中村りんの心理学研究所

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【嘘で塗り替える作戦】ナルシストはどのようにフライングモンキーとターゲットを中傷するのか【自己愛性パーソナリティ障害とスミアキャンペーンを詳しく解説】

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【嘘で塗り替える作戦】ナルシストはどのようにフライングモンキーとターゲットを中傷するのか【自己愛性パーソナリティ障害とスミアキャンペーンを詳しく解説】

 

もし家族、友達、職場の人がナルシストだと高い確率で起きるのがスミアキャンペーンです。

スミアキャンペーンは一般的にネガティブキャンペーンとも言われていて、スミアキャンペーンの対象になってしまうと、自分のイメージを下げられてしまったり非常に厄介で、多くの方がそういった経験をされたことがあると思います。

 

今日はこのスミアキャンペーンとは一体何なのかお話しします。
 
そして、記事の最後には対処法も紹介するので、ぜひ最後までみていただけたら嬉しいです。
 

スミアキャンペーンとは

 
スミアキャンペーンとは、中傷キャンペーンとも言われ、英語ではSmear campaignと言います。
 
このスミアキャンペーンという用語は、1936年頃に普及したらしいです。
 
スミアキャンペーン、スミア戦術または単にスミアは、否定的な宣伝を提唱(ていしょう)することにより、誰かの評判を傷つけたり疑問視したりするための取り組みです。個人またはグループに適用できます。
【引用:Wikipedia】
 
スミアは塗り付けるで、キャンペーンは宣伝という意味ですが、このスミアキャンペーンをする人はターゲットについてネガティブな要素を塗りつける宣伝というものを行います。
 

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もっとわかりやすく言うと、彼らはターゲットの評判を落とす目的でスミアキャンペーンをするんですね。
 
これは単純に悪口を言う行為とは異なり、普通に愚痴をこぼすことよりももっと悪質な行為で陰湿なケースがほとんどやと思います。
 
例えばターゲットを悪者にしたり、ターゲットが嫌がらせの被害者なのに加害者に仕向けたりします。
 
ターゲットにネガティブな要素を植え付けて、ターゲットのイメージを下げるキャンペーン行為なんですね。
 
彼らは、相手を批判してレッテルを貼ります。
 
そして、事実とは全く異なった情報を広め周りから信用を無くさせて、イメージを落とそうとする、こういった行為のことをスミアキャンペーンといいます。

どのようにスミアキャンペーンは行われれる?

 
ナルシストはフライングモンキーとターゲットに嫌がらせをするためにスミアキャンペーンをします。
 
また嫌がらせの理由だけではなく、自分のイメージのためにすることがほとんどだと言えます。
 
ターゲットに恥をかかせ、自分自身や自分の行いを正当化してターゲットを悪者にするんですね。
 
よくある例を挙げると、例えばターゲットのことについて
 

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『あの人はおかしい』『あの人は間違っている』『なんてひどい人なんだ』
 
と、ターゲットに問題をなすりつけるわけなんですね。
 
2つめによくあるのが、ナルシストは相手のことを『あの人ナルシストだよ』と相手をナルシスト呼ばわりすることがあります。
 
3つめに、これは結構多いと思いますが『あの人には関わらない方がいいよ』というのもスミアキャンペーンに当たります。
 
4つめの例は、カバートナルシストがよくターゲットのことを心配しているふりをしてターゲットの価値を下げる行動を取るんですね。
 
このカバートナルシストが使う戦術は以前の動画でもお話ししていますが、例えばターゲットのことを『あの人最近飲みすぎてるよね。心配じゃない?』とわざと会話に出すとします。
 
そして『アルコール依存症なんじゃないの?』など憶測だけで話を勝手に広げますよね。
 
これは、ナルシストの話し方によっては、もしかしかしたら話を聞いている相手はナルシストの言うことを鵜呑みにして信じてしまうかもしれません。
 
でも、それがナルシストの目的で、彼らは嘘を本当のことのように話すんですよね。
 
他にもただ単に落ち込んでいる人のことを『鬱なんじゃないの?』と言ったり、ナルシストは勝手に判断することが多いです。
 
彼らは現実を歪めて話すことを得意とするので、巻き込まれた人はナルシストの嘘を簡単に信じてしまうんですよね。
 
周囲は作り上げられた嘘さえも現実だと認識するし、フライングモンキーはそれが真実だと疑いもしないことがあります。
 

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フライングモンキーに嘘の情報を伝えることで、ナルシストがまともな人間だと周りは勘違いをしてしまいますが、一般的にこういった行為は集団ガスライティングとも言われています。
 
1人が信じると2人、3人と信じ込ませることは簡単になっていきますよね。
 
ナルシストはこうやって誤った情報を狙った相手に吹き込んでいきます。

スミアキャンペーンはいつ行われやすい?

 
次にこのスミアキャンペーンはいつ行われやすいのかについてです。
①カップルや夫婦
 
カップルや夫婦の場合だと、別れた後や離婚後など、ナルシストの虐待のサイクルの第三段階廃棄と別れ(Discarding)の段階で行われやすいと言われています。
 
例えば、モラハラなど自分がターゲットにしてきたことを覆い隠すため、自分が有利に立つために親戚から友達から周りの人に『自分が被害者で、〇〇にこんなことをされてたんだ』と、自分が被害者のポジションに立とうとしますよね。
 
周りの人にターゲットのことを『〇〇はこんなひどい人なんだ』と言って、話を大袈裟に話したり嘘をついて騙します。
②職場
 
職場だと、ターゲットが職場を離れた後に起きやすいらしいです。
 
彼らは自分が嫌がらせの加害者だったとしても、ターゲットのことを『実はあの人はあんなことをしていたんだ』と悪人としてイメージづける行動を取る傾向があるんですね。
③家族や友達
 
家族や友達の場合は、何か家族内や友達間で揉め事が起きた時、ターゲットと揉めた時、喧嘩した後などすぐにナルシストは他の人にスミアキャンペーンを始めます。
 
彼らはターゲットの信用を無くすために、ターゲットがおかしいということを他の人に言いふらすんですよね。

どうしてスミアキャンペーンをするのか

 
次にナルシストはどうしてスミアキャンペーンをするのかについてお話しします。
①悪口を言ってストレス発散するため
 
今回は2つの理由を挙げたいと思いますが、1つめは悪口を言ってストレスを発散するためなんですね。
 
スミアキャンペーンは基本的に悪口で盛り上がる行為で、悪口を言うと脳内でドーパミンが大量に分泌されます。
 
このドーパミンは快楽を感じさせる脳内物質で、中毒性があります。
 
例えば、愚痴を言ったらすっきりしたと感じますよね。
 
スミアキャンペーンをする人は、悪口を言う=楽しいと感じます。
②ナルシストは注目や賞賛を必要とするため
 
2つめに考えられる理由は、ナルシストは注目や賞賛を必要とするからなんですね。
 

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例えば、尊大型ナルシストは周りから褒められたり、『自分はこんなにすごいんだ』と評価されたいという特徴があるそうです。
 
そして、脆弱型ナルシストのカテゴリーに分類されるカバートナルシストは、内向的で内心では『自分の方がもっとすごいのに』と嫉妬心を抱いていたり、『〇〇はこんなに可哀想な人なんだ』と周りに思ってもらうことでエゴを養え、それがエネルギーになります。
 
それを自己陶酔的な供給と言って、エゴを養うことは全てナルシシズムというナルシストが内側に持つ感覚から来ているんですね。
 
【自己陶酔的な供給】ナルシストがエゴを養うのに欠かせないもの。褒め言葉、賞賛、注目やパワーを持っているような力強い気分、環境や誰かをコントロールできていると感じる気分など
 
本当は自信がないけど、その自信のなさを隠すため、自尊心(プライド)を保つためにスミアキャンペーンをして、自分の自己価値を感じようとします。
 
それは優越感に浸るため、自分を安心させるためということになります。
 
ナルシストはその不安さを軽減させるために、他人と自分を比較して人の価値を下げることで自分の価値が上がると錯覚します。
 
スミアキャンペーンも投影と同じで、自分を守る心理メカニズムによって行われるんですね。
 

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【投影】自分の中にある受け入れたくない不都合な感情や衝動を、他人のものだと思い込むこと。例えば、誰かのことを嫌っているとして他人を嫌う自分の感情を認めたくないので『相手が自分を嫌っている』と自分の感情を相手に押し付けて自分の否定的な感情感を相手に移すこと
 
これを防衛規制と言って、英語ではディフェンスメカニズムと言います。
 
防衛規制は、自身が抱える不満や葛藤から自分を守るために抵抗しようとする心理メカニズムです。
 
彼らは自分を守るために無意識にターゲットを非難して、現実逃避するんですね。そうすることで自分の問題と向き合わなくていいので、こういった心理でスミアキャンペーンをします。
 
そして、ナルシストは共感力がなく自分がされたら嫌やということを理解しにくいので、自分を他人の立場に置き換えることができません。

ナルシストとスミアキャンペーンをするフライングモンキー

 
次にナルシストとスミアキャンペーンをするフライングモンキーについてですが、フライングモンキーについてはこのブログでよくお話ししています。
 
フライングモンキーというのはナルシストのイネーブラーで、彼らはナルシストに成り代わって周囲に毒を吐く代理人です。
 

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代理ナルシシズムとも言われていて、基本的にフライングモンキーはナルシストの嫌がらせに加担する立ち位置についていることが多いんですね。
 
ナルシストはフライングモンキーに噂話をします。
 
以前フライングモンキーになりやすい人についての記事を出していますが、そこでお話ししているのが、フライングモンキーにも周りに流されやすかったりナルシストのイネーブラーになりやすい体質だったりいろんなタイプがいると考えられるということなんですね。
 
読みたい方はこちら
 
 
その中で、『一部のフライングモンキーはナルシシズムを持っている』ということについてお話しししましたが、要するにフライングモンキーはナルシストと馬が合います。
 
なので、フライングモンキーは基本的に関わると有害なことが多いらしいです。
 
前にもお話ししたようにナルシシズムは伝染するんですよね。
 
フライングモンキーもナルシシズムを持っているということは、フライングモンキーもエゴを養うことを必要としているということが考えられます。
 
例えば、ナルシストと同じように噂話で盛り上がったり、仮にターゲットと仲良かったとしてもナルシストの肩を持つ場合もあります。
 
彼らはナルシストから高く評価されることや気に入ってもらうことで自己陶酔を得ることができます。

ナルシストはどうしてフライングモンキーを利用するのか 

 
これは、フライングモンキーを巻き込んだ方がターゲットに嫌がらせをしやすいからです。
 
そして、フライングモンキーがスミアキャンペーンに協力することで、ターゲットの自尊心を下げることができます。
 

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彼らは味方を増やすことで、『もしかするとターゲットは真実を明かすことを諦めたり、泣き寝入りするかも』と考える可能性もあります。
 
ターゲットが実際に起こった事実を知っているからそれを明かしてほしくないから、ナルシストはフライングモンキーを使って真実を隠しているということも考えられます。
 
そうなればターゲットの信用が無くなり、大半がナルシストの言うことを信用してしまいます。
 
フライングモンキーを巻き込むことで、周りや状況をもっと混乱させることが可能になるんですね。
 
もう一つは単にナルシストの嫉妬からということもあり得ます。
 
ターゲットの容姿や能力などに妬んで、単純に気に入らないのでスミアキャンペーンをするタイプもいます。
 
支配的なナルシストはパワーを得たいので、そのグループ内で一番上に立とうとして競争心を燃やします。
 
自己愛の強い人は孤独を感じたくないので、ターゲットに孤独を感じさせようと孤立させるんですね。

対処法

 
では、最後に自分がスミアキャンペーンの対象になってしまった時、どのように対処することができるか4つの対処法を紹介するので、参考にしてみてください。
①反応しない
 
これはどんな状況でもお伝えしている対処法ですが、ナルシシズムを持った人はターゲットが反応することを楽しみます。
 
『応答するけど反応しない』ぜひこれをみなさんに覚えてもらいたいと思います。
 
こちらが怒りや悲しみなどのネガティブな感情を見せることは、ナルシストを喜ばせることになります。
 
病的なナルシシズムを持っている人はそれが彼らが『生きている』『自分には価値がある』と感じれるポジティブなエネルギーになるんですね。
 
この発想はかなり病的ですが、ナルシストは自己価値の感覚がないので人を傷つけ自分の価値を感じようとします。
 
彼らにその感覚を感じさせないためには、こちらがムキになって反撃したり挑発に乗らないことがかなり重要とされています。
②接触しない
 
スミアキャンペーンの後、ナルシストがしたことを謝ってきたり連絡を取ろうとしてきても無視やブロックすることが一番効果があります。
 
フライングモンキーについても同様です。
 
ナルシストはフライングモンキーを使って詮索して、こちらの様子を上手に伺ってきます。
 

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ナルシストやフライングモンキーをSNSでもフォローしていたり、フォローされている場合はブロックする方がいいと言われています。
 
写真や日々の出来事など投稿する場合は、彼らが一切こちらの情報を得れない環境を作るべきやと言われているんですね。
 
どうしてかというと、こちらの情報は彼らにとってもっと嫌がらせをする材料になります。
 
ナルシストやフライングモンキーはSNSでターゲットの様子を見ていたり、場合によってはストーカーすることもあります。
 
こういった陰湿なやり方でエネルギーを吸い取って喜びを感じる人は、関わるべきではないと思うので、自分のエネルギーを一切与えないために接触せずに自分を守ることを優先するべきやと思います。
③フライングモンキーを手放す
 
私が思うには本当に自分のことを大切に思ってくれている友達や家族だったら、周りが何を言おうと自分のことを信頼してくれるはずです。
 
自分が間違ったことをしていないんだったら、申し訳ないとか感じずに堂々としてればいいと思うんですね。
 
ナルシストの言うことを信じて離れていったんだったら、それだけの人やし、そんな嘘とか細かいことを信じ込んで離れていくような人は、自分と付き合う価値はあるのか見極めることも大切なことやなと思います。
 
なので、フライングモンキーがこちらに事実を確認したり、味方せずに一方的にナルシストの肩を持っているのであれば、納得させようとせずに手放すことも1つの対処法になります。
 
盲目になっているフライングモンキーのタイプは、事実を話したところで信じてくれないことがあるから、話しても時間の無駄な場合があります。
 
こういったタイプは事実を信じられないし、事実を信じたくないんですね。
 
有害な人は本当にあったこと、何が起こったのかも聞かないし、聞きたくないんですよね。
 
でも、本当の友達や信頼できる家族は実際にあったことを知りたいし、こちらが話すまで待っててくれたり、自分のことを心配したり気にかけてくれるはずです。
 
そして、自分のエゴを養うために近づいてきたりせず、心から心配してくれると思います。
 
自分の現実感覚を守るために、誰が信用できるのかじっくり見極めて、関わっても得をしない、むしろ自分にとって損でしかない存在な人に、貴重なエネルギーを使うことをやめることを心がけます。
④必要最低限の会話と感情的に距離を縮めない
 
職場の人、家族など、スミアキャンペーンをするフライングモンキーと関わらないといけない場合はどうしたらいいのかと言う話なんですが、一定の距離を保つことを心がけ、個人的な情報を与えないようにすることです。
 
これは簡単なことではないかもしれませんが、感情的に距離を縮めると、フライングモンキーは境界を無視して上手に入り込んで、それが嫌がらせにエスカレートしていくんですね。
 
話をそらす、逆に聞き返す、意味のない話をする、その場を離れる、感情的に繋がりを持たない
 
これは自分を嫌がらせから守る方法として必要なことです。
 
スミアキャンペーンは破壊的で深刻なケースになることがありますが、これらの毒を持った人の特徴や行動を知っておくと、彼らに騙されることを避けることができます。
 
すぐに実行できなくてもこれらの知識を身につけておくことで、自分や大切な人を精神的虐待から守ることができます。
 
上記の動画でも詳しく話していますので、興味のある方はぜひご覧になってください😊
 
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