中村りんの心理学研究所

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ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

絶対嘘!信じてはいけないナルシストの言葉 TOP7 |自己愛性パーソナリティ障害

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皆さんは、どうしてナルシストは頻繁に嘘をつくのだと思いますか?

彼らが嘘をつくのは、嘘をついて周りの人たちをコントロールしたいという理由が一番にあります。
 
人や状況を混乱させ、被害者を加害者に加害者を被害者に仕立て上げることで、本物の被害者を不利な立場に追いやり、最終的に精神を追い詰めたり、相手の人生を滅茶苦茶にします。
 
今回は「信じてはいけないナルシストの言葉 TOP7」というテーマで、自己愛性の人がつく嘘について深く探っていきますので、ナルシストの危険な嘘に惑わされないように、今からお伝えする7つの嘘をぜひ覚えておいてくださいね。

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絶対嘘!信じてはいけないナルシストの言葉 TOP7

⑦あなたは私がいないと何も出来ない
 
特に、自己愛の強い毒親や支配的なパートナーはこちらが彼らの意見を聞き入れない時、この言葉を使います。
ナルシストは他人を下げて、自分を上げようとする人たちですので、相手を見下す言動を繰り返す傾向があります。
 
この言葉をどんな時に使うのかというと、例えば、過干渉型のナルシストの親は子が自立しようとしているにもかかわらず、「あんたは私がおらんと何もできひんやろ」「ほんまにあなたにそんなことができるの?」と言ったりします。
 
他にも具体的な例を挙げると、あくまで例えですが、夫婦の場合だとよくあるのが、モラハラや家庭内暴力を受けている奥さんが逃げようとした時や離婚を決意した時に、ナルシストは「経済的にやっていけるわけないやろ!」というような発言をするかもしれません。
 
離婚成立した後に、本当に経済的にやっていけるのかは別として、彼らがパートナーや子の可能性を全否定し、無理だと決めつけるのは「相手をコントロールしたい」という支配欲から来ているのが理由の一つとして考えられます。
こうした陰湿なガスライティングの被害を日常的に受け続けたターゲットは、「この人の言っていることは本当かも。どうせ私なんて…」と自分自身を卑下ことが習慣化され、次第に逃げる気力すらなくなっていくでしょう。
 
それは、ナルシストがターゲットを支配下に置いておく目的で行われる心理的操作だということを、被害者側は頭に入れておく必要があると思います。
その辛い精神的暴力、あるいは身体的暴力から抜け出すのに大切なのは、相手にどう思われるかではなく、自分がどうしたいかです。
 
先日発売を開始しましたビデオガイドでも、ナルシストと関わらないといけない時の対処法を知りたい方へ、彼らとのコミュニケーションにおいて、どのように攻撃をかわしたらいいのかなど秘訣を分かりやすく動画でご紹介しています。
電子書籍も販売しておりますので、まだ手に入れられていない方は、ぜひ詳細をチェックしてみてくださいね。
 
⑥私じゃなくてあなたがおかしい
 
嘘に嘘を重ねるナルシストは他者を貶め、自分を正当化するために「相手が精神病を患っている」といえような言葉を繰り返し言います。
この言葉は、相手を不安に陥れ、自分の主張を強調する手段として悪用されます。
 
しかしこの主張は、ナルシストの精神的な問題や自己中心的な特徴に起因していることを忘れないでくださいね。
ナルシストは「あなたのメンタルに問題がある」というような非難的な発言を用いて、相手を貶めようとしますが、これは相手に対する攻撃で、非常に無責任な言葉であり、相手の自尊心を傷つけることを意図しています。
 
夫婦間で精神的虐待が起きていると、「酷い母親だ」「酷い父親だ」と言って、罪のない子供に悪口を吹き込んだりなど、これらもナルシストが相手を攻撃する手段の一つなのです。
こうした言葉は陰湿な精神的虐待の被害者にとってはかなり深刻な批判、あるいは誹謗中傷であり、相手に対して感情的なダメージを与えることがあるんですね。
 
また職場などグループ内では「絶対私が言ったって言わんといて欲しいねんけど、みんなあなたのこと苦手って言ってるよ」と、悪口を言われていたことをわざわざ親切に教えてくる人たちも関わると厄介なパーソナリティを持つタイプに該当します。
それも、ただ単にターゲットを不安にさせるための虚偽の主張であるかもしません。
 
こういう陰湿な嘘をつく人は、相手を孤立させ、孤独感や不安を煽ることを狙っている可能性が高いです。
彼らにとって嘘をつくという行為は、わざと相手を傷つけて、コントロールしようとする手段に過ぎません。
 
このような心理的コントロールに対抗するためには、自分の価値を理解し、相手の言葉に振り回されない強さを持つことが重要です。
忘れないでください。
誰かがあなたのことをジャッジしてきたとしても、自分の価値は自分で決めることです。
 
もし、誰かが存在意義を否定したり、あなたに価値があることを認めてくれなかったり、あなたがおかしいと言って傷つけてきた時は、必ずそれを無視して、自己認識を信じたりしっかりと自分の信念を持つことが重要です。
あなたの価値は他人が与えたり、人と比べるものではなく、自分自身が感じ、信じるものだからです。
 
自己否定ばかりしていた私が、心理的虐待から学んだことは、他人の言葉や評価を気にするよりも、自分を大切に扱ってあげることと、自分の強みと弱さを認識することです。
他人の意見があなたの心に影響を与えることを減らすために最も大切なのは、他人の期待に応えようとすることではなく、自分の幸福を追求することです。

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⑤ごめんなさい
 
「信じてはいけないナルシストの嘘」には、彼らの特徴的な言動が含まれています。
その中で、「ごめんなさい」と言ったにもかかわらず、忘れた頃に後から「そんなこと言ってない」というような「記憶の書き換え」などが挙げられます。
 
これらの言葉や行動は、ナルシストが相手を混乱させ、自分を守るために用いる手段の一部なんですね。
例えば、「ごめんなさい」と言いながら実際には謝罪の意思がないことがあります。
 
これは相手を操作し、自分を良く見せようとするナルシストの特徴です。
「そんなこと言ってない」という言葉は、相手の言葉や行動を歪曲し、自分を正当化するために使用されます。
 
これによって、ナルシストは自分の非を認めず、相手を責めることがあります。
また、「記憶の書き換え」とは、事実を歪曲して自分に有利な形に変える行為を指します。
 
ナルシストは自分を守るために事実をねじ曲げ、相手を欺くことがあり、これらの嘘は相手を惑わせ、混乱させることで、彼らがその関係内でコントロールを保とうとする一環なのです。
どういうつもりなのか、私がナルシストと争っていた時は、彼女が謝ってきた度に、私は「もう絶対せんといてな」と釘を刺しておきましたが、口だけで行動に移してくれませんでした。
 
ナルシストにとって謝罪はマニピュレーションの一つです。
サイコパスに比べてまだ罪悪感は感じるので、反省し態度を改めるナルシストも実際少なくありませんが、自己改善の能力が低いことはナルシストの特徴の一つです。
 
ですから、「あかん。もう次は絶対やめとこ」と一旦なったとしても、自己陶酔のエネルギーが不足してきては搾取する必要があるので、エゴを養おうと試みます。
そうすると、また振り出しに戻るようにナルシシズムの振る舞いはどんどん酷くなり、ナルシストによってはどんどん傲慢に振る舞ったりハラスメントがもっと悪化し、周りが手をつけられなくなることも少なくありません。
 
ナルシストの謝罪は非常に表面的です。
自己イメージを守るために謝らないタイプのナルシストも存在しますし、一般的には謝罪を避けることの方が多いです。
 
加害する立場になり謝罪を求められても、本心からの謝罪が難しいため、相手に対して偽りやごまかしを含んだ言葉を使うこともあるんですよね。
本当の謝罪を期待しても、「ごめんって。もう謝ったやん」「済んだことをいちいちうるさいなー」と問題を過小評価されて、余計に心に傷がついたという方も少なくないんじゃないかなと思います。

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④約束する
 
ナルシストが口にする「絶対に大丈夫」「上手くいくから私を信じて」といった約束の言葉は、実際には信用しがたいものです。
なぜなら、これらの言葉は単なる口先だけのものであり、実行される可能性が極めて低いからなんですね。
 
例えば、自分自身を変えることを嫌うナルシストの「変わる努力をする」とか「これからは心を入れ替えて頑張るから」といった言葉も、相手を騙すためのマニピュレーションと呼ばれる罠なのです。
彼らは自分の行動や態度に対して問題があると感じておらず、そのために変化する必要性を感じていません。
 
むしろ、周囲が彼らに合わせて変わることを期待している傾向があります。
ナルシストは自分の都合や欲望を最優先し、他者の感情に考慮しないことが多いんですよね。
 
彼らが口にする約束の言葉は、相手を欺いて利用する手段の一部となります。
実際の私の経験からお話させていただくと、例えば、待ち合わせの際に、時間通りに来ないことは日常茶飯事でした。
 
ドタキャンされて予定が度々狂ったり、「せっかく準備したのに」「せっかく時間作ったのに」「午前中ずっと待ってたのに」という声がけに対して、ナルシストは謝る気すら見せませんでした。
待ち合わせだけじゃなく、迷惑をかけた時にも悪い思いもなく、「次は絶対に同じミスは繰り返さない」と言って、許しを乞う姿勢も見せるんですね。
 
ナルシストはこのパターンを繰り返し、自分の都合が最優先し、相手の予定や感情は軽視し、踏みにじったりするのです。
もちろん人は失敗から学ぶものですが、ナルシストはその反省のプロセスが欠如しているように感じられますよね。
 
むしろ、相手の親切心や寛容さを利用して、都合に合わせた行動を繰り返すことが、彼らにとっての常套手段となっています。
よって、私はこれらの経験を通じて、ナルシストの持つ深刻なコミュニケーション上の問題、自己中心的な態度や巧妙な嘘の手口に気づかされました。
③私の方が凄いんだから
 
例えば、「私の方が凄いんだから」「あなたなんて大したことない」ということで、相手を過小評価し、自分を強調することができます。
これはナルシストが他者を劣化させ、自分を高めようとする自己中心的な態度の表れなんですね。
 
また、「見せびらかし」もナルシストの特徴の一つであり、自分の成功や才能を誇示して、優越感を得ようとするわけです。
そして、「自尊心」もナルシストが常に保とうとする要素であり、相手の価値を下げて自分の価値を高めて、自尊心を補うんですね。
 
これらの言動は相手を傷つけ、非常に自分勝手な自己陶酔に浸るナルシストの特徴です。
なので、「大袈裟な。あなたなんか全然大したことない」「私の方が…」とマウントを取ろうとしてきても、彼らの言葉に影響されず、自分の価値を冷静に見つめることが重要です。

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②愛してる
 
信じてはいけないナルシストの嘘TOP2は、「愛してる」という言葉です。
ナルシストは自己愛が強い一方で、本当の意味で自分を愛することができません。
 
彼らはありのままの自分と向き合うことができず、そのため自分を愛せない傾向があります。
この自己愛の不足が、他者を愛することも難しくするのです。
 
ナルシストの愛情表現には、「ラブボミング」と呼ばれる手法がありますが、これは相手を急速に惹きつけ、愛されているように感じさせるテクニックであり、残念ながら本物の愛情ではありません。
ラブボミングは、過度な関心を示して相手を引き込み、自分に対する信頼や依存を築くことを目的とします。
 
しかし、これは一時的なものであり、ナルシストが求めるのは相手の賛同や称賛であり、深いつながりや真の愛情ではないんですね。
ナルシストの愛情表現は短期的で、関係が深まるにつれて、冷たさや精神的な攻撃が始まります。
 
それがラブボミングの次に起こる「脱価値化」で、ナルシストの関係では、虐待のサイクルが発生しやすくなります。
このような関係では、被害者はナルシストに縛られたり、心理的な苦痛を受けたりする可能性が高まるので、ラブボミングの段階では注意が必要です。
①あなたのせいだからね
 
ナルシストは「あなたのせいだからね」と言って、責任転嫁し、自分自身を守る嘘をよくつきます。
自己愛の強い人は他者に対して責任を押し付け、自らの過ちや問題に対処することを避けようとします。
 
この言葉を通じて、ナルシストは自分が何かトラブルや失敗を犯した場合でも、それを相手のせいにしてしまおうとするのです。
このようなナルシストの態度は、罪のない被害者を罪人扱いし、自分自身を被害者と見せかけるための戦略です。
 
被害を受けた者は無実の罪を着せられ、罪悪感や自己嫌悪に苦しむ結果となるんですよね。

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私も散々「あんたのせいでこうなったんやで。あんたが全部台無しにしたんやからな」と責められ続けました。
 
加害者であるナルシストは私を加害者にして、私が人間関係をぶち壊したんだと悪者に仕立て上げ、彼女は被害者のふりをして周囲の同情を買っていました。
YouTubeで皆さんにお話ししていることはほんの一部に過ぎなくて、実際本当に思い出したくないほど辛い経験をしたことがあるんですね。
 
「ここまでどん底に落ちるのか」という人生のどん底を経験したとしても、私が乗り越えられたのは「ここまで落ちたら、後は上がっていくだけだ」ということに気付いたからなんですね。
悪性ナルシストに散々騙され、裏切られたおかげで「人間の心理」に興味を持つようになり、「この人はどうして私をいじめるんやろ」「虐待をする人はどんな人なのかな」とリサーチし出して、その経験から深い洞察力みたいなものを得る契機となりました。
 
悪者にされて非難された状況は辛かったけど、それを自分が学びを得て、成長できるチャンスだと思ったんですね。
なぜなら、自分が体験したことがナルシスティック・アビュースだと知って、「自分だけが経験しているんじゃないんだ」「心理学の研究で証明されてるんだ」と気づけました。
 
当時、私は絶望的だと感じていましたが、過去のトラウマや傷を癒すことで、自分の人生を取り戻すことができると分かったんですね。
今、こうして皆さんにお話しできることは本当に有り難いことですし、同じような境遇にいてお辛い経験をされた方を少しでも励ましたり、希望を与えることができたらと思います。
 
ナルシストの嘘の言葉に惑わされないでください。
そして、あなたが彼らの問題を背負う必要はありません。
過去の出来事や問題に対して、あなたが責任を感じる必要はありません。
それは、あなたのせいじゃないからです。
 
ナルシストへの接し方や対処法についてたくさん紹介していますが、「ナルシストとの関係から抜け出した後、回復するにはどうすればいい?」という質問もかなり頂いているんですね。
こちらのメンバー限定動画では、『ナルシストへの未練を断ち切るには?』を詳しく解説しています。
 
未練を断ち切り、新しいスタートを切るためにどんなステップを踏めばいいのか。
ナルシストとの関係を過去にして、前向きに進む具体的な方法についてお伝えします。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
 
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この記事を書いた人
20230617021657
中村りん

アメリカ在住のナルシスト対策解説者・自己愛性虐待リカバリーコンサルタント

自身の経験から自己愛性パーソナリティ障害(NPD)、有毒な人(トキシック・パーソン)やガスライティングに関する専門知識を現地で学び、2021年よりYouTubeで情報発信を開始。

日本でまだ知られていないナルシスティック・アビュース(自己愛性虐待)の認知度や理解を高めるため活動中。

最先端のナルシスト情報を取り入れながら「目に見えない精神的虐待」や「心理的に攻撃してくる人」への対処法を解説。

同じ経験をされた方々の自尊心の回復とエンパワーメントを支援することを目指す。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg

なぜナルシストはターゲットを切り捨てるのか?|自己愛性パーソナリティ障害

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今回は「なぜナルシストはターゲットを切り捨てるのか?」というお話をしたいと思います。
ナルシストとの関係には、かなり高い確率で虐待のサイクルというものが存在します。
 
第一段階 ラブボミング(Love bombing)
第二段階 脱価値化(Devaluing)
第三段階 廃棄と別れ(Discarding)
第四段階 フーバリング(Hoovering)
 
別名、愛の爆弾とも呼ばれるラブボミングは、彼らが自分を偽り、親切で良い人を演じるターゲットの品定めの段階です。
次にナルシシズムの本性を出すのが脱価値化で、ものすごく批判的で意地悪な姿に豹変し、ターゲットの価値を下げ始めます。
 
今日お話しするのは、第三段階目の廃棄と別れです。
このブログでは、どうしてナルシストはターゲットを捨てるのか、なぜこのサイクルが起こるのか、ナルシスティック・アビュース(自己愛性虐待)の根本的な仕組みを解説します。
 
こちらの電子書籍とビデオガイドでもナルシストの虐待のサイクルや、ナルシストの虐待から回復するための心のケア方法などについて詳しく解説しているので、どうしても関わらないといけない時のナルシストへの対処法を知りたい方は、是非下記のリンクからチェックしてみてくださいね。
 
廃棄と別れはアメリカの心理学ではDiscardingと呼ばれ、捨てる、廃棄する、放棄する、切り捨てるという意味になります。
このフェーズは脱価値化が始まり、じわじわと訪れることもあれば、ナルシストとの出会いから何週間後、何ヶ月か後、または結婚後何十年後に当然起こるケースもあります。
 
廃棄と別れは2パターンあります。
1つめは、ターゲットが虐待や嫌がらせに耐えられなくなって逃げたり、ナルシストの振る舞いに愛想をつかし距離をおくパターン。
もう一つは、逆に加害者であるナルシストがターゲットに別れを告げるパターンです。
 
例えば、具体的な例で言うと、ターゲットが職を失った時。
太った、痩せた、歳をとったなど見た目が変わった時。
メンタルが疲弊したり、体調不良を訴え始めた時。
ターゲットが病気を患ったり、パートナーが妊娠した時など。
ナルシストは自分が責任を取らなければならない時や、彼らにとって都合が悪くなると、廃棄と別れをしやすい傾向があります。
 
ターゲットは、いきなり彼らに散々振り回された挙句、当然何もなかったかのように捨てられるというような非常に辛い経験をします。
その関係において、精神的な疲労が蓄積し、暴力や精神的嫌がらせにさらされながらも、ラブボミングの心理的操作とガスライティングが交互に繰り返され、関係から抜け出すことが難しい状況に陥ることがあります。
 
その結果、関係から抜け出すことができたとしても、ターゲットは喪失感や罪悪感を感じ、自尊心の低下により無価値感や孤独感を感じるでしょう。
他人を不幸にしてまで、自分本意の行動を繰り返し、他者を精神的にも身体的にも傷つけても平然としていられるナルシストは、どうしてこんなにも残酷な廃棄と別れを行うのか。
 
今からその理由について迫っていきますので、今こうした出来事を乗り越えていらっしゃる方は、ぜひ参考にしていただきたいです。

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なぜナルシストはターゲットを切り捨てるのか?

①自己陶酔が必要なくなった
 
ナルシストは定期的に、自己陶酔と呼ばれる感情のエネルギーを補充しなければなりません。
この自己陶酔の「サプライ」として他人を利用します。
 
他人からの注目や賞賛が自己価値感を維持するのに重要で、つまりナルシストは自己陶酔中毒に陥っている状態です。
しかし、一時的に誰かから自己陶酔を得ることができたのであれば、もうターゲットは必要ありません。
 
彼らにとって自己陶酔とは、息をしているのと同じくらい自然なもので、例えば、車にガソリンが必要だったり、お腹が空いたらご飯を食べるのと同じように、生活していく上で欠かせないものです。
ただし、これが減少すると、フーバーリング(再引き寄せの試み)を行うことがあります。
 
フーバリングは、彼らの自己陶酔のタンクが空っぽになってくると起こるもので、この時、酷い別れ方をしたにもかかわらず急に復縁を迫られたり、何事もなかったかのように接してきたり、再びターゲットとの接触を試みます。
全ては自己陶酔のサプライ目的で、ナルシストは他人を利用価値に応じて評価し、必要なものさえ手に入れられれば、ターゲットを切り捨てることがあります。
 
自己陶酔を吸い付くすことができたら、彼らは幸福感が高まり、精神のバランスが安定します。
皆さんも経験あると思うんですけど、自己陶酔、サプライを搾取するためにしれっと連絡をとってきたり、第一段階のラブボミングに逆戻りしたりしますよね。
 
これには、ナルシストの心の中には、共感や同情が不在していることが挙げられます。
自己愛の強い人は相手を思いやるポジティブな感情がないので、過去にターゲットに対してどんなに酷いことをしても、謝罪や反省がないのが特徴です。
 
彼らの歪みに歪みまくった、非常に歪な性格は、人間関係において、健全な関係を維持するのが難しい理由の一つです。
ナルシストでない人は、争いを避けますが、ナルシストは人と衝突しやすく、穏便にその場を収めることはありません。

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②正体を見破られた
 
ナルシストがターゲットを切り捨てる2つめの理由は、彼らが正体を見破られたこと、ターゲットがナルシストの性格の異常さに気づいたこと、あるいはターゲットが「もしかすると、この人はナルシストなんちゃうかな?」と気づいたことが挙げられます。
これらの状況において、ナルシストは被害者であるターゲットに自分がしてきたことを晒されると、過剰に反応したり、焦ったりするんですね。
 
なぜなら、彼らは自身の問題行動の責任を取りたくないし、自分の内面で作り上げてきた完璧な自己イメージを傷つけられたくなく、他者に邪魔されたくないと考えているからです。
まさに「敵は排除せんとあかん」「正体を暴かれてしもたら、もう自己陶酔できんようになる」とナルシストは考えます。
 
ターゲットにこれ以上自分を受け入れてもらえないと理解したナルシストは、自己陶酔のサプライがまるで砂漠にいるように空っからの状態になりますよね。
自己陶酔も得られない、本性を見破られ、マスクを剥がされてしまったら逃げるしか手段がないのです。
 
忘れないでください。
ナルシストはドラマが大好きです。
NPDは、パーソナリティ障害のクラスターB群の一部で、自分の子にすら自己陶酔のサプライにしてしまうことがあるため、ナルシストは時に恐ろしい存在になる可能性があることを理解することは大切です。
③相手をコントロール出来なくなった
 
3つめの理由は、ナルシストがターゲットを切り捨てるのは、相手をコントロールできなくなったためです。
自己陶酔的な供給の犠牲者を作ることを日常生活の中に取り入れるナルシストは、ターゲットが境界線を引き始めたことでコントロールが利かなくなりました。
 
すると、彼らはどうするのかというと、コントロールできないことが屈辱で、その屈辱を感じず、最終的にターゲットを惨めな気持ちにさせるために毒を吐いたり罪悪感を植え付けます。
被害者は99.9%、こんな風に感じます。
 
「自分に問題があるんかも」「自分のせいなんや」
「自分がおかしいんや」「精神的におかしいんは私のほうなんやわ」
「自分がナルシストなんかもしれへん」
と思い込ませる、巧妙な心理操作を通じて、人を騙し、混乱させることにあります。
 
ナルシストとの関係では、こうした訳の分からない出来事が頻繁に起こりますし、これらの言葉のガスライティングは心理的虐待の一つとされています。
要するに、ナルシストのやっていることというのは、相手の心の領域に侵入し、それを荒らし、修復するのが難しいくらいになるまで混乱させ、突然去るような、ナルシストでない人からすると理解し難い行動です。
 
彼らは標的対象を自分のコントロール下に置きたいと考えており、一度タゲられて油断すると再び入り込んでくる可能性があるんですよね。
ターゲットは自己防衛のためにこうしたレッドフラッグと呼ばれる危険サインに気づいたら、加害してくるナルシストを完全にコントロールから遠ざけることが重要です。

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④見捨てられることに恐れている
 
ナルシストは「見捨てられること」を恐れていて、この恐れから不安や恐怖心が生まれます。
彼らは先ほどお話しした自己陶酔的な供給を必要とし、その供給源であるターゲットを失うことを避けたいのです。
 
しかし、捨てられる前に自分から相手を切り捨てることで、ナルシストは制御を保てるんですね。
このメンタリティは、境界性パーソナリティ障害(ボーダーライン)に関連することもあります。
 
ボーダーラインもナルシストも同じパーソナリティ障害クラスターB群ですので、症状や性格特性が混ざることもあるそうです。
よって、彼らは自分が傷つく代わりに相手を傷つけますし、これはあくまで彼らからすると自分を守る防衛反応なんですね。
 
ナルシストは自分に問題がある可能性を感じることが稀にありますが、その責任を避けるために投影や責任転嫁を行います。
このプロセスで、悪意や強い復讐心が芽生えることがあります。
 
何らかの出来事がトリガーとなって、ターゲットに対し嫌悪を覚えて、リベンジを目的としたフーバリングをすることもあります。
少し話がそれましたが、ここまで来るとサイコパスの要素も混じってくるので、復讐を果たそうとするナルシストはサイコパシーを含んだ「悪性ナルシスト」に当てはまることが多いです。
 
ナルシストはこのような悪性ナルシシズムや、虐待的なサイコパシーの一面、本来の自分の正体を隠す必要があると感じ、この時になると悪意や復讐心が高まることがあります。
彼らは自己陶酔的なサプライを失うことを怖れる反面、自分がターゲットに見捨てられるようなことをされた場合、復讐メンタリティを持ちます。
 
具体的に挙げるとすると、ストーカーや暴力以上に人を傷つける残酷な行為です。
「単に目立ちたい。マウントを取って優越感に浸りたい。人に注目されることで自己肯定感を高めたい」など、ナルシストにも様々なタイプがあり、一概にナルシスト全員が同じ特徴を持つわけではありません。
 
しかし、ナルシストは非常に攻撃的なパーソナリティであるため、「捨てられる前に、自分が相手を捨ててやる」と考え、復讐心を燃やすことが多いです。
競争心が強く、負けることを異常に恐れるため、自分が負け犬だと思われることを避けたいと考えます。
 
このプライドの傷つきに関連して、ターゲットを切り捨てる可能性が高まります。
これらの心理的要因から、ナルシストはターゲットを切り捨てることがあるんですね。

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⑤新しいターゲットが見つかった
 
ナルシストがターゲットを切り捨てる要因は他にもありますが、その一つは新しいターゲットが見つかったという理由も多いです。
ナルシストは、ターゲットとの関係を継続している中で、新たな供給源である別のターゲットを見つけることがあります。
 
並行して関係を続け、数人の予備のターゲットをキープすることもありますが、ほとんどの場合、新しいターゲットが登場した途端、以前のターゲットと置き換えることもあります。
また、カップル間の浮気だけでなく、職場やコミュニティ内でいじめの標的を変えるケースもあります。
 
ナルシストがターゲットを変える必要性があったということは、ターゲットをこれ以上コントロール出来なくなったことが一番に考えられます。
彼らは自分をコントロールできる状況を好むので、相手をコントロールできなくなったら、唯一の楽しみであったマインドゲームが終了するわけです。
 
しかし、ターゲットが自己主張を始め、距離を置いたり、境界線を明確に示し始めると、最終的に彼らは興味をなくし、新しいターゲットに向かうんですね。
旧ターゲットから自己陶酔を吸い付くし、古い自己陶酔に飽き飽きして新鮮さが失われると、彼らは新たな刺激を求めるのです。
 
こうして容赦無くターゲットの切り替えを行うナルシストは、非常に無慈悲で、人を冷酷に扱うことがあります。
世の中で虐待や酷い事件が起きる理由の一つは、こうした悪性ナルシシズムが背景にあると考えられます。
 
また、自己陶酔をもらえなくなった際、自己陶酔が必要なナルシストにとっては新しい供給源を探さないと、どんどんメンタルが低下してしまうわけです。
自己価値感がなく、他者の評価に依存しているナルシストは、早く新しい関係を模索しなければ心が満たされません。
 
ターゲットがナルシストの異常な行動を暴露し始め、その正体が暴かれてしまった場合、ナルシストは一旦退ける可能性が高まります。
欲求が満たせず、自己陶酔のサプライを与えてもらえない関係は、ナルシストにとって不必要だと考えます。
 
彼らは他者に承認され続けたいので、その関係内で退屈することを大変嫌います。
このようにターゲットを変えては、他者を自己満足のために利用し、奉仕活動としての関係を構築していくんですね。
 
このような関係では、ターゲットはナルシストの自己陶酔の供給源として扱われるので、かなり有害で破壊的な状況が生まれます。
こうした有毒な関係をアメリカの心理学では、トキシック・リレーションシップ(Toxic relationship)と言います。

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⑥ターゲットがパワーを取り戻した
 
ナルシストがターゲットを切り捨てる理由は、ターゲットがパワーを取り戻す可能性が高まった時です。
具体的なケースとして、まず、ターゲットが自分を守るためにナルシストの虐待や不適切な行動を第三者に打ち明けた瞬間、彼らは正体を見破られてしまったことになります。
 
そうなると、ナルシストは自身のコントロールを失いますし、今までの支配関係を続けることは不可能です。
この時、ターゲットは加害者であるナルシストとの関係性や問題を見つめ直し、対処法を学び始めることで、自己価値感が回復していきますよね。
場合によっては、彼らはターゲットが自分よりもより強くなったと感じ、諦めざるを得ません。
 
ターゲットが自分自身を取り戻すと、ナルシストはいてもたってもいられず、攻撃に出ます。
一番よく起こるのが、ネガティブキャンペーンと呼ばれる嘘や噂を吹聴する行為です。
 
自分の周りにいる人を巧妙に利用して、フライングモンキーと呼ばれる取り巻きを使ってターゲットに心理的圧力をかけるんですね。
例えば、よく使われる戦略を挙げると、ターゲットが職場を退職したケースだと、ナルシストは同僚を介してターゲットにアプローチし、情報を探ったり第三者を使って接触を試みることで、再びコントロールしようとします。
 
離婚中の夫婦だと、弁護士や共通の知り合いを通して、でっち上げの噂を流したり、精神的に嫌がらせをしてくることが多いです。
今日お話しさせていただいたように、ナルシストは非常に執念深いと同時に、かなり冷酷で自分のエゴを守ることを常に優先させる人たちです。
 
ターゲットに脱価値化をした後、廃棄と別れを行うことで、罪のない人に罪悪感を植え付け、無価値感を与え、自尊心を削ります。
過去にこうした経験をしたことがある方が一番忘れてはならないのは、「あなたには価値がある」ということです。
 
ナルシストは価値のない人を、ターゲットにすることはありません。
価値がない人から、自己陶酔を搾取することはできないからです。
 
廃棄と別れを行なった後は、自己陶酔が不足してきたら、フーバリングと呼ばれるものをしてくることがあります。
これは虐待のサイクルの第四段階であり、ナルシストと距離を置いた後、再びターゲットを引き寄せるために復縁を迫る行為です。
 
視聴者さんの中にも、フーバリングの経験がある方も多いかと思いますが、フーバリングに対処する際に重要なのは、思い切ってコネクションを断つことなんですね。
彼らからの接触やコンタクトを遮断することが大切で、なぜかというと、ナルシストは繰り返しフーバリングを試みることがあるためです。
 
そして、次に重要なのは、過去に起こった辛い出来事よりも、この経験から学び、前に進むことです。
過去の傷や辛さを背負ったままでなく、自分自身が成長し、傷を癒すことが大事だと思います。
 
良かったら皆さんの経験を共有して、コメント欄で感想やエピソードをシェアしていただければと思います。
 
ナルシストに裏切られて辛いとか、ナルシストと別れた後相手を見返したい!という方へ、こちらの動画では、メンバー会員の方へ『ナルシストへの未練を断ち切るには?』について、解説しています。
 
当チャンネルのメンバーシップでは、ナルシストに対処するために必要なスキルから、傷つけられた自尊心を回復するためのメンタル強化の方法まで、通常動画では公開されない情報を手に入れることができます。
 
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20230617021657
中村りん

アメリカ在住のナルシスト対策解説者・自己愛性虐待リカバリーコンサルタント

自身の経験から自己愛性パーソナリティ障害(NPD)、有毒な人(トキシック・パーソン)やガスライティングに関する専門知識を現地で学び、2021年よりYouTubeで情報発信を開始。

日本でまだ知られていないナルシスティック・アビュース(自己愛性虐待)の認知度や理解を高めるため活動中。

最先端のナルシスト情報を取り入れながら「目に見えない精神的虐待」や「心理的に攻撃してくる人」への対処法を解説。

同じ経験をされた方々の自尊心の回復とエンパワーメントを支援することを目指す。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg

【人格障害】サイコパス、ソシオパス、ナルシストの見抜き方

youtu.be

今回は非常に興味深いトピックについてお話しします。

皆さんは、サイコパス、ソシオパス、そしてナルシストの違いって何かご存知ですか?

これらの用語は一般的に使われているんですけれども、実は混同していることが多いです。
なので、これら3つのパーソナリティを心理学的な特性の違いと特徴について、皆さんと一緒に深く探っていけたらと思いますので、どうぞ最後までご覧くださいね。

ナルシスト、サイコパス、ソシオパスの特徴

 
ナルシスト、サイコパス、ソシオパス、この3つのパーソナリティを持つ人たちは、平気で嘘をつき、人を騙し、容赦無く相手を傷つけます。
彼らは自分の利益のために他人を利用したり、自分が悪い状況でもすぐ人のせいにしたり、無責任な傾向があります。
 
ナルシストもサイコパスもソシオパスも、非常に操作的な性格をしているため、裏で人を上手く操ったりして人間関係をコントロールしたりなど、人の感情をもてあそんだりするのを楽しんだりします。
身体的にも精神的にも人を傷つけ、非常に虐待的な一面があり、どのパーソナリティも非常に危険だとされています。
 
悲しい現実ですが、我が子であろうが、大切な友達であろうが相手の感情を押しのけ、常に自分自身を優先させます。
相手の気持ちを考えずに行動したり、非常に利己的な性格を持ちます。
 
また、こうした間違いを繰り返しても、反省せず、同じミスを繰り返すことも多いんですね。
「もう謝ったし、許してくれるやろ」
「どうせあいつのことやし、何も言わんやろ」
と、他人の感情や意見を軽視し、相手を理解し尊重しようとしません。

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自己愛性パーソナリティ障害と反社会性パーソナリティ障害

 
皆さんの身の回りに、これらの特性に当てはまる人はいますか?
ナルシスト、サイコパス、ソシオパスは、これらの特徴を持ちますが、今回のテーマである「この3つのパーソナリティ、それぞれの基本的な定義」についてお話ししていきたいと思います。
 
まず、ナルシストは自己愛性パーソナリティ障害を患っている人、もしくはその傾向がある人のことを指します。
英語では、Narcissistic personality disorder(NPD)といい、NPDと略称されることが多いです。
 
ナルシストは自己中心的で自己愛が強く、他人の感情や意見を軽視し、自分自身を過度に重要視します。
ナルシストについてはこのチャンネルで主に取り上げているパーソナリティ障害です。
 
ちなみに、先日発売を開始しました「ナルシストに無傷で打ち勝つ方法」というビデオガイドでも役立つ内容を提供します。
ナルシストと関わらないといけない時の対処法を分かりやすく動画で解説しています。
こちらの電子書籍も実際に読んでくださった方からは、「とっても勉強になった」という声がたくさん寄せられています。
 
多くの方にナルシストの実態を知ってもらいたいですし、少しでも興味を持ってくださった方は是非詳細をご覧になってくださいね。
 
サイコパスとソシオパスはどちらも、反社会性パーソナリティ障害に分類され、Antisocial personality disorder(ASPD)と呼ばれます。
 
両者は共通して反社会的な行動傾向を持っていて、他人の権利や感情を無視し、法律や社会の決まりを守らない傾向があります。
ナルシスト、サイコパス、ソシオパスという呼び方は、そのパーソナリティ傾向が強い人のことを意味しますが、人格障害の正確な診断は専門家によって行われます。
 
アメリカでは、自己愛傾向が強い人を一般的にナルシストと呼びます。
ところが、自己愛性パーソナリティ障害と言うと「Is he diagnosed?(診断されたの?)」と勘違いされてしまうんですね。
 
これが日本とアメリカの違いだと思うんですが、日本でナルシストと言ったら「カッコつけ、自分大好き」みたいな人を指しますが、欧米では、自己愛性パーソナリティ障害の気質がある人をナルシストと呼ぶのが一般的です。
もっと分かりやすい例えを出すと、日本でいうシーチキンですね。
 
アメリカではツナって呼ばれるので、シーチキンって言っても通じないんですね。
和製英語って沢山あると思うんですが、ナルシストも心理学でいうナルシストと呼ばれる人たちは、確かに自己愛が強い人なんですが日本とアメリカではかなりニュアンスの違いがあります。
 
そんなわけで、ナルシシズムに関する正しい知識や情報とか、この概念をもっと広めたいと思って、あえて私はナルシストと呼んでいるのです。

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ナルシスト、サイコパス、ソシオパスの違い

 
ナルシシズムを持つナルシスト、サイコパシーを持つサイコパス、ソシオパシーを持つソシオパス。
この3つのパーソナリティの決定的な違いは、サイコパスとソシオパスはナルシストです。
しかし、ナルシストはサイコパスでもなければ、ソシオパスでもありません。
 
つまり、サイコパスとソシオパスは、ナルシシズムも持っています。
ただし、ナルシストはサイコパシーとソシオパシーを持っていません。
 
ナルシストは共感力がなく、「自分は特別扱いされて当然だ」という特権意識が強い人たちです。
傲慢で、かなりエゴイスティックでもあり、自尊心に問題を抱えます。
 
人にどう見られているか気にする一方で、ソシオパスとサイコパスはナルシストほど、他者が自分のことをどう思っているか気にしません。
ナルシスト同様、ソシオパスとサイコパスに共感能力はありません。
 
またソシオパスとサイコパスは、罪悪感を感じたり、後悔することはありませんが、ナルシストは逆です。
ナルシストは謝罪したり反省することは少ないですが、ソシオパスとサイコパスほどではないんですね。
 
ソシオパスとサイコパスに比べたらまだマシと言うか、ナルシストは「あー、何であんなことやってもたんやろ…」と後悔の念を抱いたり、罪悪感や恥の感情を持ちます。
ソシオパスとサイコパスは、酷く残酷なことを平気で行えます。
 
さらに、ソシオパスとサイコパスは衝動的なのが代表的な特徴の一つです。
一部のソシオパスとサイコパスは、計画性や自分自身をコントロールする能力である自己規制ができず、浪費癖があるため無駄遣い、詐欺行為、借金など金銭のトラブルも多く、社会的に問題を引き起こすこともあります。
 
「ナルシストとサイコパス、ソシオパスの違いは分かった。ほな、サイコパス、ソシオパスの違いって何なん?」って思った方も多いですよね?
アメリカのパーソナリティ障害に詳しい心理学者のラマニ博士いわく、サイコパスとソシオパスの違いは、遺伝的要因と環境的要因に関連しています。
 
サイコパスの特性は遺伝的な要因により影響を受け、サイコパシーは家系的に伝わることがあるんですね。
一方、ソシオパスの特性は主に成長過程や環境の影響を受け、ソシオパシーは個人の育ちや経験によって形成されることが多いため、サイコパスとソシオパスの違いは、その根本的な原因にあると言えます。
 
ラマニ博士が仰るにはサイコパスは、一般の人たちとは異なる自律神経系を持つことがあります。
心理学の研究によると、彼らの脳は通常、嘘発見器などで嘘を検出されても、通常の人が感じるような心臓のバクバクとした鼓動、緊張感、およびストレスをほとんど感じないように作られていることがあるそうです。
 
サイコパスの脳の構造と機能には一般的な人たちとは異なる側面が存在し、これによって彼らは感情の欠如や嘘をつく能力を高めていると考えられています。
また、家庭内暴力の加害者にもサイコパスやナルシストが多く見られるとラマニ博士は仰います。
 
こうした彼らの攻撃的な特性により、やがて暴力はエスカレートし、相手を叩きのめすまで攻撃を続ける可能性が高まります。
彼らは執着心も非常に強く、欲しいものを相手から奪うためにどんな手段でも使うんですよね。
 
さらに、何十年前の出来事まで覚えており、執念深さが顕著に現れ、例えば、ターゲットに無視されたり、期待通りの反応を示さないと逆上して傷つけ、ストーカーが無視されて攻撃するのと同様の特性が見られます。
サイコパスやソシオパスは、相手の嫌がることや虐待を楽しむことがあるとされています。
 
だけれども、彼らは虐待的な一面を巧妙に隠すんですね。
どうして隠すのかと言うと、他者を利用し、自分の目的を達成するためだからです。
 
サイコパスやナルシストは、非常に魅力的で、他人を惹きつける能力を持っていることがよくあります。
彼らは自分の目的を果たすために、その魅力やカリスマ性を駆使して、他人の信頼を勝ち取るわけです。
 
その後、虐待的な行動を隠しながら、他人を上手く操って、自分の利益を最優先にします。

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ナルシスト、サイコパス、ソシオパスになる原因

 
視聴者さんからよく寄せられる質問があります。
「何でこういう性格になってしまうんやろ?」「何が原因なんですか?」と、疑問をお持ちの方も多いと思うので、次に「ナルシスト、サイコパス、ソシオパスになる原因」についてお話ししたいと思います。
 
これらの特性の形成にはさまざまな要因が影響を与えることがありますが、ほとんどの専門家が仰るには、児童虐待やネグレクト、例えば、感情を共有しても無視される環境、厳しい親子関係、家庭内暴力や親の依存症、複雑な家庭環境などが原因として挙げられます。
 
子供時代に頻繁に嘘をつく親から、嘘をつく方法だったり、心理的な操作の方法を学んだり、他人をコントロールする方法について考える機会があった場合、これらの特性が発展する可能性があるんですね。
 
子供の頃から持続的な抑うつや不安状態、あるいは反対に過度の甘やかしも、特性の形成に影響を与えることがあります。
このような環境や経験によって、自己愛や心理的な側面が歪んで、結果としてナルシスト、サイコパス、ソシオパスの特性が発達する可能性があると言えます。
 
彼らは潜在的に心理的なテクニックを身につけ、他人を操作する能力を持つことがあります。

ナルシスト、サイコパス、ソシオパスが人をコントロールする理由

 
成長過程で、彼らは感情が麻痺し、人との境界線が曖昧になります。
その結果、失礼な言動や他人への傷つきが自覚されず、他人に対する執着心が強まることもあるんですね。
 
多くの場合、これらの特性は親との愛着問題に起因していて、依存性が高まることで、「いつかこの人に見捨てられるんじゃないかな…」というような、人に見捨てられることに対する不安を抱えます。
ナルシスト、サイコパス、ソシオパスは共感力が低く、共感力の高いエンパスとは真逆の性格特性を持ちます。
 
ナルシスト、サイコパス、ソシオパスは冷酷で計算高く、他人を道具のように扱い、自己の欲望を満たすために姿を豹変しては、人を利用し、役に立たないと判断すれば切り捨てるんですよね。
このように他人を粗末に扱い、何度も虐待サイクルを繰り返す結果となります。
 
結婚生活において、耐えなければならない課題や問題が多すぎて、最終的に離婚を決断する人がほとんどかもしれません。
このような関係は非常に破壊的で、結婚生活が耐えがたいものになるでしょう。
 
結婚すると、相互の理解と協力が必要ですが、ナルシスト、サイコパス、ソシオパスとの結婚は最終的に関係が破綻し、別れざるを得ない状況が生じることがあります。
 
では、ここで問題です。
ナルシスト、サイコパス、ソシオパスが人をコントロールしようとする理由は、何だと思いますか?
 
ナルシスト、サイコパス、ソシオパスが他者をコントロールしようとする理由は、彼らは自分を支配されないようにし、自分自身を守るために他者を支配しているんですね。
新しい自己陶酔のサプライが欲しいというような退屈さからくることもあるでしょうし、新たな賞賛を得る新しいターゲットに興味を持つことも一因かもしれません。
 
彼らは人を踏み台にしてまで利益を得とうとし、何食わぬ顔で平気で手柄を横取りしてくるので、職場などでは注意が必要です。
特に、ナルシストは周囲に良い人、素晴らしい人間であると思われたいがゆえ、自己愛的な行動を繰り返します。
 
それがマウンティングだったり、嫌がらせだったり形は様々なんですよね。
ナルシストの内面に自己価値感がないわりには、自己意識やプライドが非常に高いため、自分自身の脆い自尊心を守るために、他人をコントロールします。
 
偽りの自分を演じ、自尊心を高めます。
そして、劣等感を隠すために努力し、完璧な自己像をキープするために自己陶酔的な供給を行います。
 
しかし、この供給が切れると、エゴが崩壊し、自己愛憤怒と呼ばれる破滅的な激しい怒りが引き起こされるんですね。
ちなみに、ナルシシズムを持つサイコパスとソシオパスも、ナルシスト同様に自己愛憤怒を起こし、その結果としてナルシシズムの特性が現れることがあります。
 
ただ、ここで忘れてはいけないのがナルシスト全員が有毒だということではありません。
コントロール力が高いということは、グループ内で指揮を取るリーダーとしての素質も備わっているということになります。
 
なので、ナルシスト・サイコパス=危ない人とは限らず、ある程度の自己愛は必要ですし、健康的なナルシシズムを持つことは時に必要なのです。
私たち人間に人と競い、負けず嫌いな一面があるのはごく普通のことです。
 
それが前向きに頑張ろうと、自分の成長に繋げるために努力に変えられるポジティブなナルシシズムなのか、人を傷つけても不幸にしてでも優位に立ちたいと欲を満たそうとする病的なナルシシズムなのか、ナルシシズムの度合いによってナルシストのキャラクラーが異なるわけです。

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サイコパス、ソシオパス、ナルシストへの対処法

 
「では、こういう自分を攻撃してきたり、心理的に操ってコントロールしてくる人が家族や友達、仕事場にいたらどうしたらいい?」という話なんですが、もし身近にいたら必ず自分を守る必要があります。
これは、物理的に距離を取ったりする方法はもちろん、それに加えて精神的にも自分自身を守る必要があります。
 
こちらの動画では、メンバー会員の方へ「無視はもう古い!ナルシストへの効果的な対処法」について、解説しています。
ナルシストやサイコパスとの関係において、無視は一時的な対処法であるため、長期的には効果的な対処法ではなく、解決策ではないんですよね。
 
当チャンネルのメンバーシップでは、ナルシストに対処するために必要なスキルから、傷つけられた自尊心を回復するためのメンタル強化の方法まで、通常動画では公開されない情報を手に入れることができます。
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【閲覧注意】女性のナルシストを見破る方法|自己愛性パーソナリティ障害

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女性のナルシストも男性のナルシストと同じように、人を巧みにコントロールして心理的操作をしたがる傾向がありますが、男性と女性のナルシストはどんな違いがあるのか、今回はかなり細かい部分をお話しできたらなと思います。
 
ちなみに、先日「ナルシストに無傷で打ち勝つ方法」をテーマにしたビデオガイドを発売することとなりました!
ナルシストと関わらないといけない時の対処法を知りたい方へ、ナルシストとのコミュニケーションにおいて、どのように攻撃をかわしたらいいのかなど秘訣を分かりやすく動画でご紹介しています。
 
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女性のナルシストを見破る方法

 
視聴者さんの中に意外と多いのが「女性のナルシストに攻撃された経験がある」と仰る方で、私も過去に関わったナルシストは女性でしたので、また男性のナルシストとは違う性格特性を持っていることを知りましたし、これは非常に興味深いトピックでもあると思います。
 
パーソナリティ障害で分類されるクラスターB群ですが、他のパーソナリティ障害、例えば境界性パーソナリティ障害のように自己愛性パーソナリティ障害もドラマティックと言われます。
基本的に、男性のナルシストも女性のナルシストも、共感力が低いとか、人のせいにしたり、心理的に操ってくるなど似たような特徴があり、ターゲットにした人を傷つけることに変わりはありません。
①他人からの評価に敏感
 
人にどう思われてるのかめちゃくちゃ気になるナルシストは、他者の自分に対する評価に敏感で、批判に弱いのが代表的な特徴の一つだそうです。
ナルシストは「スポットライトを浴びたい。他の誰かじゃなくて”自分が注目されたい」と思う人たちで、それが実現しないとプライドが傷つきます。
 
この時、自己愛損傷という傷が痛みだすのですが、これは「自己愛憤怒」と呼ばれる強烈な怒りを引き起こす要素で、この怒りは長期間継続することもあります。
内側に問題を抱えているナルシストが持つのは、ナルシシズムです。
 
これが上手く働けば自信に繋がり、成功に繋がる私たち人間が必要不可欠な要素の一つでもあるらしいですが、ネガティブに働けば最悪です。
嫉妬に狂い、競い合い、誰かを精神的にも身体的にも傷つけてしまうような悪性ナルシシズムにもなり得るからです。
 
実は、このナルシシズムの要素は何かというと、例えば不信感だったり、他にはコンプレックス、罪悪感や恥の感情、屈辱とかものすごくネガティブなものからできています。
ナルシストは劣等感をかき消すために、あるいはその否定的な感情を無視したいが故に、他者への攻撃性に変わるナルシシズムに変えて、自信を高めます。
 
これを私はネガティブな自己陶酔と呼んでいますが、ちなみに注目や賞賛を受けるために必要なナルシシズムはポジティブな方の自己陶酔です。
どうしてかというと、それが自尊心を向上させる根源となり、自意識の核になるものだからです。
 
要するに、自己陶酔を得てドーパミンを分泌させると、エゴが養われます。
ナルシストは評価されないと自己陶酔できないし、自分に酔いしれることができません。
 
だから絶対に、会話してても自分が中心である必要があるし、認められないと気が済みません。
評価され、注目される他にも、女性のナルシストには人の話を聞かない、自分の話が多い、話しているのに割り込んだり、人を見下すという特徴が見られます。

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②嫉妬しやすく感情的に不安定
 
ナルシストは嫉妬深く、それがターゲットにさせられてしまう理由に多いです。
彼らの心の中には常に競争心があり、これは切磋琢磨とか決していい意味ではなくて、誰よりも自分が一番になりたいから、他の人を蹴落としてでも優位な位置につこうとします。
 
誰かの悪口や噂話が目立ち、思い通りにいかないと怒りをぶつけるため、実際モンスターペアレンツ、クレーマーなんかにナルシストはめちゃくちゃ多いです。
 
感情的に不安定ということは、昨日まで愛情表現をしていたのに、次の日急に冷たく接したり、相手を振り回して心理的なコントロールを楽しんだりします。
 
言葉の暴力で傷つけるタイプも少なくないですし、虐待的で共感性がないのがナルシストの危険サインでもあります。
夫婦の場合、自分の家族や友人から孤立させるような言動をしたり、「自分が最優先されるべきだ」とそのグループ内で優先順位をつけて主導権を握ろうとします。
 
他にはよくあるのが、周囲から羨ましがられ、嫉妬されていると信じるのもナルシストの特徴で、そんな関わると面倒な性格だから、やはり対人関係において頻繁に人と衝突したり、揉め事が多く、関係を築けたとしても最終的に周囲の人間関係を壊すなんてこともあるかと思いますし、皆さんご存知、私が実生活でこういういざこざを既に体験済みです。

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③理想が高く、女である特権を使い男性を利用する
 
英語ではよくEntitlementなんか言われたりして、 これは「自分はこんな風に扱われて当然や」という特権意識を意味します。
恋愛においても長続きせず、誠実性がなく、一人の人を生涯愛することができません。
 
一部のナルシストは、浮気を繰り返すこともあり、不倫などの夫婦関係の悪化させる問題を引き起こす可能性があるということを頭に入れておくことも大切だと思います。
後もう一つ大事なのが、感情的に幼稚だったり、他者との境界線が明確にできず、こちらのパーソナルスペースに平気でズカズカと土足で入ってくることもあります。
 
だから、経済的虐待を行う女性のナルシストも多く、このタイプは物質主義的な要素が強く、経済面に及ぼす影響が大きいとされています。
例えば、彼女たちにとってステータスが一番大事なので、他者の所有物を勝手に自分の物にしたり、ギブアンドテイクの概念がなく、テイクばかりで非常に搾取的なのと、経済的な虐待を行うということです。
 
助け合いからは程遠く、心から相手のことを思って何かを与えるのではなく、自分の利益のことしか考えません。
一部のナルシストは実は、依存症や浪費癖を抱え、結婚している場合は支出が多いというような場面も見られます。

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④忠実さがない
 
忠実さがないということは、相手のために努力しないということですので、誠実ではないということなんですね。
よって、こちらが彼らのために何かしてあげたとしても、当然のごとく「やってくれて当たり前でしょ」と、感謝されない場面が多々見られると思います。
 
カップルでも夫婦でも友達でも親子でも上司と部下でも、どんな関係でも、片方だけが努力や犠牲を払うような一方通行の関係は決して健全ではありませんよね。
それでは、関係が成り立たないし、長続きしません。
ナルシストはテイカーです。
テイカーというのは、奪うしかしない人のことで、彼らが人に与えることはしません。
 
「これをしてあげたんやから、自分のためにしてくれて当然やろ」と、損得勘定で物事を判断する特徴があるのです。
「あの時助けてあげたんやし、恩を返せ」と過去の出来事を掘り返して、ターゲットに罪悪感を植え付けるので、ターゲットは必然的に彼らの言われた通りに動かざるを得ないわけです。
 
もちろん、私たちは人間ですので助け合う必要があり、何かを与えてもらうとお返ししたくなるし、誰かに何かをあげるとお返しを期待してしまうことも当然人間だからあるのはごく普通のこと。
だけど、「相手を喜ばせたいから。相手を幸せな気持ちにしてあげたいから」と心から相手の喜ぶ顔を想像して行動することって私たちにはありますよね。
 
ナルシストはその反対です。
常に見返りを求め、いつだって自分の利益に繋がるか、損得でしか考えないし、自分が得するならどんな手段を使ってでも人を利用したり、騙したりします。
 
付き合ってもメリットがないなら友達にはなりたくないし、結婚はしない、会話すらしないと、人を見下す誇大性を持つナルシストのタイプもいます。
この人たちは尊大型ナルシストと呼ばれるんですけれども、特権意識が強く人を見下し、非常に傲慢なパーソナリティを持つので、まるで相手が間抜けであるかのような酷い扱いをすることも少なくありません。
 
そのため、ターゲットには何の問題もないのに、ナルシストに狙われてしまうと酷い劣等感を抱え、それが自己肯定感が低下する理由の一つとなるんですね。
ナルシストからすると、エゴを養ってくれないなら必要ないとまで考え、搾取した後は、自尊心を高めてくれる新しいターゲットを探し始めるでしょう。
 
女性のナルシストだと、見栄っ張りで友達や職場の人に、「私ってこんなに凄いんだから」と終わりのないマウンティングをしなければ自己陶酔を得られませんから、他者を下げて自分を上げようとする言動を繰り返し行い、非常に破壊的だと言えます。
 
こうしたターゲットを捕まえては手放す行為は、ナルシストの虐待サイクルでありますが、ナルシストがターゲットから離れるのとは反対に、ナルシストに耐えられない場合はターゲットがその関係から抜け出すケースも多く、これは精神的虐待が始まってしばらくしてから起こるプロセスです。
⑤歪んだ子育て
 
次に、これは子を持つナルシスト限定ですが、女性のナルシストは子をおもちゃのように扱い、ナルシストに育てられてしまった子供に起こることが、2パターンあります。
一つめはナルシストにならず、ターゲットにされてしまった場合はスケープゴートという被害者になり、もう一つのパターンはゴールデンチャイルドです。
 
ゴールデンチャイルドというのは、簡単に言えばナルシストが溺愛するお気に入りの子供のことを指し、彼らは子は自分の延長線上にあるものという思考を持つため、子に依存しすぎるので、子供への愛情のかけ方が異常だったり、子に歪んだ愛情を与える可能性が非常に高いです。
 
ナルシストはナルシストを育てると言われています。
 
ただ、ナルシストに育てられたからと言って、必ずしもナルシストになるとは限らず、ゴールデンチャイルドではなく、ナルシストのターゲットであるスケープゴートになると他にも様々な問題を抱える結果となります。
スケープゴートについても過去の動画ではお話ししていますが、動画が長くなってしまうので、追々別の解説動画を作りますね。
 
他にも、ネグレクトタイプのナルシストは子を一生懸命育てず、親としての責任を果たさないので、育児放棄という深刻な問題にエスカレートしてしまうこともあります。
この場合は、コミュニケーションの取り方がわからないのではなく、あくまで子に無関心だということです。
 
家庭内で暗黙のルールが存在していたり、お母さんのいう通りにしなかったから罰を与えられ、躾とは違い、精神的にも、経済的にもいろんな種類の虐待を行います。
 
女性のナルシストはよく兄弟間でエコ贔屓することから、スケープゴートになった子は、「自分はきっとおかしいんや。自分がちゃんとせんからや。自分に問題に問題があるからや…」と思わせ、最終的にアダルトチルドレンになり、大人になっても生きづらさを感じてしまうかもしれません。

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⑥被害者のフリ
 
最後は、被害者のフリです。
女性のナルシストは、特に初対面で脆弱な、自分の脆い部分を見せつけて、例えば「こんなことがあってん…」と相手が同情してくれそうな悲しいストーリーを話し始めたりします。
 
アメリカの心理学でよく言われていますがが、元彼のこと悪く言う行為で、相手に信頼してもらえるように被害者になろうとする発言が目立つそうです。
 
また、女性のナルシストは自分の性格に問題があることに無自覚で、「恋人が出来ひんのは、自分にとって良い出会いがないからや」と思い込むのです。
仮に加害者だとしても、被害者になれば全部元彼の責任になりますから、自分自身を正当化します。
 
そのことから、謝るべき場面でも謝罪できないナルシストも多く、また女性のナルシストはこれまでお話ししたように、非常に計算高いです。
 
このようにナルシストが身近にいて狙われてしまったとすれば、それは本当に厄介なことで、メンタルが不安になったり、精神的に疲弊してしまうことがあります。
散々振り回された後、いきなり別れを告げられたり、ナルシストは引っ切り無しに完璧を求めてくるので、ほとんどの被害者は完璧主義になっちゃうんですよね。
 
私は、走っても走っても完走できないマラソンのように終わりはないように感じたし、完璧を求められることは本当にプレッシャーでストレスでしかありませんでした。
そんな私が、どうしてこんな風に約一万人もの登録者を持つチャンネルを運営して、皆さんの前で自分の思いをお伝えできるまで状態が良くなったのかというと。
 
いつか吹っ切れた時があったんですね。
 
落ち込んで、相手を恨んで、怒りを抱いていても仕方ないということが分かったし、加害者のために自分の時間を無駄にしたくないと強く思ったんですね。
 
完璧な人なんて存在しないし、短所も長所に変わるわけです。
決して、あなたに問題があったのではないし、責められて責められて辛かった部分も、それを自分の強さや武器に変えられます。
 
過去の挫折や困難は、成長の一環であると思います。
 
それって、私たちがどれだけ学んで進化してきたかを示していて、確かにしんどかったし二度と経験したくない悪夢だけど、大切なことは過去の経験から得られたことがいっぱいあるということ。
 
もっと強くなったあなたを否定するのではなく、自分自身を受け入れて、私たちには弱点も前向きなエネルギーに変えられる力があることを忘れないでくださいね。
 
こちらの動画では、メンバー会員の方へ『ナルシストの攻撃を弱める方法』について、解説しています。
 
当チャンネルのメンバーシップでは、今日の動画でご紹介したようなナルシストに対処するために必要なスキルや、心理的に攻撃してくる人から自分を守るための方法を公開しています。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
 
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絶対に付き合ってはいけない【危険なナルシスト】3タイプ|自己愛性パーソナリティ障害

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今日のトピックは、3つのナルシストのタイプについてお話しします。

多くの人が自己愛性パーソナリティ障害を持つ人たちをモラハラ行動と結びつけがちですが、実際には全てのナルシストがモラハラをするわけではありません。
 
自己中心性、過剰な自信と過度な期待、共感力の欠如、そして人間関係において問題が生じやすく、周囲を困らせることが自己愛性パーソナリティ障害の主な特徴ですが、真のナルシストはモラハラ以上に危険な行為を日常的に繰り返し、関わると大変危険なナルシストのタイプも存在します。
また、自己愛性パーソナリティ障害を患っていなくても、非常に自己愛的な振る舞いをする人は山ほどいます。
 
この人たちは心理学ではナルシストと呼ばれ、NPDを患っているわけではないですが、自己愛性パーソナリティの要素を持っています。
この人格障害の基盤となる要素、ナルシシズムには実際にさまざまな種類が存在し、今皆さんが扱っているナルシストのタイプを知ることで正しい対処法を身につけるのに役立ちます。

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ちなみに、先日「ナルシストに無傷で打ち勝つ方法」をテーマにしたビデオガイドを発売開始しましたので、ぜひこちらも概要欄からチェックしてみてください。
この動画ではナルシストとどうしても関わらないといけない時の効果的な対処法を徹底解説しています。
 
電子書籍もまだお読みで無い方は、是非ビデオガイドと合わせて手に取ってみてください。
どちらもYouTubeでは紹介しきれていない秘密の攻略法を分かりやすくまとめてお伝えしているので、ナルシストとの人間関係で悩んでいる方は是非一度下記のリンクから詳細をご覧ください。
 

絶対に関わってはいけない危険なナルシスト3タイプ

①尊大型ナルシスト(Grandiose narcissist)
 
尊大型ナルシストは、教科書に書かれているようなまさに典型的なナルシストで、ナルシシズムが表面的に見られます。
Grandioseは誇大性を意味し、彼らは傲慢で自己中心的、注目や賞賛、承認を求めるといった特徴があり、やはり生活の中で一番見られるのは他者に対しての失礼な言動、人を見下したり馬鹿にした態度や仕草、平気で人を傷つける行動を取ります。
 
比較的不安を感じにくいが故に、自己意識が高く、会話中に自慢や優位性を示そうとする振る舞いが目立ちます。
常に人と競争して、彼らにとってパートナーや子供を周囲に自慢するための道具のように扱い、歪んだ愛情を注いで、子を苦しめる親になります。
 
支配欲や承認欲求を満たすための言動をするので、もし誰かに自分の行動を指摘されると強く反発し、その人物に対して長期間攻撃を仕掛けるかもしれません。
尊大型ナルシストは、相手が「自分よりも下」だと判断すると、口も聞かないように横柄に振る舞い、他者に対して一切リスペクトがありません。
 
「私にはこれをする権利がある!」「自分は他の皆より素晴らしい存在やから、優遇されて当たり前なんや!」と強い特権意識を持ちます。
そのことから、彼らは他の誰かの誕生日や祝い事など、イベントを嫌う傾向があります。
 
自分が注目されたいから。ただそれだけ理由で、身内の家族イベントや行事ごとを台無しにしたりします。
ナルシストは共感性に欠けています。
そもそも共感能力が高い人には、共感することができない人の心の中を理解するのは難しいと思います。
 
共感とは、他者を思いやる気持ちのことです。
例えば、私たちは目の前に泣いている人がいたら「どうして泣いているんだろう?何かあったのかな?大丈夫かな?」と心配になりますよね。
しかし、共感力の低いナルシストは相手の感情を汲み取れないので、いかなる状況でも相手に同情し、寄り添うことは不可能です。
 
尊大型ナルシストは、常に相手よりも自分自身を優先します。
自分が他人からどんな風に見られているか気になったり、少し人より優っているものがあれば、見せびらかしてまで自慢してマウントを取ることで承認欲求を刺激します。
 
自信満々に振る舞いますが、実は自尊感情がものすごく低く、他者からの評価に敏感なのです。
SNSでいいねの数に左右されたり、人と比べて落ち込んだり、ナルシストはネット上でも心理的な影響を受け、過剰に反応することも多いそうです。
 
尊大型ナルシストにとって一番必要なことは、自分がどれほど幸せなのか周囲に見せつけないと、自分の幸福や価値を感じられないということ。
他者からの注目や賞賛を生きがいとする尊大型ナルシストは、だんだんと傲慢になり、歳をとるにつれてナルシシズムが強まる可能性が高いです。
 
まるで裸の王様のように、他人を見下して威張り散らし、人を顎で動かしたり、自分より立場の弱い人をいじめては自分の優越性を示すことに溺れてしまいます。
また、彼らは直接的に相手を攻撃する必要はなく、自己中心的な会話、自慢やマウンティングを通じて、自分の方がどれだけ優れているかを相手に分からせようとすることが多いです。
 
でも裏を返せば、これらの行動は、実は自信のなさから生じているのを皆さんはご存知ですか?
ナルシストは、他者下げをしないと自分の価値が高まらないと思っていて、そのために無理矢理相手に自分の価値観を押し付けたり、かなり支配的です。
 
カリスマ性とコントロール力に長け、偽るのが上手な傾向があります。

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尊大型ナルシストは自分自身が悪い時に謝罪することは稀にありますが、基本的には自分の非を認めません。
 
ただし、何か目的や意図がある時、彼らは謝罪して反省した様子を見せ、偽りを上手に使いこなします。
特に尊大型ナルシストは、出会ったばかりの相手との関係では、ミラーリングという行動を用いることが多いんですね。
ミラーリングは、他人の行動や言動を模倣する行為を指します。
 
具体的には、ターゲットの言葉遣い、身振り手振り、表情、感情、興味、価値観などを、わざと相手に合わせるんですね。
ミラーリングの目的は、上手くコミュニケーションをとって、ターゲットとの共感を高め、相手に親近感を持たせることです。
 
相手が自分に似たり寄ったりの行動を見つけると、より親しい関係を築きやすくなり、相手の好みや嗜好に合わせて自分を調整すると、ターゲットの信頼を得られます。
こうして出会いの初期段階で、ミラーリングとラブボミングを上手くかけ合わせて、ターゲットを虐待のサイクルへ誘い込むのです。
 
相手の関心を集め、自分に注目させて、距離を縮めるために「えー!ほんまに?私も〇〇やねん!奇遇やん!こんな偶然あるんや〜!」という言い回しを多用します。
これらは、ナルシストのマインドゲームの一種で、彼らの操作の戦術は、出会った瞬間から展開されるので皆さんも気をつけてくださいね。
 
彼らは、相手にその出会いが運命であるかのように信じ込ませる嘘を頻繁につくからです。
魅力的な人が多いともされる尊大型ナルシストは、人の心を惹きつけるプロですから、愛の爆弾と呼ばれるラブボミングの手法を使用することはお手の物です。
 
それなりに今まで数え切れないほどのターゲットを依存状態に持っていき夢中にさせ、獲物にしては虐待サイクルに巻き込んできたので、彼らからすれば忠実で正直な人ほど騙しやすく、多くの方が一番惹かれてしまいやすいのが、誇大性を持つ尊大型ナルシストだと思います。

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②カバートナルシスト(Covert narcissist)
 
カバートナルシストは、別名隠れナルシストや脆弱型ナルシスト(Vulnerable narcissist)とも呼ばれます。
彼らはナルシシズムを隠すのが得意で、自己愛を不安や内向きな方法で表現して、心理的操作や巧妙な支配・コントロール、ガスライティングも上手に用いることがあります。
 
外面では親切で優しいふりをするカバートナルシストは、その一方で操作的で冷淡な一面を持ちます。
身近にいる人たちを次々と餌食にして、彼らと一度関係を持つと、非常に巧みで複雑な心理戦に巻き込まれることが多いです。
 
感情の浮き沈みが激しく、嫉妬深いのもカバートナルシストの特徴の一つです。
例えば、周囲におだてられないと妬み、打ちのめされた気分になり、標的対象に敵意を向けることがあります。
 
その理由は自己愛憤怒が活発になるからです。
カバートナルシストの自己愛憤怒は、彼らが自己評価や自尊心に対する脆弱さを感じて、彼らの自己愛が傷つくのは、ガラスのように壊れやすい脆いエゴが満たされないときに特に強調されます。
 
自己愛憤怒は、彼らの攻撃的な反応の背後にある主要な要素の一つで、カバートナルシストはどこかイライラして不機嫌だったり、憂鬱でネガティブな気分を抱えることがあります。
ただし、彼らは謙虚と言われても、思い通りにいかないと、尊大型ナルシスト同様、傲慢さや誇大性を示すこともあります。
 
自分が嫉妬されていると思い込むこともよくあります。
カバートナルシストは自分が幸せを感じられない問題が自分自身にあるのに、他の誰かのせいにして不満をぶつけます。
 
「そんなん不公平やわ!」と文句を言いつつ、すごく批判的で決めつけが激しく、侮辱することによって相手に罪悪感を感じさせるマニピュレーションの手法を使います。
カバートナルシストが一番よく使う心理的操作の方法は、被害者のフリですが、精神医学ではパラノイアや被害妄想の特徴が見られることがあります。
 
彼らは自分が加害者だと認めず、むしろ被害者だと主張します。
常に「誰も自分を理解してくれへん」と感じていて、人を妬むたびに、嫌味やきつい冗談を言って間接的に攻撃します。
 
尊大型ナルシストと比べると、カバートナルシストは時折謝ることもありますが、どこか皮肉っぽかったり、反省した様子を見せず、相手の精神を消耗させる言動が特徴的です。
カバートナルシストは、悪口を拡散するネガティブキャンペーンをして周りの人間関係をこじらせ、ターゲットを敵に回すように仕向けます。
 
取り巻きであるフライングモンキーを巻き込み、彼らと陰湿な受動的攻撃を楽しみますが、受動的攻撃は攻撃していることすら相手に気づかせないほど、大人しい攻撃の方法です。
例えば、仲良いふりをしながら、プライベートなことまで根掘り葉掘り聞いたり、目的達成のために人の真似をして、相手を利用したり、ずる賢い部分があります。
 
そんなカバートナルシストは、ナルシストの中でも一番慢性的なうつ病を発症しやすいケースが多いそうです。
何故ならば、彼らは努力をせずに相手よりも優位に立とうとイライラしがちで、他者との比較や嫉妬が頻繁に起こります。
 
ナルシストでない人は自己肯定感が高く、自分の間違いを認めて改善する方向に努力します。
しかし、ナルシストは完璧主義ですので、失敗するはずがないと信じており、その上自己評価が低いため、潜在的に自分に厳しく接しながら、自分自身を認めずに無意識に他者を責めることがあります。
 
カバートナルシストは責任感が乏しく、問題が起きた時は言い逃れのために「知らへん。私ちゃうって」「他の誰かがやったんやろ?」と言い訳を繰り返します。
嘘がバレた際にはとぼけたり、都合の悪いことは記憶から消して、相手が諦めるまで事実を捻じ曲げようとするでしょう。

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③悪性ナルシスト(Malignant narcissist)
 
悪性ナルシストは、他のナルシストとはまったく異なり、非常に危険なタイプです。
彼らは共感力や思いやりがなく、他者を陥れたり傷つけたりすることを喜びとします。
 
普通の人は相手が泣いていたら心配になりますよね。
ですが、悪性ナルシストは相手が悲しんでいる姿を見ることを生きがいとし、それをパワーの源として利用します。
 
彼らは病的で歪んだ自己愛を保つために必要な自己陶酔的な供給を他者に求めます。
悪性ナルシストは人を騙して盗んだり、暴力や虐待を行うことがあり、非常に有毒で破壊的で支配的です。
 
さらに彼らは計算高く、搾取的で、必要がなくなると相手を容赦なく切り捨てたりと衝動的に残酷な行動を平然と行えるんですね。
特に悪性ナルシストは家庭内暴力や虐待の加害者に多く見られます。
 
経験された方は共感していただけるかと思いますが、このタイプはかなり洗練されたマニピュレーションを巧みに行うので、例えば揉め事を引き起こしておいて、その責任をターゲットのせいにすることもあります。
悪性ナルシストがここまで有毒な理由は、ダークトライアドと呼ばれるダークな性格特性を持ち合わせているからです。
 
ダークトライアドにはナルシシズム、マキャベリズム、およびサイコパシーの要素が含まれます。
マキャベリズムとは計画的で操作的な性格特性を指し、サイコパシーを備えたサイコパスは表面的な魅力を持ちつつ、良心を持たず、何か恐ろしいことをしても罪悪感や後悔を感じません。
 
恐怖を感じず、むしろスリルを楽しむことがあり、独占的で決まり事やルールに従わないことが特徴です。
よくナルシストとサイコパスとの違いについて質問をもらうんですが、サイコパスは罪悪感や後悔を感じない一方、ナルシストは多少罪悪感や後悔を感じることがある点です。
 
だだし、悪性ナルシストはマキャベリズムの特徴を強調し、計画的で操作的でかなりサディスティックですので、他のナルシストよりも細心の注意が必要です。
彼らは相手が弱っている時を狙い、弱みに漬け込んで、コントロールしようとするんですね。
 
自分に信用させた途端に急に豹変し、脅して恐怖を与え、ターゲットを弱体化させることを好みます。
そんな悪性ナルシストは、詐欺や泥棒などの犯罪にも手を染めることが多いです。
 
悪性ナルシストは、自分の行動を相手に投影して非難し、そらす、ガスライティングを行います。
彼らは被害者を装って騙し、被害者と加害者がどちらか分からなくなるような状況を作り出すので、その結果、本当に被害を受けて苦しんでいる被害者が声を上げても、周囲に信じてもらえず、加害者が褒め称えられるという不公平で訳の分からない状況が生まれてしまいます。
 
彼らは周囲を支配し、服従させるために、自尊心を高めてくれる人を餌食にします。
職場や家庭内では暗黙のルールが存在し、それに従わない者を集団で攻撃し、不安感を与えてターゲットを精神的に追い込みます。
 
自分に問題があるとは考えず、他の誰かを責め立て、気に入らない者をグループ内から追い出そうとします。
悪性ナルシストは、身体的にも精神的にも相手の苦痛から喜びを感じ、相手の痛みや屈辱が快感となることがあります。
 
彼らを敵に回すと非常に厄介で、サイコパスはストレスを感じない傾向がある一方、悪性ナルシストは強いストレスにさらされると自己愛憤怒と呼ばれる怒りを爆発させます。
サイコパスはそこまで反応しないが、ナルシストは過剰反応し、恨まれると仕返しが酷くなることがあります。
 
彼らは競争心が強く、勝つか負けるかの中で生きているため、敗北を毛嫌いします。
よくあるケースでは別れ話を切り出されると、ストーカーになったり、相手を精神的にも身体的にも傷つけたりすることもあります。
 
また、悪性ナルシストは恥をかかされたと感じた時にも強い反応を示し、その名の通り悪性で卑劣で恐ろしい行動をとるので、身近にいる場合は本当に気をつけなければいけません。
ナルシストの中でもマキャベリズムの様子が強いタイプは、驚くほどの話術を持ち、人を騙すのが得意です。
 
彼らは二面性があり、上司にはいい顔をして部下にはモラハラや精神攻撃を行い、このような虐待は密室で行われることが多く、公然とは表れません。
人前では優等生でありながら裏ではいじめの主犯格といったように、イメージと実際の行動にギャップがあることがあります。
 
このタイプのナルシストが子供だとすれば、ドラマや映画の中でも優等生でありながらいじめっ子のキャラクターとして描かれることがあり、親や先生の前では礼儀正しくていい子を演じます。
 
しかし、裏ではターゲットに対する嫌がらせや精神的な虐待を行います。
他にも女性の悪性ナルシストだと繊細さを利用し、「騙される方が悪い」と主張することもあり、多くの人が彼女らの巧妙な心理的操作に引っかかってしまいます。
 
今回の動画では3つのナルシストのタイプをご紹介しましたが、実はナルシストの特徴が混ざり合うこともあります。
ナルシストのタイプを理解することは、その状況に応じた適切な対処方法を得るのに役立つほど重要ですので、今回の動画が皆さんにとって参考になれば嬉しいです。

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こちらのメンバー限定動画では、『ナルシストの攻撃を弱める方法』を詳しく解説しています。
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この記事を書いた人
20230617021657
中村りん

アメリカ在住のナルシスト対策解説者・自己愛性虐待リカバリーコンサルタント

自身の経験から自己愛性パーソナリティ障害(NPD)、有毒な人(トキシック・パーソン)やガスライティングに関する専門知識を現地で学び、2021年よりYouTubeで情報発信を開始。

日本でまだ知られていないナルシスティック・アビュース(自己愛性虐待)の認知度や理解を高めるため活動中。

最先端のナルシスト情報を取り入れながら「目に見えない精神的虐待」や「心理的に攻撃してくる人」への対処法を解説。

同じ経験をされた方々の自尊心の回復とエンパワーメントを支援することを目指す。

【YouTube】https://youtube.com/channel/UCfEUQrCx31yDdNPiKqkApMg

ナルシストに戦わずに打ち勝つ方法|自己愛性パーソナリティ障害

youtu.be

他者に価値観を押し付け、話が通じないナルシストとの一方通行のコミュケーションは非常に生産性がなく、私たちの時間を無駄にしてしまいます。
 
よく「自己愛性パーソナリティ障害の人には無視をする方が良い」という対処法を耳にしますが、ただ常に無視が得策というものでもなく、会話中や実際彼らと揉めている時は今回ご紹介する「ナルシストに戦わずに打ち勝つ方法」を実践した方が良いです。
そうしないと攻撃されるし、無視はあまり意味がありません。
 
もし、ナルシストのターゲットになってしまったとしても、彼らに打ち勝つのに戦う必要はありません。
今からどのような方法を使うのかお話ししていきます。

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ナルシストに戦わずに打ち勝つ方法

①どんな人を扱っているか理解する
 
何らかの形で敵認定されたり、嫌がらせや攻撃に耐えたり戦わざるを得ない場合、その戦いに勝つには一歩下がって相手がどんな戦略を使ってくるのか理解しなければいけません。
 
ナルシストの攻撃性は主に2種類あり、一つ目はターゲットの心を傷つける精神的な攻撃、二つ目はターゲットの心をコントロールする心理的な攻撃です。
全員のナルシストは、私ばかりで自己中心的な性格を持つので、彼らの言動によって取り返しのないことをしてしまったとしても、自分自身の自尊心が傷つかないように、相手を精神的に不安定にさせてまで責任転嫁します。
 
だからこそ、万が一理不尽な攻撃を受けてしまった時、私たちは「これは自分のせいじゃなく、相手の問題だ」と心に留めておく必要があります。
他者を支配したがるナルシストは、常にコントロールできる人を探しているので、こうした精神状態を知ることが正しい接し方を身につける近道になります。
 
ナルシストとは、他者に共感する能力が非常に低い人たちです。
愛しているのは自分自身だけで、ただ目的を達成するために偽りの姿を演じて欲しいものを得ます。
 
ナルシストを理解するのに最も大事なことは、相手を変えようとしないことで、つまり、受け入れなくても良いですが、「私がこの人を支えるんだ」という犠牲心を思い切って取り払うんですね。
 
なぜかと言うと、そうしないと共依存の問題にも繋がって来るし、彼らに打ち勝つには与え続けるギバーになっている限り、いつまで経っても自己陶酔という負のエネルギーを供給する存在をやめることができないからです。
 
ちなみに、先日コミュニティの方でご報告させてもらったんですが、「ナルシストに無傷で打ち勝つ方法」をテーマにしたビデオガイドを発売することとなりました!
ナルシストと関わらないといけない時の対処法を知りたい方へ、ナルシストとのコミュニケーションにおいて、どのように攻撃をかわしたらいいのかなど秘訣を分かりやすく動画でご紹介しています。
 
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②敵のように振る舞わない
 
戦わずに勝利する鍵は敵対的な態度を取らないことです。
彼らは恥の感情に弱く、例えば指摘や否定を大変嫌う傾向があるので、むやみに正直にこちらが意見すると「自分の存在を否定された」と自己愛が傷つき、争いを生む結果となる可能性が高まります。
 
もちろん議論することや、問題行為に対抗したり、報復するのも大事ですが、ただ加害者側の攻撃性が高まった後に、無限の攻撃と虐待のサイクルに巻き込まれないよう注意が必要です。
 
一緒になって反撃し、打ち負かそうとすると終わりのない理不尽な攻撃を受けるだけです。
では、どうしたら戦わずに勝てるのかというと、初めから同じ土俵に立たないということです。
 
これは決して彼らをおだてたり、イエスマンになるべきと言うことではなく、ここで注意点として寄り添ってしまうと、彼らは「この人は私に構ってくれるんだ」と察知して、搾取される存在に認定されてしまうわけなんですね。
もしくは利用されるだけのフライングモンキーに仕立てられる可能性も十分にあります。
 
敵のように振る舞わないというのは、職場や家族など絶対に関わらなくてはいけない相手との無駄な争いを避けるための当たり障りのない会話をすることです。
ナルシストの理不尽な発言や意見に同意しなくても良いですが、反抗しないということが戦わずに打ち勝つ方法の一つです。

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③反応しない
 
ナルシストは相手が自分に反応してくれることを期待しています。
英語ではReactive abuse(反応性虐待)って言うんですけど、これは加害者が攻撃的な言動や行動をすることによって被害者から感情的な反応を引き起こすことを意味します。
 
これは、相手が泣いたり怒ったり苦しんだりしているのを見たいからという心理と支配欲から来ていて、どうして反応性虐待者は相手の感情的な反応を求めるのかというと、相手を制御できるからなんですね。
 
嫌味や皮肉、無視、仲間はずれなどの受動的攻撃でも、言葉の暴力でもどんな攻撃に対しても、攻撃者というのは相手の感情的な反応を求めているので、反応せずに、必ず自分のエネルギーを保つように心がけてください。
攻撃してくる人に反応すると、もっと面白がって攻撃してくるからです。
 
攻撃してくる人の発言とあなたの価値は全く無関係のもので、劣等感の強い人は、自分が感じている否定的な感情を映し出すということを是非覚えておいてください。
彼らにとって自分自身が承認されないのは痛みですから、それを和らげるために相手に感情を押し潰して、無力感を持たせるのです。
 
要は、相手に自分のために妥協して欲しいわけなんですが、この心理は2〜3歳の幼児を想像してみると分かりやすいです。
 
子供は気に入らないと腹を立てて「ママ最悪。ママなんて嫌い」と泣き喚くことがあるかと思いますが、それはあくまで子供自身が感じている感情の一つであって、ママが最悪なのではなく「お菓子を食べちゃいけない/おもちゃを買ってもらえない状況が最悪」なわけで、主語をママという存在に置き換えているだけの話です。
 
癇癪を起こしている子供はどれだけママが頑張っていても、「ママが最低だ」と言い張りますし、その怒りの感情は悲しみから来ているはずです。
ナルシストの根本的な怒りである自己愛憤怒も同じで、幼稚な発想から人と敵対したり、悪意のあるコメントで人を傷つけるわけです。
 
自信がないし、嫉妬しやすい。
そんな自分を隠すために、ねじ曲げて相手を悪者にします。ですが、そんなときにもし私たちが一時的にエゴを手放すとどうなるのかというと、彼らに対処しやすくなります。
 
どういうことかというと、一旦こちらのエゴを捨てるわけです。
エゴというのはプライドのことです。
プライドは誇りで、自分を誇らしいという気持ちのことをいいます。
 
人間は正当性や賞賛を示したい生き物ですので、誰かにムカつくことを言われたら、反発したくなりますが、そこをグッと堪えてスルースキルを身につけて戦わずにその戦いに圧勝するのです。
つまり、反発したくなる心の状態を抑えるために、自制心を持ってプライドを一時的に捨てるんですね。
 
彼らに一切自己陶酔を与えないことで勝利できます。
反応と応答は違うので、戦略的な応答をすることを心がけます。
 
ポイントは3つあって、一つ目は過剰反応しないということと、2つめはネガティブなエネルギーに影響されずに、ポジティブなエネルギーを保つ、そして3つ目はナルシストに餌を与えないことです。
 
彼らが相手を挑発している時というのは、たくさん餌を撒いて、ターゲットを釣ろうとしている状態で、そこで餌に食いつくとどうなるのか。
被害者をおかしい人扱いして、「こいつにこんなことをされた。こいつのせいで迷惑しているんだ」と被害者のふりをするかもしれません。
 
ナルシストはターゲットの反応性を得られないと自己陶酔を搾取できないので、必ず言葉の暴力などの攻撃に備えて、心理的な防弾チョッキを被ってくださいね。
 
承認、注目、コントロール、支配。それがナルシストの酸素源である自己陶酔で、相手を操作できないことこそ、供給源を失うことであり、それがナルシストが一番恐れていることです。
 
でも時に、何も言い返さないとか全く意見しないというのは難しいと思います。
反応(React)と応答する(Responce)は違います。
 
完全に無視をするというということではなく、反応せずに応答するということが大切です。
ナルシシズムに反応するともっと活性化するため、これ以上供給源にならないのがポイントです。
 
ただ、やられっぱなしは本当に後味が悪いので、こちらが抱える怒りやストレスは必ず発散した方がいいです。
 
メンバーシップでも色々とやり方をご紹介していますが、友達に聞いてもらったり趣味に没頭したりして、加害者のことを一切考えず自分が楽しいと思える時間を増やす方が、ナルシストと会話しているより100倍生産性があると思います。

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④声のトーンに気をつける
 
人は興奮したり感情的になると、大きな声になることがありますが、ここで重要になってくるのが口調や声のトーンです。
ナルシストは相手の気持ちを揺さぶることを言って、ターゲットがどんな反応をしてくれるか楽しむために、あらゆる言葉を投げかけて感情をコントロールしてきます。
 
あなたを変えようとしてきます。
 
共感力が高い人などエンパスの傾向がある人は、相手の気持ちを察しやすいことから同じように泣いたり怒ったり、感情が伝染してしまうことがあります。
非常に難しいですが、もしそこで、抵抗してエネルギーを吸い取られないように落ち着いた声で対処することができれば、勝ったも同然だと思います。
 
無理に相手をなだようとしなくて良いので、声を上げたり怒りをあらわにするのではなく、声のトーンに気をつけながら冷静さを失わないことが大切です。

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⑤お黙り作戦
 
「お黙り作戦」というのは、応答するのが遅れても良いから、ゆっくり考えてから言葉にするために口数を減らす有効な戦略です。
ナルシストは長文ラインやメールを送ったり、情報を引き出すために巧妙なマニピュレーションを使うことがある中、はいかいいえの簡潔な応答や、情報を与えないことは、自分を守るための手段として役立ちます。
 
重要なのは、自分に自信を持つことと、自分に正直であることです。
会話が終わるまで我慢をしたり、多少演じなければいけなかったとしても、自分の価値と信念を守りながら、相手のマニピュレーションに巻き込まれないよう努力することは私がナルシストとの戦いにおいて実践してきた方法です。
 
答えたくない質問には答えなくても良いし、他にも選択肢があることと、「分かりません」「知りません」と一行の返事で十分ですので、必要以上の情報を与えないことがナルシスト対策で最も重要になってきます。
⑥静かに立ち去る
 
ナルシストとの対立が続く場合、時には静かに立ち去ることが最善の選択です。
彼らに納得させたり、理解してもらうことは難しく、言ったことを無かったことにされたり、まともに話し合いができないので、責任を取ってもらい和解することも難しいでしょう。
 
ナルシストはワードサラダという混乱させる心理テクニックを使ってくることがあり、彼らにとって少しでも否定的な意味合いで受け止められるとするならば、「バカにされた」と過剰反応したりします。
こちらが加害者の過剰反応や、攻撃を受け止める必要はありません。
 
自分を尊重しない人の話を聞く必要はありません。
直ちに退散しても良いのです。
自分を尊重できない相手に自分を差し出す必要はありません。
 
今話し合わなくてもいい場合は、機会を改めるか、代理人として第三者を交渉に挟むことも選択肢としてありますし、特に離婚問題、金銭問題、親権問題に関しては、弁護士に介入してもらうことが必要になるでしょう。
 
これは私が学んだ経験ですが、心理面で大切なのは、自分の体調やメンタルの状態が万全でない場合、戦わない選択をすることです。
 
精神的に準備が整ってからでも戦いに挑むことが出来る場合もありますし、こちらが去ることは負けを認めることではなく、相手に自分と戦う権利を与えないことを意味します。
試合を拒否することは、相手に自分と戦う権利すら与えないということなんです。
 
もしも、それが最後の会話になるかもしれないのであれば、加害者が二度と自分と話せない状況を作るのも、彼らに打ち勝つために有効な方法の一つです。

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⑦計画を立て作戦を練る
 
私はこれまで、計画を立て、作戦を練り、彼らがどのような行動に出るかを予測することはナルシストとの戦いでとても大切だと痛感しました。
また、主導権を完全に握られてしまわないように、敵にこちらの戦略を漏らさないことが重要です。
 
自分を攻撃してくる人と、無理に相手に付き合おうとしなくても構いません。
身体的あるいは精神的なDV(ドメスティック・バイオレンス)が起きている場合、シェルターに逃げることは安全を確保し、回復と人生の立て直しに向けて重要なステップです。
 
追い詰められたらメンタルが削られるどころか、身体にも影響が出て、回復にもっと時間がかかってしまうからです。
 
精神的虐待は、精神への影響だけでなく、ストレス、自尊心の低下、人間不信、PTSD、パニック障害、不安障害、引きこもり、食欲低下、頭痛、腹痛などの慢性的な身体の痛みや病気を引き起こします。
 
身動きが取れるうちに計画して行動することもできるし、「逃げることは負けではない」という選択肢があるということを理解することも必要なんですね。
 
もし相手がナルシストでなくてなくても、ストレスや別の理由で精神的虐待の加害者になっている場合、夫婦やカップル、友人、職場の人などどんな人間関係においても、加害者と一時的に距離を取ることは、嫌がらせの収まりや態度の改善に繋がる場合も稀にあります。
 
例えば夫婦の場合、離婚が唯一の解決策であるケースも少なくないかもしれませんが、俯瞰で自分自身が置かれた状況を判断するために、まずは冷静になり、新たな環境で関係を見つめ直すのも重要です。
 
ただ暴力を振られていたり、攻撃が収まらず、精神的に参ってしまってどうにもならない悲惨な状況なのであれば、一刻も早く逃げる決断をしないと何かあってからじゃ遅いと思います。
ナルシストは変わりませんし、仮に関係を再開したとしても、それは一時的なマニピュレーションによるもので、根本的な自己愛性パーソナリティが改善されたわけではありません。
 
それはフーバリングと呼ばれるターゲットを自分の支配下に置くためにナルシストが好んで使用するコントロールの戦術の一つで、本当に反省したからとか、自分がしてきたことが悪いということを理解しているわけではないということを私たちは覚えておかなければなりません。
 
過去の動画でもお話ししましたが、水の中にいる魚は水中にいる時、自分が息をしていることに気づいていませんが、水の中から出ると息ができないことにやっと気づきます。
 
共依存もそれと同じで、相手の行為が異常で、その関係がおかしいということに気づけないのです。
何よりも忘れてはならないのは、相手の望みではなく、自分がどうしたいかを考えることです。
 
相手にされたら許せない行為を明確に意識して、境界線を引くことはどんな人間関係でも忘れてはいけない要素です。
 
勝ち負けが全てではありませんが、これらの知識はあなたの心の安全を守ってくれるはずです。

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こちらの動画では、メンバー会員の方へ『仕返す代わりに⚪︎⚪︎して!ナルシストへの究極の復讐』にというテーマで、恨みを解消する方法を解説しています。
 
この動画を観てくださったメンバー会員さんからは、
「とてもタイムリーな欲しい内容でした。」
「やっと、どーでもいいと思えるようになってきました。スルーして、ナルシストとは関係なく幸せに自分の人生を歩むことなんだなと実感してきています。何度も動画を見ながら学んで前を向いていきます!」
という声が届いています。
 
当チャンネルのメンバーシップでは、今日の動画でご紹介したようなナルシストに対処するために必要なスキルから、傷つけられた自尊心を回復するためのメンタル強化の方法を公開しています。
 
メンバー会員限定の特別講座となっていますので、参加ご希望の方は概要欄のリンクからお願いします。
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この記事を書いた人
20230617021657
中村りん

アメリカ在住のナルシスト対策解説者・自己愛性虐待リカバリーコンサルタント

自身の経験から自己愛性パーソナリティ障害(NPD)、有毒な人(トキシック・パーソン)やガスライティングに関する専門知識を現地で学び、2021年よりYouTubeで情報発信を開始。

日本でまだ知られていないナルシスティック・アビュース(自己愛性虐待)の認知度や理解を高めるため活動中。

最先端のナルシスト情報を取り入れながら「目に見えない精神的虐待」や「心理的に攻撃してくる人」への対処法を解説。

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【悪用禁止】ナルシストが最も嫌がる言葉 TOP5|自己愛性パーソナリティ障害

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ナルシストは自己愛性パーソナリティという特有の性格特性から、ある特定の言葉や行動に非常に敏感です。

今回は、彼らの最大の敵であるナルシストたちが最も嫌がる言葉TOP5をご紹介します。

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ナルシストが最も嫌がる言葉 TOP5

⑤しません。できません。行きません。
 
基本的にナルシストは、否定や断られることなど、相手に拒否されることを嫌う傾向があります。
皆さんご存知の通り、彼らは他人をコントロールしたくてしたくて堪らない人たちです。
 
皆さんも、彼らが自分が提案したことを否定されたり、誘いに断られるとどうなるのかよくご存知ですよね。
ナルシストと呼ばれる人たちは、自分自身を客観視できませんので、相手の気持ちや都合なんかお構いなしで、自分に従わせるように仕向けたがります。
 
なので、やっぱり相手をコントロールできないと怒りを抱いて、攻撃してくることが多いんですよね。
例えば、上司がナルシストの場合、残業を強要されて断ると間違いなく罪悪感を植え付けるような発言をして、威圧されているような雰囲気をかもし出してくる。
 
「本当にそんなことしちゃっていいのかな?」と言われているような圧迫感を感じさせてくるナルシスト上司もいるでしょう。
 
職場関係だけでなくて、夫婦でも同じです。
断ることに対して、相手の都合を考慮せずに何かしらの心理的な攻撃を仕掛けてくる人には要注意だと思います。
 
ナルシストでない人は相手に断られても、「じゃあどうしようか…」と次の手を打ったりして、他の方法を提案しようとします。
 
一方でナルシストは…
「自分の誘いに断るなんて許せない」とものすごくネガティブな感情に支配され、断られた瞬間から相手に攻撃を開始して、ターゲットの頭を悩ませます。
 
こちらの電子書籍でもナルシストの行動パターンから対処法まで、YouTube動画で紹介しきれていない未公開の役立つ情報をかなり詳しく解説していますので、今ナルシスト対策を強化したいという方はぜひ読んでみてくださいね。
 
ちなみになんですが、「ナルシストへの対処法は無視しかないの?」という質問をよく貰うのですが、彼らとの関係をたつよりも、完全に無視できないケースの方が圧倒的に多いかと思います。
 
というのも、ナルシストはどこにでも潜んでいますし、意外と結婚相手や親など、身近な人に自己愛の強い人が多いというのが現実です。
 
なので、仕事場の人や親や兄弟がナルシストなど状況も人それぞれ違いますし、どうしても付き合わなければいけないのであれば、被害者が一番最初にするべきことは「ナルシストのマインドゲームに参加しないこと」です。
 
嫌がらせをする加害者は被害者が誘いに対して断ると同時に、「どうして来ないの?」「あいつ付き合い悪い」みたいなマイナスのことを言って、とにかく相手の粗探しをしてはどうにかしてでもターゲットの気分を害します。
 
全てはナルシストが自己陶酔を補うために相手に精神的影響を与えようと試みるわけです。
もしも、ナルシストが自分にとって有毒な存在だと判明し、自分のメンタルに影響しているなら、まずは物理的だけでなく、感情的な距離を取ることが必要です。

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④あの人って本当凄いよね。
 
第5位でも申し上げましたが、拒否されることを嫌うナルシストは、他者が褒められいている時どういう風に感じるとのかというと、実は自分の存在を否定されているような危機感を感じてしまうんですね。
つまり、他の誰かが優秀であるという他人の賞賛コメントは彼らからしてみれば、間接的な自分への否定的な指摘なんです。
 
特にカバートナルシストは、承認欲求が常にあり、内心で傷つく、非常に脆い自尊心を持ちます。
それにもかかわらず、「私は高く評価されるべきだ」と過度に誇張された自己重要感も持ち合わせ、自尊心が低いのにプライドだけは異常なほど高いということです。
 
人と自分を比べて落ち込んだり、「なんて自分はダメな人間なんだ」と自分自身に対する劣等感や不安を感じやすい自己肯定感の低いタイプのナルシストは他者に嫉妬しやすいです。
 
隠れナルシストとも呼ばれるカバートナルシストとは正反対の外交的な尊大型ナルシストも、どちらの種類のナルシストもやっぱり称賛されないとプライドが傷つくし、相手の関心が他に向いているということは自分が注目されていないという事実を思い知らされるということです。
 
よってナルシストが最も嫌がることの一つは、他の誰かを「あの人って本当に凄いよね」と褒める言動です。
このような褒め言葉は、ナルシストにとって嫉妬心や自己愛を刺激し、無意識にマウントを取ることがありますよね。
 
自分は常に他の人よりも優れていると信じているナルシストは、自分が誰よりも優秀であると証明したいし、自己評価を高めるために競争心を燃やします。
 
なので、ナルシストとの関わりにおいて彼らに妬みを買うの避けたいのであれば、彼らのプライドを刺激しないようにするのも効果的な対処法と言えるでしょう。

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③あなたの負けです。
 
ナルシストは誰よりも勝ち負けにこだわる人たちで、彼らは負けてしまった時、自分が負けたという事実を認めることをできず、その敗北感と屈辱に耐えられません。
「他人からよく見られたい」というような自己顕示欲が強く、失敗に恐れているんですね。
 
公の場での屈辱は彼らに心理的な苦痛をもたらしますし、人前でミスすることが許されないのは、自己愛性の人は完璧主義だからです。
 
彼らのエゴというのは、ガラスのように壊れやすく非常に脆いもので、自分が笑われたり、尊敬されていないと感じた時に自尊心が傷つき始めます。
 
「〇〇さんの方が上で、優秀ですよね」というのは彼らを激怒させる結果となる可能性が高く、「あなたの負けです」と言うなんてもってのほかです。
敗北を受け入れたくないナルシストにとって、相手の勝利は決して認めません。
 
たとえ彼らが負けていたとしても、自らの負けを認めることは彼らからすれば、自分の存在を否定することと同じような感覚に陥るほど、自己愛が傷つくし、それを認めてしまったら自分自身が作り上げてきた誇大な自己イメージが崩壊してしまうのです。
 
つまりナルシストに「あなたの負け」と言うと、彼らの脆弱な自尊心を傷つける可能性が高く、攻撃的な反応を引き起こしてしまいます。
 
したがって、ナルシストが最も嫌がる言葉や行動TOP3は、彼らのプライドを傷つける言葉でもある「あなたの負け」です。
②間違っていますよ。
 
自己愛性パーソナリティ障害を持つ人は、自分は他の人より優れていて、注目され、賞賛を受けるべきだと信じ込んでいることから、彼らは「自分が間違うはずがない」と思い込んでいます。
よって、彼らは間違いを指摘されることを嫌がる傾向が強く、批判や非難されることに恐れています。
 
「え、でも自分たちは批判が嫌いなのにどうして他者を責めて攻撃するの?」と思った方もいらっしゃいますよね。
 
彼らが他者に厳しく、自分に優しい理由があり、それはナルシストの嫌がらせはあくまで、自己正当化を図って自己防衛しているに過ぎないからです。
 
嫌がらせを楽しむケースももちろんありますが、ほとんどの場合は、自分自身を守る目的で行われるハラスメントも多く、欠陥や間違いを指摘され始めると自分を守る体制に入る必要があるナルシストは、「人間は誰しもが間違い、自分も間違いをしてしまう」ということがちゃんと理解できず、失敗を受け入れられません。
 
プライドが異常なほど高い人にとって、自分の弱点を受け入れることはかなり難しくて、さらに自己肯定感が低いと自己受容することができません。
 
では、ナルシストに彼らの間違いを指摘するとどうなってしまうのかというと、間違いなく「攻撃された」ととらえられて、倍以上の攻撃を受ける可能性が高まるでしょう。
 
例えば、「こうしてくれない?」とお願いしたとしても、言い方が気に入らず、癪に触ったという理由だけでターゲットに精神攻撃を仕掛けるのがナルシストです。

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①嘘ついてますよね。
 
ナルシストは病的な嘘つきで、嘘をついている自覚がないことも多く、非常に洗練された嘘を繰り返して事実を捏造し、身の回りの人たちを上手く操作します。
 
特に、マキャベリズム(Machiavellianism)と呼ばれる操作的な要素を持つ人は、目的を達成するために嘘をついて相手を騙したいので、嘘をつくことを躊躇いません。
 
このマキャベリズムとさらにナルシシズム、サイコパシーの3つの要素を持ち合わせた人を心理学ではダークトライアドと呼ばれるんですが、ダークトライアドの人は本当に危険で、ナルシシズムとサイコパシーもやばいですがマキャベリズムを持っている人が一番危ないんじゃないかなと思わせられるほど、この性格特性の人に関わると不幸になります。
 
まず、マキャベリストは他者を利用し、非常に搾取的な特徴があるので、身近にいると注意が必要です。
助けるふりや心配しているふりをして近づいてきたり、話術が凄いので、人を簡単に騙します。
 
彼らがつく嘘もかなり巧妙で、色んな心理テクニックを使用してきますが、一番多いのが被害者のふりです。
 
加害者なのに被害者のふりをして、ターゲットの同情心を煽りながら、本来の目的を達成していくというような巧妙な手口を使って、他者を陥れるマキャベリストが嘘をついているとき、もしもこちらがその罠に気づいて、心理テクニックに察知して「それって嘘ですよね?あなた嘘ついてますよね?」と嘘を暴いたらどうなるのか。
 
彼らがよくやることは、罪悪感を抱かせるということです。
実際にこのテクニックはギルトトリップ(Guilt trip)と言って、アメリカの心理学ではかなり有名な心理的操作の手法です。
 
ナルシストは相手に罪悪感を感じさせ、ある特定の行動や要求を達成させるために、ギルトトリップという心理テクニックを使用します。
 
例えば、過去の行動を持ち出して相手を非難し、その結果として罪悪感を引き起こしたりします。
これは相手を心理的に操作する目的で行われ、ナルシストはターゲットに感情的にプレッシャーやストレスをかけて罪悪感を与えることで、自分の利益に繋げるのです。
 
ナルシストは計算高く、計画的に行動することがあります。
ですから、彼らは相手に罪悪感を植え付けながら自分の要求を求めると、それが叶うことを十分に理解しています。
 
だから、平気で「あなたは間違っている」「そんな風に考えるあなたはおかしい」「あなたが悪い」を無自覚に被害者を責め立てて、意図的に罪悪感を植え付けます。
 
ギルトトリップの心理的操作の罠に引っかからないためには、しっかりと対処法を実践する必要があります。
 
ギルトトリップが行われている状況では、必ず自分の価値観や信念を持って、ナルシストの言葉に振り回されずに「自分は何も言われても屈しない」という反発的な姿勢を見せつけることは効果抜群です。

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大事なことは、決してナルシストに洗脳されないこと。
そして、相手の発する言葉一つ一つ、それが事実かどうかを見極めてください。
 
本当にナルシストが自分に対して言ってくることは正確な情報なのか、自分は騙されていないか、相手がどういった意図で言っているのか、加害者の目的を探ることが賢明です。
 
私が悪性ナルシストからガスライティングをされていた時、彼女の口癖は「大丈夫。私を信じて。私の言う通りにすればうまくいくから。」「あなたは間違っている。そんなことしたら、〇〇になるよ?それでもいいの?」と脅しの言葉を使って、私をコントロールしようとしていました。
 
コントロールしようとしていたというよりは、完全に仕上がっている状態で、当時の私は判断力が劣っていましたし、強いストレスや緊張感からブレインフォグ(Brain fog)に悩まされていました。
 
ブレインフォグというのは、認知機能の低下、思考の混乱、記憶力と集中力の低下、情報処理の困難、思考の遅延(ちえん)などを特徴とする症状です。
 
頭の中がぼんやりとしたり、考えがまとまらない状態になります。
 
慢性的なストレスや、長期的なガスライティングを受けると、脳機能に影響を及ぼすので、身体の病気も招いたりするほどナルシストによる心理的虐待は非常に危険です。
 
過度のストレスやブレインフォグを解消して、以前のように健康的な思考を取り戻すためには、今日ご紹介したようなナルシストが最も嫌う言葉などを含めた、彼らの弱点を理解し、それに対処することが重要です。
 
ナルシストは特定の行動パターンや弱点があるので、これらを知ることで効果的な対策を取ることができます。
 
自己否定の概念を長年植え付けられ、自分自身を疑うことが当たり前のように習慣化されてしまった被害者からすると、自己を肯定することは簡単なことではありません。
 
だけど、最も重要なことはナルシストのコントロールを完全拒否し、自分の意思決定に自信を持つことです。
「私はこの有毒な関係を抜け出して、絶対に幸せになるんだ」と自分の境界を鉄壁で守る覚悟を持ち続けてみてください。
 
私は、当時辛すぎて「もうこの暗闇から一生抜け出せないんじゃないか」と絶望的でした。
 
だけど、この暗いトンネルから抜け出して、自分を傷つけた加害者よりも幸せになってやるんだと、ナルシシズムについて寝ずに必死に学びました。
 
暗いトンネルの中にいるように感じても、それは一時的なもので、ずっと続くわけではありません。
 
いつか終わりがやってきます。
 
あなたが今このブログを読んでくださっているということは、過去の傷や苦しみを乗り越え、新しい光を迎え入れる準備が整っている証だと思います。
 
こういう自分の利益につなげるために嘘をついたり、言葉巧みに騙してくる人の嘘を暴けたらいいと思いませんか?
メンバーシップで「嘘をつくナルシストから本音を引き出す方法」をご紹介しています。
 
この動画を観てくださったメンバー会員さんからは、
 
「動画を見て、今まで自分に何が起きているのか理解できなくて苦しんだり悩んだりしてきたたくさんのことは、すべて枝葉だったのだと気づき、もう迷わないでいたい。
人生の答え合わせをするような気持ちで学んでいきたい」
という声をいただいております。
 
会員限定の動画配信が観れるメンバーシップでは、通常動画では公開しないメンバーシップならではの情報をお届けしていますので、まだ参加なさっていない方はお気軽にメンバーシップにも是非遊びにきてくださいね。
 
皆様の参加をお待ちしております。
 
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この記事を書いた人
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中村りん

アメリカ在住のナルシスト対策解説者・自己愛性虐待リカバリーコンサルタント

自身の経験から自己愛性パーソナリティ障害(NPD)、有毒な人(トキシック・パーソン)やガスライティングに関する専門知識を現地で学び、2021年よりYouTubeで情報発信を開始。

日本でまだ知られていないナルシスティック・アビュース(自己愛性虐待)の認知度や理解を高めるため活動中。

最先端のナルシスト情報を取り入れながら「目に見えない精神的虐待」や「心理的に攻撃してくる人」への対処法を解説。

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