中村りんの心理学研究所

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【支配欲の塊】あなたを翻弄する危険な女性の悪性ナルシストの恐るべき特徴と対処法|自己愛性パーソナリティ障害

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【支配欲の塊】あなたを翻弄する危険な女性の悪性ナルシストの恐るべき特徴と対処法|自己愛性パーソナリティ障害

 
今日はとっても大事な「危険な女性の悪性ナルシストの特徴と対処法」についてお話しします。その人物が男性であれ、女性であれ、相手がどのタイプのナルシストに当てはまるか見抜くことは非常に重要です。
 
悪性ナルシシズムを持つ悪性ナルシストは、時に危険で破壊的ですので、サインを見落とさないように、今から特徴と見抜き方をお伝えします。

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危険な女性の悪性ナルシストの特徴と対処法

 
まず悪性ナルシストとは、ナルシストの中でも重度とされるほど、ナルシシズムが強く、危険なタイプのナルシストです。
 
英語では、Malignant narcissistと呼ばれ、マリグナント(Malignant)は、悪性、または悪意に満ちた、きわめて有害なという意味が含まれています。
 
本来ナルシストとは、自分が特別であるように振る舞い、他者から自己陶酔を搾取し、周囲の人たちを振り回す自己中心的なパーソナリティ障害を患っている人、もしくはその傾向がある人のことを指します。悪性ナルシストに限らず、ナルシスト全般的に見て、自己愛型の人は、壮大な自己重要感を持ちます。
 
さらに、傲慢な態度や行動が目立ち、人を利用したり、他者を尊重しない特徴があります。
 
悪性ナルシストは、この壮大な自己重要感、誇大性、特権意識、共感力の欠如といったオーソドックスなナルシストの性格特性を持ちつつ、他にもさまざまな特性を有する特殊な種類のナルシストであり、欧米では少しずつナルシストに関する知識が広まっていく中で、日本ではまだ知名度が低い印象があります。
 
自己愛性パーソナリティ障害に関する情報は普及しているものの、種類別にはそこまで分けられておらず、悪性ナルシストと関わると自分に及ぶ影響もそこまで知られていません。その上、タイプ別によって対処法も違ってきますので、今自分が対処しているナルシストがどのタイプに当てはまるか把握することで、今後の対策に役立つこと間違いなしです。
 
悪性ナルシストは結構職場や家庭内にも潜んでいますが、初対面では見抜きにくいケースが多いです。
では、次に、そんな悪性ナルシストはどういった人たちで、どういう危険性があるのか見ていきたいと思います。
 
実は、悪性ナルシストはサイコパスの一歩手前とも言われています。サイコパスは、サイコパシーという要素を備えている人たちで、精神医学では反社会性パーソナリティ障害(APD)に分類されるんですね。
 
一般的にサイコパスは良心を持たず、他者に思いやりを持ったり、共感することができません。他にも、人を愛すること、誰かに対して同情すること、または自分自身が恥や罪悪感、後悔といった感情を抱くことがありません。
 
つまり、悪いことをしても自責の念に駆られることや、道徳がないので、他者を傷つけても平気ですし、一部のサイコパスは共感力の欠如により社会性に乏しい傾向があります。彼らは、自分とは正反対の共感力の高い人を狙います。
 
モラルに欠けていることから、それが友達や大切な存在であっても、相手を騙したり、自分の利益のために人を傷つけることに躊躇しません。
 
衝動的に行動し、他人の安全を軽視します。他にも、法や社会のルールに従わず、無責任な言動が目立ちます。
 
また、悪性ナルシストはマキャベリズムという要素を備えていることが多く、嘘が巧妙で、上手に会話を交わして口が達者なことが多いです。それに加えて、悪性ナルシストはサディスティックな要素も持ち合わせます。
 
サディスティックな傾向が強い人は、一般的にサディストと呼ばれます。サディストは、他者の苦痛を快感に感じる人のことで、要するに、人の苦しみから喜びを得る人です。
 
まとめると悪性ナルシストは、ナルシシズムだけではなく、サイコパシー、マキャベリズム、サディズムの要素が混じった破壊的なナルシストであるということなんですね。ただし、ナルシストは男性と女性とで、特徴が異なる場合があります。
 
特に女性の悪性ナルシストと関わっているとき、男性の悪性ナルシストよりも、嘘や心理的操作が巧妙なこともあり、女性の悪性ナルシストは非常に見抜きにくいと言われています。

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特徴①競争心が強い

 
まず、女性の悪性ナルシストは競争心が非常に強い特徴があります。よく他者と比較したり、自分が一番でないと気が済まないほど、競争心を燃やします。
 
自分が最も重要で、特別な人物だと周囲に評価されないと、攻撃性が増すので、自分よりも相手が優れていると感じたら、ためらいなく相手を攻撃することがあります。また、周囲に特別扱いを求め、特別扱いされないと不機嫌になって、怒りをぶつけたりするかもしれません。
 
もし、誰かが自分よりも目立って周りの人たちにちやほやされたり、誰かが自分が欲しいものを持っていたら、彼女たちはどういう行動をとるのかというと、ターゲットを貶めるためにわざわざ計算して、ターゲットの周りの人間関係を壊していくんですね。
 
具体的には、ターゲットの評判を下げる言動を繰り返したり、ありもしないことを周囲に言いふらし、周りの人たちに悪影響を与えるような行動をするのが悪性ナルシストです。
 
こうした意図的に相手の評判を貶める行動を、アメリカの心理学ではスミアキャンペーンと言います。スミアキャンペーンは、悪性ナルシストからすると、他者を落とすことで自分の評価が上がるので、自分の功績を挙げる方法として、最も手っ取り早い方法ということが言えます。
 
ターゲットに関する嘘情報を流して、事実の中に細かい嘘を混ぜ込んで、その人物がいかにも悪者であるかのように仄めかすわけです。自分の欲望を満たすために、ターゲットを蹴落とし、相手の周囲からの信頼や地位をなくす行動を取るようなやり方で、社会で勝ち抜こうとします。
 
彼女たちにとって、一番の優先順位は人に喜んでもらうことよりも、自分が勝利することです。悪性ナルシストは良心がないので、平気で恐ろしいこともできてしまいます。

特徴②人間関係でトラブルを引き起こす

 
悪性ナルシストは、人と人が競うのを見るのが好きです。理由は、自己陶酔というエネルギーを得ることができるからなんですね。
 
わざと周囲の人たちが揉めるように仕向けたり、悪性ナルシストはトラブルメーカーであり、例えば、誰かの旦那さんと付き合って家庭を壊したり、友達の友達に嫉妬して、悪口を吹き込んで不仲になるように、状況をコントロールすることを楽しみます。
 
こうして人と人を敵対させて、問題を引き起こした張本人なのに、自分が迷惑を被ったように振る舞ったり、わざわざ犠牲者を演じるのです。そして、頻繁に嘘をつくので、会話の中に矛盾が多かったり、大袈裟に話して同情心を煽ったりなど、相手の感情を支配することを得意とします。

特徴③他者の苦痛を喜びに変える

 
誰かのネガティブな出来事を聞いたとき、喜んだり、生き生きしていたら、彼女たちは自己陶酔を得ているので、非常にサディスティックの要素が強いナルシストである可能性が高いかもしれません。
 
特に、自分の気持ちが踏みにじられたときや、屈辱を感じたとき、気分を害されたとき、自分は相手に見下されると感じたときは、相手に苦痛を与えようと攻撃を仕掛けてくるかもしれないと予測しておくことが重要です。
 
例えば、被害者がショックを受けてるとき、あえて弱っているときを狙って、攻撃してくることが多いので、彼女たちに心を操られないように、落ち込んでいるときやメンタルが疲れているときなどは注意が必要です。
 
これは、ターゲットの精神を壊したり、自分は相手を困らせているんだと支配欲やパワーを得られていると感じたとき、それが喜びや楽しさに変わるという、非常に病的な精神状態であります。
 
当然ながら、それがバレないように相手に同情したり、一緒に悲しんだ姿を見せて、協力的な姿を見せつけることもあります。
 
しかし、悪性ナルシストは自己愛性パーソナリティを持つので、自分の目標を達成するために、心理的操作でターゲットをコントロールした後、ターゲットを油断させたところで虐待や嫌がらせ行為を復活させます。
 
最近攻撃されないなと感じたら、間違いなく別のところで自己陶酔を補っているということになります。例えば、他で新しい彼氏ができたとか、いじめの対象が変わった、周囲から十分な注目や賞賛を得られているなどが挙げられます。
 
悪性ナルシストは、単純にその人物を毛嫌いしているという理由で、ターゲットを選んで、嫌がらせをしているのではありません。
 
自分よりも相手の方が優れているかもしれないという競争心や不安、相手に負けたくない競争心、負けたかもしれないという敗北感、相手が優秀であることから感じる嫉妬など、相手をいじめることで得られる高揚感など、さまざまな感情が混ざり合い、ターゲットへの攻撃性に変わるわけです。
 
したがって、悪性ナルシストはとても冷酷で、人々の生活を妨害する恐れのあるパーソナリティです。ですが、ナルシストからするとそれはエンターテイメントの一つで、あくまで人をいじめる行為は快感を得る目的で行われます。

特徴④人によって態度を変える

 
悪性ナルシストがグループ内で、みんなと仲良くすることは不可能です。
 
基本的にナルシストは、対人関係でも好き嫌いが激しく、自分と気が合う人には媚を売って仲良く接するのに対し、自分が気に入らない人に対しては見下した態度で接して、えこひいきする言動をします。
 
非常に冷酷で、最初はターゲットを理想化し、自分の元から逃げないようにコントロールしますが、ターゲットとの距離が縮まるにつれて、相手を過小評価しだして、最終的には容赦無く捨てるなんてことも珍しくありません。
 
悪性ナルシストに限らず、ナルシストは人と健全な人間関係を築くことができません。また、虐待的な悪性ナルシストは、外では子煩悩を演じ、家ではモラハラなど、裏と表の顔を使い分けるのが上手です。
 
具体的に、分かりやすい例を挙げますね。いじめの主犯格は、実際学校だと先生、職場だと上司、家族だと親から熱い信頼を得ていることが多いですよね。
 
でも、優等生である顔をしていますが、実は虐待的で、冷酷な人格を持つ危険なタイプの人であるということです。周囲の取り巻きには自分に従うよう、お世辞を言ったりごますりをして、コントロール下に置きます。
 
また反対に、利用できると思った目上の人には、上司や年上という立場を上手く利用して、自分を優位に立たせようとするわけです。悪性ナルシストは、人に対しての扱い方がものすごく極端で、相手のためではなく、自分は凄いと思われるための行動で周囲を振り回します。
 
ちなみに、男性のナルシストも社会的な地位の高さを手にしたい思いが強いですが、女性のナルシストもステータスを気にする傾向があるそうです。

特徴⑤規則を守らない

 
悪性ナルシストは、反社会性パーソナリティを持つ危険なタイプです。ということは、そもそも社会的ルールの重要性を理解していないんですね。
 
よって、決められた約束や規則を平気で破るのです。よくあるケースを挙げると、多くのナルシストは他人のお金を騙し取ったり、他人の身元を利用して詐欺をしたりなど、犯罪行為に手を染めます。
 
悪性ナルシストが友人だと、家に泊めると何か金品がなくなっていたなどの経験をすることがあるかと思います。他にも恋愛関係だと、彼氏や彼女に嘘をついて、自分に貢がせた後、急にいなくなったり、悪性ナルシストは人に嘘とついて騙し、盗みをする常習犯であると言えます。

特徴⑥暴力を振るう

 
そんな悪性ナルシストは非常に虐待的で、精神的ではなく身体的にも傷つけることがあります。また、自分が加害者にもかかわらず、被害者を悪者に仕立て上げて、加害者にすることがあります。
 
他にもよくあるのが、離婚が決まったとき、パートナーを虐待の加害者に仕立て上げ、警察、弁護士や裁判官に嘘の証言をして、親権を獲得するなど、DVをでっち上げるケースが非常に多く、視聴者さんから「DV冤罪についても、動画で取り上げて欲しい」というようなコメントが多数寄せられています。
 
DV冤罪は、自分が不利にならないようにとか、自分にとって都合の良い条件で離婚を勧めたいが故に、被害者を加害者にして真実ではないのに、あたかも真実であるかのように虚偽の証言をして、本物の被害者を不利な状況へ追いやるので、妻が悪性ナルシストの場合は、夫にかなり悪影響を及ぼす可能性があります。
では、もし悪性ナルシストと結婚していたり、友達だったり、家族に悪性ナルシシズムを持つナルシストがいたらどう対処すればいいのか3つの対処法をお伝えします。

対処法①相手がナルシストであると指摘しない

 
万が一、その人物がナルシストだと判明したとしても、決して相手がナルシストであるということを、本人に指摘しないでください。
 
理由は、こちらが相手の正体を見破ったことで、正体がバレてしまった悪性ナルシストは、復讐してくるからです。

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対処法②刺激しない

 
2つめに大切なことは、彼らを刺激しないことです。
 
たとえ、悔しくても、もし相手が一般的なナルシストのタイプではなく、悪性ナルシストの場合は戦って打ち負かそうとせずに、大人しく一歩下がることが最善です。彼らにとって最もつまらない人間になるのが、ナルシストに対して一番有効な対処法です。
 
執念深いナルシストを敵に回してしまうと、悪性ナルシストは復讐心が強いことから、ストーカー化して付き纏われることもあります。
 
したがって、悪性ナルシストには、なるべく接触しないことです。

対処法③相手を変えようとしない

 
「ナルシストに自分がナルシストであるということを伝えて、分からせた方がいいですか?」という質問をよくもらうんですが、もし、結婚生活や学校内、家庭内で問題が起きていて、加害者が「自分に問題がある」ということを理解していたとすれば、すでに自分の人格の問題を知ろうと調べたり、治療のために努力しているはずだと思います。
 
自分に非があるということを自覚できないのが、自己愛性パーソナリティ障害の症状の一つです。私たちが彼らを変えることはできません。
 
こちらが相手を正す必要はありませんし、彼らの問題行動を相手に説明し、納得してもらおうとすることも非常に難しいのが自己愛性パーソナリティ障害の人との人間付き合いです。
 
今まで、彼らを変えようと、自分の気持ちを分かってもらおうと必死に説得したり、彼らが変わることを期待されていた方はかなり多いと思います。
 
ナルシストは自己修正の能力が低く、自らの問題を他の誰かの責任にして、現実逃避する人たちなので、残念ながら彼らが変わる見込みはないと理解することは、ナルシストを扱う上でとても大切なことです。
 
私たちは、彼らを変えることができませんが、自分自身が変わることはいつでも可能です。
 
ナルシストに攻撃された時に、どのように立ち回れば、なるべく自分が影響されないか、相手を変える努力を続けるよりも、こちらがナルシストに関する理解を深めて、賢く戦っていけるかの方が大事だと思います。
 
では、どのようにして戦っていけばいいのか、どうすればナルシストに打ち勝つことができるのか、経験者である私がアメリカの最新のナルシスト対策を分かりやすく解説した動画をメンバーシップ会員の皆様にお届けしております。
 
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この記事を書いた人
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中村りん

2016年に渡米し、悪性ナルシストにターゲットにされた経験から、現地で学んだ自己愛性パーソナリティ障害(NPD)、心理学、ガスライティングに関する知識を活かし、2021年にYouTubeで情報発信を開始。日本ではまだ知られていない自己愛性虐待(Narcissistic Abuse)の認知度や理解を高めることを目的とし、”ナルシスト対策解説者”として活動中。同じ経験をされた方々の自尊心の回復とエンパワーメントに向けて、「目に見えない精神的虐待」や、「心理的に攻撃してくる人」への対処法をアメリカの最新心理学から解説。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg