中村りんの心理学研究所

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ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

ナルシストがこの世で一番嫌がる言葉 TOP5|自己愛性パーソナリティ障害

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今日は「ナルシストがこの世で一番嫌がる言葉 TOP5」というテーマで、自己愛の強い人が最も嫌いなフレーズを紹介していきたいと思います。

現在ナルシスト対策を学んでいる方にとって、彼らが一番言われたくない言葉を知っておくことは重要です。
 
なぜかと言うと、それらの言葉を誤って使ってしまうと、ナルシストに攻撃される可能性がありますが、もし彼らが嫌がる言葉を知っていると、あらかじめ警戒することができ、トラブルに巻き込まれないように上手く対処できます。
でも、反対に彼らの弱点を握って、必要な状況でこちらがこれらの言葉を投げかけると、ナルシストは逃げ場がなくなり、多少なりとも攻撃を回避したり、嫌がらせをやめさせたりすることができます。

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ナルシストがこの世で一番嫌がる言葉 TOP5

⑤嘘ついてますよね?
 
ナルシストの代表的な特徴の一つが嘘をつくことで、彼らはちょっとしたことで騒いだり、大袈裟に話したり、事実を曲げて平然と嘘をつくんですよね。
あたかも真実であるかのように話す技術に長けていて、一部のナルシストは、嘘をつく必要がない状況でも嘘をつき、いわゆる虚言癖といった嘘をつく癖がつき、言葉と行動に一貫性がありません。
 
彼らはどうしてよく嘘をつくのかというと、まず「人に自分を受け入れてもらいたい、認められたい」という強い承認欲求が理由の一つと、もう一つは彼らの生い立ちや家庭環境に問題があるケースが多いです。
家族によく嘘をつく親や兄弟がいて育った、虐待やネグレクトが起きている不安定な家庭状況など、他にも親が過干渉のタイプでいつも親の機嫌を損ねないように、顔色を伺って良い子を演じていたなど家庭内のトラウマが大きな要因の一つとして考えられます。
 
ナルシストが嘘をつく理由や目的は様々ですが、自己保身のためにターゲットの悪口を周りの人たちに吹き込んだり、他人を操作するため、責任転嫁や利益を得る目的達成などが挙げられます。
さらに、他者の評価に敏感なナルシストは、セルフイメージを保つためにも嘘をつく傾向があります。
 
具体的な例だと、職場で実際にできないことでも「絶対にできます!自分がやります!」と約束したり、バレたら余計にややこしくなるのに自信のなさから自分自身を大きく見せようとして嘘をつきます。
自分自身を誇張するためにつく嘘で済むならまだましですが、悪性ナルシシズムの強いナルシストは容赦無く人を騙し、お金を騙し取ったり、地位、相手が今いるポジションなど、欲しいものを奪い取ることがあります。
 
そこで彼らは、ガスライティングという心理テクニックを使います。
ガスライティングは、「意図的に誤った情報をターゲットに与えて、ターゲットが間違っていると思わせ、自分が正しいと主張することで、ターゲットの認識や記憶を歪曲し、自分の支配下におく心理的虐待の手法」です。
 
いわば一種のマインドコントロールなんですね。
ガスライティングは、ナルシストが何かを手に入れたい時や、自分の欲望を叶えるために欠かせない手段として使用されます。
例えば、言ってもないことについて「前にも言ったのに、覚えてないの?」とあたかも実際にあった話であるかのように主張し、ターゲットの記憶を混乱させながら会話を操作するんですね。
 
では、そんな巧妙なガスライティングを使用するナルシストに対し、こちらが正直な反応を示して、「いやいや、そんなこと絶対言ってないでしょ」「嘘つかないでよ。そんな約束してないから」「それ嘘でしょ。ここに証拠あるよ」「そんなこと言って、前も約束破ったよね。もうあなたの嘘は信じないから」とはっきり言うと、彼らは自分の嘘を信じさせるために、もっと巧みな嘘をついてガスライティングをしてくるでしょう。
 
嘘がバレたナルシストはとぼけ始め、嘘に嘘を重ね、あらゆる行動に出るかもしれません。
事実を否定し、偏向し、人格否定をして相手を過小評価し始めたりします。
 
実際の出来事を無かったことにするために、必死に隠蔽しようとしたり、事実をかき消したりして自身の嘘を隠そうとします。
よくあるのが、話を逸らす目的で行われる論点のすり替えです。
 
ナルシストは他責思考なので、「そんなこと起きひんかったし、あなたの方が間違ってる」「そんなん絶対ありえへん。あなたの記憶違いやろ?」「あなたのせいでこんなことになったんやん」と責任転嫁し、最終的には「もう過去のことでしょ。済んだ話をいつまで言ってんの?」など問題を矮小化し、言い訳を繰り返して問題解決をしないことが多いです。
しかし、こちらがそんな会話中に数々の嘘を織り交ぜるナルシストの心理的操作に屈することなく、彼らの嘘をとことん暴いたらどうなるのか。
 
自分自身が吐いた嘘によって、崩壊が訪れます。
嘘がバレてしまって、相手がもう自分の嘘を信じてくれないならこれ以上騙せないし、彼らはその後負うべき責任を取らなければならなりません。
嘘をつけないとターゲットを心理的にコントロールできないし、もう相手の自信を損なわせるために自尊心を削ることができないわけです。
 
嘘を嘘と知っていてあえて嘘を受け流すのも良しですが、わざとこちらが沈黙を続けて嘘を吐かせたり、ナルシストの嘘に振り回されないように、嘘が発覚した時点で突き止めたり、認めて謝ってもらったりなど、許される嘘と許されない嘘をはっきり区別することも大切です。

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こういう嘘をつくタイプの人の心理や対処法をまとめた電子書籍も販売しておりますので、まだ手に入れられていない方は、ぜひ読んでみてください。
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こっちは自己愛性パーソナリティの人への対処法や接し方メインになっています。
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④それって矛盾してませんか?
 
彼らは会話中、自己正当化をしながら、相手を論破してこれ以上歯向かってこないように黙らせたり、自分に従うように上手く心理テクニックを多用しながら、独自の視点から話します。
人の話を聞かず主語が「私」ばかりで、いつも自分の都合で、自分の考えを無理矢理押し付けて丸め込むんですよね。
 
ナルシストは共感能力が低いので、「この人はきっとこう感じてるんかな」と人の気持ちを考慮し、相手の立場に立って考えられません。
相手の気持ちをはかれないことから、どこか皮肉っぽく言ったり鼻につくような発言で相手を不快にさせることが多いです。
 
しかし、彼らは失敗を認めて、責任を背負いたくないので、「それって矛盾してませんか?」「言ってること滅茶苦茶ですよ」「言ってることとやってること全然ちゃうやん」というフレーズで相手の矛盾点を突いたり、間違いを指摘するとナルシストは高い確率で逆ギレします。
つまり、常に自分が正しいと信じるナルシストは、他人に自分の行動や考え方に疑問を投げかけられることを好みません。
 
そのため、「それって矛盾してませんか?」と言われるのを嫌うのです。
もっと言うと、誰かに自分の行動や意見が矛盾していることを指摘されると、自尊心や自己イメージが傷つく恐れがあるからです。

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③ふ〜ん
 
ナルシストがこの世で一番嫌がる言葉第三位は「ふ〜ん」や、「で?」などの無関心な態度です。
尊大型ナルシストは特に、学校や職場でいつも話の中心にいなければばらず、周囲から注目の的でないと傷つき、自分じゃなく他の誰かに対する褒め言葉や賞賛を嫌がります。
 
プライドが高いナルシストは自己愛損傷という傷が痛み、それが怒りとなり、ネガティブキャンペーンとして攻撃性に変わるんですね。
ちなみに私は以前、ナルシストの人たちは自分自身が好きで好きでたまらない人たちだと考えていたんですけれども、実際にはナルシシズムを持つ人たちは自分に自信がありません。
 
彼らはInsecure(不安定)であり、不安要素が人一倍強く、情緒不安定です。
ターゲットのことが羨ましくて憎いというよりも、本心は自分のことが嫌いなのです。
 
ターゲットの存在よりも、自分よりも優れたターゲットが自分を惨めな気持ちにさせるという事実を受け入れることを嫌がります。
彼らは自分自身に対する現実と理想のギャップに腹を立て、その怒りをターゲットに向けます。
それがナルシストの心理です。
 
例えば賞賛や注目などの自己陶酔といったものは、他者からのサプライであり、自尊心の向上に繋がります。
自己陶酔は人の悪口や噂で盛り上がって得られたり、色んな供給方法が存在しますが、人の噂が大好きなナルシストに対して、「で?」や「だから?」「誰もそんなこと気にしてませんよ」といった無関心な発言を言うなど、注目されないことは彼らに不快感を与えるでしょう。
②そんなことしても無駄ですよ
 
ナルシストは「そんなことしても意味がありませんよ」というような否定的な発言を嫌うので、特にこの言葉には注意が必要です。
彼らは相手に圧力をかけたい、コントロールしたいと考えており、自分の言動によって相手に様々な影響を与えたいと思っています。
 
心理は心の働きのことを指します。
ナルシストやサイコパスの心理に関する情報発信をしている中で、よく「彼らは無意識で行ってるんですか?」というコメントをもらいますが、意識的よりも潜在的にであるとされています。
 
まず、ナルシストは自己中心的であり、自己愛が高く、他者を操作しようとする人のことですよね。
こういう自分が一番!みたいな人は自分の欲求とかニーズを満たすために、他者を利用しようとしますが、その行動は無意識的に行われることがほとんどなんですね。
 
自己愛性パーソナリティ障害(NPD)を持つ人はとにかく「相手をコントロールしたい!支配したい!」という思いが異常なほど強いわけですから、相手の損得お構いなしに、無意識に自分への利益に繋がる行動を最優先します。
よって、彼らに「〇〇をしたら、こうなるけどそれでも大丈夫ですか?」とデメリットを伝えるのは効果的です。
 
例えば、ナルシストは相手に拒否されたり、否定されることを嫌うので、断られると幼児のように癇癪を起こしたり、怒鳴って、激怒することがありますよね。
彼らはターゲットを傷つけたい、相手の悲しむ顔や困っている顔が見たいと考えていますが、そのような理不尽な攻撃に動じず、自分を守るために過剰反応しないことが重要です。
 
自己愛性パーソナリティ障害や境界性パーソナリティ障害など、クラスターb群の人たちは情緒や感情が安定していなかったり、周囲が振り回されて、本人よりも家族や職場にいる人たちが悩まされやすいです。
ですが、彼らの非常にドラマティックな自己愛行動はあなたの責任ではありません。
 
自分自身を守るのに大切なのは、彼らの言動に影響されず、彼らの代わりに責任を取らない姿勢を示すことです。

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①あなたのしたことは絶対に許されることではない
 
ナルシストがこの世で一番嫌がる言葉第一位は、「あなたのしたことは絶対に許されることではない」という断言です。
彼らはターゲットに許して欲しいと願い、何度もチャンスを与えてもらいたがります。
 
これは私が何度も実際に体験したことなんですが、その経験から私が気づいたことは、やっぱりナルシストは「こいつは前も許してくれたし、今回も許してくれるやろ」と内心では甘く見られていたんですね。
こうした被害者が彼らの問題行動を何度も許容してしまうことが原因で、自己愛的行動がエスカレートし、状態がどんどん悪化します。
 
「いつか変わってくれるかもしれない」と期待を抱く被害者がいると同時に、ナルシスト自体も再度許しを得て、その負のサイクルに逆戻りすることに依存しているということが言えます。
時に、ターゲットが自分の言いなりにならないと、脅しの言葉を並べたり、「そんなこと言うお前がおかしい」と恥、罪悪感、恐怖感を植え付けます。
 
しかし、ターゲットが彼らのガスライティングや理不尽な攻撃に屈さず、真実を突きつけると焦り始めるんですね。
たまに「ナルシストがフーバリングしてきているのか、今まで自分にしてきたことを謝ってきてます。許した方がいいのでしょうか?傷つけられたことに対して、自分にはまだ許せない気持ちが多少あります。謝ってきてるのに許さない自分も性格が悪いのかなと思います。」という感じのコメントもいただくんですね。
 
許せない思いがあるのは、痛いほどわかります。
心の中がモヤモヤしたり、言語化できない複雑な感情があるのもすごく理解できます。
 
そのモヤモヤした負の感情を、皆さんに少しでも手放してスッキリして欲しいので、「ちょっとモヤモヤが解消できない」という時は、是非私の動画を観て欲しいです。
相手を許せないのは、それだけあなたが嫌な思いをしたということだと思います。
 
許せなくて当然だし、相手に対する怒りが収まらないからといって、決して心が狭いとか性格が悪いということではありません。
大切なのは、相手を許せない自分に厳しく接しないことです。
 
私がアメリカに来て一つ勉強したことなんですが、嫌だと思うことに対してはっきりとノーと言っても良いんだということです。
私たちは「それくらい我慢しなさい」と我慢は美徳だと教わってきました。
 
確かに、我慢する気持ちは時と場合によっては大切かもしれません。
しかし、我慢をしなくていいことを我慢して苦しむ必要はありません。
 
我慢することを頑張りすぎてしまうと、相手に何をされてもそれを黙って受け入れるようになり、次第に我慢することが当たり前だと思う習慣が身に付いてしまいます。
相手を思いやることは素晴らしいこと。
 
だけど、時に愛着しすぎると相手もダメになるし、自分も傷つくし、結果お互いにいい方向に向かない。
ナルシストがターゲットを使って自己陶酔のサプライを得ることに依存し、ターゲットが彼らに愛着を抱いて何をされても許し、離れられなくなる状態がまさに心理学でいう共依存なんですよね。
 
世間的に共依存はいけないものだとされていますが、私は皆さんに「共依存に陥ってしまった自分」を責めて欲しくありませんし、あなたのせいでそうなったのではありません。
もっと言うと、共依存やナルシストとの人間関係のせいで自己嫌悪に陥っても、余計に自分を見失ってしまうだけで、自分自身を責めても一つも良いことがないと、ずっと自分を責めてきた私がお伝えさせてください。
 
当時の私は、嫌なこともやりたくないことに対しても、ノーと答える選択肢すらないように感じていました。
ナルシストがそういう風に仕向けるのも原因の一つですが、私自身が「自分にはノーと選ぶこともできない」と自分で自分の心を縛っていたのです。
 
今思うと、それは大きな間違いだったと思います。
だけど、心理学に興味を持ち出してから、今まで自分が経験した辛い出来事と向き合い、私がいた状況を客観視することができました。
 
相手がナルシストかはともかく、時に他人によって傷つけられることがあります。
そんな時に、なぜ彼らがそのような言動を取るのか知り、攻撃や嫌がらせを受けても自分の価値を落とさないことにフォーカスすることで、意地悪な人から自分を守ることができます。
 
メンバーシップでは「ナルシストを見返して恨みを解消する方法」をお伝えしています。
ナルシストとの関係を絶って、以前の自分を取り戻すために前に進みたいという方にぜひ観て欲しいです。
皆様の参加をお待ちしております。
 
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この記事を書いた人
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中村りん

アメリカ在住のナルシスト対策解説者・自己愛性虐待リカバリーコンサルタント

自身の経験から自己愛性パーソナリティ障害(NPD)、有毒な人(トキシック・パーソン)やガスライティングに関する専門知識を現地で学び、2021年よりYouTubeで情報発信を開始。

ナルシストの虐待サイクルを初めて日本に広め、認知度の低いナルシスティック・アビュース(自己愛性虐待)への理解を深めるため活動中。

最先端のナルシスト情報を取り入れながら「目に見えない精神的虐待」や「心理的に攻撃してくる人」への対処法を解説。

同じ経験をされた方々の自尊心の回復とエンパワーメントを支援することを目指す。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg