中村りんの心理学研究所

ナルシストの心理、特徴、自己愛性パーソナリティの特性、心理的操作(Manipulation)のテクニックなど『ナルシシズムについての知識を深めたい』『ナルシストにどのように対応したらいいのかわからない』という方に向け、様々な状況で役立つ対処法を紹介しています。もっと多くの方がガスライティングや精神的虐待(Narcissistic abuse, Psychological abuse, Emotional abuse)を知り、被害者が減ることを願います。

【モラハラするナルシストがターゲットを操る為に使う心理的操作】ガスライティングと対処法

【モラハラするナルシストがターゲットを操る為に使う心理的操作】ガスライティングと対処法

 
皆さんはガスライティングって聞いたことありますか?
 
ガスライティングはナルシストやソシオパスなどのパーソナリティ障害を持っている人が、人に心理的操作をする為に使う手口のことを言うんですが、日本ではまだ認知度が低いガスライティングをこのブログでは取り上げてご紹介しているんですが、この記事では
 
・ガスライティングとは何か
・何故ナルシストはガスライティングをするのか
・ガスライティングの具体的な例やフレーズ
・ガスライティングが私たちにどのような影響を与えるのか
・ガスライティングを対処する為の方法
 
を詳しく解説していきます。
 

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ガスライティングとは何か

ガスライティングは心理的虐待の一形態で、誰かの正気や記憶を疑わせるように仕向けて現実感覚を歪める陰湿な精神攻撃の方法です。
 
ガスライティングをされると自分のせいではないのに自分自身を責め続けたり、『自分はおかしいんじゃないのか』と感じてしまうようになります。
 
ガスライティングは相手に虐待していること自体バレないように虐待する方法で、虐待と聞くと暴力を振るう身体的虐待が一般的で一番に思い浮かぶ方が多いかもしれません。
 
ただこのガスライティングは、相手の記憶や現実の認識を信じさせないように持っていき、一切暴力や暴言を使わずに心を傷つけるのが可能です。
 
ガスライティングを受け続けると何が起きるのかと言うと判断力が衰え、最終的に相手に決定権を譲らないといけないようになるので自分自身が持つパワーやエネルギーを失ってしまいます。
 
ガスライティングは恋愛、夫婦関係などカップルの間、友人関係、家庭内、職場、近所付き合いの間など様々な状況で起こり、かなり操作的とされるソシオパスと呼ばれる反社会性パーソナリティ障害を持つ人がガスライティングをよく使うと研究されているらしいですが、研究結果ではソシオパスは『自分がしているのはガスライティングというものなんだ』とガスライティングという用語すら知らなかったらしいんですね。
 
ガスライティングをする人をガスライターと言うんですが、このようにガスライターは無意識にガスライティングをしますが、自分の目的を果たす為にガスライティングをし、ガスライターは人にガスライティングをすることを楽しむ傾向があると言われています。
 
ガスライターはよく嘘をつきます。
 
よく『嘘なんてみんなつくやん』っておっしゃる方もいますがもちろんその通りなんですが、このチャンネルでお話ししている嘘をつく人っていうのは、悪意のある病的な嘘つきです。
 
例えば病的な嘘つきっていうのは嘘がかなり巧妙なんですね。
 
嘘をつくことが癖になっていて、嘘をついている自覚がなかったり嘘をかばう為に嘘に嘘をついて嘘と現実がごちゃまぜになっていたり、自分の利益のために人を騙す人のことです。

何故ナルシストはガスライティングをするのか

 
ガスライティングをする目的は人をコントロールしパワーを得る為。
 
そして相手の現実の認識が間違っていて自分が正しいということを証明する為なんですね。
 
相手に『自分はなんてちっぽけな人間なんだ』『自分には価値がないのかも』と感情的に不安定にさせる目的や、ガスライターは被害者を演じ責任を取ることから逃れようとします。

ガスライティングの具体的な例やフレーズ

 
ガスライターはよく
 
・そんな会話をした覚えがない
・そんなこと言ってない
・そんなこと起こっていない
・全然大したことないのに大袈裟すぎる
 
など事実を捻じ曲げたりして、実際にあったことをなかったこと、なかったことをあったことにして相手の現実感覚を歪ませていきます。
 
例えば自分が言ってもいないことを言ったと話をでっち上げ、それを否定したり感情的になって反応するとガスライターは
 
・この人の言っていることはおかしい
・被害妄想
・精神的に不安定
・過剰に反応しすぎ
 
こういったことを言ったり、例えば極端な例を出すとガスライターはターゲットを孤立させる為に『みんなあなたのこと〇〇って言ってるよ』と言って、ターゲットを心配させたりして自尊心を下げていきます。
 
カバートナルシストと言われるナルシシズムを隠し、陰湿なやり方で人を攻撃するタイプは、例えば『え、そんなつもりで言ったんじゃないよ。ただ心配してあなたのことを思って言っただけだよ』というような発言をするのが目立ちます。
 
ガスライターはこういう発言を継続的に繰り返しますが、このような陰湿な方法だとターゲットは自分がガスライティングの被害を受けているということ自体中々気づけないことが多いです。
 
今挙げたフレーズは切り取った部分だけ聞くとごく普通に日常で使いますが、実際にガスライティングが起きている状況ではこれらのフレーズはガスライターによって使用され、彼らは悪意を持って使うことが多いとアメリカの研究者はおっしゃいます。

ガスライティングがどのような影響を与えるのか

 
ガスライティングの被害を受けると
 
混乱、自信喪失、被害妄想、恐れ、判断力の低下、自己否定、罪の意識(罪悪感)、孤独感を感じる
 
こういった影響があり、精神的だけではなく鬱病やPTSD、体調不良を発症したりなど身体へ影響する可能性もあるらしいです。
 
ガスライティングという精神的虐待は身体的虐待と比べ外傷が残らないので周りの人は被害者がどれだけのダメージを受けているのか気づけないことも多いですし、時に深刻になる可能性もあります。
 
身体的虐待で受けた傷は場合によっては治るかもしれませんが、精神的虐待はじわじわとターゲットを精神的に追い込んでいく種類の虐待なので心の傷はそう簡単に癒せるものではないと思います。

ガスライティングを対処するための方法

 
では、そんな陰湿で悪質なガスライターから自分や大切な人を守る為にはどのようにガスライティングに対処すればいいのか、今からいくつかのヒントについてお話ししていきます。
 
これらはどれも実際に私が過去に悪性ナルシストからガスライティングをされて、自尊心が下がりまくってやばかった時に試して効果があった方法です。
 
対処法はたくさんありますが、今日は実用的ですぐに実践できるガスライティングの対処法を5つご紹介します。
①ガスライターの発言と行動の矛盾に気づく
 
これはガスライティングを対処するのにおいてものすごく重要で、ガスライターは昨日言っていたことが今日変わっていたり、発言と実際の行動が一致していないことがあります。
 
約束したのに守ってくれなかったり、『大丈夫。私に任せたらうまくいくから』と言っておいて逆に状態が悪化してたり、もしくは反対の行動を取っている、このような違和感を感じる場合はガスライターの行動に少し注意して、何か一時的に中断する、延期するなど様子を見ることが大切です。
②証拠を残す
 
証拠を集めることは嫌がらせの被害を受けている状況では忘れてはいけないことだと思います。
 
彼らは実際に言ったこと、約束したことを後から否定すると自分が不利になってしまう可能性もあるので、そういう場合は会話を録音する必要があります。
③第三者と情報を共有する
 
孤立しない為に他の第三者と情報をシェアすることは、自分の認識を疑わない為に役立ちます。
 
ノートに書き出したり日記を書いておくこともいざという時証拠として残るので、とても重要だと思います。
 
ガスライティングと言っても色んな種類のガスライティングあり、このチャンネルでは大まかに言葉によるガスライティングについて話していますが、物を少しずつ移動させたり何か細かい小細工をしたりなどストーカー行為を繰り返すガスライティングの被害も多いのが事実です。
 
言葉にしたり感情を言語化するのが苦手な方もいますよね。
 
そういう方は短い文章で、例えばですけど
 
・◯月◯日 朝起きたら自転車が無くなっていた
・◯月◯日 〇〇に〇〇と言われた
 
など日付と一緒に、自分の身に起こったことを手短に簡単に書き出しておくだけでも全然違うと思います。
④ガスライターが責任を取ることを期待しない
 
彼らは責任から逃れる目的でガスライティングというテクニックを使います。
 
彼らが責任を取るべき状況であってもガスライターがその取るべき責任を負う可能性が低い場合もあるので、それを前提に会話や物事を進めていかないといけないこともあります。
⑤信念を持つ
 
ガスライティングは混乱を招き、被害に遭った時認知的不協和というものが起きます。
 
認知的不協和とは自分の頭の中に矛盾する2つの情報を抱えた時に心地の悪さや不快感を感じることを指します。
 
明らかに自分が正しい状況でも彼らのマインドコントロールによって『自分が間違っていて相手の言ってることが正しい』と自身を疑ってしまいます。
 
例えば何か犯罪が起きて目撃者が二人いたとします。
 
嘘をつく、つかない関係なくAさんとBさんの証言は一致する場合もありますが、知覚などそれぞれの感覚によって実際に証言が異なる場合もあります。
 
このような証言とは違ってガスライティングの場合、何度も同じような言動が繰り返されていたりその行動がパターンとして起きていることが目に見える場合それはガスライティングの可能性があるかもしれません。
 
ガスライティングにおいて非常に大事なことは、自分の直感を信じしっかりと信念を持つことだと思います。
 
また周囲が気づいてあげることも大切だと思いますが、先ほどにもお話ししたように精神的虐待は目に見えない虐待なので、例えば親が子供が被害者になっていることに気づいてあげられなかったり、彼氏や彼女がストーカー行為に遭っていても実際に重要視されないケースも多いんですよね。
 
ガスライティングは知らない方の方が大半なので、被害を訴えてもその辛さとか苦しみを中々周囲に理解してもらえなかったり『もう少し様子見てみたら?』などで済まされ、問題視されないこともあります。
 
なので、今日紹介した対処法を試したり、誰か困っている方に教えてあげたりすることで被害を受ける方が一人でも減るといいなと思います。
 
また身近にいる友達や家族にガスライティングで悩んでいるという方がいたら、ぜひこの動画をシェアしていただけたら嬉しいです。
 
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ナルシストやサイコパスなどの操作的なパーソナリティを持った人に心を操られるってどんな感覚なのか詳しく解説しています。
 
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