ナルシストとの会話の仕方
ナルシストは相手の自尊心や価値を下げるためにわざと人が言われて嫌なことを平気で言ってマウントを取ったり、暴言を吐いて人を傷つけます。
彼らは自己愛が強すぎて自分を認めることができないんですね。
自分自身を変えることができないから『周りに変わってもらいたい』という思考を持つ人格の歪んだ人なので、まともな人からすると彼らの心理を理解することは難しいこともあります。
自分が傷つきたくないから自分を必死に守るために他人を操作したり挑発しながら人とコミュニケーションを取るナルシストですが、今日はそんな関わるのが難しい『ナルシストとの会話の仕方』についてお話しします。
おそらく会話の仕方なんていうのは存在しないのかもしれませんが、こっちが彼らに心理的に操作されないように、そして自分を守るために彼らとの会話中に気をつけることをご紹介します。
自己愛に問題を抱えた人は他人の感情を犠牲にして自分の自尊心を調節します。
彼らは感情の浮き沈みが波のようにめっちゃ激しいんですね。
なので周囲にいる人は感情的に振り回さたり、その関係は感情的なジェットコースターに乗っているように感じます。
共依存とは？
ナルシストと深い関係になると高い確率で共依存という関係を持ってしまうことがあります。
共依存というのは『自分と特定の相手がその関係性に過剰に依存しており、その人間関係に囚われている関係への嗜癖行動（しへき）、またはアディクション』のことを指します。
アディクション（Addiction)というのは英語で依存や中毒という意味があって、この共依存の関係はカップル、夫婦や親子などでよく起きやすいんですね。
この関係性になってしまうと
『自己価値を見出せない』『自分自身を失う』また、最終的に『どんなにひどいことをされても依存してくる相手を優先したり、相手に振り回されて傷つけられる』
というようなことが起きます。
関係によって形はそれぞれですが被害者も加害者に対し依存してしまったり加害者も被害者に対して支配的になって、加害者は被害者との境界を尊重できなくなるので、良好な関係を築くことが難しくなります。
もちろんこの関係は会話などのコミュニケーションにも十分に影響してきますし、ナルシスト自身も自己愛に問題を抱え辛いのかもしれません。
でも被害を受けるターゲットは『自分を犠牲にしてでもナルシストのエゴを養う』という役割を常に任されるので、もっとしんどくなってしまうんですね。
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ナルシストとの会話中に気を付けること
大事なポイントは『自分の価値を下げないこと
まず大事なことは『否定的で批判的で支配的なナルシストがどんな発言をしてきても、自分の価値を下げない』ということです。
彼らはとても操作的なので人を操るために、普通に考えたらありえないようなことを催眠術のようにスラスラと言い聞かせてきます。
この動画のオープニングで言ったことと同じように彼らは自分自身を変えることができないので、周りの人間を変えようという心理で人をマニピュレーションするんですね。
普通の人が言わないようなひどいことを平気で言ってきますが、まともに彼らの言葉を受け止めるんじゃなくて『自分には価値があるんや』と自分に言い聞かせます。
これは簡単なことではないかもしれないし、時間がかかるかもしれませんが時間がかかっても全然大丈夫です。
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深呼吸を心がける
もし、自分の感情をコントロールさせられそうになったら必ず深呼吸をして気持ちを落ち着かせながら会話をします。
彼らと話していてストレスを感じるようであれば、マインドフルネスをお勧めします。
マインドフルネスを行うことで自分の身に今起きていることに意識を集中させて、自分の感情、思考や感覚を冷静に認識して現実を受け入れることができます。
彼らは挑発してターゲットの怒りが限界に来るまで突っついてきます。
彼らは自己陶酔を必要としている時は必ずと言っていいほどこの戦術を使いますが、『その手に乗ったらあかん』と自分に言い聞かせて感情的に一歩下がります。
自分の感情に取り組むこと
いつもしつこいくらい言っているかもしれませんが、こちらが操作し返すとかやり返すんじゃなくて『自分の感情に取り組むこと』がもっとも重要です。
彼らが言ってくることを全部受け止めるんじゃなくて
『この人は今自己陶酔がなくなっているから、供給するために自分から摂取しようとしているんや』
とそれが罠だと頭の中で理解します。
ナルシストが何を言ってきても同じように言い返して跳ね返すというよりは受け流すスキルを身につけることです。
彼らの価値観を植え付けようとしてきてもそれを自分の中に引き入れずに、自分の内面で上手に処理をして自分の価値観を組み立てることができるんですね。
プログラミングと一緒で頭の中にネガティブな要素ばかり取り入れたら、間違いなくネガティブな思考回路を生むことになってしまいます。
否定的な発言とか植え付けられたネガティブな価値観を潜在的に頭の中に溜め込んだままだと考え方も否定的になりますよね。
それが原因で共依存の関係から抜け出せなかったり、自尊心が低下したままでメンタルが病んでしまって以前の自分を取り戻せなかったりその時点に立ち止まったままなんですね。
以前の自分を取り戻したり自分の心を癒すには、人に植え付けられた価値観やいらないものを捨てるために潜在意識を書き換えることです。
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心理的に操作されないためには『自分で気づくこと』が大事
支配的なナルシストがよくやることは『ターゲットが自分の頭で考えることをやめさせること』です。
それは相手の感情をコントロールするという目的で、彼らは会話する時にもいろんなことを言ってターゲットを心理的に操作します。
『私の言ってることはほんまやのになんで私を信じられへんの？』『なんでそんな風に考えるのか全く理解できひん』『その考えはおかしい』『そんなことしても絶対うまくいかへんからこうするべきやって』『これをしてもうまくいかへんって自分でもわかってるやろ』『あなたのためを思って言ってんねんで』『みんなあなたのこと〇〇やと思ってるよ』
ナルシストはこういうことを言ってうまく会話を誘導しながらターゲットに『自分がおかしいのかな』と思わせようとガスライティングという心理的テクニックをします。
でも私たちが自分自身を疑うということは彼らが言ってきていることは間違っている可能性もあるんですね。
『自分ってそんな周りの人たちに嫌われてるのかな』『自分の頭がおかしいのかな』『自分の考えが間違っているのかな』
こういう風に思わせるために彼らは操作してくるので、これは心の中に何かモヤモヤしたものを感じながら彼らと話している状態やと言えます。
大事なことはナルシストの価値観を切り離すことで、それは相手の価値観であってその価値観を無理矢理押し付けられているということなんですね。
有毒な人は彼らの価値観を一方的に押し付けてきます。
それは自分の心をチェーンで繋げられて引っ張られているようなものなんですね。
きつく結ばれて逃げられない状態にさせられ、離れようとしても引っ張るんですね。
それが人の心を支配する状態です。
ペットみたいに首輪とチェーンで繋げないから、これらの心理的テクニックを使って心を操ろうとしてきます。
そんな支配的なナルシストが『私を信用できひんの？』と言ってきても、例えば
『信用できないことはないけどさ。自分にも自分の考えがあるから』
とはっきりと相手に自分の意思を示します。
彼らが『その考えはおかしい』と自分の意見を否定してきたら
『私は自分の考えをおかしいと言われるのは好きじゃない。その考えが正しいか間違っているかはその人の価値観やし、自分はその考えが正しいと思っている』
と伝えます。
これを言ったからといって『自分は冷たい人間やな』とか絶対思わなくていいし、それは全然最低なんかじゃないです。
人それぞれ違う価値観を持っていてそれを理解できない人は相手に自分の意見を押し付けて自分を正当化して相手を感情的にコントロールします。
そして仮に『それは間違っていると思うけどな』と言われても
『そうなんですね。でも私は自分が正しい思っていることをやっているだけなんで』
と何を言ってきても受け入れないことです。
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距離を置く
それを言っても論破しようとしてきたり、自分を必死に正当化したりこちらの値打ちを下げるために侮辱してくるのであればそれだけの人だということなので関わらないために逃げることが一番です。
直接はっきり言ってしまうと角が立つかもしれませんがはっきり言わないとわからない人もいます。
自分より立場が上の人にはもちろん言い方に気をつける必要があります。
ただこちらの価値を下げながら低く評価して、相手の価値観を押し付けてくる人にはその価値観を跳ね返す必要があるんですね。
心理的に操作されるということは自分の感情をコントロールされるということで、自分の感情を相手にコントロールされてしまうと必ず自尊心に問題を抱えてしまいます。
自分の意見をはっきり言うことが大事ですが、それは決して簡単ではないしできない方も多いと思います。
でも価値観を無理矢理押し付けられている場合は自分の意見をしっかり持って相手に伝えることはこういった状況ではとても大事なことなんですね。
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自分の気持ちに集中する
『あなたのためを思って』という言い訳をして価値観を押し付けて支配してくる人は多いですが、『自分がどうしたいのか』相手のエゴではなくて自分の気持ちに気づくことです。
例えば『お母さんがこう言ったから』とか『旦那さんがこうしろって言うから』など家族だからと言って必ずその人の言うことが全て正しいということにはならないんですね。
敵意を抱く、見下す、喧嘩するとかそう意味ではなく、お互い違う意見をリスペクトして『違う価値観を持っていても私たちは仲良くできる』というポジティブな思考を持つことは大切だと思います。
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