中村りんの心理学研究所

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ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

【弱点】ナルシストがあなたに知ってほしくない秘密 TOP5|自己愛性パーソナリティ障害

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【弱点】ナルシストがあなたに知ってほしくない秘密 TOP5|自己愛性パーソナリティ障害

 
今回は「ナルシストがあなたに知ってほしくない秘密」についてお話しします。
 
これらの秘密を知ることで、早いうちに彼らの嘘を見破って騙されたり、ナルシスティック・アビュースと呼ばれるナルシストによる虐待のサイクルにハマらないように対策を取ることができます。
 
このブログでは、ナルシストや心理的に攻撃してくる人から自分を守る方法や、アメリカの心理学を取り入れた対処法をわかりやすくお伝えしています。
 
先日発売開始した電子書籍でも、ナルシストの心理的攻撃に対処する方法や回復のための心のケア方法など、役立つ情報を詳しく解説しています。もしまだこの本を手に入れていない方がいらっしゃれば、ぜひこちらのリンクをご覧ください。そこから詳細をご確認いただけます。
 
この本には皆さんにとって有益な内容が詰まっていますので、たくさんの方が興味を持っていただければ嬉しいです。
 

ナルシストがあなたに知ってほしくない秘密TOP5

⑤人を愛することができない
 
ナルシストは頻繁に虚言を吐く癖があります。例えば「あなたのことを思って言っているんだからね」「あなたのことを大切に思ってる」「今まではごめんね。これからは君を幸せにするから」といった恋の始まりに使われるような甘い言葉を囁いてくる時は要注意です。
 
これはナルシストやサイコパスなどの人を操ろうとするパーソナリティを持つ人が、常習的に使うラブボミングと呼ばれる心理的操作のテクニックです。
 
家庭内暴力、モラハラやパワハラの加害者に多いとされるナルシストは、ターゲットに虐待行為を行った後、自分の過ちを認めて反省する態度を取って、改善することを約束しますが、実際のところは虐待と謝罪を繰り返します。
 
嘘が上手いナルシストに洗脳され、騙されてしまうとその愛情表現は偽りであるということにターゲットは中々気づけません。
 
ラブボミングは相手を騙すため、彼らの欲望を満たすため、目的を達成するための手段であり、彼らが人を愛せないもう一つの理由は共感力が非常に低いからです。
 
「自分さえ良ければそれでいい」という思考を持ち、彼ら自身は他者から称賛、愛情、承認を求めるわりに、他者の感情には鈍感なことが多いです。
 
自分の幸せばかり追求するので、周りが見えません。
 
幼い時に、虐待されていたナルシストは、親に人から愛させることを学んでいません。一方甘やかされて育ったタイプのナルシストは、共感性がなく、傲慢で他者を気にかけることができません。
 
自己愛性パーソナリティ障害の人と付き合ったり、結婚している場合は、彼らに愛されることを期待すると、被害者側の心の傷が増えてしまいます。付き合いたては順調だったとしても、ナルシストとの人間関係や恋愛は上手くいかないことの方が圧倒的に多いです。

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④本当は自分のことが嫌い
 
多くの方が、ナルシスト=自分しか愛せないと考えますよね。でも実際は、ナルシストは潜在的に自分自身を嫌っていて、自己嫌悪と憎しみを抱えている傾向があります。
 
その上、彼らの心の奥底にはあなたを羨ましく思っているという心理が背景にあり、嫉妬心が彼らを支配しています。
 
彼らは自分の痛みに過敏ですが、他者の痛みには鈍感です。なので、自己中心的な視点から他者を見ます。
 
こうした自分の問題を他の誰かに押し付ける行動を心理学では、投影と呼ばれ、要するにナルシストは自分自身の欠点を他人に見せたくないわけです。
③心理テクニック
 
ナルシストと言えば、コントロールと支配です。彼らはターゲットの心を操ったり、感情的に支配させたり、計画的に相手の判断を鈍らせたりする心理戦を図ってきます。
 
例えば、先ほどお話ししたラブボミングや、相手に恥や罪悪感といった否定的な感情をを植え付けたり、ガスライティングなどの巧妙な心理戦術を使用して、駆け引きをしてくるかもしれません。
 
皆さんは、ナルシストがどうして心理的テクニックを多用すると思いますか?
 
それには、3つの理由があります。1つめは、心理的に相手を操れば自分が有利になるように誘導できるからです。
 
2つめは、自己陶酔的な供給と呼ばれるナルシストが自己陶酔して自分自身を満足させるために使うエネルギーを補充する必要があるからなんですね。
 
そして、3つめは、自分自身に依存させるためです。
 
ナルシストである加害者に心理的テクニックを使用され続けると、ターゲットは自尊感情が傷ついて、自分で考える力が低下したり、最終的に加害者に依存する関係に陥ってしまうケースがあります。
 
感情的にターゲットを繋ぎ止めておくことで、彼らは自分の元から離れないようにがんじがらめにして、嫌がらせや虐待行為を加速し、自己陶酔を補いメンタルを安定させるのです。
 
まずナルシストは、ターゲットに対して単なる嘘よりもっと悪質で巧妙なガスライティングをして、記憶を上書きしたり、現実への認識を狂わせて自分自身に依存させます。
 
その後、サイレントリートメントと呼ばれる受動的攻撃や、さまざまな種類の精神的虐待をしたあと、離れていくターゲットにさらに追い討ちをかけることがあります。
 
例えば、周囲にネガティブキャンペーンをして、被害者と加害者の立場を逆転させます。これもアメリカの心理学でDARVOと呼ばれる心理的テクニックです。DARVOに関しても動画で解説しているので、まだ観ていない方は是非チェックしてくださいね。
 
②自分が加害者だという事実
 
自分が加害者だという事実をあなたや周りの人たちに知られることを嫌います。ナルシストは常に「自分が正しい」と考え、自分自身の問題行動さえも正当化する傾向があります。
 
しかし、被害者が嘘偽りなく、誠実で思いやりがあり、素敵なパーソナリティを持っていることをナルシストはしっかりと認識していると考えられます。
 
彼らがどうしてDARVOを使って、被害者と加害者のポジションを入れ替えるのかについて考えてみましょう。
 
たとえ、ナルシストが加害者であっても、その事実を受け入れるとその責任を取らなければいけません。自己愛の強い人は無責任で、その問題を自分自身が起こしたとしても、自分の非を認め責任を背負うことを大変嫌います。
 
だから、スケープゴートと呼ばれる身代わりになる存在を決めて、ターゲットにされたスケープゴートを集中的に攻撃するのです。スケープゴートは生贄という意味が含まれ、こうしたナルシストが行う精神的虐待は卑怯でむごいし、せこいし、非道だと思います。
 
スケープゴートになるということは、彼らが取らなければいけないはずの責任を引き受けることになる役割を果たさなければいけないということです。
 
あなたが彼らのエゴを養うために自己犠牲をしたり、無理をする必要はありません。
 
あなたはあなたの人生を生きて、あなたのために自分の人生を楽しんでくださいね。こうしたナルシストの虐待のサイクルや心理的テクニック、行動パターンを理解することは本当に素晴らしいことだと思います。
 
というのは、自分が被害者だと認識して、状況を客観視できているということは、その困難な状況から抜け出すために一歩踏み出した証拠だからです。

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よく「私がナルシストなのかも。」と悩んでおられる方からコメントをもらいます。
 
自分のせいだと自分自身を責めている方にお伝えします。
ナルシストは加害者と被害者を入れ替えます。
 
そして、離れようとする被害者を追って付き纏おうとすることもあります。本物の加害者は悪意がありますが、本物の被害者は悪くないのに自分を責めてしまう傾向があります。
 
それは日々ナルシストからガスライティングという精神的虐待を受けたことが原因であり、ガスライティングの被害者になると自分の欠点を探し出したり、酷い罪悪感を感じ続けます。
 
私もその一人でした。
 
被害を受けたからこそ、体験したからこそ分かります。アメリカで、自己愛性パーソナリティ障害やナルシシズムについて知識を身につけたことで立ち直れました。
 
もしナルシストの被害で悩んでおられる方や、最近このチャンネルにたどり着いて、私の動画を見始めたという方は是非知識をどんどん取り入れてナルシスト対策に役立ててください。
 
皆さんに自分自身を取り戻したり、また元気な姿で自分の人生を全うしてほしいと思います。
 
ただこの一つ一つの10分〜20分程度の動画が、自分自身を大切にすることが重要だと気づくほんの少しのきっかけになればいいと思っていますし、そう願っています。

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①自己愛性パーソナリティ障害について
 
ナルシストがあなたに知ってほしくないこと、それは自己愛性パーソナリティ障害についてです。
 
被害者になってしまったパートナーや、家族、部下、友達などがNPDに関する情報を知り、知識を深めるとナルシストはどうなるのかというと、虐待行為が明るみになり正体を暴かれてしまったことで、必然的に自分自身を改善しなければいけない状況に立たされます。
 
しかし、ナルシストは自分自身が変わることを恐れています。
ナルシストがナルシストでいなくなるということは、どういうことだと思いますか?
 
それは、これ以上他者をコントロールできなくなるということになるのです。
人を操れないと自己陶酔はもう搾取できません。
 
自己陶酔のタンクを満タンにすることができなくなるのは、彼らにとって残酷なわけです。なぜかというと、それが彼らにとって生きがいだし、それが彼らの希望だからなのです。
 
自己愛性パーソナリティ障害について知識がある方は、相手がモラハラ気質だったり、自己愛傾向が強いと気づいた時点ですぐに距離を置いて対処されることが多いです。
 
自己愛性パーソナリティを持つナルシストは、自分本意で自己愛的行動を取り続けるため、容赦無く他者を精神的にも傷つけ、周囲に悪影響を及ぼしたりなど、ナルシシズムの度合いによって危険なパーソナリティが形成されてしまうこともあります。
 
例えば、悪性ナルシストになってくるとサイコパスの要素も混じっているので、被害者を身体的に傷つけるケースもあります。
 
このように単純に自己愛性パーソナリティ障害を持つナルシストも、実はタイプ別に分かれていたりするので、どのタイプのナルシストを扱っているかで対処方法も異なります。
 
他の動画でもナルシストの種類や、それぞれの特徴や行動パターン、見分け方についてもじっくり解説していますので、このチャンネルで一緒に学んで、少しずつ傷を癒したりして、心理的に攻撃してくる人から身を守りましょう。
 
これからの時代、さまざまな社会問題、虐待行為、犯罪行為などにも繋がるナルシシズムについての理解を深めることや、目に見えない精神的虐待に関する認知度を広めることが重要になってくると思います。
 
多くの方に精神的虐待を知ってほしくて、情報発信しています。また、今被害を受けて困っている方や一人で悩んでおられる方は特に、オンラインでの被害者向けのコミュニティを広げていくことも大切だと考えています。
 
視聴者さん同士がお互いに情報交換したり、リアルで家族や友達に言えないことを他のメンバーに打ち明けたり、溜め込む代わりに少しでも吐き出せる場を設けることができたらいいなと思って、メンバーシップもやっています。
 
同じ境遇にいる人と繋がれるコミュニティに参加したいため、ナルシストに対処するために必要なスキルを身につけるため、私の活動をサポートするため、メンバー会員の方によって参加理由は様々ですが、メンバーシップではナルシストとの関係を持ったことがある人はもちろん、今後関わる可能性がある方にも役立つ情報を提供しています。
 
お互いにサポートできる温かいコミュニティを作りたいと思っていますので、お気軽にメンバーシップにも参加してみてくださいね。
 
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この記事を書いた人
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中村りん

2016年に渡米し、現地で自己愛性パーソナリティ障害(NPD)や心理学、ガスライティングに関する知識を学び、2021年にYouTubeで情報発信を開始。現在は、日本ではまだ知られていない自己愛性虐待(Narcissistic Abuse)の認知度や理解を高めることを目的とし、「ナルシスト対策解説者/自己愛性虐待リカバリーコンサルタント」として活動中。アメリカの最新心理学を取り入れながら、「目に見えない精神的虐待」や、「心理的に攻撃してくる人」への対処法を解説。同じ経験をされた方々の自尊心の回復とエンパワーメントを支援することを目指す。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg