精神的虐待から抜け出す方法
精神的虐待というのは目に見えない虐待のことを言います。
精神的虐待は身体的虐待ほど広く知られていないんですね。
もちろん身体的虐待も絶対に許されないものですが、精神的虐待も身体的虐待と同じように心に傷を負ったり心身ともに傷ついてしまいます。
精神的虐待は証拠が残りにくく目に見える外傷とは違うのでなかなか重要視されなかったり、被害を受けていても周りの人に気づいてもらえないことが多いです。
そして私たちは子供の頃や成長していく段階でこういった知識っていうのは誰からも教わらなかったと思うんですね。
いじめも精神的虐待のうちの一つですが、ただのいじめではなくて、それが『精神的に相手を追い込む虐待』だということを理解することは被害を受けた人、今被害を受けている人のためになったり気づいてあげることができます。
もしくは自分が被害者、加害者になることを防げると思います。
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『冗談でからかっていただけ』『自分は正しいことを言っている』『自分の言っていることは間違っていない』『相手のためを思ってやっていただけ』
もしかしたらこういったことを感じていたとしても、実際それは無意識に相手を傷つけている言動だったりすることもあります。
今日は『精神的虐待から抜け出す方法』についてお話しします。
相手がナルシストでなくても『誰かから嫌がらせを受けている』『傷つくことをよく言われるけどそれが何かわからへん』『自分は何も悪いことをしていないはずやのに暴言を吐かれたり侮辱される』
このように感じる方にぜひ観て欲しいと思いますし、『自分が悪いんじゃないんや』と気づき、自己否定を止められるきっかけになったらいいなと思います。
悪意のある嫌がらせと悪意のない嫌がらせ
まず誰かに心が傷つくようなひどいことを言われた、されたという方は少なくないと思いますが、私は嫌がらせには２種類あると思っていて１つは悪意のない嫌がらせで２つめは悪意のある嫌がらせです。
ストレスを抱えたりメンタルが疲れて鬱状態など気持ち的に余裕がなくて悪気なく相手に皮肉を言っていたり、誰かを傷つけている発言をしてしまう場合もあると思います。
人はそれぞれ違う考え方や価値観を持っていますが、『相手は違う価値観を持っている』ということを理解できずに自分の価値観を押し付けてくる人もいます。
『相手の為を思って言っただけ』など過干渉になったり支配的になってしまったり無意識だとしてもいろんな状況で悪気なく人を傷つけてしまうことはあると思います。
今日お話ししたいのは無意識ではなく意図的に相手を精神的に傷つける人たちです。
例えばナルシストは自分のエゴを養うために他人に暴言を吐いたり人を粗末に扱います。
彼らは共感力に欠けているので人を傷つけていてもその痛みを感じることはできないんですね。
共感しているふりはできても実際に相手が感じているその辛さとか痛みを感じ取ることができません。
精神的虐待を行う人は自信がないので相手と自分を比較します。
相手が自分より上だと感じると攻撃したくなるんですね。
それは嫉妬や妬みなどのネガティブな感情から引き起こされます。
その『羨ましい』という感情をポジティブに認められる場合『自分もこの人みたいになりたい』など憧れを感じ、それは健康的な思考を持っているということになります。
でも人を精神的に虐待する人は感情的に未熟だったり自分の気持ちとうまく向き合えない、受け入れたくない、認めたくない
このような心理から他人に嫌がらせや虐待を行います。
精神的虐待を受けるとその体験がトラウマとして残ってしまったり、人によりますがいろんな問題を抱えてしまうんですね。
ふとした時に頭の中で記憶が蘇って不安を抱えたり、これは経験のある人にしかわからないようなことかもしれないですが虐待者には絶対に理解できないと思います。
虐待の後遺症でよくあるのが『自分を責める』ということなんですが、まずは『これは相手の問題であって自分のせいじゃないんや』ということを理解することは自分を癒すためのプロセスとしてとても大事なことなんですね。
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精神的虐待から抜けるために大事なこと
①自分の感情に取り組む
例えば悪くないのに謝らない、『自分のせい』と自分を責めない、『これは相手の性格の問題なんや』と頭の中でしっかりと理解することです。
媚びたらもっと利用されるので張り合わない程度に自分の意思を示します。
相手の言ってくることを全て受け止めず『これをされたら絶対許せへん』ということを自分の中で決めておきます。
問題を軽く見ないで一旦精神的虐待をしてくる虐待者から感情的に距離を取るように気持ちを切り離します。
共依存の関係に陥るとこういうポジティブな思考を持つこと自体が難しいですが、相手がどんなことを言ってきてもそれは相手の心であって自分は別の心を持っているということを理解するんですね。
過去に起こったことを何度も何度も考えていても、その状況から抜け出すことはできないので自分がどうしたいのか一度ゆっくり考えることとネガティブな感情を捨てるために物理的に距離を取ることも大事です。
精神的虐待は『殴られていないから』とかではなく傷の残らない虐待だということを理解します。
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②精神的虐待のサインと虐待のサイクルを理解する
まず虐待者の行動のパターンを少し観察して把握します。
このサイクルを知っておくことはめっちゃ重要なことで彼らが優しいふりをしていたとしてもそれがサイクルのように行われている場合は必ずまた彼らが爆発して怒りを向けてくる場合が多いです。
彼らから離れようとしてもフーバリングというものを行いもう一度ターゲットを連れ戻そうとします。
これは彼らが自身のエゴを養うために被害者に対して依存している心理状態で『置いていかれたくない』『捨てられたら困る』と感じターゲットを自分の元へ引っ張ります。
もう１つ彼らの弱点や怒りのスイッチを見つけ出すことも大事です。
これは私も悪かったんですが私がナルシストと揉めていた時は私も負けじと攻撃される度に反撃していたんですね。
挑発に乗って反応することはその揉め事をもっとこじらせたり問題がエスカレートする可能性が高いので相手の弱点を知って攻撃をやめさせるような対処法を見つけることが大切です。
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③信頼できる家族や友達にサポートしてもらう
されたことを相談するとか１人でなんとかしようとせずに誰かに助けを求めることを忘れないことです。
その虐待が直らない場合はその人から距離を取る、もしくは引っ越してしまうことも考えることだと思います。
私はこのパターンで、違う事情ができて引っ越したんですが、物理的に距離を取ったことで『もう攻撃されずに済んだんや』と思うと気持ちが楽になったんですね。
悪性のナルシストを相手している場合は引っ越すことは効果があります。
引っ越した後は住所を特定されないように第三者に協力してもらうなど対策をします。
これは大袈裟とかじゃなくてそこまでしないと解決しない問題もあるんですね。
④健康的な関係を健康的な人と持つ、そして『自分が幸せになるのに値する』と自分自身を信じる
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彼らから離れて『もう自分を犠牲にせんでいいんや』と自分自身に集中します。
関わると有害な人は人を尊重することはできないし、相手の意思や都合より自分の欲求や目的を優先させます。
相手が自分を尊重しないのであればこちらが相手を尊重して多くを与えすぎる必要はないんですね。
リスペクトってそういうことだと思うんですが、自分のことをリスペクトしてほしいのであればまず自分が相手をリスペクトしなきゃいけないと私は思うんですね。
有害な人はそれができないですが彼らは与えてもらうことばかり期待して人に尊重されることが当たり前だと考えます。
でもそんな人はそれを受けるに値しないので、被害を受けた方は『自分には価値がある』ということを理解し、自己否定を止めることを心がける必要があります。
私のYouTubeチャンネルでは自己愛の高め方など自分の感情との向き合い方や自分を癒していくプロセスについてもたくさん話しているので興味のある方は以前の動画もぜひご覧になってください。
今精神的虐待を受けて困っている方やそういった関係からやっと抜け出したという方たちの力になりたいと思ってこのチャンネルを始めました。
何か感じたことや、自身がどのようにその関係から抜け出せたのか知りたい方も多いと思うのでコメント欄で教えていただけるとありがたいです。
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