皆さんの身近に自己愛性パーソナリティ障害の人、もしくはその傾向が強い人はいますか？
今日は自己愛性パーソナリティを持つ『ナルシストに関わると危険な理由』を皆さんにシェアします。このブログを読んでいただけると、どうして自己愛の強い人が危険なのか納得していただけると思います。
ナルシストに関わると危険な理由
ナルシストと呼ばれる人たちは、自己愛を守るためにとにかく相手を攻撃します。
自己愛性パーソナリティを持つナルシストは、
・尊大型ナルシスト
・脆弱型ナルシスト
・悪性ナルシスト
の３つに分類されることが多く、それぞれのタイプによって攻撃性は異なりますが、どの種類のナルシストも攻撃的で破壊的です。
尊大型ナルシストは、人からマウントを取って自分の優位性を示そうとする傲慢な態度が目立つので、見るからにナルシストだと判断しやすいです。
反対に脆弱型ナルシストは、同じナルシストでも真逆の性質を持ちます。脆弱型ナルシストは、尊大型ナルシストのように上から目線で接することは少なく、謙虚で大人しいのでナルシストだと見抜くことは正直難しいです。
３つ目の悪性ナルシストは、ストーカー化したり暴力を振るって傷つけたり、人を騙して相手から奪うなど犯罪に手を染めるといった凶悪なパーソナリティです。
ナルシシズムの性格特性においてありがちなのが、この３つの要素が混合することがあるということなんですね。
尊大型ナルシストのように『めっちゃナルシストやん』って分かればまだ区別しやすいですよね。
脆弱型ナルシストや悪性ナルシストは元々持っている虐待的な一面を隠しているので、正直豹変するまで見破りにくいです。
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①正体を見破りにくい
それが危険な理由のうちの一つで、一般的にナルシストは自分に自信があって、自分のことを異常に愛している人と認知されていますよね。
ただ脆弱型ナルシストの場合、尊大型ナルシストのように自分自身を過大評価することはありません。
脆弱型ナルシストは俗に言う隠れ自己愛で、別名カバートナルシストとも呼ばれています。カバート(Covert)は『隠す・潜む』という意味があり、このカバートナルシストと呼ばれる人たちは、ナルシシズムを一切表に出しません。
攻撃的な悪性ナルシストのように絶対に関わらない方がいいタイプのナルシストではなく、カバートナルシストは攻撃性を隠しています。
カバートナルシストも他のナルシスト同様、異常なほど強い自己愛を持つので、他の誰かに対して心の中で嫉妬心や競争心を抱きます。
２つめに入る前にメンバー限定動画では『【衝撃の事実】あなたがナルシストではない理由｜メンバー限定配信 - YouTube』を紹介しているので、興味のある方は是非メンバーシップに参加してみてくださいね。
そして、もう一つ皆様にお知らせがあります。
この度クリエイター支援を募ることを決め、クラウドファンディングを立ち上げました！このプロジェクトを始めるに至った経緯や、寄付手順をコミュニティの方で紹介しています。
『中村りんの活動を応援したい！』という方や、ご支援頂ける方がいらっしゃいましたら、こちらからご覧になって頂ければと思います。
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②攻撃が陰湿である
尊大型ナルシストはマウンティングだったり、モラハラをして攻撃しますよね。ところが、カバートナルシストの攻撃方法は非常に陰湿であります。
ナルシストは表面的で、カバートナルシストは特に上辺だけの人間関係を築こうとする傾向があります。
いい意味で言えば立ち回りが上手いですが、本音を言いません。
攻撃方法も独特で、じわじわと相手の自尊心を削っていきます。どのように攻撃するのかというと、受動的攻撃をよく使います。
相手の成功を心から喜ぶのではなく、少し皮肉を混ぜた言い方で褒めたりします。
罪悪感や恥の感情を煽るために『これやっておいてあげたよ』という一言だけでも、少し嫌味っぽく伝えます。
秘密ごとを第三者に暴露して、後からとぼけたりなんてこともよくある話です。
相手を困らせるために意図的にサボったり、消極的かつ受動的なやり方で攻撃するのがカバートナルシストです。
ターゲットを陥れるために仕向けたり、アドバイスという口実で相手がわざと失敗する方法を教えたりすることもあります。
後で言い逃れができるように非常に洗練された手口を使って、ターゲットを混乱させます。
③ターゲットを混乱させる
ナルシストの発言と行動は矛盾しています。『あなたのためを思って言ってあげてるんだからね』と言いながらも、私利私欲に走ることが多く計算高いです。
本当は言っていないのに『他のみんなもこう言ってたよ』と、平気で嘘をついて事実を偏向します。
私が『ナルシストやばいな』と思ったのは、息を吐くように嘘をつくことと、彼ら自身がついた嘘さえも信じているということです。
虚言癖レベルで嘘をつくので、本人も嘘と現実が区別できなくなっている状態であり、本当に歪んだ世界の中に住んでいます。
自分のしたことを隠すために物事を矮小化して、責任から回避しようとガスライティングを繰り返します。
このような悪循環の環境の中で、ガスライティングの被害を受け続けると、まず混乱しますし自己肯定感はどんどん低下します。
④加害者なのに被害者のふりをする
もう一つ危険なサインは、ナルシストは被害者意識の強い加害者であることです。
彼らは世の中は不公平なものだと考え、『自分は認められ、必要とされている』という感覚を持てず、不安などの心理的苦痛に悩まされます。
幼児期に過度に甘やかされたか、反対に親にあまり構ってもらえず愛されなかったかのどちらかが原因で、成熟してからもなお人に与えられても満足できません。
与え続けてくれる人を見つけては、搾取的行動を継続するんですよね。
なので、『他者から酷い仕打ちを受けたことで、自分が辛い目に遭っている』と、相手の同情心を掻き立てるために被害者を演じます。
たとえ今自分が相手にしている虐待が、過去に親にされていた虐待だったとしても、決して言い訳にはなりませんよね。
理由は、その負の連鎖を止めずに『可哀想な自分』をアピールしてモラハラ行為を正当化しているのはナルシストだからです。
全ては親のせい、パートナーのせいだと責任をなすりつけて、誰かを犠牲にすることで自分の心を楽にしようとしている心理が働いているからなんですね。
ナルシストは人を操るために仮面を被っていますが、それがズレ落ちる時があるのでその瞬間を見逃さないことが肝心です。それがレッドフラッグと言われる危険サインなんですね。
なるべく早く兆候に気づくことで、心を操られる前に相手がナルシストだと気づいて逃げることができます。
私のYouTubeチャンネルやブログを通して、皆さんに私が学んだことをシェアさせてもらっているんですが、自分が経験して後悔していることは『何の知識もなかったこと』です。
正しい知識を身につけると、どう対処すればいいのか判断できるので被害者体質の方は今後狙われにくくなったり、共依存に陥ることがなくなったり、たくさんのメリットが得られます。
皆さんが有毒な人にエネルギーを一滴も吸い取られないように、しっかり対策して自分自身を守ってほしいと思います。
では、『付き合う前はモラハラの要素もなく、優しい人だったのに』という経験をしている方へ、こちらの動画で『ナルシストはいつ本性を表すのか』解説しています。是非このブログの続きとしてご覧になってくださいね。
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この記事を書いた人
中村りん
渡米後、悪性ナルシスト(Malignant Narcissist)によるモラルハラスメント体験をきっかけにアメリカのナルシシズムに関する知識を得て、2021年情報発信するためYouTubeを開始。日本でまだ知られていない自己愛性虐待や、ガスライティングへの認知度と理解を高めるために活動中。同じ境遇の方の自尊心の回復とエンパワーメントに向けて『目に見えない精神的虐待』や『有毒な人(Toxic person)』への対策を解説。
【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg【Twitter】https://twitter.com/RinNakamura999
