中村りんの心理学研究所

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ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

【究極の防衛策】これ知っておけばOK!ナルシストから逃げた時に起こること|自己愛性パーソナリティ障害

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【究極の防衛策】これ知っておけばOK!ナルシストから逃げた時に起こること|自己愛性パーソナリティ障害

 

今日のテーマは『ナルシストから逃げた時に起こること』です。

結婚相手だけでなく、職場のパワハラ上司、学校でパワハラしてくる教師、いじめの加害者、何でもコントロールしようとしてくる毒親、敵か味方か分からない毒友など、どんな関係においても起こり得ることです。

『ナルシストから逃げるようか迷いがある』という方へ、もし彼らから逃げた時どういったことが起こるのかまとめたので、どうぞ最後までご覧になってください。

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どれだけ自己愛性パーソナリティについて調べても、どの本や記事も『ナルシストから逃げた方がいい』と綴られていることが大半だと思います。

 
私のチャンネルではアメリカでのナルシシズムの研究による情報から、多くの関わらない以外の対処法や接し方を紹介していますが、結論から言うと自己愛の強い人に関わらないに越したことはありません。
 
逃げようとしては捕まって、操られ、精神を消耗させられ、悪者扱いして責められっていう嫌がらせ行為を何度も経験している私なんですが、正直この負のサイクルからはかなり抜け出しにくいのが現状なんですよね。
 
今過去を振り返ると、酷い仕打ちを受けてたんだなと感じますが、経験した者のアドバイスとして逃げるが勝ちです。理由はその関係に留まっていても、相手がナルシストの場合ハラスメント行為が全くなくなる可能性が低いからです。
 
もしきちんと謝罪してもらったり、態度を改めて改善してくれたのであれば、その相手はひょっとするとナルシストではないのかもしれません。
 
でももし自己愛の強いナルシストを扱っている時、皆さんも体験されているように逃げようとすれば、ハラスメント行為が一時的に悪化するケースが多いです。

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逃げると決意したら、後戻りしないことが大切

 
まず大事なポイントとして、逃げようとした後再び捕まってその関係を再開すれば、彼らのコントロールはもっと強化される可能性があるということを覚えておくことが大切だと思います。
 
仮に戻ってしまうと、彼らは『こんなに迷惑かけても、自分の元に戻ってきてくれるんだ』という安心感を覚えます。ターゲットに逃げられそうと察したら、ナルシストは罪悪感を煽るような発言をしてきます。ここで大事なのが、思いやりや同情心を捨てることだと思います。
 
私も『この人はずっと謝ってるし、許さないのもな』と自分の態度や行動を見つめ直したこともありました。ただ他人の精神を崩壊しようとする破壊的な人に対して、優しさとかいらないんだなと感じた理由は、自分の存在は攻撃の材料でしかないんだと確信したからなんですね。
 
なので、今彼らのストレス発散目的のサンドバックになっている方がおられたら、自分の幸せを忘れず自分の身を守ることを一番に考えて欲しいと思います。
 
そして今から、皆さんがナルシストから離れた時、彼らはどのような行動を取るのか、具体的にかなり細かくお話ししていくので、逃げる準備のために参考になればいいなと思います。

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ナルシストから逃げた時に起こること

 
ナルシストにとってターゲットがいない人生はつまらないもので、ターゲットが離れていったことは、自己陶酔的な供給源を失うことになります。自己陶酔を得られていた時、ナルシストは生き生きしていたかと思います。
 
粗末に扱ったり、ターゲットは自分の機嫌を取って賞賛してくれる存在だったわけなんですよね。ナルシストにとって、見栄えとか世間体が大切です。
 
自分の存在が周囲に認められることは、心に空いた穴を埋めることができ、自己価値を感じることに繋がります。ただターゲットがいつでも自分の隣にいて、ストレスの捌け口になってくれることが当然だと思っていたのに、急にいなくなるとどうなってしまうのか。
①自己愛憤怒
 
一番に考えられることは、自己愛憤怒が起こる可能性が高いです。ナルシストと関わっている方は、この自己愛憤怒についての知識を身につけておくことをお勧めします。
 
自分の理想に執着し、期待に応えてくれる相手を手放してしまうことは、彼らにとって耐え難いことです。自己愛憤怒の形は様々ですが、具体例としてターゲットを脅して、『こうしないと〇〇するから』と罰を与えるんですね。

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②エモーショナルブラックメール(脅し)
 
これをアメリカの心理学ではエモーショナルブラックメール(Emotional blackmail)と言って、過去動画でも解説しています。
 
次に自己愛憤怒がストーカー行為に発展することも多いです。悪性ナルシストは執着心が強く、ストーカー化することがあります。一方的にラインやメール、電話を送りつけたりSNSを見張ったりなど、ちょっと度が超えた嫌がらせ行為も平気で行います。
③フライングモンキー(取り巻き)を使う
 
ナルシストは自己愛憤怒によって、部外者であるフライングモンキーを使ってターゲットに迷惑行為を行うこともあります。無実無根のでっち上げの噂を流したりして、ターゲットの評判を下げる言動を取ります。
 
これはスミアキャンペーン(Smear campaign)と呼ばれるものなんですが、一般的にはネガティブキャンペーンと知られていることが多いですよね。
④フォーポロジー(偽物の謝罪)
 
以上を行ってもターゲットが戻ってこない時、フォーポロジーというものを行います。これは偽物の謝罪という意味で、フォーポロジーについても動画を作っているのでまだ観ていない方は是非チェックしてみて欲しいんですが、ナルシストは何故偽物の謝罪を行うのかというと、単純に自分の立場を守るためです。
 
例えば、DVやモラハラ・パワハラ行為を公にされると困るので、ターゲットに泣き落としするわけなんですね。泣きついて今までの悪事を許して欲しいと頼んでくるかと思います。
 
『自分が悪かった。態度を改めるから、考え直して欲しい』と『ストレスが溜まっていただけで、悪気はなかったんだ』と反省した様子を見せます。優しさを見せることで、同情してもらい、許してもらえないとキレます。キレて一番最初にお話ししたエモーショナルブラックメールに戻って脅し始める。
 
このパターンが継続されることがほとんどです。
⑤ラブボミング
 
それでも効かないと、ラブボミングという心理テクニックを使います。ラブボミングは、プレゼントなどの贈り物や花束、長文ライン、手紙、食事なんでも、ターゲットを心理的に操るためにナルシストがターゲットに与えるものを指します。
 
モラハラやDVする人が急に優しくなるのは、『人に愛されないみじめな自分』に耐えられないからなんですね。残念ながら、それは元々持っている愛情ではありません。
 
見捨てられ不安、支配欲、異常に高いプライド、色んなものが入り混ざった後、とんでもなく大きな不安が彼らを襲います。コントロールできないとフラストレーションを感じ始めて、焦り始めると大体モラハラ行為を一旦止めて、このように自己愛憤怒が収まることもあります。
⑥フューチャー・フェイキング(偽物の将来の約束)
 
ラブボミングと同時によく起こるのがフューチャー・フェイキング(Future Faking)です。これも以前の動画で解説しているんですが、フューチャー・フェイキングというのは一言で言うと『守らない将来の約束をすること』なんですね。
ナルシストは何かを得るためなど、自分の目的を果たすためにフューチャー・フェイキングをします。ターゲットを心理的に操るために『将来は〇〇する予定なんだ。だから安心して』と周囲に嘘をつきます。
 
やりもしないことを約束して、ターゲットを取り戻そうとしたり、手元に置いておくのがフューチャー・フェイキングです。
 
こういった関わると自分のメンタルを消耗させる人に、すぐ騙されてしまうという方も少なくないと思いますが、精神的に弱いからとか騙されやすいから狙われたのではなく、実際は価値があるから狙われてしまったということになります。
 
人の気持ちを感じ取ることができる心の優しい方にとって無視したり、漠然とした態度で接することは難しいかもしれませんが、無視せずに毎回フーバリングされた度に反応すると、このサイクルが幾度となく繰り返されます。
 
夫婦や親、子供など、家族の場合、生涯に渡って共にすると確信した人たちかもしれません。
 
境界線をしっかり引かないと自分自身がストレスを溜め、自尊心が下がり、神経も体調もどんどん悪くなる一方です。本当に価値のある存在であれば、そんな気持ちにさせることはありませんし、ナルシストではない人は自分には価値があると感じさせてくれて、ありのままの自分を受け止めてくれるはずです。
 
それが見受けられないのであれば、その人物がナルシストである可能性は十分にあります。もちろん他のパーソナリティ障害を患っているのかもしれないですが、ただ結果的に歪んだ自己愛を持つ人といると、自分の自己愛までも歪んでしまいます。
 
毒親に育てられたことで、低い自己肯定感を持ってしまって自分を愛せず大人になってからも生きづらさを感じたり、長い間モラハラをされたことで、精神が疲弊し自分を全く愛せなくなってしまいます。
 
まずは自分がどんな人と関わっているのか知識をつけて、彼らの行動を先読みすると対処しやすいです。もし皆さんが離れることに抵抗を感じたり、共依存の関係にいて逃げられないと感じる方は、少しずつ感情的に自立することが大事な対処法だと思います。
 
では、ナルシストから逃げた時にこのチャンネルでたくさん紹介している対処法を実践して、実際に効果があるのか知りたいという方は、こちらの動画もチャックしてみてください。
 
『ナルシストへの対処法が効いている5つのサイン』を紹介しているので、今彼や彼女と距離を置いているんだけど果たして対処法は効き目あるのかなと疑問に思っておられる方にオススメの内容になっているのでお見逃しなく♪

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この記事を書いた人
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中村りん

渡米後、悪性ナルシスト(Malignant Narcissist)によるモラルハラスメント体験をきっかけにアメリカのナルシシズムに関する知識を得て、2021年情報発信するためYouTubeを開始。日本でまだ知られていない自己愛性虐待や、ガスライティングへの認知度と理解を高めるために活動中。同じ境遇の方の自尊心の回復とエンパワーメントに向けて『目に見えない精神的虐待』や『有毒な人(Toxic person)』への対策を解説。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg