中村りんの心理学研究所

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ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

精神的虐待をする人の特徴 TOP5|自己愛性パーソナリティ障害

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精神的虐待は目に見えないので、被害者自身が虐待を受けているということに気づきにくいですが、精神的虐待をする人のサインを把握しておくことで早期に対処することができます。

今回は精神的虐待をする人の特徴TOP5を紹介するので、今からお伝えするこれらの5つのサインを注意深く見ていただき、自己防衛のために役立ててくださいね。
 
心理的虐待について詳しく解説した電子書籍も最近書かせていただいて、ナルシストに関する情報が詰まった内容になっているので、良かったらこちらも是非読んでみてください。
 

精神的虐待と心理的虐待の違い

 
まず最初に、このチャンネルで多く取り上げているテーマである精神的虐待と心理的虐待なんですが、実はそれぞれ若干意味が異なるんです。
 
「じゃあ精神的虐待と心理的虐待は何が違うの?」と思われている方もいらっしゃると思うので、初めに簡単に精神的虐待と心理的虐待の違いについてお話ししたいと思います。
 
精神的虐待と心理的虐待。
この2つの種類の虐待は基本的には似たような意味合いがありますが、実は微妙に異なる点があります。
 
精神的虐待は、一般的には心理的なダメージを与える行為を指します。
これには、言葉や態度を使って相手の自尊心や自信を傷つけることが含まれます。
 
例えば、侮辱、嘲笑、軽視、脅迫などが精神的虐待の例となります。
一方で、心理的虐待は、主に精神的な圧迫とか操作することによって相手をコントロールしようとする行為を指します。
 
被害者に対して偽りや嘘をつくことで、混乱や不安を与えることがあるんですね。
例えば、ガスライティング(被害者の認識や記憶を曖昧にしたり、否定したりすること)が心理的虐待の一例です。
 
要約すると、精神的虐待と心理的虐待の違いは、主に行為の目的と手段にあります。
精神的虐待は主に相手の感情や自尊心を傷つけることを目的として行われる一方で、心理的虐待は相手を混乱させたり、コントロールすることを目的として行われます。
 
ただ、精神的虐待と心理的虐待の境界は曖昧ですので、一つの行為が両方に該当する場合もあります。
 
要するに似たような行為ですが、今回はいつもお話ししている心理的虐待を踏まえた「精神的な虐待をする人の特徴」についてまとめましたので、身近に当てはまる人はいるかぜひチェックしてみてくださいね。

精神的虐待をする人の特徴 TOP5

⑤人を見下して馬鹿にする
 
精神的虐待をする人は、批判的です。
相手を軽視しがちで、平気で侮辱したり、陰で悪口、誹謗中傷、人格否定をしたりなど、とても冷酷な特徴があります。
 
面と向かって言わずに、ネチネチとした陰湿なやり方で被害者をいじめることも精神的虐待なわけで、精神的虐待の形は様々です。
例えば、加害者は裏で陰口を叩いて人格を攻撃することで、被害者の名誉を毀損するわけです。
 
彼らがこうした行動を取るのは、必ず意図があります。
いくつか考えられますが、まず一つ目に挙げられるのがコントロール欲です。他者を馬鹿にすることで、自分を優位に立たせられるので、自己肯定感を高められるからなんですね。
 
そして、2つ目に精神的虐待をする人は、相手を傷つけて精神的に苦しめることに快感を感じることがあるんです。
自分を上位に置けると、まるでパワーがみなぎるように、相手を見下すことでエネルギーを感じることができるんですね。
 
最後の3つめの理由は、自己愛性です。
自己愛性パーソナリティ障害を持つ人は、自分を中心に置き、他者を軽視する傾向があります。
 
自分自身を重要視する一方で、他者を馬鹿にすることで自分をより特別な存在と見なすことができるからです。
だからいくら相手が結婚相手や恋人だったとしても、子供や大切な存在であっても、自分自身を棚に上げて「自分はあなたのために〇〇してやっている」と横柄に振る舞えるのです。
④異様なまでも嫉妬心を抱く
 
精神的虐待をする人は強い独占欲を持つため、例えば被害者の人間関係、容姿(服装や髪型、メイク)、嗜好など、ありとあらゆることを全てコントロールしようとします。
他にも例を出すと、相手に浮気を疑ったり、自分以外の人との交流を制限することで、相手を苦しめる行為も精神的虐待の一つです。
 
被害者はこのようなコントロールされる状況によって、自分自身が本来持つべき自由や自己表現を奪われますので、心理的な苦痛を受けることがあります。
 
酷いケースだと、被害者の気づかないうちに行動を監視したり、パートナーが実家に帰って家族に会うことを拒んだりといったコントロールする言動が目立つようになります。
③何でもすぐ人のせいにする
 
精神的虐待をする人には、他人のせいにする傾向や屈辱を与える行為、嘘をつくこと、ガスライティング、言葉で攻撃することなどの特徴があります。
自分の行為についても責任を他人に押し付け、相手を責めたり、わざと大勢の前で相手を恥ずかしい状況に置いたり、屈辱を与えることで自己の優越感を高めようとします。
 
ガスライティングという心理的虐待の一つとされる手法を使って、相手の認識や記憶など事実を歪曲し、自分の言動を正当化するために嘘をついて他人を欺きます。
精神的虐待を行う人は、言葉で攻撃することが多く、侮辱的な言葉や嫌がらせを行い、相手を容赦無く傷つけようとします。
②嫌だと言っているのに、いじめをやめない
 
精神的虐待をする人は、被害者の嫌がることや意見を無視し、いじめを一向にやめません。
被害者の気持ちを尊重せず、自己愛的な行動や自慢を目立たせることが多いので、例えば会話中、意固地で他人の意見を受け入れられません。
①物に当たる
 
例えば、物を投げて壊す、壁を殴ったり蹴る、ドアを強く閉めて大きな音を出すなども精神的なDVにあたります。
「手を出されていないからDVではない」という声をよく聞きます。
 
暴力は殴ったり蹴ったりするだけでなく、物に当たって相手を怖がらせる行為は精神的な暴力です。
精神的な暴力は他にも沢山あります。
 
例えば、子供を使って脅したり、何か条件を突きつけて、相手を傷つけて不安にさせる目的で「〇〇しないと〇〇する」というような発言を繰り返すこともあります。
 
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この記事を書いた人
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中村りん

2016年に渡米し、現地で自己愛性パーソナリティ障害(NPD)、ガスライティングや有毒な人(トキシック・パーソン)に関する専門知識を学ぶ。2021年よりYouTubeで情報発信を開始し、ナルシスティック・アビュース(自己愛性虐待)の認知度と理解向上を日本で推進するため、「ナルシスト対策解説者/自己愛性虐待リカバリーコンサルタント」として活動中。

アメリカの最先端のナルシストの情報を取り入れながら、「目に見えない精神的虐待」や「心理的に攻撃してくる人」に対処する方法を解説。

同じ経験をされた方々の自尊心の回復と、本来備えている内在的な力を再び取り戻すためのエンパワーメントを支援することを目指す。この重要なテーマに対して情報提供と、社会全体への意識醸成に貢献することを使命とする。

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