中村りんの心理学研究所

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ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

【悲惨】ナルシストと結婚したら起こる恐ろしいこと|自己愛性パーソナリティ障害

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【悲惨】ナルシストと結婚したら起こる恐ろしいこと|自己愛性パーソナリティ障害

今回は『ナルシストと結婚したら起こること』について話していきます。

このトピックについてはかなり重要だと思います。
 
というのは、ナルシストと結婚してしまったことによって負う代償は大きいですし、今現在ナルシストと付き合っているけど健全な関係とは言えないって方に知っていただきたい内容だからです。
 
私が被害にあった時加害者は女性だったので、幸い逃げ切ることができたのですが、では自分の結婚相手がナルシストだったら?
 
もしナルシストと結婚した場合どんなリスクがあるのか、被害者の末路から知っておく方がいい豆知識まで全部まとめて徹底解説します。

ナルシストとは

 
ナルシストが加速してNPDという自己愛性パーソナリティ障害を患うと、いくつかの症状が現れます。
 
・自己重要性の膨らみ
・絶え間ない注意や賞賛の必要性
・他人と衝突する
・他者への共感の欠如など
 
自己愛性パーソナリティ障害は数ある人格障害のうちの一つで、ナルシストは性格特性で、要するに性格が偏っている状態のことを指します。
 
研究によれば、人口の1〜6%が強いナルシシズムを持つナルシストで、50〜75%が男性である。
 
そして、ナルシストは過度な先入観にとらわれていて、歪んだ自己イメージを持っています。
 
自分自身にしか興味がなく自分のことばかりで、周りが全く見えない人たちなんですね。
 
それ以外にもナルシストは
 
・利己的で自分の利益のために他者を利用する
・共感性がなく、他者を低く評価する
・批判に耐えられない
・特別扱いを期待する
・自分の業績を誇張し、能力を過大評価するなど
 
の特徴があります。
 

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彼らは優越感と自尊心を高める目的で、人と関わったり損得で物事を判断します。
 
自分が少しでも気に入らないことがあると、イライラし出して急に不機嫌になり、罵倒してモラハラをする恐れがあります。
 
場合によっては物を投げたり暴力を振るって、相手を脅して支配することもあります。
 
ナルシストは歪んだ自己愛を持ち、人を粗末に扱うので健全な人間関係を築くことが難しいんですね。
 
そんな人や状況をコントロールしたがるナルシストともし結婚したらどうなるのか今から解説していきます。

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ナルシストともし結婚したらどうなるのか

 
まず一番肝心なポイントは、ナルシストは自己中心的です。
 
周りの人たちがどう思っているのかということは考えません。
 
人や状況を自分の思い通りにコントロールするために、周囲にいる人を心理的に操ります。
 
思いやりがなく、人を愛することができません。
 
自分の問題をも自覚しないので、自己愛傾向の強い人と結婚すると金銭面のトラブルや、精神的DV、不貞行為など様々な問題を抱える可能性が高いです。
 
ナルシストと言ったら『支配とコントロール』です。

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ターゲットを心理的にコントロールして、意のままに動かします。
 
ナルシストと結婚すると『孤立しているように感じる』という方が多いです。
 
モラハラ被害を家族や友達に相談したくても、自分に起きていることをどうやって説明したらいいのか分からないし、混乱するんですよね。
 
『私っておかしいのかも』と自分自身を疑うのは、ナルシストがガスライティングを使用しているからと考えられます。
 
ガスライティングという精神的虐待を結婚生活の中で無意識に行います。
 
『そんなこと考えてるのはお前だけだ』
『は?そんなこと言ってないし。あなたの勘違いでしょ』
 
と過去の発言や出来事、全てを否定します。
 
彼らの意見に猛反対すると、ナルシストは防衛が働くので自己愛憤怒を起こして相手を圧倒しようとします。
 
ちなみにナルシストの自己愛憤怒は、怒りがなかなか静まらない特徴があるんですね。
 
彼らをなだめようとしても火に油を注ぐ結果になったり、被害者は相手の機嫌を取るために行動するようになります。
 
ポイント
この自分が我慢の限界が来ていてもストレスが頂点に達していても、相手の悪い行動を後押しする行為をイネーブリングといいます。
 
イネーブリングをする人は結果的にはナルシストの問題行動さえも手助けしてしまい、彼らのナルシシズムの振る舞いが余計に悪化するんですね。
 
『怒らせると手に負えないから』と相手の理不尽な要求も聞き入れます。
 
結婚生活のおいてどちらかが折れないといけない場面も多々ありますが、ナルシストとの結婚は愛情とか助け合いからは程遠いものです。
 
被害者だけが耐えるばかりで、毎日のように起こる無視や人格否定などの精神的な暴力はメンタル不調をもたらします。

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またナルシストをよく知らない人は、こう言います。
 
『どうして逃げないの?』
『なんでそんな人と結婚したの?』
 
逃げないのではなくて、逃げられないんですよね。
 
自己愛性パーソナリティ障害やガスライティングの知識がない人には、被害者がどれだけ共依存から抜け出すことが大変なのか、その有毒な関係を立つことやナルシストを見抜くことが難しいのか理解することができません。
 
理由は、殆どのナルシストが結婚後に豹変して、モラハラを開始することにあります。
 
結婚前は優しくてチャーミングなキャラクターを演じて、自己陶酔的な供給源であるターゲットに猛アプローチします。
 
この段階では、甘い言葉をささやいたりプレゼントをしたり、将来の約束をして、ターゲットに暇を与えずアタックする傾向があります。
 
でもそんな幸せな期間が続くのは数ヶ月などほんの一瞬で、やがてナルシストは結婚後、急に人が変わったかのように豹変して、先ほどお話ししたようなモラハラをして、ターゲットを無価値化します。
 
平気で嘘をついたり、相手を畳み掛けるように責め立て、過小評価して反論する暇もなく一方的に押し付ける。
 
ターゲットの存在意義を否定するような言動を繰り返すのは、大抵の場合は結婚後なのです。
 
ただ例外があって、結婚前にも加虐的な姿をターゲットだけに見せていたケースも少なくなくて、共感性の高いエンパス体質の方だと『私がどうにかしてあげなきゃ。支えてあげなきゃ』と逃げる余地がないと責任感や、逃げることへの罪悪感を感じます。
 
ナルシストは溜まっていた怒りを爆発させることで緊張がほぐれ、心のバランスを取ろうとします。
 
精神状態が落ち着くと結婚前の出会った頃のように姿を変えて、異様なほど優しくなります。
 
でもそれが落とし穴であり、彼らはモラハラをする度にターゲットをこの虐待のサイクルにはまらせて、うまい具合に同情を誘います。
 
付き合っている段階でこの虐待サイクルが起きているとすれば、ターゲットは飴と鞭の飴を与えられた後『結婚したら、彼/彼女は変わるかもしれない。子供ができたらモラハラがなくなるかもしれない』と期待感を高めますが、実際のところ彼らのモラハラが収まるどころか悪化するのが現実なんですね。
 
その理由は、ナルシストが作る支配関係にあります。
 
彼らは結婚を急ぐ傾向があると言われています。
 
単純に付き合っている関係だと、いつでも縁を切ることは可能ですが、結婚するとそうはいかないですよね。
 
結婚した場合はもっとターゲットを心理的にも経済的にも精神的にも支配しやすくなり、自分の思い通りに動かします。
 
なぜこんなことをやるのかというと、『自分は特別な存在であり、周りは自分を特別扱いするべきだ』と思い込んでいるからです。
 
そもそも『結婚生活はお互いに助け合いの連続』といわれていますが、ナルシストにそんな概念は一切ありません。
 
夫と妻となれば扶助義務が生じてくるかと思います。
 
この扶助とは『力添えをして助けること』を指していて、良好な夫婦関係を保つには助け合い、譲り合い、許し合いが必要になってきますし、お互いに協力や感謝がないと夫婦円満にはなれないと思います。
 
ネグレクトは親子感だけではなく、夫婦関係でも起きます。
 
例えば、
・コミュニケーションを取らない
・自分にしか関心がない
・パートナーを尊敬しない
・会話が少ない
・デートなど一緒に外出することがない
・パートナーを喜ばせようとしないなど
 
価値観の違いから多少の言い合いはあったとしても、ナルシストとの結婚はすれ違いも多く、夫婦関係が危機に陥ることが多いのも事実です。
 
そもそもナルシストのパーソナリティは改善する見込みが少ないというデータもあるので、歳を取るともっと威張って傲慢になり、手の打ちようがないほどにまで酷くなり離婚に至るケースが殆どです。

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またナルシストに育てられた子供にも、精神的な影響をもたらす可能性もあります。
 
ナルシストは我が子を自分のお気に入りのおもちゃのように扱い、子供からも自己陶酔を搾取します。
 
言うことを聞くなら良い子、自分の思い通りに動いてくれないなら悪い子とレッテルを貼ります。
 
それぞれの子供に評価をつけて接することで、子供は『親に認めてもらえなかった。親に無条件に愛されなかった』と不公平で不安定な人間関係を親子間で築くことになります。
 
その不平等といった概念を生まれ育った環境で学んだことで、世の中に不満を持つようになります。
 
反対に『親のお気に入りの存在であった過保護・過干渉で育った子供』にも同じように悪い影響があります。
 
自分を引き立てるアクセサリーのように理想の子供を演じるように、幼い頃から過度な期待に応えさせることと、『あなたの人生なんだから、あなたがしたいようにやりなさい』と愛情いっぱいに育てることは全く別のものです。
 
前者は愛情ではなく、支配になるからなんですね。

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まとめ

 
今日この記事でお話ししたナルシストとの結婚がもたらすパートナーと子供への影響は一部に過ぎないですが、自己愛傾向のある人と暮らすのがどれだけ大変なのかということを納得していただけたのではないでしょうか。
 
やっぱり後悔してからじゃ遅いので、支配欲の強いナルシストに捕まってしまった方、またはタゲられやすい方はナルシストとの結婚へのリスクやデメリットに焦点を定めて、深く考えを進めることも大切だと思います。
 
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この記事を書いた人
中村りん

渡米後、悪性ナルシスト(Malignant Narcissist)によるモラルハラスメント体験をきっかけにアメリカのナルシシズムに関する知識を得て、2021年情報発信するためYouTubeを開始。日本でまだ知られていない自己愛性虐待や、ガスライティングへの認知度と理解を高めるために活動中。同じ境遇の方の自尊心の回復とエンパワーメントに向けて『目に見えない精神的虐待』や『有毒な人(Toxic person)』への対策を解説。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg