。
 
ダークエンパスは自己中心的でありながら、同時に自己評価が非常に低いです。
なので、他者からの注目や関心を求めることで、自己評価や自己肯定感を高めようとします。
 
こういう嘘をついて人を騙したり、相手の感情を弄んでコントロールする人が身近にいると、どれだけ危険なのかということをこの動画で知っていただけたかと思います。
 
今日ご紹介したダークエンパスなど、関わると危害を加えてきたり警戒するべき人物をいち早く見抜きたい!という方へ、こちらの動画では、メンバー会員の方へ「性格に問題のある人を見抜く方法」について、解説しています。
 
当チャンネルのメンバーシップでは、今日の動画でご紹介したようなナルシストやサイコパスに対処するために必要なスキルや、心理的に攻撃してくる人から自分を守るための方法を公開しています。
 
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この記事を書いた人
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中村りん

アメリカ在住のナルシスト対策解説者・自己愛性虐待リカバリーコンサルタント

自身の経験から自己愛性パーソナリティ障害(NPD)、有毒な人(トキシック・パーソン)やガスライティングに関する専門知識を現地で学び、2021年よりYouTubeで情報発信を開始。

ナルシストの虐待サイクルを初めて日本に広め、認知度の低いナルシスティック・アビュース(自己愛性虐待)への理解を深めるため活動中。

最先端のナルシスト情報を取り入れながら「目に見えない精神的虐待」や「心理的に攻撃してくる人」への対処法を解説。

同じ経験をされた方々の自尊心の回復とエンパワーメントを支援することを目指す。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg