中村りんの心理学研究所

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ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

【悪用禁止】ナルシストが最も嫌がる言葉 TOP5|自己愛性パーソナリティ障害

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ナルシストは自己愛性パーソナリティという特有の性格特性から、ある特定の言葉や行動に非常に敏感です。

今回は、彼らの最大の敵であるナルシストたちが最も嫌がる言葉TOP5をご紹介します。

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ナルシストが最も嫌がる言葉 TOP5

⑤しません。できません。行きません。
 
基本的にナルシストは、否定や断られることなど、相手に拒否されることを嫌う傾向があります。
皆さんご存知の通り、彼らは他人をコントロールしたくてしたくて堪らない人たちです。
 
皆さんも、彼らが自分が提案したことを否定されたり、誘いに断られるとどうなるのかよくご存知ですよね。
ナルシストと呼ばれる人たちは、自分自身を客観視できませんので、相手の気持ちや都合なんかお構いなしで、自分に従わせるように仕向けたがります。
 
なので、やっぱり相手をコントロールできないと怒りを抱いて、攻撃してくることが多いんですよね。
例えば、上司がナルシストの場合、残業を強要されて断ると間違いなく罪悪感を植え付けるような発言をして、威圧されているような雰囲気をかもし出してくる。
 
「本当にそんなことしちゃっていいのかな?」と言われているような圧迫感を感じさせてくるナルシスト上司もいるでしょう。
 
職場関係だけでなくて、夫婦でも同じです。
断ることに対して、相手の都合を考慮せずに何かしらの心理的な攻撃を仕掛けてくる人には要注意だと思います。
 
ナルシストでない人は相手に断られても、「じゃあどうしようか…」と次の手を打ったりして、他の方法を提案しようとします。
 
一方でナルシストは…
「自分の誘いに断るなんて許せない」とものすごくネガティブな感情に支配され、断られた瞬間から相手に攻撃を開始して、ターゲットの頭を悩ませます。
 
こちらの電子書籍でもナルシストの行動パターンから対処法まで、YouTube動画で紹介しきれていない未公開の役立つ情報をかなり詳しく解説していますので、今ナルシスト対策を強化したいという方はぜひ読んでみてくださいね。
 
ちなみになんですが、「ナルシストへの対処法は無視しかないの?」という質問をよく貰うのですが、彼らとの関係をたつよりも、完全に無視できないケースの方が圧倒的に多いかと思います。
 
というのも、ナルシストはどこにでも潜んでいますし、意外と結婚相手や親など、身近な人に自己愛の強い人が多いというのが現実です。
 
なので、仕事場の人や親や兄弟がナルシストなど状況も人それぞれ違いますし、どうしても付き合わなければいけないのであれば、被害者が一番最初にするべきことは「ナルシストのマインドゲームに参加しないこと」です。
 
嫌がらせをする加害者は被害者が誘いに対して断ると同時に、「どうして来ないの?」「あいつ付き合い悪い」みたいなマイナスのことを言って、とにかく相手の粗探しをしてはどうにかしてでもターゲットの気分を害します。
 
全てはナルシストが自己陶酔を補うために相手に精神的影響を与えようと試みるわけです。
もしも、ナルシストが自分にとって有毒な存在だと判明し、自分のメンタルに影響しているなら、まずは物理的だけでなく、感情的な距離を取ることが必要です。

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④あの人って本当凄いよね。
 
第5位でも申し上げましたが、拒否されることを嫌うナルシストは、他者が褒められいている時どういう風に感じるとのかというと、実は自分の存在を否定されているような危機感を感じてしまうんですね。
つまり、他の誰かが優秀であるという他人の賞賛コメントは彼らからしてみれば、間接的な自分への否定的な指摘なんです。
 
特にカバートナルシストは、承認欲求が常にあり、内心で傷つく、非常に脆い自尊心を持ちます。
それにもかかわらず、「私は高く評価されるべきだ」と過度に誇張された自己重要感も持ち合わせ、自尊心が低いのにプライドだけは異常なほど高いということです。
 
人と自分を比べて落ち込んだり、「なんて自分はダメな人間なんだ」と自分自身に対する劣等感や不安を感じやすい自己肯定感の低いタイプのナルシストは他者に嫉妬しやすいです。
 
隠れナルシストとも呼ばれるカバートナルシストとは正反対の外交的な尊大型ナルシストも、どちらの種類のナルシストもやっぱり称賛されないとプライドが傷つくし、相手の関心が他に向いているということは自分が注目されていないという事実を思い知らされるということです。
 
よってナルシストが最も嫌がることの一つは、他の誰かを「あの人って本当に凄いよね」と褒める言動です。
このような褒め言葉は、ナルシストにとって嫉妬心や自己愛を刺激し、無意識にマウントを取ることがありますよね。
 
自分は常に他の人よりも優れていると信じているナルシストは、自分が誰よりも優秀であると証明したいし、自己評価を高めるために競争心を燃やします。
 
なので、ナルシストとの関わりにおいて彼らに妬みを買うの避けたいのであれば、彼らのプライドを刺激しないようにするのも効果的な対処法と言えるでしょう。

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③あなたの負けです。
 
ナルシストは誰よりも勝ち負けにこだわる人たちで、彼らは負けてしまった時、自分が負けたという事実を認めることをできず、その敗北感と屈辱に耐えられません。
「他人からよく見られたい」というような自己顕示欲が強く、失敗に恐れているんですね。
 
公の場での屈辱は彼らに心理的な苦痛をもたらしますし、人前でミスすることが許されないのは、自己愛性の人は完璧主義だからです。
 
彼らのエゴというのは、ガラスのように壊れやすく非常に脆いもので、自分が笑われたり、尊敬されていないと感じた時に自尊心が傷つき始めます。
 
「〇〇さんの方が上で、優秀ですよね」というのは彼らを激怒させる結果となる可能性が高く、「あなたの負けです」と言うなんてもってのほかです。
敗北を受け入れたくないナルシストにとって、相手の勝利は決して認めません。
 
たとえ彼らが負けていたとしても、自らの負けを認めることは彼らからすれば、自分の存在を否定することと同じような感覚に陥るほど、自己愛が傷つくし、それを認めてしまったら自分自身が作り上げてきた誇大な自己イメージが崩壊してしまうのです。
 
つまりナルシストに「あなたの負け」と言うと、彼らの脆弱な自尊心を傷つける可能性が高く、攻撃的な反応を引き起こしてしまいます。
 
したがって、ナルシストが最も嫌がる言葉や行動TOP3は、彼らのプライドを傷つける言葉でもある「あなたの負け」です。
②間違っていますよ。
 
自己愛性パーソナリティ障害を持つ人は、自分は他の人より優れていて、注目され、賞賛を受けるべきだと信じ込んでいることから、彼らは「自分が間違うはずがない」と思い込んでいます。
よって、彼らは間違いを指摘されることを嫌がる傾向が強く、批判や非難されることに恐れています。
 
「え、でも自分たちは批判が嫌いなのにどうして他者を責めて攻撃するの?」と思った方もいらっしゃいますよね。
 
彼らが他者に厳しく、自分に優しい理由があり、それはナルシストの嫌がらせはあくまで、自己正当化を図って自己防衛しているに過ぎないからです。
 
嫌がらせを楽しむケースももちろんありますが、ほとんどの場合は、自分自身を守る目的で行われるハラスメントも多く、欠陥や間違いを指摘され始めると自分を守る体制に入る必要があるナルシストは、「人間は誰しもが間違い、自分も間違いをしてしまう」ということがちゃんと理解できず、失敗を受け入れられません。
 
プライドが異常なほど高い人にとって、自分の弱点を受け入れることはかなり難しくて、さらに自己肯定感が低いと自己受容することができません。
 
では、ナルシストに彼らの間違いを指摘するとどうなってしまうのかというと、間違いなく「攻撃された」ととらえられて、倍以上の攻撃を受ける可能性が高まるでしょう。
 
例えば、「こうしてくれない?」とお願いしたとしても、言い方が気に入らず、癪に触ったという理由だけでターゲットに精神攻撃を仕掛けるのがナルシストです。

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①嘘ついてますよね。
 
ナルシストは病的な嘘つきで、嘘をついている自覚がないことも多く、非常に洗練された嘘を繰り返して事実を捏造し、身の回りの人たちを上手く操作します。
 
特に、マキャベリズム(Machiavellianism)と呼ばれる操作的な要素を持つ人は、目的を達成するために嘘をついて相手を騙したいので、嘘をつくことを躊躇いません。
 
このマキャベリズムとさらにナルシシズム、サイコパシーの3つの要素を持ち合わせた人を心理学ではダークトライアドと呼ばれるんですが、ダークトライアドの人は本当に危険で、ナルシシズムとサイコパシーもやばいですがマキャベリズムを持っている人が一番危ないんじゃないかなと思わせられるほど、この性格特性の人に関わると不幸になります。
 
まず、マキャベリストは他者を利用し、非常に搾取的な特徴があるので、身近にいると注意が必要です。
助けるふりや心配しているふりをして近づいてきたり、話術が凄いので、人を簡単に騙します。
 
彼らがつく嘘もかなり巧妙で、色んな心理テクニックを使用してきますが、一番多いのが被害者のふりです。
 
加害者なのに被害者のふりをして、ターゲットの同情心を煽りながら、本来の目的を達成していくというような巧妙な手口を使って、他者を陥れるマキャベリストが嘘をついているとき、もしもこちらがその罠に気づいて、心理テクニックに察知して「それって嘘ですよね?あなた嘘ついてますよね?」と嘘を暴いたらどうなるのか。
 
彼らがよくやることは、罪悪感を抱かせるということです。
実際にこのテクニックはギルトトリップ(Guilt trip)と言って、アメリカの心理学ではかなり有名な心理的操作の手法です。
 
ナルシストは相手に罪悪感を感じさせ、ある特定の行動や要求を達成させるために、ギルトトリップという心理テクニックを使用します。
 
例えば、過去の行動を持ち出して相手を非難し、その結果として罪悪感を引き起こしたりします。
これは相手を心理的に操作する目的で行われ、ナルシストはターゲットに感情的にプレッシャーやストレスをかけて罪悪感を与えることで、自分の利益に繋げるのです。
 
ナルシストは計算高く、計画的に行動することがあります。
ですから、彼らは相手に罪悪感を植え付けながら自分の要求を求めると、それが叶うことを十分に理解しています。
 
だから、平気で「あなたは間違っている」「そんな風に考えるあなたはおかしい」「あなたが悪い」を無自覚に被害者を責め立てて、意図的に罪悪感を植え付けます。
 
ギルトトリップの心理的操作の罠に引っかからないためには、しっかりと対処法を実践する必要があります。
 
ギルトトリップが行われている状況では、必ず自分の価値観や信念を持って、ナルシストの言葉に振り回されずに「自分は何も言われても屈しない」という反発的な姿勢を見せつけることは効果抜群です。

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大事なことは、決してナルシストに洗脳されないこと。
そして、相手の発する言葉一つ一つ、それが事実かどうかを見極めてください。
 
本当にナルシストが自分に対して言ってくることは正確な情報なのか、自分は騙されていないか、相手がどういった意図で言っているのか、加害者の目的を探ることが賢明です。
 
私が悪性ナルシストからガスライティングをされていた時、彼女の口癖は「大丈夫。私を信じて。私の言う通りにすればうまくいくから。」「あなたは間違っている。そんなことしたら、〇〇になるよ?それでもいいの?」と脅しの言葉を使って、私をコントロールしようとしていました。
 
コントロールしようとしていたというよりは、完全に仕上がっている状態で、当時の私は判断力が劣っていましたし、強いストレスや緊張感からブレインフォグ(Brain fog)に悩まされていました。
 
ブレインフォグというのは、認知機能の低下、思考の混乱、記憶力と集中力の低下、情報処理の困難、思考の遅延(ちえん)などを特徴とする症状です。
 
頭の中がぼんやりとしたり、考えがまとまらない状態になります。
 
慢性的なストレスや、長期的なガスライティングを受けると、脳機能に影響を及ぼすので、身体の病気も招いたりするほどナルシストによる心理的虐待は非常に危険です。
 
過度のストレスやブレインフォグを解消して、以前のように健康的な思考を取り戻すためには、今日ご紹介したようなナルシストが最も嫌う言葉などを含めた、彼らの弱点を理解し、それに対処することが重要です。
 
ナルシストは特定の行動パターンや弱点があるので、これらを知ることで効果的な対策を取ることができます。
 
自己否定の概念を長年植え付けられ、自分自身を疑うことが当たり前のように習慣化されてしまった被害者からすると、自己を肯定することは簡単なことではありません。
 
だけど、最も重要なことはナルシストのコントロールを完全拒否し、自分の意思決定に自信を持つことです。
「私はこの有毒な関係を抜け出して、絶対に幸せになるんだ」と自分の境界を鉄壁で守る覚悟を持ち続けてみてください。
 
私は、当時辛すぎて「もうこの暗闇から一生抜け出せないんじゃないか」と絶望的でした。
 
だけど、この暗いトンネルから抜け出して、自分を傷つけた加害者よりも幸せになってやるんだと、ナルシシズムについて寝ずに必死に学びました。
 
暗いトンネルの中にいるように感じても、それは一時的なもので、ずっと続くわけではありません。
 
いつか終わりがやってきます。
 
あなたが今このブログを読んでくださっているということは、過去の傷や苦しみを乗り越え、新しい光を迎え入れる準備が整っている証だと思います。
 
こういう自分の利益につなげるために嘘をついたり、言葉巧みに騙してくる人の嘘を暴けたらいいと思いませんか?
メンバーシップで「嘘をつくナルシストから本音を引き出す方法」をご紹介しています。
 
この動画を観てくださったメンバー会員さんからは、
 
「動画を見て、今まで自分に何が起きているのか理解できなくて苦しんだり悩んだりしてきたたくさんのことは、すべて枝葉だったのだと気づき、もう迷わないでいたい。
人生の答え合わせをするような気持ちで学んでいきたい」
という声をいただいております。
 
会員限定の動画配信が観れるメンバーシップでは、通常動画では公開しないメンバーシップならではの情報をお届けしていますので、まだ参加なさっていない方はお気軽にメンバーシップにも是非遊びにきてくださいね。
 
皆様の参加をお待ちしております。
 
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この記事を書いた人
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中村りん

アメリカ在住のナルシスト対策解説者・自己愛性虐待リカバリーコンサルタント

自身の経験から自己愛性パーソナリティ障害(NPD)、有毒な人(トキシック・パーソン)やガスライティングに関する専門知識を現地で学び、2021年よりYouTubeで情報発信を開始。

日本でまだ知られていないナルシスティック・アビュース(自己愛性虐待)の認知度や理解を高めるため活動中。

最先端のナルシスト情報を取り入れながら「目に見えない精神的虐待」や「心理的に攻撃してくる人」への対処法を解説。

同じ経験をされた方々の自尊心の回復とエンパワーメントを支援することを目指す。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg