中村りんの心理学研究所

中村りんの心理学研究所

ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

【学校では教えてくれない】ナルシストに打ち勝つのに必要な知識|自己愛性パーソナリティ障害

スポンサーリンク

【学校では教えてくれない】ナルシストに打ち勝つのに必要な知識|自己愛性パーソナリティ障害

 

今日お話しするテーマは『学校では教えてくれない!ナルシストに打ち勝つのに必要な知識』ということで、周囲にいる人たちを言葉巧みにコントロールしたり、気に入らないと攻撃してくる気難しく攻撃的な性格を持つナルシストと呼ばれる人たちを対処するために、知っておくべき知識をまとめてお届けます。

もっと言うと、私自身が今から遡ること7年前に『知ってたら後悔してなかったのに!』っていう内容です。
 
というのも、よく視聴者さんに『最近付き合ってる人や親、友達、結婚相手がナルシストだと判明したので対策したいんですが、まずは何から始めたらいいですか?』という質問をめっちゃもらうんですね。
 
当時私はナルシスト=自分大好きな人
たったそれだけしか知りませんでした。
 
そこでナルシシズムという言葉を知って、もっともっと調べていくと、自分が関わっていた人に全部当てはまるってことが分かったんですね。
 
そして、海外の自己愛性パーソナリティに関する研究を学んで、どんどん知識を取り入れては彼らの性格特性を理解していきました。
 
こうやって知識をつけていくうちに、どう対処すればダメージを受けないのかとか、自尊心を削られないのかが分かるようになったんですね。
 
今から皆さんがどんな性格をした人と関わっているのかを深く理解するために、
 
・ナルシストの行動パターン
・ナルシストの心理
・ナルシストにしてはいけない避けるべきこと
・ナルシストと接している上での注意点など
 
をかなり細かく解説していければいいなと思うので、特に最近このチャンネルを観始めてくださった方に参考になればいいなと思います。

ナルシストに打ち勝つのに必要な知識

①人前で演じるのが得意
 
自己愛の強い人の特徴として外面がよく、人前で夫・妻思いの理想的な男性・女性のように振る舞うことが多いです。
 
あるあるですが、家庭内では日常的にモラハラを繰り返すにもかかわらず、親戚や友達の集まりでは家族をめっちゃ大事にしていたり、子煩悩であるような言動を取るんですよね。
 
こういう操作的な性格をした人を心理学でマニピュレーターと言います。
 
マニピュレーターと聞いても、英語だしピンと来ないって方へ簡単に説明すると、マニピュレーターはマニピュレートする人のことで、このマニピュレートという言葉は『操作する・操る』といった意味があって、要するにマニピュレーターであるナルシストは状況に応じて、自分の都合の良いように人をコントロールするんですね。
 
ナルシスト対策でほんまに大事なポイントとして、彼らは一見親切そうに見えるけど実は被害者意識の強い加害者だということを知っておく必要があると思います。

スポンサーリンク

②周囲を巻き込む
 
例えばターゲットがナルシストの性格に問題があると察して、自分と相手の間にバリアを張るために距離を置き始めるとしますよね。
 
そうするとなんとナルシストは、ターゲットの情報を仕入れるためだけに第三者を利用します。
 
職場だと同僚や部下、上司、家族だと子供、親戚や友人関係だと共通の友達など、周りの誰かを使ってターゲットにわざわざ連絡させたりまた関係を繋げてくるんですね。
③相手の反応を楽しむ
 
人をいじめる意地悪な性格を持つ人は、相手のリアクションを見たいがために他人をいじめるので、しつこく付き纏ったり挑発して相手の反応を伺います。
 
これは相手に悪い影響を与えて、それを自分のポジティブなエネルギーに変換するという仕組みらしいのですが、実際にアメリカではReactive abuseと呼ばれる精神的虐待の一種に該当します。
 
日本語でまだ定義されていなかったので、私は勝手に反応性虐待と呼んでいますがもしこの手の嫌がらせにあった経験があるかもという方は、是非こちらの動画をチェックしてみてください。

スポンサーリンク

youtu.be

3つめに入る前に、メンバー限定動画では『会話が成立しないナルシストとのコミュニケーションの取り方|メンバー限定動画 - YouTube』を紹介しています。

メンバーシップ限定配信では、通常動画で話していないもっと踏み込んだ裏話やナルシスト対策に活用できる知識を提供しているので、興味のある方は、概要欄に貼ってあるリンクからお気軽にご参加ください。
④実は自信がない
 
ナルシシズムの本質を辿ると、彼らは根拠のない自信を持ちそれが得られないと実感した時、ガラスのように壊れやすい自尊心が傷つき、モラハラや人格否定などの攻撃性に変わります。
 
潜在的に不安や自信のなさを感じていて、自己不信に陥っていることが多いので、とにかく何がなんでも完璧を演じますがそれは全て他者からの自己評価のためなんですよね。
⑤無自覚である
 
ナルシストは無自覚に人を傷つけます。
 
親に大事に大事にして過保護に育てられたタイプのナルシストは、将来パートナーとの関係においてモラハラの加害者になるケースがかなり急増しています。
 
常に自分が正しいと思い込んでいるので、不都合な事実があっても正当化して、必死に自己愛を守ります。

スポンサーリンク

⑥否定されることを嫌う
 
・見下されること
・指摘されること
 
を嫌い、自分が中心でない時が済まないし、自分の思い通りにいかないと怒りを覚えます。
 
他者からの評価に過敏で劣等感を感じやすいことから、その自己嫌悪を防ぐために、ターゲットを攻撃するわけなんですね。
 
『自分が努力して変わろう』とか『直すべき問題を改善しよう』という志を持つどころか、自己肯定感が低いので自分のいい所を見つけることが出来ず、周りの誰かを責めて『自分は絶対に悪くない』と、仮に自分に非があったとしても自分を守ります。
 
その割に他人に指摘されると激怒して、彼ら自身は相手を全否定するのに、自分が否定されることのに非常に敏感なので相手を徹底的に攻撃するわけです。
⑦責任を取らない
 
ナルシストは努力や我慢を嫌い、自分ファーストで行動します。
 
とにかく相手が自分に従えばいいと考えていてサイコパス同様、自分の利益だけを追求することしか頭にありません。
 
ナルシストもサイコパスもいずれも、無責任な行動を取ることが多いので、付き合っていたり一緒に住んでいると、自己中心的な行動が目立ってストレスが溜まるんですよね。
 
彼らにとって自分の目的さえ果たせたらそれでいいので、他人の立場を考えないで行動し、相手の都合は二の次になります。
 
こちらが謝罪を求めたとしても絶対に謝らないし、そもそも内心悪いと思っていないので悪びれる様子すら見せません。
 
自己愛の強い人と関わっている場合、彼らはガスライティングで事実を捻じ曲げて、ターゲットに『自分の至らない所があるからだ』と思わせて、責任をなすりつけるのが得意だということを知っておく必要があります。
 
そして、もう一つ責任感がないので約束を守らないことが多いです。
 
言葉巧みにターゲットを安心させて期待させておきますが、結局尻拭いをするのは周囲にいる誰かだったりします。
⑧年齢と共に悪化する
 
ナルシシズムには年齢による影響があって、歳をとるにつれて自己愛がもっと歪んで悪化することがほとんどだそうです。
 
自分が正しいという事を主張して、他人の意見を一切聞き入れずに、気に入らない事があればその都度モラハラをして周囲を困らすということが頻繁に起こるようになります。
 
モラハラ攻撃を受けて、ターゲットは絶望しながらも昔の優しい姿を思い出しては『きっと優しいあの頃みたいに変わってくれるはず』と希望を抱くこともありますよね。
 
ただ実際にナルシシズムの振る舞いは、加齢と共に加速することの方が多いです。
 
当然過去の行いを許してもらおうと謝罪してきたり、ヨリを戻したいと復縁を求めてくることもあります。
 
でももし相手がナルシストである場合、そこで許してしまったり関係を再開してもまたいつかモラハラが再開する可能性もあります。
 
自分が無理をしてまで相手の性格を直してあげようとすることは、並大抵のことではありませんし、自分が攻撃材料になっている場合は出来るだけ関わらないようにして、なるべく一緒にいる時間を減らすことも大事なナルシスト対策のうちの一つです。
 
例えば、食事に誘われても『用事があるから、ごめんね』と軽く断ったり、直接会話するのを避けるために電話ではなくラインやメールで済ませたりなど、意識的に接触を減らします。
 
対処法を一ヶ月から二ヶ月実践して効果が現れてきた時、本当に対処方法が効いているのか知りたい方へ、こちらの動画をオススメします。
 
皆さんが被害者からサバイバーになれるように、『ナルシストに打ち勝った6つのサイン』を解説しています。

youtu.be

\メンバーシップの登録はこちら/
 
【RinNakamuraDesign】
私がデザインしているレディース服はこちらからご購入いただけます
 
【チャンネル支援】
チャンネル運営をサポートするために撮影・編集機材を提供したい方、プレゼントしたいという方はこちらからお願いいたします!
 
この記事を書いた人
20220924101655
中村りん

渡米後、悪性ナルシスト(Malignant Narcissist)によるモラルハラスメント体験をきっかけにアメリカのナルシシズムに関する知識を得て、2021年情報発信するためYouTubeを開始。日本でまだ知られていない自己愛性虐待や、ガスライティングへの認知度と理解を高めるために活動中。同じ境遇の方の自尊心の回復とエンパワーメントに向けて『目に見えない精神的虐待』や『有毒な人(Toxic person)』への対策を解説。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg