中村りんの心理学研究所

ナルシストの心理、特徴、自己愛性パーソナリティの特性、心理的操作(Manipulation)のテクニックなど『ナルシシズムについての知識を深めたい』『ナルシストにどのように対応したらいいのかわからない』という方に向け、様々な状況で役立つ対処法を紹介しています。もっと多くの方がガスライティングや精神的虐待(Narcissistic abuse, Psychological abuse, Emotional abuse)を知り、被害者が減ることを願います。

【モラハラ夫/妻、デートDV】ナルシストと別れる時に起こること

ナルシストと別れる時に起こること

 
誰かと関係を絶つことは難しいことですが、ナルシストとの関係から抜け出すことはもっと難しいと言われています。
 
今日はどうしてナルシストから離れることが難しいのか、『ナルシストと別れる時に起こること』についてお話しします。
 
まず一般的にモラハラといわれる行為は精神的嫌がらせを意味します。
モラハラは言葉の暴力など、悪意を持ってパートナーを精神的に傷つけることです。
 
よくモラハラ夫、モラハラ彼氏など言われていますが、モラハラは決して男性だけが加害者だということではなく女性が男性にモラハラをするというケースもあります。
 
なので女性だけが被害者だということではなく、男性も被害を受けている場合があります。
 
今日は『ナルシストと別れる時に起こること』について話していきますが、今回は私の大好きなアメリカの心理学者のラマ二博士の研究を参考にお話しします
 
 
 
まずナルシストや自己愛性パーソナリティ障害などの人格障害を持った人は、自分のパートナーに嫌がらせや虐待行為を行います。
 
そしてターゲットは嫌気がさし、怒りや悲しみ、混乱、相手を恐るといった感情を持ちその有害な関係を終わらせようとナルシストの元を離れる決断をします。
 
Ending a relationship is always difficult. But if it was a relationship with 2 healthy people in it, they may simply be able to acknowledge, "We grew apart, and this hurts. And thank you for being a part of my life." Not saying nobody gets hurt.
 
マラ二博士がおっしゃるには『誰かと付き合うことやいい関係を持ち続けることは簡単なことではないけど、その関係が健康的だったら別れることは悲しいし辛いけどお互いに自分の人生に関わってくれたことに感謝できるはずだ』ということなんですね。
 
ナルシスト的な関係ではない場合傷つく可能性が低いですが、ナルシスト的な関係だと別れる時に嘘や怒り、恨みなどネガティブな感情が発生します。
 
それはとても厄介なことでナルシストと付き合っているターゲットは、彼らを変えようと努力したりいろんなことを試そうとします。
 
それでも言葉の暴力や身体的な暴力など彼らの不適切な行動は繰り返されナルシストは変わろうとしません。
 
口では『自分は変わるんだ』と言うかもしれませんが、ナルシストの言葉と行動は矛盾していることがほとんどです。
 
でも実際起こることはナルシストが人と築く関係はとても表面的でナルシストはターゲットと別れてもすぐに新しい人に乗り換えたりとにかく言っていることとやっていることが異なっています。
 
ターゲットがナルシストの性格に我慢できずに、別れ話を切り出した時ナルシストは
 
『別れたくない』『もう一度やり直したい』
『君しかいない』『君がいないと生きていけない』

このようなことを言ってターゲットを自分の元に引き戻そうとします。
 
このようにナルシストが相手をもう一度取り戻そうとする行為は心理学でちゃんと正式な名前がついていて、これをフーバリングと言います。
 
ナルシストとの関係ではフーバリングはサイクルのように行われ、これは『掃除機のようにターゲットをその関係へ引き戻すこと』を意味します。
 
ナルシストはこのフーバリングの段階でLove bombingと呼ばれる『大袈裟な愛情表現』をします。
 
【Love bombing】ナルシストの虐待サイクルの第一段階。大袈裟な愛情表現、愛の爆弾とも言われ、ターゲットにたくさんの褒め言葉やプレゼントを与え、自分に魅了しようとする心理的操作の戦術

 

これはナルシストが得意な戦術で彼らは口がうまくとても魅力的な要素を持っています。
 
『君に会えなくて寂しいよ』
『離れるまで君がどれほど自分にとって大切な存在か知らなかった』
 
このような甘い言葉を使ってターゲットを取り戻そうとします。
 
ナルシストはターゲットを説得するためにターゲットが言われたい言葉を永遠と並べます。
 
このLove bombingを拒否することはかなり難しいらしいです。
 
ほとんどの場合ターゲットは
 
『わかった。じゃあ少し話し合おう』
 
とフーバリングに応じてしまい再びナルシストとの関係に戻るケースが多いです。
 
でもその関係はサイクルのようになっているので、もちろんその関係に戻るとすぐに過小評価が始まり廃棄と別れが繰り返されます。
 
なのでナルシストと関係を持っている方は
 
『彼らと別れた後フーバリングが起こる可能性がある』
 
ということを知っておく必要があります。
 
必ずフーバリングをされるということではないですが、ナルシストの行動はパターン化されているのでフーバリングを行う可能性はかなり高いです。
 
ナルシストは自己中心的なので自己中心的な行動を繰り返しパートナーを傷つけますが、私たちは彼らと別れる時それにおいて準備しておくことが大事です。
 
例えば理不尽なことを言ってきたり向こうの都合で別れを切り出していきなりパートナーを捨てようとしたりします。
 
ナルシストは自己陶酔を与えてくれる新しいターゲットを見つけたらターゲットを乗り換える傾向があります。
 
結婚相手がナルシストの場合離婚する時に親権や財産において争うことがほとんどらしいです。
 
ナルシストは、この時フライングモンキーを利用するんですね。
 
このフライングモンキーというのはナルシストの周りにいる第三者で、フライングモンキーはターゲットのことを知っている人だったりナルシストの家族や共通の知り合いがほとんどです。
 
ナルシストはフライングモンキーを巧みに操って自分を守るため、自分の目的のために自分の味方につけようとします。
 
そして離婚や別れる前に起こると言われているのが中傷キャンペーンです。
 
【中傷キャンペーン】周囲にターゲットの悪口を言ったり、毒を吐いてターゲットを陥れようとする行為

 

これはナルシストが自分をかばうためにフライングモンキーにあることないこと嘘を並べてターゲットの噂を流すことです。
 
この中傷キャンペーンはとても陰湿で本当に悪意のある行為です。
 
ナルシストは自分がしたことなのに『この人はこんなことをしたんだ』と言って嘘をつきます。
 
フライングモンキーはナルシストの嘘にまんまと騙されてしまうので『この人はなんて可哀想な人なんだ』とナルシストに同情します。
 
フライングモンキーは悪気はないかもしれませんがターゲットに敵意を持つこともあります。
 
彼らはナルシストとターゲットの両方の言い分を聞いて状況を判断することは少ないです。
 
とても批判的なフライングモンキーはナルシストから聞いた悪意のある噂を他の家族や友達、仕事仲間に次々に言いふらします。
 
厄介なのがこのフライングモンキーはターゲットが信用してた人だったりすることが多いんですね。
 
このフライングモンキーがターゲットを中傷するといった現象はターゲットのメンタルにかなり大きな影響を与えるのでとても悪質で危険な場合もあります。
 
ナルシストは1人取り残されることを嫌うので、彼らはターゲットに敵意を持って戦おうとします。
 
彼らと別れるときは彼らは復讐心を抱いているように感じることがあるみたいです。
 
ナルシストは単にプライドが高いだけではなく、自分のエゴを汚されることをかなり嫌うので、自分がいくら悪いことをしていたとしても自分が悪者にされたくないんですね。
 
なので上手に計画を立てる必要があります。
 
例えば離婚する状況でお子さんがいる場合は子供を巻き込んだり、ナルシストはターゲットを悪者に仕立て上げようと必死になります。
 
ナルシストは自分が持っている魅力的な要素をあらゆる人に見せつけて、利用できそうな人を自分に惹きつけ魅了させようとします。
 
ここでナルシストの得意なLove bombingの戦術を使って相手に褒め言葉を言った笑顔を見せて自分に夢中にさせます。
 
ナルシストはその人物を自分に注目させて相手から同情を得るんですね。
 
彼らは悲劇のヒロインを演じて『自分が被害者なんだ』と言って周囲に同情を誘います。
 
これは典型的なナルシストの特徴で、彼らは180度立場を裏返すことを得意とし、ターゲットを悪者に仕立て上げるためにあらゆる手段を使うんですね。
 
ナルシストはいろんな戦術を使って人を操作し支配しようとします。
 
他にも彼らは脅すといった戦術を使います。
 
悪性ナルシストといわれるタイプのナルシストはターゲットと別れた後ストーカーになったり、ナルシストはとても嫉妬心と執着心が強いです。
 
相手をストーキングして脅して怖がらせると操作しやすくもっとコントロールできるので、ラマ二博士がおっしゃるにはナルシストはよくSNSを使ってターゲットに嫌がらせをするらしいです。
 
例えばターゲットの行動や現在関わっている人を見張ったり悪性のナルシストはストーカーになることがほとんどだと言われています。

どのように対処すればいい?

 
『被害を避けるためにはナルシストをブロックするのが一番効果がある』とほとんどの研究者が言います。
 
また離婚する場合、調停でこういったこと全て理解されないことがあることも多いみたいです。
 
自己愛性パーソナリティ障害を知っている人は多いかもしれませんが彼らがどのように人を操作するのかまだまだ認知されていないことがたくさんあります。
 
なので周りの人に実際に起こったことを話しても理解されないことが多く、第三者などフライングモンキーが絡んでいる場合、自分が悪者にされてしまったりします。
 
他にも自分がメンタル疾患を抱えているような言い方をされてしまったり、ナルシストなど人格障害を持った人にターゲットにされた時はとても厄介な状況に陥ることがあります。
 
ナルシストが『ターゲットがなぜ自分から離れていったのか』理解することは不可能だと思います。
 
彼らは自分の性格の異常さに気づいていないことが多く、自己愛性パーソナリティ障害の人は自覚症状がないと言われています。
 
ターゲットがどうして自分の元を離れたのか根本的な原因を理解できないナルシストはターゲットや他人を責めて自分の行いを正当化します。
 
『自分は完璧な人間だ』
『自分は特別扱いされて当たり前』
『自分は人に多くを与え相手に尽くしている』
 
といった実際の現実とは違う歪んだ考えを持ちます。
 
ナルシストは離れていくターゲットに対し
 
『この人は私を見捨てた』
『私を裏切るなんて絶対に許せない』

 

といったかなり否定的な感情を持つのでナルシストの元を去ることは時に危険なこともあるらしいです。
 
逆にナルシストが新しいターゲットを見つけ、離れていってくれたことはとてもラッキーなことですが、被害者がナルシストに捨てられた時のショックも大きいものだと言われています。
 
彼らはギブアンドテイクの概念がないので人を利用したりもらうばかりで自分が人に何か与えたり相手のために尽くすことは少ないです。
 
相手のために尽くすことはあってそれは何か彼らの目的達成のためか、相手から欲しいものを得ようとしている時です。
 
ナルシストは、自己陶酔的な供給のために相手に利用価値があるかないかを重要視して、本当にその人のことを心から愛するといった感覚はないみたいです。
 
【自己陶酔的な供給】ナルシストがエゴを養うのに欠かせないもの。褒め言葉、賞賛、注目やパワーを持っているような力強い気分、環境や誰かをコントロールできていると感じる気分など
 
ターゲットは利用されているように感じたり彼らのエゴを養うためだけの存在として利用されているように感じます。
 
彼らはテイクテイクばかりでもらうだけのナルシストはターゲットから自己陶酔をいろんな形で吸い尽くすのでターゲットは完全にエネルギーを吸い取られてしまいます。
 
形的にはナルシストに尽くしているということになりますが、ナルシストはターゲットに利用価値がなくなったら次のターゲットに乗り換えたりします。
 
例えばもっと若い女性に映ったりもっとお金のある男性に乗り換えるのは自己陶酔を得るためらしいです。
 
新しいターゲットを見つけたらすぐに古いターゲットを捨てるナルシストですが、彼らは新しいターゲットが見つかるまではターゲットから離れることは少ないみたいです。
 
彼らは自己陶酔を得られないと鬱っぽくなったりメンタルが不安定になるので、新しいターゲットが見つかるまではターゲットを手放さないように執着する行動が見られます。
 
またナルシストによってターゲットは1人とは限らず2人目、3人目のターゲットとして予備のターゲットをキープしておくタイプのナルシストも多いです。
 
自己陶酔を与えてくれないと察したら別のターゲットの所へ行ったり、その自己陶酔が自分に合うものじゃなかったら再びターゲットの元に戻るために以前のターゲットにフーバリングをしてくるんですね。
 
【フーバリング】ナルシストの虐待サイクルの第四段階。ナルシストが離れていったターゲットをもう一度捕まえようとすること
 
ターゲットに新しいパートナーが出来ていたとしても、彼らは自己陶酔のためにお構いなしにフーバリングを行います。
 
むしろターゲットに新しい人がいた時の方がフーバリングはもっと操作的なことが多いと思います。
 
ナルシストはゲームのような感覚で恋愛をします。
 
それは彼らにとって勝ち負けで、ターゲットが自分の元に戻って支配できたらそれは勝利だと感じ、再び自己陶酔を得られると考えます。
 
彼らが自己陶酔の要求をしてくるということは『それよりいい自己陶酔の供給源が見つかっていない』ということなんですね。
 
ナルシストとの関係から抜け出した後、自分に新しいパートナーがいる場合再びフーバリングに巻き込まれないようにしっかりと対策を取ることが大事だと思います。
 
マラ二博士がおっしゃるにはナルシストと離婚する際は争う可能性が高いので自己愛性パーソナリティ障害を理解している弁護士をつける必要があるらしいです。
 
ちなみにアメリカでは弁護士は多くの種類に分けられていて、基本的に離婚を専門とした弁護士をDivorce lawyerと言います。
 
離婚専門の弁護士はモラハラなどの精神的虐待のケースを取り扱っていることも多く、ナルシストから受ける被害をよく理解しているので法的アドバイスをくれたりうまく対応してくれるらしいです。
 
ナルシストは支配的なのでこちらの計画を知られてしまったりすると経済的DVを行う可能性が高いです。
 
これは金銭的な自由を奪う行為で『金銭的な制限によって、相手を身動きの取れない状況に追い込むこと』です。
 
これはモラハラの加害者が被害者が離婚を切り出した時に取る行動で、生活費を渡さなかったり財産を別の所へ移したりします。
 
経済的DVは加害者が被害者に不安や恐怖を与える目的で行われ、彼らは金銭的にもターゲットを支配します。
 
パートナーがナルシストで離婚を視野に入れていて経済的DVをされる可能性がある場合は計画がバレないように静かに行動するべきみたいです。
 
ナルシストと付き合っていたり友達や家族がナルシストの場合、中傷キャンペーンやフーバリングが起きるかもしれないと想定しておくことはナルシストとの関係を絶つ時とても重要だと思います。
 
もし何が起こっているのかわからないと混乱してショックを受けるかもしれませんが、ある程度知識をつけておくことで深刻なトラウマを抱えたりせず少しでも自分のメンタルが守れるはずです。
 
まずはナルシストの戦術を把握して、こちらが彼らの行動を読むことはナルシストを対策することでもっとも重要になってきます。
 
上記の動画でも詳しく話していますので、興味のある方はぜひご覧になってください😊
 
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