中村りんの心理学研究所

中村りんの心理学研究所

ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

【後遺症】ナルシストの被害者であるサインと被害後の対処方法|自己愛性パーソナリティ障害

スポンサーリンク

【後遺症】ナルシストの被害者であるサインと被害後の対処方法|自己愛性パーソナリティ障害

 

今からお伝えする『ナルシストの被害者であるサイン』が当てはまれば当てはまるほど、ナルシストから被害を受けた確率が高いです。

彼らはハラスメントの加害者でありつつ、被害者の位置につくのが得意です。
被害を受けて傷ついている側なのに、責められて悩んでおられる方は、是非観てくださいね。

ナルシストの被害者であるサイン

①罪悪感を感じやすい
 
ナルシストの被害者は、他人へ頼ることに罪悪感を感じてしまい、お願いすることが苦手なんですよね。
 
人に感謝する時『ありがとう』の代わりに謝ったり、『ごめんね』が口癖になっている方は多いのではないでしょうか。
 
原因はナルシストに些細なことでキレられたり、悪くないのに責められたり、理不尽な攻撃をされ続け、習慣的に罪悪感を植え付けられたことにあります。
 
相手から奪うだけしかしないテイカーであるナルシストに、頼み事をすると
 
『甘えているだけと言われるかも』
『怒らせるんじゃないのか』
 
と全部自分で背負い込むタイプの方が多いです。
 
例えば何かにつけて否定する毒親に育てられたり、怒鳴りつけて部下を支配するパワハラ上司などが周囲にいると、常に『自分のせいなんだ』と自責思考から抜け出せなくなってしまうんですよね。
 
よく謝る特徴の他にも、何度もお礼を言うのも被害者であるサインなんです。
 
虐待やハラスメント被害の経験者は、他の人が少し力を貸してあげる時に、何度も『ありがとう』と感謝を伝える傾向があります。
 
加害者に優しくされるどころか、家庭内や職場で言葉の暴力などを浴びせられ、一部の被害者には他人に親切にされる経験すら珍しいように感じるので、何度も『ありがとう』と言うので被害者と加害者を見分けるのにとっても分かりやすいと思います。
②何をするにも相手の許可が必要だと感じる
 
ナルシストの被害を受けると、何か行動を起こす時『相手の承諾や許可を得ないといけない』というマインドが脳の中に住み着くんですよね。
 
自分のやりたいことよりも相手にどう思われるかを優先順位に考えるので、すぐ相手の言動に惑わされてしまいます。
 
ナルシストが親や結婚相手など家族の場合、被害者は何年も一緒に暮らしていく上でガスライティングという心理的な虐待をされ続けます。
 
ガスライティングをされると自己肯定感が削られ、自分の軸を持てなくなるので自分を信じることができません。
 
不安を感じやすい体質になるため、『本当にこれやってもいいのかな』『これって正しいのかな』と、自分に対して質問を投げかけるようになります。

スポンサーリンク

③決断力の低下
 
そのため、被害者は自分自身の人生に関わることであっても自分で決めることが苦手です。
 
被害に遭うと、自己中心的なナルシストに合わせることが当然だという感覚を持ちます。
 
もしかしたらこの決断は‥
・間違っているかも
・皆んなに反対されるかも
・他の人にからかわれるかも
・否定、批判されるかも
・おかしいと言われるかも
 
と恐れてしまうため意思決定ができないことが大半です。
 
理由は、加害者が今まで被害者を脱価値化し、自分より価値のない者として扱っていたからです。
 
被害者は長期間攻撃に耐えて、負わなくてもいい責任を負わされる立ち位置に追いやられることから、自責の念に駆られ悲観的なマインドになってしまうんですよね。
④防衛的
 
被害者はモラハラなどの虐待を受けた後これ以上傷つかないように、自分自身を防御する体制に入ります。
 
人によってはナルシストから裏切られたことで人間不信に陥り、内向的になって人と距離を取ることも少なくないです。
 
加害者に否定され続けてきたことで自分の気持ちを封じ込められてきたため、すぐ本音を隠してしまうという方も少なくないのではないでしょうか。
⑤他人に嫉妬されやすい
 
ナルシストに標的にされる仕組みですが、
 
・弱そうに見えるから
・騙されてしまいやすいから
 
と思っている方、それは大きな間違いです。
 
根本的な理由は、皆さんがナルシストが持っていないものを持っているからなんです。
 
それは何かというと、人に嘘をつかない誠実さや正直さ、人を大切に想う共感性や思いやりです。
 
よく『どうしていつも自己愛の強い人ばっかり引き寄せるんだろう』と困っておられる方も多いですよね。
 
ターゲットにされるということは、狙われるだけの価値があるから、ナルシストを惹きつけるのです。
⑥感情的になりやすい
 
精神的に虐待を受けるということは、感情を抑圧され爆発しないように、ずっとストレスを溜め込んでいくことになります。
 
ハラスメントにより小さなことで機嫌を損ねられたり、生活している中でトリガーという『トラウマを引き起こすもの』に触れることによって、怒りや不安をコントロールしにくいのが被害者の特徴なんですね。

スポンサーリンク

ナルシストから被害を受けたらどうしたらいい?

 
では、対処法についてお話ししていきます。皆さんに今すぐ始めていただきたいのが『自分のことを大切に思う』ということです。
 
もっと言うと『自分への思いやりや優しさ』をもっと大切にすることなんですね。
 
一部の人たちは自分の人生が楽しくないから、悪意で人を傷つける言動を取りますよね。
 
彼らに心ない一言を言われた時、『自分はダメな人間だ』と必要以上に自分自身を責めていませんか?
 
皆さんを追い詰めてくる人は、自分を守るために彼らが感じる不快感やネガティブな感情を受け入れる代わりに、皆さんに植え付けてきます。
 
まずは『この否定的な感情は相手のものであり、自分のものではない』と理解して、彼らが感じさせてくるネガティブな感情に抵抗してみましょう。
 
彼らの心と皆さんの心は全く別のものです。彼らの感じているものと自分が感じているものを切り離す必要があるんですね。
 
自己批判は自分を苦しめてしまいますよね。相手が責めてくるからと言って自分も責める必要はないんです。自分自身を責めて厳しい言葉を投げかけるのではなく、優しい言葉をかけてあげてみましょう。
 
『なんて自分は不幸なんだろう』と思うのか、『私が幸せでありますように』と意識的に感情に取り組むのかで、自己肯定感の高まり方は一目瞭然ですよね。
 
『幸せになりたい』『幸せであるべき』というよりも、『私が幸せだったらいいな』『私の幸せを願う』『私が幸せであって欲しい』と自分自身に対して思いやりの心を持ってあげ、自分を認めてあげることがとっても大切です。
 
人に褒められることや認められることを期待して、他人に自分への評価を期待するのではなく、自分自身でしっかり褒めてあげて自分を肯定してあげることを心がけてみてください。
 
メンバー限定動画では『ナルシスト対策のためのテクニック』を完全講義しています。
メンバーシップでは、
・ナルシストへの対処法
・モラハラから立ち直る方法
・通常動画で公開していない裏話
・ナルシスト対策に必要な知識
を提供しているので、興味がある方はお気軽にご参加ください。
 
\メンバーシップの登録はこちら/
 
【チャンネル支援】
クラウドファンディングでご支援頂ける方は、こちらからお願い致します。
**画像付きの寄付手順
 
欲しいものリスト(撮影・編集機材等)
 
この記事を書いた人
20220924101655
中村りん

渡米後、悪性ナルシスト(Malignant Narcissist)によるモラルハラスメント体験をきっかけにアメリカのナルシシズムに関する知識を得て、2021年情報発信するためYouTubeを開始。日本でまだ知られていない自己愛性虐待や、ガスライティングへの認知度と理解を高めるために活動中。同じ境遇の方の自尊心の回復とエンパワーメントに向けて『目に見えない精神的虐待』や『有毒な人(Toxic person)』への対策を解説。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg