中村りんの心理学研究所

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ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

【虚言癖】嘘がバレたナルシストの末路を徹底解明!|自己愛性パーソナリティ障害

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【虚言癖】嘘がバレたナルシストの末路を徹底解明!|自己愛性パーソナリティ障害

 
今日は、リクエストの多いトピックについてお話ししたいと思います。それは、「嘘がバレたナルシストの末路」についてです。
 
ナルシストがどのように嘘を織り交ぜて、その崩壊が訪れるのか、深く掘り下げていきたいと思います。
 
彼らは自己陶酔し、時に傲慢で、自己中心的な行動をとりがちですが、嘘が明るみに出た瞬間、彼らの末路が待ち受けています。
 
彼らがどのようにして自分自身が吐いた嘘によって、その末路にたどり着くのか見ていきましょう。前半はナルシストの特徴や嘘の傾向について、後半は嘘がバレた時の彼らの行動や末路について詳しくお話しします。

ナルシストは病的に嘘をつく

 
ナルシスト(Narcissist)とは、自己愛性パーソナリティ障害の特徴を持つ人を指します。
彼らは自己中心的な思考や行動をし、極端な自己愛の傾向があり、信じられないほどの嘘をつく癖があるため、病的な嘘つきだと言われています。
 
「じゃあナルシストと自己愛性パーソナリティ障害の何が違うの?」と思った方も多いと思います。
 
アメリカの心理学では正式な診断が必要であり、診断されていない特定の人物を一概に「自己愛性パーソナリティ障害」と呼ぶことは滅多にありません。
 
つまり、ナルシストや自己愛が強い人はグレーゾーンに位置し、一般的にざっくり自己愛性パーソナリティ障害、あるいはその傾向がある人のことを「ナルシスト」と呼びます。
 
そんな自己愛の強いナルシストは、「生きていく上で嘘をつかなければいけない」と潜在的に感じますが、その理由は3つあります。
 
1つめは強い承認欲求です。
 
彼らの心の中にはいつも、虚しさや恨み、競争心が存在しています。「人に認めてもらいたい」という気持ちが人一倍強いので、嘘をつく必要がない場面でも頻繁に嘘をつくのです。
 
2つめは彼らの生い立ちです。
 
実は、こうした平気で嘘をつく人の背景には、生い立ちなど家庭環境に問題があるケースが多いんですね。
 
その結果、無自覚で嘘をついたり、病的な嘘つきであるナルシストは、他者を操りたがる性格をしています。
 
3つめは、低い自己評価です。
 
彼らは潜在的に「自分には価値がない」と思い込み、自己価値や自信の不足に悩んでいるのが原因で、頻繁に嘘をつくことがあります。
 
次にそんなナルシストがどのように嘘をつくのか、彼らがつく嘘の種類と具体例を見ていきましょう。

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ナルシストがつく嘘の種類と具体例

①自己顕示欲を満たすための誇大妄想的な嘘
 
例えば、自分を良く見せようと、実力以上に自分の実績や能力を誇張して、相手に自己の優位性をアピールするために嘘をつきます。
②自己防衛のための嘘
 
自分自身が抱える欠点や失敗を隠すために嘘をついて、ガスライティングと呼ばれる心理的虐待を行なうことで、非難を回避しようとします。
③他人を操作するための嘘
 
他人の感情や行動をコントロールするために、嘘をついて意図的に相手を惑わせたり利用したりします。
 
例えば、「約束をする」と言っておきながらも、その約束を守る気なんかさらさらなかったり、「絶対に大丈夫だから」と相手を安心させて、裏切ったり騙したりなどが例として挙げられます。
④責任転嫁のための嘘
 
自分が犯した過ちや責任を他人になすりつけるために、嘘をついて自己保身を図ります。
⑤セルフイメージの維持のための嘘
 
自己の概念に関して、自分が他者からどう見られているかなど、他者の評価に敏感なナルシストはセルフイメージを保つために、都合の悪い事実や真実を歪曲し、都合の良い側面だけを強調する嘘をつきます。

嘘がバレたナルシストはどうなる?

 
嘘がバレたナルシストは、ある行動に出ます。
 
それは、Deny,Deflect,Devalue,Dismissで、4つのDから始まる行動だと言われています。それぞれを簡潔に説明していきますね。
① Deny(否定)
 
嘘をついたことや自身の責任を否定し、その事実を否認する行動を取ります。
 
それが裁判であっても、相手が弁護士や警察であったとしても「そんなことしていない」「そんなこと起こっていない」と嘘の主張します。
② Deflect(そらす/偏向する)
 
自身の責任を他人に転嫁しようとします。自分の過ちを他人のせいにしたり、他人に問題があると言って自身を逃れようとします。
 
例えば、子供を虐待している親がいたとしたら、それがバレてしまった時、「腕が当たっただけ」「転んだだけ」と被害者である子供のせいにまでして、自分のしてきたことを隠すために嘘でごまかします。
③ Devalue(脱価値化)
 
脱価値化というのは、ナルシストがよく他者の価値を下げる行動を取るんですね。これを脱価値化と言って、彼らは相手を非難したり、批判したりして自身を正当化しようとします。
 
「あなたのせい」「あなたに問題がある」
「あなたが間違っている」「あなたがこの問題を引き起こした」
「あなたがおかしい」「あなたが私の言う通りにしないから」
「あなたに至らない所があるから」「全部あなたのせいだ」
と言って相手を貶めます。
④ Dismiss(取り消し)
 
実際に裁判で判決が取り消される時にも、Dismissと使われ、このニュアンスから感じ取れるように、事実を無かったことにする行動を取ります。
 
隠蔽しようとしたり、事実をかき消したりして自身の嘘を隠そうとします。

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嘘がバレたナルシストの末路

 
人を見下し他人に敬意を払わず、自分の都合のいいように嘘をついて、人をコントロールしたがるナルシストの末路はどうなるのか、彼らが嘘をつき続けた結果起こりうる可能性があることを今から3つお話しします。
①一生嘘をつき続ける
 
ナルシストは、嘘に嘘を重ねて生きていく道を選びます。自身が嘘をついていることを認めることはありません。
 
それはどうしてかというと、自分が常に正しいと信じているからです。
 
自分の非を認めることは自分の存在を否定するのと同じなので、嘘を認めることは許されないと感じています。ただし、被害者が証拠や証人を出した場合、加害者であるナルシストは今までの悪事を隠し通すことはできません。
 
嘘に嘘を積み重ねた彼らは、もっと事態を深刻化し、罪を償わなければなりません。嘘を連発し、被害をごまかした代償を払うのはナルシスト自身になります。
②信用を失う
 
嘘がバレることで、もちろん周りにいる人たちからの信用を失います。どうしてかというと、周囲の人たちは彼らが常に嘘をつく傾向があることを知り、信頼しづらくなります。
 
結果的に孤立し、関係が壊れていく可能性があります。
③孤独
 
嘘がバレたナルシストは、自身の行動や嘘によってどんどん孤独を感じていきます。彼らの自己愛的な振る舞いとか態度、吐いた嘘によって周囲とのつながりが希薄になり、孤独感が強まることがあります。
 
自己愛性パーソナリティ障害の人の特徴として見られる共感力の欠如から、他人との深いつながりや共感を築くことが難しくなる場合もあります。
 
彼らは嘘をつき続けることで自分を守る一方、家族や職場にいる人たちとの信頼や関係性を失うことになり、最終的に孤独が待ち受けているケースが多いです。
 
一度嘘をついて人を騙すと、その嘘がバレた時にさらに嘘をつかなければなりません。ナルシストは、病的に嘘をつき、いわゆる虚言癖という嘘をつくのが当たり前になっている状態になります。
 
嘘をつくことは彼らが他者をコントロールする目的で行われ、都合が悪くなるともっと大胆に嘘をつくようになり、その嘘が見破られてしまった時、後で取り返しのつかないような結果になる可能性もあります。
 
良心がなく、人を裏切り粗末に扱うナルシストは、調停の場でも嘘の証言をして、自己正当化を図ろうとします。
 
今日お話ししたように、ナルシストは嘘がバレた時、人から信用を無くします。そして、「あの人は嘘ついてばっかり」と言われるようになり、最終的に待ち受けているのは孤独や悲しい結末なのです。
 
被害を受けた側からすると、嘘をつかれて騙されることは、本当に許せないことで悔しいですよね。
 
ナルシストは、嘘をついても悪気はなく、無自覚で嘘をつくと私たちは覚えておく必要があり、身近に嘘をよくつくタイプのナルシストがいる場合は、十分に警戒することが大切です。
 
今後もナルシストがつく嘘を暴いたり、皆さんがどういう風に対策していけば自分自身を守ることができるのかなど、具体的な対策をお届けしていきますので、どうぞ今後の配信もお楽しみにしていてください。
 
嘘をついて騙したり、感情を操ってきたりなど、心理的な嫌がらせをしてくる人に対処する方法について、メンバーシップ限定動画で詳細を説明しています。これを見ることで、ナルシストに対して有効な対処法や、自分自身を守るためのノウハウを学ぶことができます。
 
特に、『ナルシストがターゲットをコントロール出来なくなったサイン』については、この動画で詳しく説明しています。
 
是非このチャンネルの会員になって、ナルシストとの戦いにおいて強く入れるよう、ナルシスト対策を学んでみてくださいね。

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この記事を書いた人
20230617021657
中村りん

2016年に渡米し、悪性ナルシストにターゲットにされた経験から、現地で学んだ自己愛性パーソナリティ障害(NPD)、心理学、ガスライティングに関する知識を活かし、2021年にYouTubeで情報発信を開始。日本ではまだ知られていない自己愛性虐待(Narcissistic Abuse)の認知度や理解を高めることを目的とし、”ナルシスト対策解説者”として活動中。同じ経験をされた方々の自尊心の回復とエンパワーメントに向けて、「目に見えない精神的虐待」や、「心理的に攻撃してくる人」への対処法をアメリカの最新心理学から解説。

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