中村りんの心理学研究所

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ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

【2023年徹底対策】ナルシストに自分をリスペクトさせる方法|自己愛性パーソナリティ障害

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【2023年徹底対策】ナルシストに自分をリスペクトさせる方法|自己愛性パーソナリティ障害

 

皆さんは『自己愛の強い人に粗末に扱われた』という経験をされたことはありますか?私もかつてそんな経験があり、ほんまにめっちゃ悔しいですよね。

自分の価値を認めることが苦手なナルシストは、ターゲットを無価値化して自尊心を高めます。
 
今日はそんな人を尊重しない『ナルシストに自分をリスペクトさせる方法』を大公開しちゃいます。

ナルシストに自分をリスペクトさせる方法

①相手の怒りを鎮める接し方を学ぶ
 
ナルシストと接していると、彼らがどの場所で怒りを爆発させ、どの場所で怒りを鎮めるのかパターンが見えてくると思います。
 
言動のパターンを掴んで、相手との正しい接し方を身につけるんですね。
 
理不尽な要求に全て応える必要はありませんし、モラハラを我慢しなくてもいいんです。
 
いくら相手が上司でも親でも、我が子でもあなたの存在意義を否定する権利はこれっぽちもありません。
 
もし相手が会話中煽ってきた時、こちらが不快に感じたら席を離れたり、その場から去ってもいいんです。
 
『あなたがそのような話し方を続けるなら、私は話すつもりはない』とはっきり言っても大丈夫です。
 
また物理的に距離を置かなくても、感情的に距離を取ることで自分を守れます。相手の感情の波に巻き込まれないように、皆さんが持つパワーを保ちます。
 
この方法は私自身が実際日本にいた時、接客業をしていた時代に気づいて身につけました。
 
感情的になっているお客様を対応している時、私が冷静さを失えば感情をコントロールされてしまいます。
 
そこで学んだ秘訣なんですが、『このネガティブな感情は相手のものであり、自分のものではない』としっかり感情を区別し、切り離すんですね。
 
例えば、職場や家族でも不機嫌を撒き散らかす人っていませんか?
 
不機嫌を表に出す人は『察して欲しい』という心理が挙げられます。わざと不機嫌アピールして大袈裟に表現をするわけなんですね。
 
単にコミュニケーションが下手な旦那さんや奥さんの場合もありますが、普段からこういった受動的攻撃行動を取る人は、あまり気にせず向こうが自発的に声をかけてきたら反応するということを何度か繰り返し様子を見てみることをお勧めします。
 
他にも会話中、無理な要求をしてきたら感情的にならず、冷静さを保つのがポイントです。
 
出来ないことは出来ないと言って分かってもらうしかないわけです。
 
それでも難しい時は、

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②提案する
 
『これは出来ないけど、これだったらできる』とアイディアを出して、取引をしてみるんですね。ナルシストは揉め事大好き、論破大好きです。
 
『私はこういう考えだけど、あなたはどう思う?』と相手の意見を完全に無視せず、受け入れてみても効果があります。
 
彼らの話を最後まで聞いたり、同じ意見は同意することを忘れない。そして、『これは許せるけど、これは許せない』と許容範囲をしっかり決めて、境界線を引きます。
 
こちらが相手をコントロールするのではなく、会話の主導権を握られないように交渉するんですね。気難しい人に否定すると、かえって反感を買ってしまうからです。
 
これは『どうして分かってくれないんだ』と癇癪を起こしている状態であり、実は相手の意見も受け入れると、こちらの意見もすんなり受け入れてくれることもあります。
 
ただナルシストに『話せば分かってくれる』が通用しない場合があったり、自分の得にならないことはあっさり断るのがナルシストです。
 
話が通じない、会話が成り立たない。そんな時は、
③第三者を交える
 
ナルシストとはお金や親権など、様々な理由により裁判で揉めやすいです。
 
自分だけで解決できる見込みがない場合は一人で悩まず、弁護士や先生、上司、友達、家族など誰か味方をしてくれる人を間に挟む方がいいです。
 
ちなみに誰かに助けを求めることは、自分がフライングモンキーになっているとか自分が自己愛的言動を取っているのではありません。
 
ナルシストは特権意識が強いので、被害者に自分を怒らせた罰として制裁を加えようとします。
 
被害の度合いも人や状況によって異なりますが、あまり度が超えたハラスメントが続いている場合は、第三者に介入してもらうことを視野に入れて、信用できる人に相談する。とにかく我慢しないことです。
 
彼らの要望に応えれば応えるほど、ナルシシズムの言動はエスカレートしていきます。

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④自立心を養う
 
感情的にも経済的にも自立することが、ナルシストのナルシスティック・アビュース(Narcissistic abuse)と呼ばれる自己愛性虐待から抜け出す方法です。
 
支配的なナルシストに束縛されないように自分の意思で行動したり、しっかりと意思表示します。
 
これは『自分のものは自分のもの』と自分が所有するものはあなたのものではないということを分かってもらうためでもあるんですね。
 
ナルシストは搾取する人たちなので、対策しないとこちらが害を被ることになります。
 
皆さんの心もそうです。『気がついたら精神を追い詰められてた』なんてことが起きるのが、自己愛性虐待の恐ろしさなんです。
 
心まで操ってくるナルシストに魂まで持っていかれないように、『この心は私のもの』と認識します。
 
ここで皆さんに確認して欲しいことが5つあります。
 
①自分はどう思うのか
②自分はどう感じているのか
③自分が望むものは何なのか
④自分はそれが正しいと思うのか
⑤なぜこの人は自分をこんな風に扱うのか
 
思考停止しないように、自分の頭で考えることもナルシストによるガスライティングへの対処法でもあります。
 
もし相手がナルシストの場合、相手の自己陶酔のために皆さんが罪悪感を感じて、落ち込む必要はないからです。
 
『どうしたら回復しますか?』という声をよく頂くんですが、これは自分自身で自分が求める場所に辿り着かないと、メンタルは改善しないものだと思います。
 
自分が負った傷と向き合うことは辛く、大変なことではありますが自分の痛みを知っているのは自分だけだからです。
 
自分自身で傷を癒して、マインドコントロールされた頭の中をもう一度再プログラムして、自分のアイデンティティを形成することが回復への近道です。
⑤イネーブリングしない
 
①おだてて褒めちぎらない
②問題行動を軽視しない
③無理な要求に応えない
 
この3つは自己愛の強い人にやってはいけない行動とされています。そして、イネーブリングをしないということは、断り方を学ぶことです。
 
当時の私は『断る』という選択肢すらありませんでしたし、『絶対に断ったらダメなもの』だと思っていたんですね。
 
そんな中、どうしてここまで私が変われたのかというと、アメリカに来て価値観が一気に変わったからです。
 
アメリカ人の友達がものすごくYesかNoかはっきりしてて、仮に誰かが断っても他人だからそこまでつべこべ言うことないし、そこまで他人に関与しないんですね。
 
相手の意思を尊重されることが多いので、子供の時から独立心を鍛える子育てをすることが多いです。
 
なので4つめの自立するってものすごく大切で、相手に依存しないで独立心を養うと、共依存の問題が解消される可能性が高くなります。
 
共依存が起きてしまう原因のうちの一つは、加害者が被害者を尊敬していないことにあります。
 
彼らが問題行動を継続するのは、周囲のイネーブリングが原因だと言われていて、またナルシストにイネーブリングをしないことは、責任を取ることから回避したがるナルシストの自立にも繋がります。
 
自己愛憤怒は幼児の癇癪と同じで、与えてもらえるまでわめいて、怒りを使って相手をコントロールします。
 
こちらが断り続けて過剰に甘やかさないことで、最終的に彼ら自身で問題を解決しないといけないようになります。
 
何故共依存に陥ってしまったのか根本的な原因に目を向けて、改善していくことが、健全ではないとされる有毒関係を改善させるきっかけになります。

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⑥相手の価値観に怯えない
 
怖がらず不安を見せないことも、ナルシスト対策でとっても重要です。
 
すぐ謝ったり、不安そうにオドオドしていたらモラハラが収まるどころか酷くなってしまうことがほとんどだと思います。
 
自信をつけて怖がらないことで、彼ら自身も焦ることが多いです。ナルシストは自己愛憤怒を起こして怒鳴ったり暴力を振るいますが、内心は不安でいっぱいなのです。
 
そして、本当に強いのは彼らではなく、皆さんなのです。
 
彼らは自己肯定感が低い人を標的にしますが、実は自信があってポジティブな人を嫌うこともあります。
 
理由は前向きな人を心理的に操って得る自己陶酔は、質がいいということを彼らは潜在的に理解しているからです。
 
いじめ甲斐があるか、ないか察知する能力だけは抜群なんですね。
 
何を言われても自信をつけて堂々と振る舞うことで、『私からは何も得られない』という強い意思を示すことができます。
 
いじめ、モラハラや嫌がらせをする人は相手が反応したり、困っているのを楽しんでからかっているのです。
 
こちらが反応せずに無関心でいることは、ナルシストにとって痛手で、わざわざ言い返したり論破しようとする必要はありません。
 
平和を維持するために、放っておくことも優しさだと思います。
 
『もうナルシストの支配から抜け出したい』『共依存を克服したい』という方は、これを一ヶ月、二ヶ月続けてみて自分をリスペクトしてくれるか彼らの様子を見てみてください。
 
きっと皆さんが彼らより何歩も先を歩んでるはずです。
 
話が変わりますが、ここのところ『フライングモンキーからの被害に遭っていて、どう対処すればいいのかわからないので対処法を教えてください』というコメントをよく頂くんですね。リクエストくださった方、ありがとうございます。
 
こちらのメンバー限定動画では『フライングモンキーから秒で自分を守る方法』を紹介しているので、皆さんのフライングモンキー対策に役立つといいなと思います。

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この記事を書いた人
20220924101655
中村りん

渡米後、悪性ナルシスト(Malignant Narcissist)によるモラルハラスメント体験をきっかけにアメリカのナルシシズムに関する知識を得て、2021年情報発信するためYouTubeを開始。日本でまだ知られていない自己愛性虐待や、ガスライティングへの認知度と理解を高めるために活動中。同じ境遇の方の自尊心の回復とエンパワーメントに向けて『目に見えない精神的虐待』や『有毒な人(Toxic person)』への対策を解説。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg