中村りんの心理学研究所

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ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

当てはまると探られてるサイン!ナルシストの試し行為 3選|自己愛性パーソナリティ障害

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当てはまると探られてるサイン!ナルシストの試し行為 3選|自己愛性パーソナリティ障害

 
今日は、リクエストが多かった「ナルシストの試し行為」についてお話します。
 
皆さんは自己愛の強い人と付き合っていると、「パートナーや家族に対して、どうしてわざと相手を困らせるようなこと言ってくるんだろう」と感じたことや、時折不思議な行動に出ることに気づくことがありませんか?
 
この動画では、ナルシストがなぜ人を試すような行動を取るのか、その背後にある心理や目的に迫っていきます。彼らがなぜ試し行為を行うのかを理解することは、ナルシスト対策で欠かせないことです。
 
もし今日ご紹介するナルシストの行動を早いうちに予測できれば、あなた自身の心の安定や対処方法を見つける手助けになるかもしれません。一緒にナルシストの心理を探って、試し行為にどう向き合うべきかを学んでいきましょう!
本題に入る前に、今日は皆さんに特別な報告があります。先日YouTubeのコミュニティのページでもお伝えさせてもらったんですが、この度人生初めて、電子書籍の販売を開始いたしました。
 
まずは、この本を読んでくださった方々、ありがとうございました。こんなに多くの人が手に取ってくださると思っていなかったので、本当に嬉しく思いますし、心から感謝しています。
 
この本は、「もし私の傷が見えたら…」という名前で、私自身の経験とアメリカの心理学の知識を元に、ナルシストの心理的攻撃への対処法や回復のための心のケア方法など、役立つ内容を提供しています。また、ナルシストに関する情報だけでなく、私自身が心理的虐待に対して思うことや、被害を受けた、もしくは受けられている方々への思いもいっぱいこの本に込めました。
 
今回は電子書籍のみの販売となりますが、お使いのデバイスに簡単にダウンロードできるので、忙しい方や読書好きな方にもぴったりの形態だと思います。もしまだこの本を手に取っていない方は、こちらのリンクから詳細をご覧いただけますので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。

「ナルシストの試し行為」とは?

 
ナルシストの試し行為は、彼ら特有の心理や行動パターンに起因しています。彼らは敵か味方かの白黒思考で物事を判断し、自己中心的な思考回路を持つそうです。
 
他者を粗末に扱って、自分の思い通りに周囲の人々を操作しようとするんですね。自分に従ってくれるなら味方とし、従わない場合は敵とみなすでしょう。
 
なぜこんな言動をするのかというと、常に他者が自分のことをどう思っているのか気にしているし、自分が相手にどれだけ愛されているかを確認する必要があると考えています。
 
こうして愛情を搾取して、相手の反応を伺うことで自分がどれだけ受け入れられているかを把握しようとするからなんですね。
 
このため、試し行為を通じて相手の忠誠心や愛情の度合いをテストすることがあります。しかし、私たちが覚えておきたいのは、ナルシストの試し行為は他者を傷つける行為でもあるということです。
 
彼らの行動は相手の心理的な負担を増やしますし、それだけでなく関係を悪化させる可能性があります。なぜナルシストが試し行為を行うのか、その理由はたった一つです。
 
心理学の研究によると、ナルシストは相手を試す行動を取ることで、自分の中にある自己価値の問題が解消されます。
 
要するに、「自分には価値がないのかもしれない」という不安と常に戦っているナルシストは他者からの注目や賞賛を得て、自己陶酔と呼ばれるガソリンを補充するのです。
 
この自己陶酔の仕組みは、非常に奥深いもので、褒め言葉などの称賛だけに限らず、他者を傷つけることや陥れることで得られる邪悪なエネルギーでもあるとされています。例えば、相手が傷つくことで得られる快感などが挙げられます。
 
ナルシストの中には、陰口を叩いたり噂話を広めたりするなど、人を傷つける行動を取るケースもあります。自己中心的なパーソナリティーが原因で、思いやりや共感力が欠如しているため、何か行動起こす前に「これをしたら、相手がどう思うだろうか…」という事は考えられません。
 
自信がない自分を認めたくないので、相手の価値を低く見積もり、自分を高く評価しようとします。そのため、嫌味や皮肉を混ぜた言動を通じて相手の心を傷つけたりするんですよね。
 
最近では、明らかな暴言ではなく、巧妙な嫌味や皮肉を使う隠れナルシスト(カバートナルシスト)も増えているらしいです。
 
このタイプのナルシストは相手の弱点や不安に付け込み、間接的に傷つけることで自己満足感を得ようとします。
 
このような行動は、人の裏の部分でもありますが、ナルシストの特徴でもあるようです。
 
私たちが、こうした言動に巻き込まれず、自己価値を守るために注意を払えるように、今からナルシストが取る3つの試し行動をお伝えします。

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ナルシストの試し行為 3選

①逆上して、脅しをかける
 
ナルシストはラブボミングでターゲットを理想化し、その後脱価値化して精神的に傷つけます。皆さんも経験された方が多いかと思いますが、ターゲットである被害者が離れようとすると、脅しや脅迫を使って関係を継続させようとするんですよね。
 
これは、彼らが頻繁に使用する心理戦術であり、虐待のサイクルでもあります。
 
重要なことは、こうなってしまったのはあなたのせいではないということです。
 
ナルシストは責任を取ることを拒み、相手を責め、ターゲットに罪悪感や不安を植え付けることで自己保身を図るからです。
 
特に離婚や職場の離脱、交際相手に別れの告げる時などの場面では、彼らは子供を利用したり、弁護士を通じて不安を煽ったり、証言を捏造して被害者を加害者に仕立て上げるなどの脅しを含んだ試し行動を取るかもしれません。
 
理由は、ターゲットの反応を観察して、コントロールしたいからです。
 
しかし、重要なのは、あなたが被害者であることを自覚し、自分自身を守ることなのです。彼らの試し行動に乗ってしまわず、冷静に対処することが大切です。
 
必要ならば、弁護士やサポートを頼ることも選択肢の一つです。自己価値を見失わず、ナルシストの罪悪感や責任転嫁に惑わされずに、自分の人生を守り抜くことが大事だと思います。
 
そして、お金に関する話をすることは、ナルシストにとって相手をコントロールしやすくする手段であり、養育費などの金銭の問題が生じることが多いです。
 
嘘をつくことは相手や状況を支配しコントロールする手段であり、調停の場では裁判官や弁護士、警察などどんな相手であっても事実を隠蔽するために嘘をつきます。
 
ナルシストは「ターゲットが大げさに話している、過剰反応している」と主張し、被害妄想だと言うかもしれません。彼らは自分が被害者であると信じ込ませるため、周囲に自分の話を広め、味方を増やして自分を有利な立場に持っていくのです。
 
ただ、彼らの発言を深く追跡すると、実際にはナルシストが被害者を傷つけている加害者でありながら、自分は被害者であるという嘘をついていることが分かります。これには、このような発言を繰り返し、身の回りの人々を巧みにコントロールして、自分の支配下に置かれているかどうかを確認するためという理由が挙げられます。

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②無視をする
 
ターゲットを試すために無視という手段を使用するのが、ナルシストです。相手を無視して、あえて会話をすることを拒んだり、仲間外れにして陰湿なやり方で受動的に攻撃する方法を好むナルシストは実際かなり多いですよね。
 
無視は、ナルシストにとっては一種の嫌がらせ方法であり、「相手の感情をコントロールできてるんだ」と感じることができます。彼らにとっては、自己陶酔感を得るための手段の一つで、ナルシストは、自分の思い通りにいかないことや従わない意見に対して、何かしらの言い分をつけて相手を無視します。
 
これによって、自分の行動を正当化しようとするでしょう。自己中心的な考え方を持つので、自分の欲求を最優先にしますし、他者の意見や感情を無視することで、自分の意見や行動が絶対的に正しいと信じ込むことができるわけです。
 
無視は、相手を無力化し、自己満足感を得るための手段として機能します。ですが、ここで皆さんに覚えておいて欲しいのが、彼らは無視だけでなく、飴と鞭を上手く使い分けるということです。
 
ターゲットをラブボミングという心理操作でがんじがらめにした後、相手が油断しているところで、鞭である無視を使って罰を与えるかもしれません。
 
故意に相手が嫌がることをして、反応を伺いつつ、こうした試し行為を行います。
 
ちなみに、彼らは無意識に他者を傷つけているケースが多いですが、わざと会話をすることを拒んで状況をコントロールすることで、職場や家族内で、ターゲットの方からナルシストに話しかけないといけない状況を作り出せます。

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③引っかけ問題を出してくる
 
ナルシストは、相手からの愛情を確かめるために、「〇〇なら〇〇してくれるよね」といった発言を頻繁にしますし、また、これらの言動はガスライティングの一環とも言えます。
 
「〇〇なのにどうしてこんなことしたの?」「〇〇ってことは、私のことを〇〇だと思ってるの?」といった一方的な決めつけをして、ターゲットを混乱させたり、自尊心を傷つけます。
 
被害者は実際にはそんな考えを持っていないにも関わらず、ナルシストの言葉によって記憶や認識が歪められてしまいます。
 
ナルシストの目的は何かというと、自分が望む反応や愛情を引き出し、「自己中心的な欲求を満たすこと」それだけです。
 
彼らは相手を混乱させて、自己を中心に据えた現実を構築しようとするので、被害者は自分自身の思考や感情に疑問を抱くようになり、ナルシストの言葉に振り回されてしまうのです。
 
ナルシストは相手に何かを要求する際に、条件をつけたり、自分がどれだけ努力しているかをアピールしたがりますよね。自分自身を棚に上げて、「自分はこれだけ頑張っているのに、あなたはどうなんだ」と言って、あなたの価値を否定しようとしませんか?
 
彼らにとって、相手が自分より価値があることを認めることは恐れの対象です。
 
彼らは努力家で誠実で思いやりがあり、優れたポジションにつきたいのですが、その責任を取らずに、その立ち位置を手に入れたいのです。
 
ナルシストは周囲からの称賛や注目を求めている人たちですので、被害者の立場に立つことで、同情や心配を得ると考えています。
 
そのためには被害者を徹底的に悪者扱いして、「自分は正義であり相手が悪だ」という信念を持ち、精神的な安定を図っています。
 
これらのことを行ってもターゲットへの攻撃が効かない、もしくは心理操作をしても相手をコントロールできないと、ターゲットとの復縁の余地がないことが分かると、3つのことが起こる可能性が高いです。
 
1つめはもっと洗練された嘘や、手の込んだガスライティングを強化して、脅し行為を続ける。
 
2つめは再びラブボミングと呼ばれる心理戦略でターゲットを取り戻す。3つめは最終的に、自己陶酔を搾取してくれる新しいターゲットを見つけなければいけません。
 
ここで私たちが気をつけないといけないことは、こうした試し行為はナルシストが引っ掛ける罠であり、こうした自己愛的行動はターゲットへの虐待を再開して、傷つける目的で行われる心理テクニックに過ぎません。
 
ナルシストの試し行為を見破ることや、その有毒な関係から抜け出す事は簡単なことではないし、もちろん時間がかかることもあります。
 
私も一時は、その悪循環のサイクルから抜け出せませんでした。なぜかずっと「自分に問題があるんだ」という風に考えて、「私が黙って嫌がらせに耐えればいいんだ」とも思っていました。
 
周りの人に相談しても、「あんまり気にせんと無視すればいいだけの話やん」みたいなことを言われるだけでした。
 
実際にこうした精神的虐待は、その関係内にいる加害者と被害者、その当事者しか何が起こっているのかわからない陰に隠れた陰湿な虐待に違いありません。
 
海外ではこうした目に見えない精神的虐待に対する知識や教育が少しずつ重要視されていく中で、私はこうした発信を続けていくと、「日本ではまだ全然周知されていない種類の虐待なんだな」と痛感しました。
 
それが私がYouTubeで情報発信を始めたきっかけでもあり、「こうした知識を知った以上は、もっともっと世の中へたくさんの方に知って欲しい。困っている人へ届いてほしい」という強い思いから、2021年からずっと動画を配信しております。
 
精神的虐待は目に見えません。
周りの人たちには理解されにくいです。
痛みがわかるのは被害者だけです。
身体的虐待と違ってて、あざや血は見えません。
 
その傷は『被害者の心の中』にあります。
 
私はコメント欄を通して皆さんとお話ししている時、皆さんが負った傷がどんなものなのか、見えなくても感じ取ろうとしたり、どうすれば被害に会う前の元気な姿に戻ったり、自分らしさを取り戻せることができるだろうと考えながら日々動画を作っています。
 
「いつも勉強になります。対処法が役に立ちました。情報のおかげで、相手がナルシストだと気づいて手遅れになる前に逃げることができました!」と皆さんからたくさんのコメントを貰うんですね。
 
そして、皆さんが共感してくださる部分が多いのは、私と同じ体験をされたからだと思います。
 
もし、この動画やチャンネル、私のメンバーシップなど、このコンテンツが役に立ったり、いいなと思った方は是非高評価とチャンネル登録をよろしくお願いいたします。
 
どんな支援でも嬉しいです。
 
TwitterやInstagramなどで動画をシェアしたり、動画のコメント欄に一言でもいいので、感想や体験談、今皆さんが頑張っていることや目標などを書き込んでいただけたらと思います。
 
皆さんのサポートがなかったら、ここまで来れていないと思います。なので、これからもたくさん応援していただけたら、力になるし、めっちゃ嬉しいです。
 
情報発信をしていると情報をお届けすることばかりで頭いっぱいになってて、正直、自分の思いとか気持ちを伝えることを忘れてしまうんですね。これからはもちろん有益な情報も踏まえた上で、もっともっと私が考えていることとか、思想やこれからの目標とかもお伝えできればと思います。
 
今回のトピックとして「ナルシストの試し行為 3選」を紹介していますが、彼らが被害者を試す方法はもっとたくさんあるし、とても重要なトピックですので、今後また動画を出したいなと思っています。
 
では、反対に試し行動をされずに自己愛の強い人が近寄ってこないようにするにはどうすれないいのか、こちらの動画で、「ナルシストに"嫌がられる存在"になる方法」を解説しています。
 
このチャンネルのコミュニティに参加することで、メンバー会員の方々と共に成長していくことができます。
 

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この記事を書いた人
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中村りん

2016年に渡米し、現地で自己愛性パーソナリティ障害(NPD)や心理学、ガスライティングに関する知識を学び、2021年にYouTubeで情報発信を開始。現在は、日本ではまだ知られていない自己愛性虐待(Narcissistic Abuse)の認知度や理解を高めることを目的とし、「ナルシスト対策解説者/自己愛性虐待リカバリーコンサルタント」として活動中。アメリカの最新心理学を取り入れながら、「目に見えない精神的虐待」や、「心理的に攻撃してくる人」への対処法を解説。同じ経験をされた方々の自尊心の回復とエンパワーメントを支援することを目指す。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg