中村りんの心理学研究所

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ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

【一瞬でバレる】ナルシストと被害者の「違い」を見分ける方法|自己愛性パーソナリティ障害

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【一瞬でバレる】ナルシストと被害者の「違い」を見分ける方法|自己愛性パーソナリティ障害

 
皆さんはナルシストと口論したり、揉めている時に『え、自分がナルシストなのかな』『私の自己愛が強いのかな』と感じたことはありませんか?
 
『ひょっとすると自分がモラハラをしているんじゃないのかという罪悪感に駆られる』という悩みは視聴者の方からよく貰うんですね。
 
今日は『ナルシストと被害者の違いを見分ける方法』をご紹介します。今回の内容は特に誰かを診断するということでなく、自己愛の強い人がよく使うセリフや行動を少し分析して、会話からナルシストを見分ける方法として役立てていただけます。

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ナルシストと被害者の違いを見分ける方法

①被害者は解決方法を模索する
 
ナルシストか被害者を見分ける簡単な方法は、あなたがこのチャンネルにたどり着いたということに尽きると思います。
 
被害者はこうして私のチャンネルで『どうしたら問題解決に導くことができるだろう』『どうすれば彼/彼女と上手くやっていけるだろう』『どうすればメンタルや自尊心が回復するだろう』と一生懸命そこにある問題を上手く処理しようと行動します。
 
ナルシストはそんなこと気にもしません。自己愛傾向が強い人は、問題から目を背け責任から回避するために言い訳を繰り返す傾向があります。
 
親子や夫婦などどんな関係でも、喧嘩が起こるのはごく普通のことですよね。例えばカップルが喧嘩しても、お互いに不満をぶつけたとしても、最終的に話し合って仲直りできるはずです。
 
育ってきた環境が異なるので、意見の食い違いや価値観の違いが原因で喧嘩することもありますよね。
 
ナルシストとの関係の場合だと、ナルシストは一方的に被害者に自分自身の価値観を押し付けて、被害者の気持ちに耳を傾けることはありません。それが被害者が孤独や孤立を感じる理由でもあります。
②被害者は混乱し、ナルシストはすっきりしている
 
ナルシストの自己愛性虐待の被害者は、彼らの精神的虐待であるガスライティングを日々受けてきたことによって、頭の中が混乱してしまうことが多いです。
 
反対にナルシストは相手の意見を聞き入れず、彼ら自身の心の中でがっちり固定された主観的な考え方を無理矢理押し付けて、わかり合おうともしません。
 
そもそもナルシストとの話し合い自体、お互いのために行われているのではなくあくまで『ナルシスト自身のため』だからです。

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③ナルシストは責める口調で話す
 
被害者は1つめにお話ししたように、2人が抱える問題を解決する為に『こうした方が良いと思う』『私はこうしたい』と提案するのに対し、ナルシストは『お前はどうしていつもこうなんだ』『全部あなたが悪い』『あなたはどうなの?』と相手を責める口調で会話を進め、威圧的な特徴があります。
 
被害者が抱える不安や不満を少しでも口にすると、『指摘された!自分の存在価値を否定された!』とプライドが傷つくわけです。
 
なので、彼らは相手に反対意見を述べられたり自分の意にそぐわないと過剰に反応するんですよね。
 
現に、自己愛性パーソナリティ障害の人は、否定されることに過敏で指摘されるとかなり落ち込んだり、鬱や引きこもりになるという症状があります。ですので、自己愛の強いナルシストは自分の思い通りになるまでキレて被害者を責め立てます。
④被害者は悲観的、ナルシストは攻撃的
 
ナルシストは自己愛憤怒という激しい怒りを起こして、被害者に酷いモラハラ行為を繰り返します。
 
自己愛憤怒の形は爆発的な怒りだけとは限りませんが、基本的には鬼の形相で被害者を罵倒して、汚い言葉を並べて相手をこき下ろすんですよね。
 
ナルシストは攻撃的ですが、被害者は悲観的です。長期間モラハラを受け続けることで『自分に至らないところがあるからだ』『どうしてこんな人と結婚しちゃったんだろう』と落ち込んだり、自分自身を責めてしまいます。もしくは感情的にもなります。
 
皆さんにお伝えしたいとっても重要なことなんですが、相手の挑発に反応したり、挑発に乗って感情的になって声を上げてしまうことは決してナルシシズムの振る舞いではありません。
 
私たちは人間なので反応することは当たり前のことですし、ずっとモラハラに耐えることが難しいことはモラハラをされた被害者の方が一番ご存知だと思います。
 
こちらの動画でもお話ししてますように、相手に反応させる目的で挑発したり嫌がらせをする行為は、アメリカでは『反応性虐待』と言って、精神的虐待の一種に該当するんですね。
 
 
相手にマウントを取ったり、挑発してエネルギーを搾取する。『こんなタイプの人がいて困っている』という方は、反応性虐待を受けている可能性大です。
 
実はこの反応性虐待は日本ではまだ周知されていない種類の虐待です。気になる方はこちらの動画で解説しているので、是非ご覧になってくださいね。
⑤被害者は共感力が高く、ナルシストは共感力が低い
 
共感力が高い被害者は、相手が話すストーリーに感情移入しやすかったり、感情的になりやすいです。
 
共感性が高いタイプの人は心理学では『エンパス』と呼ばれ、エンパスについてもこちらの動画で特徴をまとめているので、皆さんも当てはまるか是非観てください。
 
 
もし皆さんがエンパス体質である場合、ナルシストにターゲットにされやすいというデータが出ています。
 
ナルシストが抱える痛みを同じように感じることができるほど、相手に共感する能力が高いのでエンパスでいることは他者の影響を受けやすいわけです。
 
ナルシストやソシオパスは共感力がかなり低いですが、偽ったり演じることは可能です。ですので、『うん。気持ち分かるよ』と表向きでは言っていたとしても、実際には相手の気持ちを踏み躙るように裏切ったり、他人を陥れたりするパーソナリティを持つんですね。
 
例えば、もし相手の気持ちを汲み取ることができれば会話中に皆さんを馬鹿にしたり、侮辱したりからかったり、モラハラをすることはありません。
 
もし皆さんの共感力が高く、相手の気持ちを理解しようとしたり、他者の痛みや苦しみが分かるのであればナルシストの可能性は非常に低いと言えます。

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⑥ナルシストは自分を過大評価し、被害者は自分を過小評価する
 
自己愛性パーソナリティ障害の主な症状は誇大性、『自分は特別である』という空想にとらわれ、常に賞賛や注目を受けることへの依存が挙げられます。
 
『自分は偉大な存在であり、特別な人間である』と思い込み、頻繁に『自分はいつか◯◯するんだ』といった発言を繰り返すなどして、ファンタジーの世界に住むと言われています。
 
ナルシストは見栄を張るために行動し、言動や人間関係も非常に表面的です。
 
例えば、SNSで現実の生活とは異なったものを見せびらかしたり、派手なキャラクターで偽ったりして、周囲の注目を浴びようとするとナルシシズムの研究者は仰います。
 
常に『自分には価値があるんだ』と周囲に認められないといけないので、誇大性をアピールし人と比較し続けます。
 
そのためには、相手を過小評価することが必要ですので、彼らは被害者に嫌がらせやモラハラをして、相手の価値を低く評価します。
⑦ナルシストは自分が正しいと思い込み、被害者は何が正しいのか分からない
 
ナルシストと関わると自分の直感よりも、相手の発言を信じ込んでしまうようになります。
 
皆さんの中にも、『自分のせいなのかも』『自分の自己愛が強いのかも』『話が通じないのは自分の説明不足で、伝え方が下手だからなんだ』『きっと私のわがままななんだ』と自分自身の感覚を疑ったことがある、もしくは疑わずにはいられないといった経験をされた方が多いと思います。
 
ナルシストは相手に『自分に落ち度がある』と思わせるための話術がすごいんですね。
 
話していると相手のペースに飲み込まれてしまい、ましてや何年も一緒にいれば、完全に自分らしさを失ってしまいます。
 
彼らは間違ったこともそれっぽく話して、相手に誤解させる天才なので、家族や職場にナルシストが’いる場合は簡単にマインドをコントロールされてしまうんですよね。
 
ナルシストは『100%自分は正しい』というスタンスを取ってきますが、被害者は『自分が間違っているのかも』『自分がおかしいのかもしれない』と、自分自身の行動や記憶、認識などの自己感覚を疑ってしまうのであれば、高い確率でナルシストによる自己愛性虐待の被害を受けたということが言えます。
⑧被害者は『自分がおかしいんじゃないのか』と感じる
 
大半の被害者は『自分が間違っているんじゃないのか』『おかしいのは自分なんだ』と感じてしまいます。
 
理由は3つあって、
①ナルシストの責任転嫁
②ナルシストは『絶対に自分が正しい』というスタンスを取ってくる
③被害者は間違いを認めさせられ、謝罪し相手をなだめる
これらが長い期間、繰り返されてきたことにあります。
 
モラハラ加害者は理想の自分を追求し、不安定な自尊心を満たす目的で自分自身の心の中を被害者に移して、完璧を求めます。
 
上手に飴と鞭を使い分けて、自己陶酔を得られないと被害者を強く非難し攻撃します。
 
被害を受ける期間が長ければ長いほど、ダメージも大きいものになると思いますし、最終的に『自分がされていたのは精神的虐待だったんだ』と発覚した頃には、被害者の自尊心はかなり低下してしまっているかと思います。
 
精神的虐待に直面すると、確実に自分らしさを失うんですよね。
 
『あれ、自分ってこんなに落ち込みやすかったっけ』『どうして否定されている気持ちになるんだろう』など、『何か言葉に表せないモヤモヤを何ヶ月も、何年も抱えてようやくナルシストによる虐待だということを知った』という方は少なくありません。
 
回復に繋げるためにはまずは初めに、自分自身が被害を受けたということを認識することが今後の対策において非常に重要なことだと思います。
 
まずは皆さんが一歩でもゆっくり前に進めるように、ちょっとでも肩の荷が降りて楽になれるように、『これは自分のせいじゃなかったんだ』と理解できますように、少しずつ自尊心を高めていくことが大事です。
 
では、被害を受けた後どうやってメンタルを回復すればいいのか、こちらの動画で『今すぐ出来る!ナルシストの自己愛性虐待から回復する3つのステップ』を解説しています。

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この記事を書いた人
20220924101655
中村りん

渡米後、悪性ナルシスト(Malignant Narcissist)によるモラルハラスメント体験をきっかけにアメリカのナルシシズムに関する知識を得て、2021年情報発信するためYouTubeを開始。日本でまだ知られていない自己愛性虐待や、ガスライティングへの認知度と理解を高めるために活動中。同じ境遇の方の自尊心の回復とエンパワーメントに向けて『目に見えない精神的虐待』や『有毒な人(Toxic person)』への対策を解説。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg