中村りんの心理学研究所

ナルシストの心理、特徴、自己愛性パーソナリティの特性、心理的操作(Manipulation)のテクニックなど『ナルシシズムについての知識を深めたい』『ナルシストにどのように対応したらいいのかわからない』という方に向け、様々な状況で役立つ対処法を紹介しています。もっと多くの方がガスライティングや精神的虐待(Narcissistic abuse, Psychological abuse, Emotional abuse)を知り、被害者が減ることを願います。

【質問コーナー第2回】ナルシスト・自己愛性パーソナリティ障害・自己陶酔的な供給・ガスライティングについての質問にお答えします

質問コーナー第2回第二回質問コーナー”ナルシストやパーソナリティ障害についての質問にお答えします”

 
今日は質問コーナーパート2ということで、今回もいただいた質問にお答えしていこうと思います。私が実際にナルシストと関わった経験と、実際に学んだことを元にお話ししていきます。
 

摂取してこようとするナルシストに一切自己陶酔を与えない方法はありますか?

 

という質問です。これは本当に大切なことで、方法はたくさんあります。もちろん無視をしたり、反応しない、挑発に乗らないなどの方法などが挙げられますが、他にももっと自己陶酔的な供給をしないための対策方法はあります。
 
まず自己陶酔的な供給を知らないって方も多いと思うので、簡単にご説明したいと思います。
 
【自己陶酔的な供給】は英語ではナルシスティック・サプライと言われていて、これは『ナルシストがエゴを養うのに欠かせないもの』です。
 
例えば、褒め言葉、賞賛、注目やパワーを持っているような力強い気分、環境や誰かをコントロールできていると感じる気分など』が挙げられます。
 
自分の価値を自分自身で感じ取れないナルシストは、他人にエゴを養ってもらって外側から吸収しようとします。それを自己陶酔的な供給と言って、これは褒め言葉などポジティブなものだけではなく、ネガティブなものもたくさんあります。
 
私はポジティブな自己陶酔とネガティブな自己陶酔と呼んでいるんですが、ポジティブな自己陶酔は周りに褒めてもらって『自分には価値があるんや』『自分はこんなに偉いんや』と感じることに対して、ネガティブな自己陶酔は人を虐待したり嫌がらせをして傷つけたり、マウントを取って相手の自尊心を下げメンタルに影響させたり、噂話や悪口で周りの人や人間関係をコントロールしたりなど『自分にはこんなにパワーがあるんや』と感じることが挙げられます。
 
これらの心理は『ターゲットを自分の所有物のように操りたい』という支配欲から来るんですね。自己陶酔を与えれば与えるほどナルシストの行いっていうのはもっとひどいものになることがほとんどなんですね。
実践的な対処法
 
相手を尊重しないし、相手との境界を守りたくないナルシストに自己陶酔的な供給をしない方法というのは『一切連絡しない、無視をする、無関心、無感情を保つ』ということが効果的です。
 
彼らに一切自分の情報が手に入らないこと、そしてラインとかSNSはブロックしたりすることが重要だと言われているんですね。自分の発言や投稿した画像、なんでもが彼らの餌になってしまうので、ナルシストが自分のSNSを見張っている可能性がある場合は注意する方がいいとよく聞きますね。

ナルシシズムの性格が形成される原因はなんですか?

 

という質問なんですが、遺伝的要因と環境的要因やと言われています。サイコパスは遺伝ですが、ナルシストは環境が原因とおっしゃる方が多いです。
ナルシシズムの性格が形成される原因は?
 
周りの人、例えば親や祖父母の過度な甘やかし、過干渉やネグレクト、身体的または精神的な虐待を受けたりなど幼少期のトラウマが原因の場合がほとんどだと言われています。
 
ちなみに過保護が原因でナルシシズムの性格が形成されることもかなり多いです。過保護が原因のケースは自分で自身の責任を持ったりすることが少ないナルシストは、イネーブラーという存在がいて生活が成り立っているのが実際の現状なんですね。

職場に他人を操ろうとしてくるマニピュレーターがいます。すぐに嘘をついたり、心理的に操作してくるのですが何か心がけることはありますか?

 

ということなんですが、相手がマニピュレーターの場合は彼/彼女が言うことは話半分で聞いて、言ってくることを全部鵜呑みにせずに、信じる前に事実か確かめることが大事やと思います。
 
マニピュレーションをする人は相手が弱っているところを狙って、言葉巧みに嘘をついたりして利益を得ようとするんですよね。疲れている時などは操られないように注意する必要があると思います。
 
カバートナルシストなど基本的に陰湿なやり方でじわじわと攻撃してくる人は、潜在的、または受動的に攻撃してくるので、ターゲットは気づかないうちに精神的虐待を受けていることがほとんどなんですよね。
 
『助けてあげたい』『どうにかしてあげたい』と彼らに共感してサポートしてあげることは大切やと思いますが、行き過ぎるとナルシストはこちらの良心を不当に利用したり、狙われた人は代償を払うことになるんですよね。
 
彼らがどのように振る舞うのか、ナルシストの特徴や戦術、有毒な関係のサイン、彼らの行動のパターン、心理的操作のテクニックを把握することは自分の身を守るためにとても大事だと思います。
 
被害者のふりをして罪悪感を煽ってきたり、じわじわと精神的に攻撃してきても、落ち着いて対応してしっかりと自分の意思を示したり、主張することも忘れないことです。
 
そのために自分の軸を曲げず、信念を持つ、そして自分のメンタルを鍛えることが重要です。心を操られてしまうと正しい判断ができなくなったり、自分の意思で行動できなくなるので、虐待のサイクルに巻き込まれないように、またマニピュレーターに感情をコントロールされないように自分をしっかり持つことを心がけるといいと思います。

嫌いな人を記憶から消す方法はありますか?自分に嫌がらせをしていた人を許せない自分がいます。何か解決策はありますか?

 

という質問なんですが、私だったら逆にその人の幸せを願います。
 
感情的に未熟で幼稚な発想をしているから人を傷つけたり、人からエネルギーを摂取して生きているんだと思うんですね。なので『あの人調子良くなっていたらいいな』『もう嫌がらせせずにちゃんと生きていたらいいな』と考えて、そのあとはそれ以上関与せずに自分と彼らを切り離します。
 
関わると有害な人にとっては、ターゲットがその人のことで悩まされたり、頭で考えること自体もが彼らのエネルギーになるんですね。それはものすごく不健康なことなので、私は逆に『あんな経験もあったけど逆に自分は学んだんや』と気持ちを切り替えることができたんですね。
 
質問者さんのように許せなくても全然いいと思うんですが、相手のためじゃなくて自分のために『許す気持ち』を持つことで、少し気持ちが楽になるんちゃうかなと思います。
 
自分を傷つけていた人なんかのために、自分の時間を無駄にするのってめっちゃもったいないと思うので、その時間を自分の好きなことや自分を大切にしてくれる人と使った方がいいなと思うんですね。
 
例えば自分の親やパートナーがナルシストだったら他の人を見て、親子関係や夫婦関係がうまくいっていたら『羨ましい』と感じたりすると思うんですね。でも自分と他人を比較する必要はないし、自己否定をすることが自分を苦しめている証拠だと思うので、例えばSNSを見て他の人に嫉妬してしまうなど、否定的な感情を抑えるんだったらしばらくSNSから離れてみるというのも1つの手なんですよね。
 
お笑いを観たり、自分の好きなことをして気を紛らわすといいんじゃないかなと思います。やっぱり今までずっとされてきたことを許すことなんかものすごく難しいことだから、『許さないといけない』と無理に考える必要はないと思います。
 
でも自分のために許すことができたらもっと気持ちが楽になるし、その人のためなんかにエネルギーを使うのなんかほんまにもったいないと思うから、気にならないくらい何かに没頭することは効果があります。
 
人によって色々やと思うんですけど、私は瞑想してかなりメンタルに効果があったんですね。もし気持ち的に疲れてしまって余裕がなかったり、まだ瞑想をしたことがないのであれば一度試してみるのもありだと思います。

ガスライティングの対処法を教えてください

 

ということなんですが、必ず証拠を残すことと周りの信頼できる人に相談すること、1人で抱え込まないことです。
 
ガスライティングとは?
 
ガスライティングは『ターゲットの正気を疑わせるように仕向ける心理的虐待の一種』です。
 
例えば、意図的にターゲットの記憶を上書きさせようとしたり、ターゲットの自尊心を下げるためにわざとありもしないようなことを言って、ターゲットが『自分はおかしいのかな』と思わせようと嘘をついたり心理的に操作するといった行為なんですね。
 
アメリカではガスライティングをほとんどの人が知っていると言うわけではないですが、ここ数年で認知され始めてわりかし多くの人が知っている言葉やと思います。
 
よく職場で行われていることが多いんですが、カップルとか夫婦、親子など実際どこでも起こっていて、ナルシストなどの人格障害を持っていない人も使います。
 
ガスライティングをする人をガスライターというんですが、ガスライターは『そんなこというあなたがおかしいんじゃないんですか?』『あなたに問題があって問題を引き起こしているのはあなたですよ』と言い聞かせてくるんですね。
 
このように何もなかったかのように記憶を上書きする行為で、ガスライティングをされると100%こっちが悪者にされる可能性が高いです。
 
操作的な人は人を騙すことが上手なので『むしろ嫌がらせをされたのは自分の方なんだ』『そんなこと言ったっけ?あなたの気のせいなんじゃないの?』と言ったり、精神的虐待を行う人は相手が加害者になるように話をでっち上げるんですね。
 
なので間違った情報を流す人の言うことは信用せずに、自分で事実を確認してから判断することが大切です。そして必ず証拠を残すことです。
 
例えば録音したり日記をつけるなど、誰が何を言ったのか詳細を記録することがガスライティングを対策するにおいてかなり重要だと言われています。
 
仮に相手が悪気なかったとしても、無意識に嫌がらせをしていたとしてもどういう意図でそれを言っているのか深く探ることができるし、原因を明確にすることができると思います。
 
あとは必ず周りの信用できる人に相談することを忘れないことです。個人的な悩みを打ち明けることは勇気がいるし、『恥ずかしい』『迷惑かけてしまうかも』と感じる方も多いと思いますが、ガスライティングの被害が深刻になっている場合は第三者に介入してもらったり、誰かに助けを求めることは問題解決に繋がるので、1人で抱え込まないことを忘れないことです。
 
上記の動画でも詳しく話していますので、興味のある方はぜひご覧になってください😊
 
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