中村りんの心理学研究所

中村りんの心理学研究所

ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

これやめるとナルシストにナメられない 5選|自己愛性パーソナリティ障害

スポンサーリンク

youtu.be

皆さんはナルシストからの被害に遭ったことはありますか?

ナルシストに攻撃されたり、よくナルシストに出会ってしまうという方は、「なぜいつも狙われるんだろう。どうして自分のことこんなにナメてくるんだろう?」と感じることがあると思います。
 
実は、ナルシストに狙われやすいタイプがあります。
今日は「この行動をとるともっとタゲられる(ターゲットにされやすい)というお話しするお話をさせていただきます。
 
ひょっとすると、このチャンネルを観てくれている視聴者のみなさんの中にも当てはまるって方は結構多いかもしれません。
ナルシストが標的にするのに好むタイプを知っておくと、こちらの弱点を知ることができますし、そうすることで、今後ナルシストに狙われることを防ぐことができます。
 
今日は、まだ被害に遭ったことがないという方にも、今後の対策のためにぜひ観てほしい内容です。

スポンサーリンク

まず、1番初めに私の動画を最近見始めた方へ、「ナルシストとはどんな人なのか」簡単にご説明したいと思います。
アメリカの心理学では自己愛性パーソナリティ障害(自己愛性人格障害)の人、もしくはその傾向がある人をナルシスト(Narcissist)といいます。
 
次にナルシストにはどんな特徴があるのは、まとめてみました。
 
ナルシスト(自己愛性人格障害)の特徴 10選
☑️罪悪感を植え付ける
☑️支配したがる
☑️相手の都合を考えない
☑️人の気持ちに共感できない
☑️自分のことしか考えず自己中心的
☑️人の利益を奪い、自分の手柄にする
☑️悪くても絶対謝らない
☑️加害者なのに被害者のフリ
☑️都合が悪くなると嘘をつく
☑️取り巻きを巻き込む
 
このほかにも特徴はたくさんありますが、 ナルシストの代表的な特徴としては、自己中心的なパーソナリティーを持ち、共感力が欠けていることから、人間関係でトラブルが絶えなかったりします。
他にも攻撃的な態度を取ることもあり、 批判や否定されることを嫌う特徴があります。
 
私が人生で1番初めに書いた電子書籍でも、 ナルシストとは一体何なのかというものを徹底解説しておりますので、興味のある方はぜひ手に取ってみてくださいね。
 

これやめるとナルシストにナメられない 5選

①ノーと言わない
今お話ししたように、ナルシストは自分のことしか考えず、自己中心的です。
そして、人の手柄を奪い横取りして、自分の物のように振る舞うんですね。
 
なので、全く反応せず、ノー と言わない人は、ナルシストのターゲットにされやすいです。
例えば、ノーと断ることができずに、ちょっと言い訳が多くなってしまったりしたときに、過去のあなたの発言を持ち出してきます。
 
「この前はこう言ってたやん」 と あなたの発言から揚げ足を取ったり、矛盾点をついて、 ターゲットに諦めてもらって、しぶしぶ自分の要望を叶えてもらうように仕向けます。
ナルシストはノーと言われることが嫌いです。
 
ですので、対処法として「どうだろうわからない。 多分できます」 といった曖昧な返事よりはっきり言うことが大切です。
ナルシストにとって
・他人の顔色を伺いがち
・周りに助けを求めるのが苦手
こんな人は、彼らが何か目的を果たそうとしているときに、まさにふさわしい標的とされやすく、ノーと言えない人はナルシストにめっちゃ懐かれてしまいます。
 
断るのが苦手だなって方には耳の痛いは話かもしれませんが、 ナルシストに何かお願いされたときに、それが自分の望むものではない場合、はっきりとノーと伝えることも忘れてはなりません。
例えば、お金の貸し借りとか、後で こちらが後悔するようなことを極力避けるためにこれはものすごく大切なことです。
そうしないと夫婦とか近い関係でしたら、相手のために自分を犠牲にしてローンを組んでしまったり、トラブルを避けるために、自分自身の意思を尊重してあなたの気持ちを最優先させる必要があります。
 
アメリカの心理学ではバウンダリー(Boundary) と言って、 自分を傷つけてくる、自分を攻撃してくる、自分に危害を加えてくるナルシストとの間に強い境界線を引くことをお勧めします。
境界線を引かないとどうなるのかと言うと、例えば、自分の意見を伝えない何でもかんでも、彼らに与えてばかり。
 
こういった関係だとナルシストはテイカーですので、あなたの所有物、権利、感情、エネルギー労力成果、こういったあなたのパワーをナルシストに奪われてしまうことになります。
ナルシストは真っ向からこちらの意見をはっきり伝えて、相手の意見を否定すると攻撃してくることが多いです。
 
ですから、全否定するのではなく、「あーそうなんだ、でもできないんだ」と、その一言だけで大丈夫です。
「ごめんね」も別に言わなくて良いのです。
なぜなら、あなたが悪くないのに謝らなくても良いからです。

スポンサーリンク

②相手の発言を真に受ける
自己愛性パーソナリティ障害を持つナルシストは、自己愛が強く、歪んだ性格を持ちます。
先ほどお話ししたように、彼らが罪悪感を植え付けるためにひどい傷つく言葉を吐いてきたとき、あなたは悪くないのに謝らなくて大丈夫なんです。
 
これは常に謝らなくていいと言うことではありません。
何も悪いことをしていないのに、罪の意識、つまり罪悪感を植え付けて、あなたの心を傷つけようとする人に対して気を遣わなくてもいいんです。
 
ナルシストの心理
自己愛が強い攻撃的な人は、いじめ依存症のようなものがあり、 自分の欲を満たすために誰かを攻撃しないと気が済みません。
自分のセルフイメージを保つために、又は自己肯定感を高めるために他の人を攻撃することもあります。
 
攻撃したいだけじゃなくて、 自分はこうありたいという妄想で作られた理想像を壊さないように、必死で守る行動を取るのがナルシストです。
なので、嘘をついたり、自分を 一生懸命守る行動を取るために、相手に自分の至らない部分や自分が嫌いな面を相手に反映して自分ではなくターゲットである相手をきつく責めます。
 
ターゲットにされやすい人
相手に共感しやすいパーソナリティーであるエンパスという人たちはナルシストの標的にされやすいということを私たちは覚えておく必要があります。
ナルシストは、 あら探しのプロですから、自分が上がるために相手を落としてとっても傷つく言動をしてくるので、周りにいる人たちは本当に心が傷つけられてしまいます。
 
だけど、絶対に忘れないでください。
何か嫌だなと思うことを言われても、 やってもいないことを責められても、 腹の立つことを平気で言ってきても、 ナルシストの発言を真に受けないでくださいね。
 
それはあなたのせいじゃないからです。
ナルシストの価値観ではなくて、 あなたはあなたの新しい価値観を強い境界線によって作り上げてみてくださいね。
 
③同じ土俵に立つ
 
ナルシストはターゲットに嫉妬し、卑怯な攻撃のやり方で自己陶酔を得るために迷惑な行動をとってくることがあります。
 
例えば、アメリカの心理学でスミアキャンペーンと呼ばれる概念があります。
これはナルシストが取り巻きであるフライングモンキーと呼ばれる召使いのような役割を果たす人に対して、 ターゲットの悪口で盛り上がったり、嘘の噂を拡散する行為のことを指します。
 
非常に陰湿で、ものすごく卑怯ないじめのやり方であるスミアキャンペーンですが、 同じ土俵に立って真っ向から戦おうとすると、ナルシストはさらに別の攻撃を仕掛けて来るでしょう。

スポンサーリンク

ダーボ(DARVO)
例えば、ダーボ(DARVO) と呼ばれる攻撃の方法を使用するナルシストが多いです。
 
ダーボもアメリカの心理学なんですが、 相手に加害している迷惑をかけている攻撃している立場なのにもかかわらず、一方的に罪のない被害者を責めるあるいは加害者なのに被害者を装う攻撃の方法をアメリカの心理学でダーボというんですね。
ダーボについて、 過去に解説動画を作っているんですが、 この加害者と被害者を入れ替えるターボの戦術を使われて、嫌な思いをしたという方も視聴者さんの中にも多いと思うので、また動画を作ろうかなと思います。
 
ぜひ見ていただけたら嬉しいです。
見逃さないように、ぜひチャンネル登録をしておいてくださいね。
 
話を元に戻しますが、ダーボ(DARVO)というのは
Deny(否定)Attack(攻撃)Reverse Victim and Offender(被害者と加害者の逆転)
のそれぞれの頭文字から取ったもので、オレゴン大学の心理学教授であるジェニファー・フリード博士によって造られた用語です。
 
ナルシストは相手に罪悪感を押し付けたり、被害者のポジションに立って自分ではなく相手を悪者にしようとします。
どうして彼らはダーボと言う戦術を使うのかと言うと、自分を守るためです。
 
まず自分にとって、都合の悪い部分を隠して、ターゲットのミスを責め立てて。例えば「あいつが悪い。あいつがおかしい」と、ガスライティング をします。
攻撃されているのは自分なんだ
ひどい目に遭っているのは自分なんだ
助けてやったのは自分なんだ
ここまでやって来れたのは自分のおかげなんだ
被害者は自分なんだ
あいつが傷つけてきたんだ
あいつが先に攻撃をしてきたんだ
全部あいつが悪いんだ
自分は何もしていない
全部あいつのせいなんだ
こういう全部、相手が悪いと、相手を責めるマインドセットを持つのがナルシストの大きな特徴の1つです。
 
まともに相手をすると、理不尽な攻撃を受けたり、ときには反論して正論を述べると、争いを生み出す結果となることも少なくありません。
要するに、言い返すと不利になる可能性が高いので、特に離婚する時や大事な話し合いの際にはこちらの情報を与えないことがとっても大切な対策方法になります。
 
相手にしない
とにかく相手にしないことが重要です。
英語では、Don't engage(関与しない)なんて言い方をすることが多いんですけれども、広げないとか繰り広げないということなんですね。
 
同じ土俵に立って戦おうもんなら、卑怯な手を使ってこちらを傷つけるために攻撃に出るので、本当に迷惑をかけられているなら、毎回相手をする必要はありません。
ただ、職場が同じとか、上司で付き合わなければならない方も多いと思います。
 
そんな時には、必ず細かい情報を与えないことがナルシストと賢く戦う戦略になります。
つまり、こちらの弱点を伝えない事は、あなたが勝利することを意味します。
 
彼らの無理な要求に対してできないことは、はっきりと「できない」と伝えると良いです。
理由を伝える必要はありません。
 
なぜかと言うと、嫌いな人に好かれる必要はないからです。
例えば都合のいい時だけ利用してきたり、人を蹴落としてでも手柄を横取りして人の成果を自分の成功に繋げる人なんて関わっても良いことがないからです。
 
迷惑をこうむり、不必要な労力を使うだけですから、相手の言いなりにならず限界が来たら助けを求めたり、周りにSOSを出したり相談に乗ってもらったりして、なるべく溜めるんじゃなく吐き出して対処することが大事なんですね。
 
イネーブラーとは?
この自分を犠牲にしてまで、相手を喜ばせる行為のことを、心理学でイネーブリングと言うのですが、イネーブリングする人をイネーブラーと言うんですね。
 
ナルシストに仕えるフライングモンキーも実は彼らのイネーブラーで、彼らの私利私欲の目的達成のために、うまく利用されているだけの存在です。
ですが、イネーブラーになってしまっているから、フライングモンキーだということではありません。
 
イネーブラーになってしまうと、嫌だと分かっていてもやりたくないと思っていても、ナルシストに力を貸すために行動せざるを得ない状態になります。
やがて、彼らに「都合のいい存在」としてみなされ、こちらの意見や考えは尊重されず、常に必要な時に手を差し伸べる機会が増えます。
 
先ほどもお伝えしましたように、テイカーであるナルシストに与えれば与えるほど、「こいつから奪ってもいいんだ」ととらえられ、いつでも利用しようとしてきます。
イネーブラーについては以前の動画で紹介しましたが、これは基本的に問題行動の依存を手助けしてしまう人のことを指します。
 
例えば、ナルシストがアルコール依存症だった場合、彼らがお酒を買うお金を要求してくることがあります。
イネーブラーは、その行動がよくないことだと理解しつつも、お金を渡してしまったり、ナルシストをサポートしてしまうんですね。
 
この心理は様々です。
断ることで「嫌われてしまうかもしれない」
「ダメと言ったらもう会ってくれないかもしれない」
といった理由で断れないことがありますし、
「断ったら暴力を振るわれたり脅されるかもしれない」
というような逃げられない、そんな深刻なケースもあります。

スポンサーリンク

イネーブラーの特徴
①ナルシストに金銭的な援助する
②ナルシストの問題行動を見て見ぬ振りする
③ナルシストが問題を起こした時に尻拭いをする
④ナルシストの問題を否定し軽視する傾向がある
⑤必要以上にナルシストの世話をする
⑥自分を犠牲にしてでもナルシストを助ける
 
イネーブラーの特徴に自分が当てはまらなくても、今日この動画でお伝えした
①ノーと言わない
②相手の発言を真に受ける
③同じ土俵に立つ
この3つの行動を振り返ってみて、強い境界線とスルースキルを身につけて、うまく対処してくださいね。
応援しております。
 
これやめるとナルシストにナメられない 5選
残りの2つは、メンバシップ動画で公開します。
すでにメンバーの方は是非この動画の続きで、そちらをお楽しみください。
まだYouTubeメンバーシップに参加されていない方は、お気軽に限定配信も覗きにきてくださいね!
 
ちなみに動画視聴よりも記事で読みたいという方に向けて、Patreonメンバーシップではメンバーシップ限定のブログを配信しています。
アメリカの心理学に基づいた最新のナルシスト対策、私の実体験と、その時に学んだ教訓や知識、ナルシスティック・アビュースからのリカバリーコーチングをメンバーの皆さんにお届けしていますので、ぜひ気になる方は下記のリンクからPatreonのメンバーシップもチェックしてみてくださいね!
 
💎YouTubeメンバーシップの登録はこちら
▼限定動画が観れます!メンバーになるボタンをクリックして参加してね!
 
💎Patreonメンバーシップの登録はこちら
▼限定ブログが読めます!
 
📚電子書籍とビデオガイドの購入はこちら
・「もし私の傷が見えたら…」
・「ナルシストに無傷で打ち勝つ方法」
・「心理ゲームに勝つための10の鍵 ナルシストとの付き合い方」
 
🤝クラウドファンディングでのご支援
活動への寄付やご支援を頂ける方は、こちらからお願い致します!
▼画像付きの寄付手順
 
Amazon欲しいものリスト(撮影・編集機材等)
 
使用素材 Special thanks to... Loose Drawing: https://loosedrawing.com/
 
この記事を書いた人
20230617021657
中村りん

アメリカ在住のナルシスト対策解説者・自己愛性虐待リカバリーコンサルタント。

自身の経験から自己愛性パーソナリティ障害(NPD)を学び、独学で米国の心理学に基づいたナルシシズムの専門知識を深める。

ナルシストの虐待サイクルを初めて日本に広め、認知度の低いナルシスティック・アビュースへの理解を促進するため活動中。

最先端のナルシストに関する情報を取り入れ、「目に見えない精神的虐待」や「心理的に攻撃してくる人々」への対処法を詳しく解説。

同じ経験をされた方々の自尊心の回復とエンパワーメントへの支援に力を注いでいる。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg