中村りんの心理学研究所

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ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

【秘密公開】ナルシストが絶対に知られたくない真実を教えます。|自己愛性パーソナリティ障害

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ナルシストの心の中には”人に絶対に知られたくない真実”というものがあります。

それはターゲットに対する虐待行為に関すること、他者の心を巧みに操って欺く心理や、あなたに知られたくない秘密です。
 
今日は仮面を被っているナルシストの心情を明かして、みなさんにそれを暴露したいと思います。
人を傷つける人の心理や、ナルシストの概念をより理解することは心理的虐待の被害から立ち直るのに役立ちます。

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本題に入る前にお知らせがあります。
先日、『心理ゲームに勝つための10の鍵 ナルシストとの付き合い方』という本を出したので、まだ読まれていない方は是非一度手に取ってみてください。
 
今回も前作と同じく、電子書籍という形で簡単にダウンロードしていつでも気軽にお楽しみいただけると思うんですが、この本では心理的に攻撃してくるナルシストから自分の身を守る方法や、アメリカの心理学を取り入れた対処法をわかりやすく解説しております。
 
ナルシストからの被害を受けた後、中々自尊心が回復しないという問題を抱えていらっしゃる方にとって、勇気を出して前に踏み出し回復の道へ近づけるような内容になっています。
興味を持ってくださった方は是非こちらからチェックしてみてくださいね!
 

ナルシストが絶対に知られたくない真実

①リベンジを果たしたい思いが強い
 
ナルシストはターゲットに対し、異常なほどの執拗性と復讐心があり、ネガティブな感情と向き合うことができません。
相手が思った通りに行動してくれないと強いストレス、不安や怒りを覚えます。
 
最初は自己愛損傷(Narcissistic injury)という小さな傷から始まり、徐々に自己愛憤怒(Narcissistic rage)と呼ばれる激しい怒りに変化していきます。
怒りは怒り単体の感情ではなく、辛い、苦しい、悲しい、傷つき、失望、不安、不快などのあらゆる感情が入り混ざっていて、心理学では怒りは二次感情と言われています。
 
私たち人間にとって怒りは自分を守るための防衛感情でもありますし、怒りをコントロールすることは簡単なことではありません。
ただナルシストの自己愛憤怒は普通の怒りとは違い、かなり特殊です。
 
自己愛損傷は決して癒えることないずっと痛みが伴う傷ですので、自己愛憤怒も爆発した後、鎮まることのない非常に激しい怒りなのです。
噴火する前の火山とか嵐がくる前の静けさを想像してみてください。
 
最初は小さな怒りでも、いつか他者に危害を加える可能性のあるとてつもなく激しい怒りとして変わっていきます。
例えば、離婚が決まったら経済的虐待を行い、お金や金銭的自由を奪ったりします。
 
ナルシストを暴露した結果、復讐をすることもあります。
その手段の一つとして、スミアキャンペーンというものがあるんですね。
これは誹謗中傷や悪評を広め、相手の評判や信用を傷つけることを目的とした嫌がらせです。
 
例えば、元パートナーがナルシストの虐待行為を暴露した途端、ナルシストはそのパートナーが嘘をついているかのようにデマを流して悪者扱いするでしょう。
彼らの狙いは自らを守ることです。
 
こうしてターゲットに敵意をむき出しにしながら、環境や他人に責任転嫁する行動をとるんですね。
ナルシストは話をすり替えたりするのが上手なので、自分の失敗をも他人のせいにしてしまうわけです。
 
状況を知らない人はどちらの言い分が正しくて、どちらが加害者で被害者なのか見分けがつかず、一方的にナルシストの無責任な発言から決めつけて判断してしまうことが多いんですよね。
このようにナルシストが敵対的で攻撃的な態度を取るのは、現実から逃れるためで、彼らが相手にリベンジを果たしたい時はその攻撃性を隠していることがあります。
 
フーバリングなんかが分かりやすい例だと思うんですが、フーバリングというのはナルシストがターゲットをもう一度取り戻し、再び支配関係を築くために行われる行為です。
彼らがフーバリングで復縁を求める理由というのは一つしかありません。
 
理由はナルシストは加害行為を継続しなければ、自己陶酔を養うことができないからです。
自己陶酔的な供給を行う目的でターゲットに近づき、もう一度いじめや嫌がらせをして傷つけ、自己陶酔を吸い尽くさなければ自分自身の精神バランスを保てません。
 
よってターゲットという一人の存在に固執し、その関係に執着して目的達成や復讐に燃えるのです。
ターゲットが別れを切り出した時、別れ際に暴言を吐いたり、脅すような言動をするのも彼らがターゲットとの歪な関係に依存していることが挙げられます。
 
彼らは「今までありがとう」と単に立ち去ることはできません。
「裏切られた」「見捨てられた」という恨みから相手に対して仕返しをしたり、もう一度ターゲットを傷つけ自己陶酔を搾取するためにフーバリングを行うということです。
よってナルシストとの関係においては、彼らがリベンジを果たしたいという思いがあることや、何かしらの攻撃があると推定し、それに備えて心の準備をしておくことが大切です。
 
それか彼ら自身にとって利益がある時にターゲットとの関係を再開させようとして戻ってくることもあるので、彼らがどういう意図で復縁を迫っているのか見極める洞察力を鍛えることもナルシスト対策では重要です。

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②劣等感が強い
 
ナルシストは執着心が強い他にも、劣等感が強く、胸の内で強いコンプレックスを感じているとされます。
要するに、自己愛が強い割には自己価値感に対する不安が常にあり、内側で苦しんでいるんですね。
 
そのことから自己肯定感を高めるために、外部からの賞賛や注目を求め、他者を支配したり優越感を感じたりすることで自己価値をたけめようとします。
あくまで彼らの自己中心的な振る舞いとか他者への冷淡さっていうのは、彼らの内面の葛藤や劣等感を隠すための防衛メカニズムとして現れているわけなんですね。
 
つまりナルシストは自信がありません。
だから自分よりも上にいる、もしくは上にいこうとするターゲットに怒りや罰を与えて、自分が今いるレベルまで下げようとします。
 
そして、彼らは相手をコントロールできない状況に直面した時、強い憎しみや怒りを抱くでしょう。
ナルシシズムについて学んでいる場合、サディズムとの関連性に関しても知識を深めることをおすすめします。
 
他者に苦痛や苦しみを与えることから快楽を得る傾向や性癖のことを心理学でサディズム(Sadism)というんですね。
このサディズムは支配と服従の関係に関連していて、サディズムを持つ支配者は被害者に痛みとか苦痛を与えることで満足感や快楽を感じてしまう恐ろしい特性を持っています。
 
そんなサディズムを持つサディストという人たちは実際に存在し、彼らは精神的または身体的な苦痛を引き起こす行為全般を平気で行なってしまいます。
虐待を経験されたことない方からすれば「話誇張してない?」という風に感じると思うんですけれども、世の中で虐待や家庭内暴力、いじめ、ハラスメント、犯罪等が起こるのはこうした人に加害して得る快感がたまらないという欲が強い人たちが存在するからということを少し頭に入れておくのも重要だと思います。
 
人をいじめる人というのはプライドが高く、劣等感の塊を持つ人が多いです。
過去に抱えたトラウマやコンプレックスが原因で自分と正面から向き合えず、他者を攻撃することで自分の価値を見出そうとします。
 
劣等感が強いということは批判に弱いため、自己を嫌いでありながらプライドが高い故に自分を大きく見せるようと行動する誇大性があります。
だからこそ自信を失うことを避けようとして、自分の周りに取り巻きであるフライングモンキーを巻き込みます。
 
自分の自慢に耳を傾けてくれる人、マウンティングに付き合ってくれる人を取り巻きにして、リーダー的ポジションに立って優越感に浸るんですね。
すごい人だと思われると自己価値が高まり安心するからです。
 
むしろ劣等感を感じたくないからこそ、こういうナルシスティックな言動を繰り返して感覚を麻痺させます。
自分が正しいと思いたいし思わないとエゴが崩壊するかもしれません。
 
人の意見に耳を傾け、「いろんな考え方がある」とは考えません。
ナルシストはどんな状況においても自信満々に自分の考えが正しく、相手が間違っていると言い張ります。
 
自分に自信があるから自分が正しいことを強調するのではなく、本当は不安でいっぱいでそれがバレたくないし、相手に自分を否定されたくありません。
理想の自分と実際の自分を比べ、自分自身の衰えている部分や足りない部分を必死にかき消そうと他者からマウントをとります。
 
要約すると、これらの不安や劣等感を隠そうとしたり、優位性を示そうとする行動は、自己愛性パーソナリティ障害の症状でもある傲慢さや自己中心性と結び付いています。
③偽りの姿が露呈すること
 
ナルシストが絶対に知られたくない真実は、理想の自分と現実の自分が混在していることです。
彼らは自分が悪い人間であると明かすことを嫌がり、虐待をする人間なのにもかかわらず自らの感情を隠すのを得意とします。
 
常に偽りの自分や偽りの人格を装い、そのマスクが隠しているのは正直さではなく、嘘つきで、周りの人たちにとって何が本当かわからない状態を生み出します。
例えば、虐待の後に謝罪したりしますが、その時は謝罪を認めたとしても後から事実をなかったことにされた経験をされた方も少なくないのではないでしょうか。
 
また、嘘泣きをするナルシストもいます。
涙の出ていない嘘泣きをすることもありますし、時には涙を見せながら本当の感情を隠し、その後で態度を一変させるんですね。
 
とはいえ、過去の嫌な出来事を忘れようとして記憶を消すことは私たち人間が持つ防衛機制の一つです。
これは、自己を守るための本能的な反応です。
 
ただナルシストの場合は、相手に同情を引かせた後や許してもらった後、すぐ開き直って、前のような自己愛的振る舞いを継続的に行うのです。
またナルシストは、心を開かず、表面的で冷酷な態度を示します。
 
回避性とはまた違い、相手を利用したいという心理から親密な関係を避け、無自覚で損得勘定で動き、結婚も長続きしないことがほとんどです。
そんなナルシストは嘘を暴かれると怒りやすくなります。
 
自己を偽り、他者から奪うことばかりを考えるテイカーでもあるナルシストは、自分の偽りの姿が露呈されることを極端に嫌います。
よって、面と向かって彼らの嘘を見破って指摘すると、彼らは自分の存在やアイデンティティが否定されたように感じ、自己嫌悪に陥るかもしれません。

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④人を愛せない
 
ナルシストは、愛や共感性、他者への思いやり、誠実さなどのポジティブな感情が欠如しています。
相手に対して忠実でないだけでなく、感情的なつながりも欠けています。
 
全ては自己中心的なエゴに基づいており、他人に共感を求める一方で自分は相手に共感することができません。
自分自身は特別な存在だと信じているからです。
 
他者の痛みに鈍感で、相手に暴言を吐いた後でも罪悪感を感じることがありません。
ナルシストはサイコパスよりも罪悪感や後悔の念を抱きますが、共感力が低いため、思いやる感覚がありません。
 
相手の感情に無関心で全部自分中心なので、異なった世界の中で生きています。
その結果、ナルシストは無礼な発言から残酷な行為まで行うことがあり、共感性がないため、デリカシーに欠ける行動をとるんですよね。
 
例えば、自己愛の強い親は子供に対して平気で「太っている」とか言うことがあるので、子供が摂食障害を抱える原因になる可能性があります。
どうしてそんな言動ができるのかというと、ナルシストは他者の気持ちよりも、自分が他者にどう見られているかを過剰に気にし、セルフイメージを大切にします。
 
親として子の感情やプライバシーを無視し、かなりナルシスティックな教育を行うのです。
支配を躾と勘違いし、絶対的な支配を求めながら子供を傷つけ、歪んだ愛情を注ぎます。
 
自分の子供にさえも嫉妬し、子供の成長や達成を快く思いません。
子育てにおいて非常に無責任な行動をとり、これによって子供は葛藤を抱えます。
人をリスペクトすることは簡単なことですが、ナルシストにとっては難しいようです。
⑤自己を客観視できない
 
ナルシストが絶対に知られたくない真実は、自己を客観視できないことで、これには投影が関係しています。
自分自身に対して感じている恥や不安、劣等感を、気を紛らわすために他者に投影します。
 
彼らの話を聞いている時、「自分自身のこと話してない?」と思うことありませんか?
それは投影が起こっているからで、要は相手は鏡なんですね。
 
ナルシストは無意識に自分を守るために投影し、不安や恥の感情、ストレスに弱く、被害妄想が激しくなることがあります。
常に自己中心的な視点で物事を捉え、自己保身のために言い訳を探し、都合の良いように振る舞います。
 
ですから、私たちは彼らが自己改善能力が低いことから、彼らがとった行動を反省しないと知っておかなければなりません。
他者を傷つけること、人から奪うこと、盗むこと、悪い行動をとることによって自分の幸福を得ようとする人でもあるからです。
 
ターゲットにされてしまったら、一番にナルシストの言葉ではなく行動を見てください。
騙されない洞察力を身につけ、嘘をついていないか、心理的にコントロールしようとしていないか、まずは彼らの反応を見ながらコミュニケーションをとってみてください。
 
こちらが少し協力的な姿勢を見せると心を開いてくれることがあるので、建設的に話し合いを進めていくために加害者の心理を理解しましょう。
 
一番大切なことは、相手の行為が自分の許容できる範囲内にあるか認識することです。
それは愛ではなく支配であり、自分が経験したのは心理的虐待というのをまず知っておく必要があります。
 
ナルシストの支配は単なる束縛ではありません。
彼らが使うガスライティングというのは、行動や思考を制限するように仕向けるいわば洗脳に近いものだからです。
 
私も前まで「アドバイスしてくれる or 相談に乗ってくれるから優しい人」だと思っていましたが、それは大きな間違いでした。
なぜなら、ナルシストは間違ったアドバイスをいかにもそれっぽく伝えるのが得意なので、相手の心を鷲掴みにするために心理コントロールのテクニックとして良心的な一面を見せます。
 
好意を抱いてくれている=味方でもない
好意を抱いてくれない=敵でもない
ということだと私は考察します。

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Coercive control(強制的支配)と言って、人の心を乗っ取って完全に支配するナルシストはどう人の心を操るのかというと、まず相手の感情を引き離そうとするんですね。
感情に対する信頼度を下げ、認識を疑わせます。
 
ナルシストは、思い通りに相手を操作し、洗脳して自分の意志に従うようにすることを目指します。
相手の考えや信念を180度変えてパワーを強めていくのです。
 
罰を与えるだけではなく愛と罰を交互に与えながら、相手を心理的に依存させて、ターゲットにドーパミンが分泌されるラブボミングという心理テクニックを使います。
しかし、ターゲットが脱価値化されて自己肯定感が下がると、ナルシストからの承認を求める行動を取ったりして、虐待のサイクルが繰り返されます。
 
ナルシストからの被害を受けるという状況は非常に絶望的であり、逃げることが最善の選択です。
ですが、時には逃げることができないこともあるでしょう。
 
よく推奨されている無視や無関係を装うという対処法は一時的な効果がみられるものの、長期的に効果のある対策方法として適応しません。
ですので、まずは「ナルシストへの付き合い方」の本を読んで、ナルシスト対策を学んでみてください。
 
境界線を引く方法がわからない場合は、この本を読むことで学べます。
私は、知識や情報が普及することで、傷つく人も、傷つける人も減ることを願っています。
 
ナルシストについて取り上げるのは、時に危険で冷酷な関係になる可能性があることを知ってほしいからです。
私自身もナルシストとの人間関係で苦しんだ経験があり、その理不尽な経験には腹立たしい思いがあります。
 
これらの経験から、同じような扱いを受ける人が減ることを心から願っています。
日本にいたら活動範囲も広がるのかなと思うこともありますが、もっとナルシスティック・アビュースをたくさんの人に知ってもらうためにアメリカから発信を頑張ります。
 
あなたには他の誰も持っていない価値があります。
振り回されてばかりの人生はもったいないです。
自分を大切にしてください。
自分の人生をコントロールされないように、自分の信念や軸を強く持って一歩踏み出してくださいね。
 
こちらのメンバー限定動画では、「話が通じないナルシストへの対処法」を詳しく解説しています。
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この記事を書いた人
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中村りん

アメリカ在住のナルシスト対策解説者・自己愛性虐待リカバリーコンサルタント

自身の経験から自己愛性パーソナリティ障害(NPD)、有毒な人(トキシック・パーソン)やガスライティングに関する専門知識を現地で学び、2021年よりYouTubeで情報発信を開始。

ナルシストの虐待サイクルを初めて日本に広め、認知度の低いナルシスティック・アビュース(自己愛性虐待)への理解を深めるため活動中。

最先端のナルシスト情報を取り入れながら「目に見えない精神的虐待」や「心理的に攻撃してくる人」への対処法を解説。

同じ経験をされた方々の自尊心の回復とエンパワーメントを支援することを目指す。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg