カバートナルシストが使う秘密兵器
みなさんはカバートナルシストってご存知ですか?
カバートナルシストは一般的に隠れナルシストとも言われパッと見、彼らがナルシストだということはわかりません。
カバートナルシストはあからさまに『自分は特別なんだ』という素振りは見せず、表面上ではとてもいい人に見えます。
でも実際心の中では人を見下して受動的や間接的に人を馬鹿にしたりとても陰湿なタイプのナルシストです。
今日は具体的に彼らがどのように人と会話をしてコミュニケーションを取るのか、そして彼らが使う戦術に打ち勝つために私たちができることについてお話しします。
実はナルシストはたくさんのタイプに分類されていて、ナルシシズムの度合いによって特徴の出方はそれぞれです。
ナルシシズムについて調べていくうちに
『自分がナルシストなんじゃないのか』
と感じる事があるかもしれません。実際人は誰でも自己愛を持っています。
人間誰もが自身のエゴを養う行動を取るのが当たり前だと思うので、自己愛が高い事は決して悪いことではないんですね。
またプライドが高いこと、自信があることに全く問題はなく、本当の意味で自己愛が強い人は『自己愛が強すぎて自己中心的』だということです。
彼らは他人の気持ちなんか気にしないし、自分のエゴのためならどんな手段だって使います。
『自分はナルシストではない』とはっきり言える理由は、人の気持ちを共感できるかできないかだと思うんですね。
『これを言ったらこの人は悲しむ』『これをしたらこの人は嫌がる』
ということを理解できるのであれば全く問題はないと思います。
本当の自己愛の強い人は自覚症状がないし、こういった感情を理解しててもその感覚を感じる事はないんですね。
まずナルシストは共感する能力を持っていないので、こちらの気持ちをわかってもらおうとするのはかなり難しいです。
ナルシスト=自分に自信がある人という風に認知されていますが、心理学でもっともっと深く研究されたナルシストは、とても繊細で壊れやすいエゴを持った人たちです。
壮大で自信に満ち溢れていて自分が特別だと思っている人がナルシストということではなく、ナルシストはたくさんの種類に分類されています。
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カバートナルシストの特徴
代表的なタイプは悪性ナルシストや壮大型ナルシストなどが挙げられますが、隠れナルシストと言われているカバートナルシストも実はかなりたくさん潜んでいると思います。
①カバートナルシストは会話中に話を捻じ曲げたり内容を歪めて話す
事実の中に細かい嘘を混ぜたり、会話を自分の話したい方向に上手に持っていくのが得意です。
どのナルシストも基本的にはかなり操作的で、会話中に自分の思い通りになるために会話を操作してきます。
自分の聞きたい事をさりげなく質問してきたり、会話の内容を自分の目的の方へうまく誘導します。
②受動的攻撃を使う
受動的攻撃性については以前にお話ししましたが、カバートナルシストやカバートアグレッションとよばれるカバートとつく名前のタイプは受動的攻撃性を持っています。
彼らはあからさまに直接攻撃するのではなく、ねちねちと間接的に攻撃する傾向があります。
受動的攻撃行動の例
例えば例を挙げると、奥さんが『何時に帰ってくるの?』と聞きます。そしてナルシストの旦那さんは『そんなに遅くならないかな』と言い、奥さんは『何時になる?晩御飯作り始める時間知りたいから』と聞き、はっきりとした回答を求めます。スポンサーリンク
でも旦那さんは『わからない。いつも帰ってくる時間だって』と言ってドアを閉めて去ります。
カバートアグレッションの行動は基本的にこういった細かいことの繰り返しで、あからさまな虐待や嫌がらせではないんですね。
こういった受動的に相手を不快にさせる行動を取るのがカバートナルシストです。
もう一つわかりやすい例を挙げると、例えばカップルでスタバに寄ったとして、彼女は車の中で待っていて彼氏は店の中で注文しているとします。彼氏が車に戻ってきて彼女に頼まれたコーヒーを渡しますが、他にも彼女が頼んだヨーグルトがないんですね。彼女は『あれ?ヨーグルトは?』と聞くと、彼氏は『あ、忘れた』と答えます。でも彼氏は『ヨーグルトいる?』『もう一度戻って買ってこようか?』とも聞かず、黙って運転を再開するということなんですが、この例はカバートナルシストの性格の特性を表しています。
ただのヨーグルトかもしれませんがこういったくだらない小さい事の積み重ねなんですね。
モラハラを行うパートナーはこのようなネチネチしたやり方で相手を不快にさせる行動を取ります。
この2つの例は被害が少なく対して害はないかもしれませんが、こういった行動がエスカレートすると被害者はストレスを感じ始めるようになります。
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ナルシストとは会話が成立しない
操作的なナルシストとはまともな会話が成立しないことがほとんどです。
パートナーなど家族、上司の場合、明確な回答が返ってこないことも多く彼らは相手の都合とか事情を一切考えない傾向があります。
実際にナルシストのメンタルに何が起こっているのかというと、私たち自身のエネルギーが低下するごとにナルシストのエネルギーが上がるということなんですね。
『彼らの持つ気持ちは私たちの気持ちよりももっとより良いものでないといけない』という変な競争心を持っています。
ナルシストはターゲットを自分に服従させるために共依存の関係を作ります。
自己陶酔的な供給をしてくれるターゲットを手放さないように感情をコントロールするんですね。
実際にすぐに使える実践的な対処法についてお話ししたいんですが、ナルシストの言いなりにならないように絶対に無理な要求を受け入れないこと、
そして
『やりたくない』『それをするつもりはない』『できない』
と自分の意思をはっきりと伝えます。
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相手がナルシストの場合どんなことを言ってきても期待しないことが大事です。
これは彼らが『絶対に約束する』と言っても、過去に期待を裏切られているのであれば疑うことも大事だと思います。
『どうせしないでしょ』『また嘘ついてる』
とこちらが受け流すことで期待が外れた時のダメージは少なくなります。
ナルシストは簡単に人を騙すので『うまい話には裏がある』ということを踏まえて判断することが大切です。
彼らは人を利用価値がある人間かどうかで見ていて、人を利用するためにはどんな手だって使います。
関わると時間の無駄で自分にとってとても有害なんですね。
まずナルシストに責められたりしても絶対に自分のせいではなくそれは彼らのエゴの問題だと認識します。
彼らを
『どうにかしよう』『理解してあげよう』『受け入れてあげよう』
としないことが気持ちが楽になる方法だと言われています。
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仮によくしてあげたところで有害な人の性格は変わらないし、少なくても改善する努力が見られない場合自分の時間や努力を裂いてまでナルシストを喜ばす必要はないんですね。
ナルシストが自分に共感してくれて彼らのしたことについて反省して態度を改めているならまた別かもしれませんが、それがサイクルのように行われて行動がパターン化されているのであれば改善する可能性は低いと思います。
フーバリングの段階で彼らは涙を流して謝罪したり、いろんな手を使ってきますがそれはマニピュレーションの一部なんですね。
この段階でナルシストの相手をしてこちらのエネルギーを使うだけ無駄なので、うまく受け流す、言ってくる事は認めて観察するだけがポイントです。
彼らに与えれば与えるほど利用され、彼らのエゴを養うだけの存在になってしまうんですね。
エゴを養う存在になっているということはナルシストの自己陶酔的な供給源にされているだけなので、こちらが無意味にエネルギーを奪うだけです。
なのでしんどくなるから自分を犠牲にしない、そして感情的に距離を取るために彼らの問題を人事のように捉えます。
それは自分の問題ではなく、相手の問題であって自分が向き合わなきゃいけない課題ではないんですね。
ナルシストは助け合うという概念がないがないので、自分のことだけを考えとても破壊的です。彼らは共感力を持つ能力がないので、人の気持ちを理解することができても『申し訳ない』とか『可哀想』とかその感覚は感じ取れません。
『苦手な人、自分と合わない人と仲良くしなくていい』という意味ではなくて自分に寄ってきてくれる人はもちろん歓迎することも大事ですが、でもそれを踏まえた上で意図的に傷つけてきたり境界を無視し尊重できないなら自分の人生に関わってもらう資格はないと思うんですね。
彼らの性格のせいで自分が苦しむなら私たちは誰といるべきか判断して選ぶことができると思います。根本的にナルシストの性格を変える事は難しいんですね。
すぐに彼らから離れることは難しくても少しずつ計画的に離れていき、連絡を控えたり会う回数を減らしたり関わらなくてはいけない状況でも徐々に感情的に距離を取って境界を作ることが可能です。
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もし家族がナルシストだったらなおさら顔を合わす機会が多いですが、ナルシストが批判的でまともな会話することが困難なら、
『そういった言い方をするなら話したくない』『お互い冷静になった時に話し合おう』
とはっきり自分の意思を伝え、落ち着いてから会話を再開します。
ナルシストはまともなコミュニケーションが取れないので人のせいにしたり自分の責任から回避しようとしたり自分の話にすり替えたりします。
これはモラハラで多いケースですが、相手のことを心配したりサポートするような表現は絶対に使わず、かなり否定的で批判的なんですね。
相手のことを思いあって会話を大きく広げることはなく、『そんなんやったらこうすればいいやん』とか意味のわからないことを連発します。
でもこちらからすると
『そんなこと言ってるんじゃないのに』
となったり、彼らが話を捻じ曲げたり歪めて話すから、口喧嘩など揉めるきっかけになり、それは実際に研究されたマニピュレーションの戦術なんですね。
被害者は馬鹿にされたりからかっているように感じます。
なので自分がエネルギーを奪われないように自分の中で条件を決めます。
『ここまでは許せるけどこれをされたら許せない』としっかり境界を設定して、相手が境界を守れないなら距離を置きます。
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ここでナルシストの扱い方にも深く関連していることについて紹介したいんですが、海外で子供の躾の方法でタイムアウトってあるんですね。
他の国はちょっとわからないですが、アメリカではよく親が子供を躾けるために行います。
タイムアウトは悪いことをして叱られた時に自分の部屋やリビングの隅っこでしばらく1人で考える時間を与えることです。
それも決して長時間じゃなくて家庭によってそれぞれですが大体1分くらいが目安だと言われています。
日本と海外の子育ては文化の違いもあるので異なる事も多いと思いますが、タイムアウトは実際に効果がある躾の方法です。
説教や頭ごなしに怒鳴るのではなく、子供に『他の友達や兄弟からおもちゃを奪ったり、喧嘩したりルールを守れないなら今はここでは遊べないよ』と分からせるために行われます。
タイムアウトは1人になって冷静に考える時間を与えるために行うので、ナルシストや有害な人など幼稚な感情や発想を持っている人も同じで彼らの態度が問題であれば彼らにしばらく考える時間を与え距離を置くのが効果的らしいです。
『相手をリクペストできないなら今自分と関わっている権利はない』『相手に敬意を持って接することができないならここにいるべきではない』
とこういった方法で彼らのしていることをわかってもらうべきなんですね。
これはモラルの問題でナルシストが道徳的に正しくない行動を取るのであれば、『私たちはそれを我慢する必要はないんだ』ということをしっかり彼らに伝える必要があると思います。
ナルシストの目的はコントロールをする事なので、相手よりももっとパワーを得ようします。
相手に自分に依存させたり支配の関係を作るので、彼らにコントロールされないことがとても重要になってきます。
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彼らのエゴに立ち向かって戦おうとせずに、自分のメンタルを保つことを優先します。
ナルシストは共感力がないので彼らに共感してもらう事を期待しないことがとても大事です。
言葉より彼らの行動を見れば一番にわかりますが、本当に共感力や思いやりがあれば人を自分のエゴのために傷つけることはしないはずです。
ナルシストでない人は何か気に入らない事があっても自分の価値観を相手に押し付けず、相手の主張や事情を聞いた上で自分の意見を述べて相手を尊重します。
思いやりのある人は感謝しますし、やってもらって当たり前という思考は持っていないんですね。
カバートナルシストのタチの悪い所は一切そういったことは口にしませんが、彼らは態度で示します。
まずは、『こういったタイプのナルシストがいる』ということを理解して、彼らの特徴を掴んでおくことは彼らを対処する上で重要だと思います。
こういった特徴を持った人が身近にいる場合はうまく距離を取りながらあまり深い付き合いをしないように様子を見ることがいいと思います。
上記の動画でも詳しく話していますので、興味のある方はぜひご覧になってください😊
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