中村りんの心理学研究所

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ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

【大暴露】これが弱点!ナルシストが嫌いなこと|自己愛性パーソナリティ障害

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【大暴露】これが弱点!ナルシストが嫌いなこと|自己愛性パーソナリティ障害

 
研究ではナルシストは年々増加しているというデータが出ていて、彼らは最近よく耳にするモラハラの加害者になる傾向が続くと推測されています。
 
では一体、責任逃れして被害者のふりをするのが得意なナルシストが嫌がることは何なのか、この記事では『ナルシストが嫌いなこと』をご紹介します。

自己愛の強いナルシストが嫌いなこと

①祝日、祝い事などのイベント
 
ナルシストは普通の人が喜ぶことを嫌がります。さらに彼らは自己顕示欲が強く、注目されていなかったり周りの人の関心を集めないと不機嫌になりやすいです。
 
与えるよりも、与えてもらうことの方がメリットなので、例えば他の誰かの誕生日や表彰式などのイベントを嫌がります。
 
当然表面上では偽りますが、本音は嫉妬心でいっぱいでよく無意識に揉め事やトラブルを起こして、台無しにします。
 
ナルシストが他者に求める注目というのは、ポジティブにもネガティブにも働きます。
 
どういうことかと言うと、周囲に褒められたりなどの賞賛や注目こそがナルシストが常に欲している自己陶酔になります。
 
注目の集め方が誰かと揉めたり、何かをぶち壊した結果であろうと人の関心が彼ら自身に向いていることに変わりはありません。
 
要するに彼らがどれだけ周囲に影響を与えているか、人を制御して人の上に立とうとします。
②他人の喜びや幸せ
 
ナルシストは自分よりも格下だと思っていた相手が幸せになると、『絶対に他より衰えたくない』と競争心に火をつけます。
 
素直に『良かったね』と喜べず、他人を妬ましく思うネガティブな感情が次第に攻撃性に変わるんですね。
 
『そんなんどうでもいいやん』っていう言っても仕方のないことをいつまでもグチグチ言ってたり、向上心がないので『羨ましいな。自分も頑張ろう』とポジティブな力にはなりません。
 
友達や家族など相手が幸せになることは自分にとって微笑ましいことですが、ナルシストは『不幸な相手』が好きなんですよね。
 
関わると有毒な人は、いつまでも相手に自分と同じレベルにいてほしいので、足を引っ張ってきます。例を挙げると、毒親やモンスターペアレンツなんかが分かりやすいと思います。
 
子供の成長は親にとって微笑ましく、できるだけ早く親離れできるように、自立させようと子育てするのが一般的な親の役目とされていますが、毒親はその反対ですよね。
 
『あなたのため』と何でもしてあげて、度を越した過保護や心配が子供に悪影響を及ぼすわけです。
 
その結果、子供のためではなく、相手を支配できている自分自身に自己陶酔して、精神を保ってるのでどうしても子供が犠牲になってしまいます。
 
特に隠れ自己愛と呼ばれるカバートナルシストは、関わると有毒になる傾向が強いです。
 
『一緒に成長したい』ではなく、『不幸なままの自分が好き』というスタンスを無自覚に取ってきます。
 
常に『私の方が』と他者と比較したり、子供やパートナーなど誰かに依存したり、この場合ナルシスト自身自ら不幸になることを選んでることになりますよね。
 
いつも不機嫌で怒っていたり、受動的に攻撃して相手が幸せになることを奪い、安心するわけです。
 
私は当時ナルシストにまるで『私が幸せじゃないから、あなたは幸せになるべきではない』と邪魔をされているみたいで、かなり悪影響だという印象が今でも残っています。
 
健康的な感覚を持つ方からすると、こういった病理的なメンタルは理解し難いですよね。

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③他人の成功
 
ナルシストは他の誰かが上手くいっていると、相手を憎く感じ強烈な嫉妬を抱きます。
 
相手が親であれ、我が子であれ、友達であれ、他の人がうまくいくことより、自己イメージが何より大事なので『自分の方がこんなに凄いんだ!』と見栄を張ります。
 
・賞賛されない
・尊敬されない
・注目されない
・勝利できない
 
この4つのフラストレーションを立て続けに感じると、自尊心が満たされないので耐えられないわけです。
 
というわけで、『自分には能力があって、価値があるんだ』と身の回りの人たちに受け入れてもらうために行動します。
 
彼らは他人の気持ちを踏み躙ってでも優位に立とうとするわりに、人に見下されると強い怒りを抱き、常に人と競走して自己価値を測ろうとします。
④ターゲットをコントロールできないこと
 
自分の方が相手よりも上だと示す行動を取ることから、会話の主導権を握ろうとしたり、一生懸命論破してくるんですよね。全部自分の都合で威圧して、家族や友達、職場の人を思うままに操ろうとします。
 
ただターゲットが被害を第三者に打ち明けたり、嫌がらせに抵抗しだすとコントロールのバランスを失います。理由はたった一つで、自己陶酔が得られないことにあります。
 
他にもナルシストはパートナーの服装とかに口出ししたり、相手を束縛します。これは恋愛関係だけではなく、ビジネスの場面でも、電話やメールにすぐに反応しないなどの理由で怒り出し、酷い暴言を吐くこともあります。
⑤自分がコントロールされること
 
羊の皮を被った狼と言われるタイプのカバートナルシストは、裏と表の顔を持っています。
 
表向きでは温厚で真面目な姿を見せ、裏では意地悪で虐待的なのが特徴ですが、彼らは自分が主張できない状況で怒りをあらわにします。
 
なので後で愚痴や文句を言いまくったり、常に不平不満を並べ立てている印象があります。
 
相手が優位にいることが気に入らないし、お金や物でコントロールされたくない。口出しされたくない。自分のテレトリーに侵入されたくない。
 
こういった思考を持ち、こちらが少しでも口答えすると何倍にもなって返ってきます。人に指図されることを嫌い、待ち合わせには時間通りに来ないし、約束を守らないのがカバートナルシストによく見られる特徴です。

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⑥断られること
 
特権意識が強いのは、自己愛性パーソナリティ障害の特徴のうちの一つです。彼らは自分は特別だから、自分のためにしてくれて当然だと考えます。
 
『あなたのためにこんなにやってあげてるのに』が口癖で、感謝されないと不満をぶつけて、ターゲットに侮辱し始めます。
 
なので、いつも利用される立場に回ってしまいやすいという方は『自分が嫌だと思うことは断っても良いし、もっと自己主張しても大丈夫なんだ』ということを知ってほしいです。
 
少しずつ断る練習をすることが、ナルシストの支配から抜け出す一歩になります。
⑦真実を突きつけられること
 
不誠実かつ、人を支配したがるナルシストは本性を暴かれたり、事実を認めることを嫌がります。
 
論点すり替え、ガスライティングは得意中の得意ですし、病的な嘘つきでもあります。
 
理由は現実に立ち向かうことに恐れているからで、誰よりも不安を感じやすく、現実逃避する目的として言い訳をして自分の都合の良い方向に解釈します。
 
つまり、事実を突きつけられた時、彼らが嫌がらせをしていたとしても逆に『自分が嫌がらせをされているんだ』と平気で言い張ることもあります。
⑧無視されること
 
ナルシストは拒絶されることを嫌います。『自己愛の強い人の対処法、はとにかく徹底的に無視すること』とは言われていますが、露骨に無視をすると彼らの自尊心を傷つけることになり、復讐しようとする場合があります。
 
これが自己愛憤怒(Narcissistic rage)という怒りに発展しますが、この自己愛憤怒の仕組みは『自己愛損傷(Narcissistic injury)』という傷がうずくことがきっかけなんですね。
 
例えば、虐待やネグレクトなどの子供の時に体験した記憶が蘇ったり、彼らの抱えるトラウマが擬似体験として起きた時に、自己愛損傷が反応して自己愛憤怒という攻撃に変わります。
 
自己価値感を得ることが苦手なナルシストは、人からの承認、愛情、評価に対してものすごく過敏なわけです。
 
注目されてエゴという風船のようなものが、彼らの中で膨らみ、安心感を覚えられます。
 
この仕組みは3段階に分けられていて、
1つ目は注目されないとエゴが養えない。
2つ目はエゴが養えないと自己陶酔を供給できない。
そして、3つ目は自己陶酔を得られないと自尊心が下がってしまうからです。
 
今日解説させていただいた自己愛憤怒という怒りをぶつけるナルシストですが、では、どうして彼らに関わると危険なのか、こちらの動画で詳しく解説しています。
 
正しい知識を身につけると、どう対処すればいいのか判断できるので、しっかり対策して自分自身を守るために、是非この動画の次にご覧になってください。

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この記事を書いた人
20220924101655
中村りん

渡米後、悪性ナルシスト(Malignant Narcissist)によるモラルハラスメント体験をきっかけにアメリカのナルシシズムに関する知識を得て、2021年情報発信するためYouTubeを開始。日本でまだ知られていない自己愛性虐待や、ガスライティングへの認知度と理解を高めるために活動中。同じ境遇の方の自尊心の回復とエンパワーメントに向けて『目に見えない精神的虐待』や『有毒な人(Toxic person)』への対策を解説。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg