ナルシストが使う心理的操作のテクニック『ワードサラダ』とは
ガスライティングや被害者のふりをしたり、投影、挑発などこれまでたくさん彼らが相手を混乱させるために使うマニピュレーションのテクニックをご紹介してきました。
今日はワードサラダについてお話しします。
ワードサラダとは
あまり知られていない言葉なので、聞いたことがないという方も多いかもしれませんが、言い合いとか口論が好きなナルシストや一方的に自分の価値観を押し付けてくるナルシストを相手している場合、このワードサラダという戦術を使っていることが多いです。
記事の終わりには誰かにこのワードサラダをされた時の対処の方法についても紹介するので、ナルシストに理不尽なことを言われて迷惑をかけられて困っているという方はぜひ最後まで見ていただけたら嬉しいです😊
まずはじめにナルシストはターゲットを心理的に操作して相手を混乱させます。
彼らが使うマニピュレーションの方法はたくさんあって、今日お話しするワードサラダは口論が好きで操作的なナルシストだったら必ずと言っていいほど使ってきます。
『ワードサラダって一体何なの?』って思っておられる方も多いと思うんですが、これは会話中に相手が有利にならないように、または前向きな方向で終わらせないようにナルシストが使う心理的操作の戦術です。
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ナルシストがワードサラダをする時に使う心理テクニック
彼らがワードサラダをする時に使うテクニックがいくつかあるんですね。
今から順番にご紹介していきたいと思います。
①会話を循環させる
循環というのはひと周りして元の場所や状態に戻って何度も繰り返すという意味がありますよね。
そんな感じでサイクルのように何周もぐるぐると同じことを繰り返したり、ああいえばこう言ったりしてターゲットを混乱させます。
これは彼らが優位な立場に立つために使うテクニックなんですね。
相手を感情的にさせたり自己感覚を疑わせるために行われ、会話中にすでに解決したはずの問題を出してきたり、話し終わった内容を再度持ち込んできたりします。
他にも『誰がそんなこと気にすんねん』という細かいことをいちいち突っついてきたり、ターゲットを責めたり、罪悪感を感じさせて操作するという方法なんですね。
これは日常でもよくあると思います。
相手の欠点に目を向けることで自分の問題と向き合わなくて済むので、この前お話しした投影のように自分の責任や問題を相手に押し付けます。
ナルシストと口論をしていて会話を循環させるというのは本当によくあることだと思います。
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②論理の欠如
操作的なナルシストと会話している時に多いのが非論理的なことを平気で言ってくると思います。
具体的な例を挙げたいと思います。
例えばパートナーが出かけて帰りが少し遅くなっただけでナルシストはパートナーが浮気をしているんじゃないのかと疑ったり、ターゲットが思ってもいないことを勝手に決めつけて判断したり否定的なことを言ってくることがあります。
③ガスライティング
ナルシストなど操作的な人はガスライティングを使うのが大好きなんですね。
【ガスライティング】心理的虐待の一種。ターゲットにわざと誤った情報を伝えターゲットが自身の記憶や知覚、正気を疑うように仕向ける手法
ガスライティングをされるとターゲットは自分自身に疑問を抱き始めます。
『自分がおかしいのかな』『私が間違っているのかな』
と考え始めたり、彼らに言われ続けたことを信じ込んでしまうんですね。
ガスライティングはターゲットの自尊心を下げながら行われる心理的虐待で証拠が残りにくいんですが、ガスライティングをされた人は精神的に傷つけられたりトラウマを抱えてしまうんですね。
どうして証拠が残りにくいのかというと、基本的にナルシストやサイコパスは操作的なので表と裏の顔を使い分けることが多いです。
表向きでは親切で優しい人に見えますが裏では操作的で虐待的なことも多く、普段被っているマスクが外れた時はガスライティングなどをして自尊心を下げる発言をしてきますが、もしターゲットが言い返したり彼らの都合が悪くなると
『え、そんなつもりで言ったんじゃないよ?』『あなたを傷つけるつもりなんか一切なかったよ』『全然悪気なかった』
と言い訳をして責任逃れをするんですね。
操作的なナルシストやサイコパスが身近にいる場合はこういったことに少し注意しながら、自分の自尊心を守る必要があります。
こういった毒を持った性格の人は人を責めたりいろんなことを言って毒を吐いてきます。
彼らはその毒を持った性格を隠すのがほんまに得意で、無意識に投影をして自分のことなのに相手に問題があると非難したり相手を侮辱するんですね。
でもこういった毒を吐いてくる人に共通して言えることは彼らは自分の内側で何が起こっているのか理解していないということなんですね。
彼ら自身が自己愛や自尊心に問題を抱えているから相手にその問題を押し付けているのであって基本的に挑発して注目してもらうことなどそういったことが目的でワードサラダを行います。
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④挑発する
ワードサラダを使う時の代表的な特徴として見下しながら笑ったり相手を馬鹿にするような態度が見られることが多いらしいです。
例えばナルシストが謝っていたとしても反省しているように見えなかったり、どこか挑発しているように感じることがあるらしいです。
⑤勝ち負け
ナルシストは勝つことに夢中になることが多いので、無理矢理その口論や戦いに勝とうと必死になることが多いですよね。
彼らは自己価値の感覚がないので劣等感を感じることが多いです。
なので相手を非難して悪者にすることで、自身の自尊心を高めることができます。
なので相手に毒を吐いて罪悪感を植え付けるという戦術をよく使うんですね。
⑥投影
これはワードサラダを行う時にものすごくよく起きることだと思います。
【投影】自分の中にある受け入れたくない不都合な感情や衝動を、他人のものだと思い込むこと。例えば、『誰かのことを嫌っいるとして他人を嫌う自分の感情を認めたくないので『相手が自分を嫌っている』と自分の感情を相手に押し付けて自分の否定的な感情感を相手に移すこと』
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例えば、誰かのことを嫌っているとして他人を嫌う自分の感情を認めたくないので『相手が自分を嫌っている』と『自分の感情を相手に押し付けて自分の否定的な感情を相手に移すこと』を心理学で投影というんですね。
投影については最近の動画で詳しく話しているので、興味のある方はぜひご覧になってください。
👉【投影とは】https://youtu.be/QGNyhwZgCNA
⑦敵意を向け侮辱する
ナルシストは敵か味方かのどちらかです。
自分の味方をしてくれない、自分を否定してくるなら敵で、自分を上げてくれたりエゴを養ってくれる、利用させてくれるなら味方なんですね。
このように操作的なナルシストは相手と会話をしていて疲れさせるためにこういったコミュニケーションを取りながら心理的に操ろうとします。
投影をしたり無意識に相手の心を操ろうとする行動を取ったり発言を繰り返す特徴があります。
こういった会話の仕方が彼らが人とコミュニケーションを取る方法だったら、それは彼らの生活の一部でもあるということが言えると思います。
彼らと話していても全く理解してくれなかったり話の論点がズレたりするのはこういったワードサラダというテクニックを無意識に使っているからなんですね。
誰かにワードサラダをされた時の対策法は?
こういった現象が頻繁に起こっている場合反応しないことが好ましいと言われています。
相手が投影をしたり敵意を持たれてしまった状況ではどうしたらいいのかという話なんですが、なるべく反応しないことを習慣づけることが大切です。
『私はあなたと口論する気はありません』『あなたと戦う気はありません』『あなたと喧嘩するつもりはない』
という自分の意思を示すことで精神的に攻撃される可能性を少しでも下げることが可能になります。
こちらが反応したり、彼らの挑発に乗ったり彼らが『自分を否定された』と感じた時どういうことが起こる可能性が高いのかというと、向こうは対戦モードに入って彼ら自身の自尊心を守るために攻撃的になったりすることが多いです
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よね。
ナルシストに攻撃されるということは肉体的にも精神的にも疲れてしまうと思います。
『ワードサラダというテクニックを使ってこられているかも』と感じたら、会話がエスカレートしないように会話を終了させて自分の身を守ったりその場を離れることを心がけます。
会話中にこちらの言っていることを何回説明しても、こちらの意見を理解しようとしたり、敬意を表す代わりに
必要以上に非難する、バカにする、自分が正しいと言い張って価値観を押し付けてくる、毒を吐いてくる
このように感じたらなるべく早めに距離を取って対策するべきだと思います。
このワードサラダのテクニックは他にもたくさんあって、今後も紹介していこうと思いますので興味のある方はぜひみていただけたら嬉しいです✨
彼らがどうして嫌がらせをするのかその意図や、彼らの心理を理解して知識を深めることはその関係から抜け出す第一歩になると思うので、
『今精神的虐待をされて困っている』
『ナルシストに精神的に攻撃されて迷惑している』
『ナルシストが身近にいるけどどのように対処すればいいのかわからない』
という方達に参考になればいいなと思います。
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