中村りんの心理学研究所

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ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

嫌がらせしてくるナルシストの攻撃を止める方法|自己愛性パーソナリティ障害

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どうも、中村りんです。当然ですが質問です。

今、皆さんの身近に意地悪で嫌がらせをしてくるナルシストはいますか?
では、彼らの攻撃を止める方法を知っていますか?
今回は「嫌がらせしてくるナルシストの攻撃を止める方法」を解説していきます。

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嫌がらせしてくるナルシストの攻撃を止める方法

①自己愛性パーソナリティ障害を理解する
 
ナルシストとは
・どんな人物か
・どんな特徴があるのか
・どんな行動をとるのか
まずはこの3点を押さえることが基本です。
 
次に重要なのは、「どのタイプのナルシストと関わっているかを理解すること」です。
なぜナルシストのタイプを把握することが重要かというと、タイプによって対処法が異なるからです。
 
自分が今関わっているナルシストにはどんな特徴があるかを十分に理解すると、その人物、その状況にあった対処方法が見つけ出しやすくなるのです。
 
ナルシストとは
そもそも、ナルシストは極めて自己中心的で操作的、かつ攻撃的で、人間関係において非常に扱いにくい人物です。
ナルシストにはさまざまなタイプがありますが、その中でも私がよく解説しているのは大きく分けて3種類です。
 
ナルシストのタイプ
①尊大型ナルシスト
②カバートナルシスト(脆弱型ナルシスト、過敏型ナルシスト)
③悪性ナルシスト
 
尊大型ナルシストは比較的社交的で、カリスマ性を巧みに活用し、周囲にいる取り巻きを操作したり、巧みにコントロールします。
カバートナルシストも、尊大型ナルシストと同様に心理的操作やコントロールをします。
 
彼らは嫌がらせや虐待を行いながら、それが表に見えないよう陰湿な受動的攻撃をしようとするんですね。
カバートナルシストも他のナルシスト同じように攻撃的ですが、さらに危険なタイプも存在します。
 
それが悪性ナルシストです。
悪性ナルシストは、悪口の拡散や陰湿ないじめを超えて、悪性ナルシシズムにサイコパシーやサディズムの要素が加わり、より強い悪意と危険性を持つカテゴリーに分類されます。
 
このようなタイプを詳しく解説した電子書籍や、彼らとの関わり方、接し方、上手くコミュニケーションを取る方法などを解説したビデオガイドも出しています。
現在ナルシストへの対処法が分からなくて困っている。
対策を学んだり、傷を癒やし前へ進みたい方はぜひ下記のリンクから、電子書籍とビデオガイドの詳細をご覧になってくださいね!
 
②嫌がらせを受け入れない
 
嫌がらせを許容しないことが重要です。
「自分はこんな目に遭うべきだ」「こうされるのに値する存在なんだ」と思わないでください。
 
ナルシストはターゲットの弱点を見抜き、それを利用して攻撃してきます。
彼らは相手を怒らせる言動や行動を熟知しており、ターゲットを悪者に仕立て上げるために、事実を捻じ曲げたり、論点を逸らしたりします。
 
これらの心理操作を使用して、相手を支配しようとします。
あなたができることは、彼らの攻撃を受け入れず、毅然とした態度を保つこと。
 
そして、自分の価値を信じ、彼らの心理的操作や嫌がらせに屈しないことが大切です。
しっかり加害者と自分と境界線を引くんですね。
 
注意点
ただ「あなたのここがおかしい」「こんなことするなんてあなたは最悪だわ。終わってる」「あなたは完全に間違っている」というようなことを言って、真っ向から否定すると、侮辱と捉えられ、反撃される可能性が高まります。
しかし、あなたの存在意義を否定したり、侮辱するような発言を受け入れない姿勢を示すことが重要なんですね。
 
重要なポイント
「私はこれを受け入れません」という意思を明確に伝える必要があります。
例えば、「あなたがそんな言い方をするなら、これ以上話し合いを続けるつもりはありません」と伝えます。
 
これにより、彼らの攻撃的な言動が問題であり、それが続く限り話し合いは無意味であることを理解させます。
その後は関与しない姿勢を貫くことが大切です。
 
確かに問題解決は重要ですが、話し合いが成立しない相手との対話は非常に苦痛ですよね。
最も重要なのは、敬意を示さない相手とは関係を持たないことです。
 
条件や選択肢を与え、それでもルールや約束を守らない場合は、これ以上関与しないという姿勢を取ります。
つまり、コミュニケーションを取る権利を剥奪するということです。

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③証拠を残す
 
証拠を残すことは非常に強力です。
離婚やトラブルの際に、まず弁護士に尋ねられるのは証拠が有るか無いかだと思います。
 
したがって、加害者に責任をとってもらう必要がある時、被害者が最優先で行うべきことになります。
余談ですが、ずっと何年もモラハラをしてきたナルシストと別れた後にフーバリングされて、「全てが順調」「この人は私たちのために変わってくれたんだ」と思い込み、これまで集めたモラハラの証拠をすべて削除してしまったという方もいらっしゃいました。
 
証拠を集める理由
では、どうして証拠を集めることが重要なのかと言うと、ナルシストは病的な嘘をつくからです。
多くのNPDに詳しい専門家曰く、彼らが言い逃れができないように証拠を集めた方がいいよということなんですね。
 
例えば、「あの時〇〇って言ってましたよね?」「あの時〇〇してましたよね?」と問い詰めるために後で役立つことがあります。
職場や近所、家族、友人同士のトラブルなど、証拠が役立つ場面は多々あります。
 
専門家の助言を受ける
ちなみに環境や被害の状況は人それぞれ異なりますし、私は法律の専門家ではないので、自分のケースに適した証拠を集めるためには、専門家から助言をもらうのが最善です。
 
3つ目の証拠を残すという方法の大事な点をまとめると、ナルシストへの最高の報復は、「彼らに自分の問題行動の責任を取らせること」です。
④攻撃のダメージをまともに受けない
 
いかにスルースキルを身につけるかが重要です。
ナルシスト対策では、彼らをなだめたり、問題行動を正当化したりせず、冷静に対処することが求められます。
 
ナルシストとはまともに話し合えないことが多く、本当のことを述べても理解しようとしません。
話し合いを試みても、攻撃されるだけです。
 
心理ゲームに参戦しない
反論しても、彼らはあなたが黙るまで怒鳴ったり罵倒したりするので、そこで、「心理ゲームに参戦しないこと」が肝要なんです。
まともに相手せず、言わせておく、放っておくことも大事です。
 
こちらが一旦は相手の意見を受け入れたように見せかけても、あなた自身の根本的な意思は変えず、時には彼らの戦術を利用して自己防衛する必要があります。
 
エゴを手放す
ナルシストは他者の自尊心やプライドを傷つけてきますが、こちらは一時的にエゴを手放すことが重要です。
 
ナルシストは極めてエゴイスティックで、人生において常に他者と勝ち負けで戦っています。
彼らにとって、勝つか負けるか、白か黒かの二択しかなく、中間の概念はありません。
 
人にどう見られているかが全てなのです。
いかに自分をよく見せることが重要で、マウンティングをして自分の優位性を示そうとします。
 
ナルシストのマニピュレーション
特に恋愛関係だと別れる時に、ナルシストは相手の欠点を責め立てて、自らを被害者としてかわいそうな人間を演じます。
自分は何も悪くない。そこにある問題は全部相手のせいだというような態度をとってきます。
 
相手の至らないところをとことん掘り下げて、「それでも自分はたくさんお互いのために努力してきた。自分はこんなに我慢をしてこんなに犠牲をしていた」というふうに被害者でかわいそうな人を装うことがあります。
 
しかし、これは心理学ではマニピュレーションの一種であり、ナルシストやサイコパスがよく使う戦術です。
マニピュレーションとは、心理的な操作を指すのですが、ナルシストが自分自身の優位性を示したり、周囲から特別扱いされたりするために使用されるんですね。
 
彼らは自らの失敗や責任を他者に転嫁し、ターゲットにしたい相手を惹きつけるために心理的なテクニックを多用します。
 
彼らはとにかく私利私欲のために、人の心をマインドをコントロールするわけです。
ナルシストにとって、マニピュレーションは生きるために欠かせない手段なのです。
 
ですので、この心理的操作であるマニピュレーションに巻き込まれないために、洗脳されないためには、彼らの発言を真に受けず、毅然とした態度で接することなんですね。
⑤感情を見せない
 
嫌がらせしてくるナルシストの攻撃を止める方法のひとつは、感情を見せないことです。
コミュニケーションが苦手な人や単に悪気なく傷つけることを言ってくる人は、注意したら理解してくれる場合があります。
 
しかし、ナルシストはそうではありません。
彼らは嘘をついて相手の反応を見たり、無自覚でも悪意を持っていることも少なくありません。
 
基本的に、精神的虐待をしてくる人に対して、悲しいや辛いなどの否定的な感情を見せることはNGです。
その理由は、ナルシストは相手の反応性を楽しむからなんですね。
 
反応性虐待
彼らは反応性虐待というものを行います。
反応性虐待というのは、恋愛関係や家族関係、さまざまな関係において起こる心理的な虐待の一種なんですね。
この種の虐待では、加害者は被害者の感情や反応に対して意図的に反応して、被害者を不安や苦痛に陥れることを目的とします。
 
ちなみに私も悪性ナルシストによる反応性虐待を受けた経験がありますが、非常に陰湿で卑怯な手口だなと感じたのが率直な思いです。
 
反応性虐待の例
反応性虐待の例としては、
・わざと無視したり、沈黙を続けターゲットに不安や孤独感を感じさせる
・相手の感情や意見を軽蔑するように小馬鹿にするよう嘲笑い、ターゲットの気持ちを傷つける
・無意味に批判し、自信を失わさせる
・ターゲットが怒るように意図的に挑発的な態度をとって、相手を攻撃的な状況へ追い込む
・自らをターゲットよりも上位である、格上であると示唆することで、優位性を示しターゲットをそれに従わせるような状況を作る
 
ナルシストがこうした行動をとって行われる反応性虐待は、被害者が加害者の行動に対して反応するすればするほど、被害者を喜ばせてしまう結果となります。
そうなると、被害者の心理的苦痛がもっと増していくわけです。
 
反応性虐待の目的
このような行動は、ターゲットである被害者への支配とコントロールを強めていき、その関係のパワーバランスを加害者に有利にすることがそもそもの目的なんですね。
よってこちらはいかに無感情であり、ヒステリックや過剰反応を起こさないことがとても重要になってくるのです。
 
ナルシストは相手の感情に反応することを楽しんだり、わざと嫌がることをする「ボタンプッシャー」として振る舞うことがあります。
ボタンプッシャーというのは、アメリカでいう「挑発して苛立たせてくる人」のことを指します。
 
特に、極端な例ではありますが、女性が泣いてメイクが落ちるなどの状況を見ると、加虐的なナルシストが覚醒してしまう可能性があるというわけです。
彼らは自分が相手をコントロールできる影響力を持っていると感じて、そのことを楽しむ傾向がありますので、注意が必要です。
 
反応性虐待が行われる理由
そして、もう一つ反応性虐待が行われる理由の一つは、特に悪性ナルシストのような一部のナルシストにサディズムが混じっていることです。
理解し難いですが、これらの要素を持つ悪性ナルシストは他人が精神的苦痛を受けることを快感として感じるんですね。
 
そのため、彼らは他人の失敗や屈辱に興味を持ち、それを楽しむことがあります。
泣いている人や苦しんでいる人、闘っている人を見て笑ったり、被害者の傷にさらなる傷を負わせるような発言をすることで、他人を陥れようとします。
 
悪性ナルシシズムを持つ悪性ナルシストは他人の苦痛を見て満足感を得ることで自己満足を得ようとし、そのためには他人を傷つけることを厭わないのです。
このようなナルシストは、自分自身のエゴや欲望を満たすために、他者を犠牲にするため、関わるとこちらの実生活や精神面に危害を加えられるので非常に厄介なんですね。

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ナルシストに嫌がらせをやめさせる方法
では最後に反応性虐待への対処法と、嫌がらせをやめさせる方法についてお話しします。
まず自分自身の感情をコントロールすることが重要です。
 
嫌がらせをしてくる人が感情的な反応を引き出そうとしていることを理解して、感情を抑えることで彼らの攻撃を無力化することができます。
悲しんでいる姿や怒りを見せないようにしましょう。
 
なぜなら、反応性虐待を行うナルシストは相手にダメージを与えることで快感を感じます。
こちらが感情的な反応を示すことで、嫌がらせだったり自己陶酔的な供給だったり、彼らの本来の目的を達成させてしまう可能性があるからです。
 
また、相手を喜ばせないように心がけましょう。
彼らが攻撃的な行動を取っても、冷静に対応することで、彼らの攻撃の効果を少し和らげることができます。
 
攻撃してきても反応せずに、むしろ笑顔で堂々としているとナルシストはコントロールできない虚しさを感じるはずです。
さらに、できるだけ心理的な距離を取ることも大切です。
相手の攻撃から身を守るために、相手との接触を最小限にすることで、自分自身を守るのです。
 
今回は嫌がらせをしてくる意地悪なナルシストに対処する方法についてお話ししました。
今日の動画では、ターゲットにされてしまった被害者が悪者扱いされないように、自分自身を守ることができる対策方法をたくさん皆さんにご紹介できたんじゃないかなと思います。
 
そして、ナルシストを対処するには、事前に少し計画しておくことが大事だと感じさせられる内容だったかなと思います。
ナルシストは自分が持っていないものを求めます。
 
ですから、彼らの攻撃の対象になってしまったのは、あなたが彼らが持っていない何かを持っていて、しかも価値があるからです。
また、ナルシストはどこにでも存在します。
 
職場や家庭内など身近な場所にもいます。
簡単に距離を置くことができない場合もあります。
 
ですが、ナルシスト対策を学び、自己防衛の基盤を築くことで、彼らに攻撃されるリスクを一段と減らすことができます。
ナルシストから攻撃されにくくなると、生活が楽になります。
 
自分の道を歩み、奪われたパワーを取り戻し、幸せになってくださいね。
 
こちらのメンバー限定動画では、「これやめるとナルシストにナメられない 5選」を詳しく解説しています。
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この記事を書いた人
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中村りん

アメリカ在住のナルシスト対策解説者・自己愛性虐待リカバリーコンサルタント。

自身の経験から自己愛性パーソナリティ障害(NPD)を学び、独学で米国の心理学に基づいたナルシシズムの専門知識を深める。

ナルシストの虐待サイクルを初めて日本に広め、認知度の低いナルシスティック・アビュースへの理解を促進するため活動中。

最先端のナルシストに関する情報を取り入れ、「目に見えない精神的虐待」や「心理的に攻撃してくる人々」への対処法を詳しく解説。

同じ経験をされた方々の自尊心の回復とエンパワーメントへの支援に力を注いでいる。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg