どうしてナルシストは嫌がらせをするのか
これまでナルシストがどういった性格をしてどういった特徴を持っていて、どういう行動を取るのかということについてお話ししました。
彼らをどのように対処すればいいのかなどこのチャンネルで紹介していますが、まずどうしてナルシストは人を傷つけるのか混乱している方も多いと思います。
今日は自己愛の強い人が人を傷つける理由について詳しく話していきたいと思います。
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『自己愛が強い人』どうして人を傷つける?
まずナルシストなどの自己愛の強い人から被害に遭っている人は少なくないと思います。自己愛性パーソナリティ障害を持った人や毒を持った人などは単に性格が悪いだけではなく、人格が歪んでします。
普通の人が言わないような傷つくことを平気で言ってきたりします。
ナルシストがどうしてこのように振る舞うのか理解することは彼らを対処するのにとても重要だと思います。
まず初めに、みなさんが自己愛性パーソナリティ障害の特徴に該当する人や、ナルシストだと思われる人など有害な人と関わっている場合、その人は成人した大人ですよね。
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感情的に未熟
成人されていない方ももしかしたらいるかもしれませんが、大人だと思って接してるナルシストの中身は感情的に未熟だということなんですね。
まず彼らは、幼稚な思考や欲望を持っていてとても自己中心的なので自分の思い通りにいかないと幼稚な行動を取ります。
なので暴言を吐いたり暴力を振るったり、悪口を言ったり、感情の未熟は自分の行動に責任を持たないことを指します。
まともに成熟した人は人を傷つけなくても自分を満足させる方法を知っています。
でも未熟な心を持った人は自分自身で自分を幸せにする方法を知らないので、人を利用したり攻撃したり周りに悪い影響を与えます。
そのナルシストが自分の親、上司や配偶者だとしても
『相手は感情的に未熟で、心の中は子供な人を扱っているんだ』
と私たちはまず理解する必要があります。
ナルシストは自己愛が強いと言われていますが、自己愛が強いせいでかなり利己的でわがままです。
自分のことしか考えず、共感力がないんですね。
だけど自分自身で自分を愛するといった自己愛の感覚は持っていなくて、自分自身を理解していません。
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本当は心の中は不安でいっぱい
なので壮大なキャラクターを演じて、『自分はこんなにすごいんだ』と周りに振る舞います。
でも本当は自尊心がものすごく低くて心の中は不安でいっぱいです。ナルシスト自身はそれに気づいてないことがほとんどですが、そういう生き方でしか自分を愛することができないんですね。
自分の価値を測ることができないので人からマウントを取って優越感に浸ります。
自分自身を落ち着かせる方法を知らないのでキレたり暴言を吐きます。
自身の行動に責任を取ることができないので人のせいにしたり、人を批判します。
こういった行動は自尊心の低さから来ていて、ナルシストは自分の心を自身で満たせないのでこのような不適切な行動を取ります。
簡単に治らないパーソナリティ障害
彼らは精神的に心に病気を抱えた人たちなので、私たちがどうにかして治せるものではないんですね。
人格障害を患っている人は心に傷を負っているので、切り傷とは違い治療することは困難だと思います。
また生まれ持った性格など遺伝が原因の場合もあったり、親が虐待的なナルシストだとそれを見て育ってきたことが実際ナルシシズムの性格を形成させる原因だとも言われています。
親がしていたことは正しいという概念を持って育ったナルシストは自分のしていることは100%正しいと信じ、たとえ人を傷つけていても自分の行為を正当化します。
彼らは自分自身を満足させる方法を知らないので生きていく上で自己陶酔的な供給を必要とします。
自己陶酔的な供給が必要だということはナルシストは自分を褒めてくれる人、自分に注意を向けてくれる人、自分に注目してくれる人、どんなにわがままを言っても自分を愛してくれる人を必要とします。
自分が望むものを手に入れるため自分の思い通りにいくようにターゲットには完璧さを求めます。
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ナルシストがギブアンドテイクの概念がない
この彼らが求める完璧さは無限に要求されるように感じ、それがナルシストにギブアンドテイクの概念がない理由なんですね。
このギブアンドテイクというのは良好な人間関係を築くことにおいてとても重要だとされていますが、ナルシストは人に思いやりを持って尽くすことはないんですね。
彼らはもらうばかりで良心を持って人に与えることが少なく、与えたとしてもそれはナルシストが何かを欲しがっているなど何か裏がある時だと言われています。
基本的にナルシストは自己中心的です。
批判されることが大嫌いで、人に間違いを指摘されると怒り狂うことが多いです。
ナルシストは彼らの行動全てに間違いはないと本気で思っています。とてもプライドが高いです。
なので自分のエゴを少しでも傷つけられたら絶対に許せないので攻撃し始めます。
彼らの傷つきやすく繊細なエゴを傷つけられた時彼らはいきなり防衛的になります。
ナルシストは自分が期待していることを相手が言ってくれないとキレることが多いです。
なのでナルシストに意見をした時、彼らは『批判された、攻撃された、この人は自分の敵だ』と感じトラブルに巻き込まれることもあります。
ナルシストとの関係は白か黒かはっきりしているので、自分の敵か味方かのどちらかです。自分を褒めてくれないなら敵だし、利用させてくれるなら味方なんですね。
例えば私たちが感情的になって何かひどいことを言ってしまった後しばらくして
『悪いことしたな』『ちょっと言いすぎたかな』『後で謝ろうかな』
と感じることがあると思います。
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それは私たちが自分のしたことを反省し、その感情は罪悪感を感じることから来ていますが、ナルシストの場合そういったコンセプトがないんですね。
思いやりを持ってそういったポジティブな感情と向き合うことがなく、罪悪感を感じないナルシストは謝ることができません。
サイコパスに比べたら罪悪感は感じるかもしれませんが、ナルシストはダークトライアドの性格の一部なので、サイコパスの要素が混じったナルシストもかなり多いです。
私が実際に関わったナルシスト他人の不幸を喜んだり、サイコパシーやサディズムの要素を持っていたので、みなさんが関わっているナルシストにもそういったタイプも多いと思います。
このような関わると有害な人はかなり操作的なので自分の欲しいものを手に入れるために周りの人や周囲の人間関係を巧みに操ろうとします。
ターゲットやフライングモンキーなど自分の周りの人をうまくコントロールできている時は彼らは自己陶酔を得られているのでものすごく気分がいいです。
【フライングモンキー】ナルシストのイネーブラー。ナルシストに成り代わって周囲に毒を吐く代理人
でも、コントロールが効かなくなったり、心理的に操作できないとわかった時ナルシストは鬱っぽくなったりかなり落ち込んだりします。
思い通りにいかないとキレてくることもあります。
そうなれば私たちに罪悪感を植え付けるために、全てを私たちに責任転換して暴言を吐いて怒鳴ってくるかもしれません。
他にも操作できないと、虐待のサイクルの第一段階のLove bombingに戻って、大袈裟な愛情表現を始めることもあります。
【Love bombing】ナルシストの虐待サイクルの第一段階。大袈裟な愛情表現、愛の爆弾とも言われ、ターゲットにたくさんの褒め言葉やプレゼントを与え、自分に魅了しようとする心理的操作の戦術
同情してもらうために涙を流したり、私たちがどれほどナルシストにとって大切な存在なのか、自分が私たちをどれだけ気にかけているのか伝えてきます。
でも、そこで私たちがその手には乗らず彼らを拒否すれば、彼らは再び自己陶酔的な怒りを向けてきます。
自己陶酔的な怒りを抱くと、彼らはフライングモンキーなど周りの人にターゲットの悪口を言ったり、ターゲットを孤立させようとします。
ナルシストはその時点で恨みや嫉妬心を持って攻撃的になったり、私たちが彼らを避けることをかなり嫌います。
なのでフーバリングに対応することは難しく、ナルシストから離れることは本当に困難だったりします。
彼らにとってターゲットは自分の気持ちを満たしてくれる存在なので絶対に手放したくないんですね。
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ナルシストが必要なエゴ『自己陶酔』
ターゲットを失ってしまったら自己陶酔を得るために新しいターゲットを探す必要があります。
この自己陶酔的な怒りのメカニズムは子供の癇癪と同じで、子供は親に欲しいものを与えてもらえない時泣き叫んだり、床に寝っ転がってもらえるまで駄々をこねます。
【自己陶酔的な供給】ナルシストがエゴを養うのに欠かせないもの。褒め言葉、賞賛、注目やパワーを持っているような力強い気分、環境や誰かをコントロールできていると感じる気分など
ナルシストの戦術も一緒で欲しいものが手に入らないと怒りを見せたり、ナルシストの行動は癇癪を起こした子供とやっていることは同じなんですね。
身体が大人なだけでその戦術は全く一緒で
『自分を幸せにしないのなら相手を困らそう』『欲しいものを与えてくれないんだったらもらえるまで感情的になろう』
と未熟な考えを持っているのがナルシストなんですね。
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お子さんがいる方はわかると思いますが、子供が癇癪を起こした時って自分も感情的にならないように冷静に対応する必要があると思います。
気持ちをぐっと押さえたりとても忍耐が必要だと思いますが、ナルシストも同じで向こうが攻撃してくる時こちらも感情的にならないように落ち着いて対応することが重要なんですね。
今までナルシストからの被害に遭った方は、彼らの不適切で理不尽な言動に耐えたり長い間我慢することも多くとても困難な状況だと思います。
言われたくないことを言われても彼らは平気な顔をしていたり、こっちは怒りと悲しみが込み上げてくるのに彼らは自己陶酔を私たちから得られたからすごく満足そうにしていたり本当に許されない行為だと思います。
彼らから攻撃され、心理的に操作されている中でそれを乗り越えることはとてもタフなことですが、みなさんに覚えておいてもらいたいことはナルシストは弱い人をターゲットにしないということです。
ターゲットにするには価値があって自己陶酔を得られる強い人を必要とします。
これに関してはどれだけ耐えられるかということではないですが、ナルシストの攻撃はいつも私たちに罰を与えてくるように感じます。
ナルシストは人の心を利用して相手のメンタルを削って、自分のサンドバッグのように扱います。
彼らは自分が暇な時や、仕事や人生が自分の思うようにいかないからといって、人と比べて嫉妬心を抱きます。
それはナルシスト自身の問題なのにターゲットに対してかなり批判的になったり、人を傷つけるのはナルシスト自身が自分の問題から目を背けることで現実逃避できて気持ちが楽になるからなんですね。
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身近にナルシストがいたらどうしたらいい?
ナルシストから攻撃されて私たちがまずするべきことは自分が変わるということだと思います。
私たちがナルシストを変えることはできませんが、自分自身を変えることはいつでも可能だと思います。
これらのことを上手に受け流せるようにこれらの知識を理解して受け入れるということがとても大事だと思います。
これは決してされたことを全て忘れるべきだということではなくて、彼らの戦術や操作方法をよく理解してこれ以上被害を受けないように注意するということです。
これらのことを全く知らないと操作的な人からいきなりマニピュレーションされた時かなりショックを受けると思うので、ある程度知っておくとこちらも構えることができます。
私はナルシストに操作された時こういったことを全く知らず、自己陶酔を自分から得られている状況や実際に起こっていることが理解できなくて頭の中が混乱して真っ白になったんですね。
ショックで怒りや悲しみが込み上げて感情的になって、こういった体験はうまく自分で受け入れないとトラウマになったりします。
ナルシストが悪知恵が働いて私たちから自己陶酔を得ようとしてきても、こちらがそれに察知することができれば自分から自己陶酔を得られることを防ぐことができます。
ナルシストに攻撃され責められても
『これはこの人の性格の問題で自分のせいではないんだ』
と自分に言い聞かして、彼らが怒鳴ったりコントロールを失っていても
『この人は今欲しいものを得られないから、癇癪を起こしているんだ』
と理解することが重要です。
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そして最後に決して自分を責めずに自分を褒めてあげることを忘れないで欲しいと思います。
私はナルシストの相手をしている人は本当にすごいと思います。
『これは試練なんだ』
という風に感じることができたら少し気持ちが楽になると思います。
少なくとも自分がそうだったんですが、
『今自分はものすごく難しい人の相手をしているんだ』
と考えることで、少し心に余裕が持てるようになったんですね。
もしかしたらその経験が自分を成長させるきっかけになるかもしれないし、こういった経験を生かしてまた友達など他の人がナルシストと関わっている時教えてあげることができると思います。
ナルシストから心理的に操作されている時はこういった自分の感情に取り組むことってものすごく大事だと思うので、悲観的にならずにどうしたらうまくこの状況を乗り越えられるのか、どうしたら彼らの攻撃を回避できるか前向きに考えることがポイントだと思います。
上記の動画でも詳しく話していますので、興味のある方はぜひご覧になってください😊
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