中村りんの心理学研究所

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ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

ナルシストの扱い方紹介します【自己愛性パーソナリティ障害の接し方/関わると有害な人への対策】

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ナルシストの扱い方

 
ナルシストは自分のエゴを養うために他人に偉そうな態度でマウントを取ったり、自慢したり人を傷つける行動を取ります。
 
自己愛の強い人や人格が歪んだ人が家族や職場など身近にいる場合、被害に遭って困っている方も多いと思います。
 
ナルシストの対処法はたくさんありますが、今日は彼らに攻撃された時に役立つすぐに実践できる対処法を紹介します。
 
 
ナルシストは自身の自尊心が低いために他人を落として人の自尊心を傷つける必要があります。
 
人の自尊心を下げることで優越感に浸ることができるので、自分の自尊心が上がると勘違いしているんですね。
 
自己愛の強い人は常に自分中心で周りの人にかなり迷惑をかけます。
 
でも迷惑をかけている本人は周りの人が困ってるや嫌な思いをしているということを理解していません。
 
彼らは自己中心的なので、自分が一番じゃないと気が済まないんですね。
 
理不尽にケチをつけるクレーマーや文句を言ったり見下し、部下を不当に利用するパワハラ上司にナルシストは多いと言われています。
 
他にも代表的な例で言うと、精神的に嫌がらせをするモラハラの加害者や子供に悪影響を及ぼす毒親にナルシストはかなり多いです。
 
このような関わると有害なナルシストは人に認めてもらうために異常な行動を取ります。
 
ナルシストはエゴのために他人にマウンティングしたり、周りの人は彼らに関わると精神的に疲れます。
 

結論から言うと、ナルシストと関わってもろくなことがありませんし、こういうタイプは自分のことしか考えていないので相手するだけ時間の無駄なんですね。

 
関わってもトラブルに巻き込まれたりものすごく迷惑な存在なので、私たちの周りにいたら要注意する必要があります。

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関わらないのが一番

 
最善策は『関わらない』ということなんですが、彼らと関わらないといけない場合私たちはどのように気をつけることができるのか今日はお話ししたいと思います
 
まずナルシストは人を感情的にさせ悲しませることや怒らせることを楽しみます。
 
これは前にもお話ししたようにトリガー(Trigger)と言って、彼らはわざと私たちの言われたくないことをつっついて挑発してきます。
 
『これを言ったら相手は嫌がるだろうな』という心理で、意図的に相手が傷つくことを平気で言ってくるので関わると本当に面倒臭いです。
 
なのでまず私たちができることはその挑発に乗らないということなんですが、絶対に反応しないことが大事です。
 
反応せずに上手に応答することでうまくその状況に対応することができます。
 
私たちがどのように反応するかでその先の彼らの行動に関係しているということになるんですね。
 
もし挑発された時にその餌に釣られてしまうと、自分が後で代償を負うことになります。
 
ナルシストは相手がその挑発に乗ると、その人からエネルギーを吸い取れることを理解しているので彼らは必死に相手を挑発して上手に仕向けてきます。
 
相手に怒りや悲しみのネガティブな感情を抱かせるために彼らは色んなことを言って事を引き起こそうとします。
 
ナルシストはかなり操作的なので口論など、会話中に話を上手にすり替えたり微妙に捻じ曲げて話の内容を彼らの都合の良い方向に持っていくというテクニックを使います。
 
私たちはこの罠に引っかからないように自分が話していた内容に戻したり、自分が話したかった話に集中する必要があります。
 
この間もお話ししたように攻撃してくる蜂と一緒で、こちらが刺激すると蜂は攻撃してきますがこちらが構わずにスルーすると向こうは何もしません。
 
ナルシストの心理的操作のメカニズムも同じで反応しないことは、自分がこの蜘蛛の巣に巻き込まれる事を防げます。
 
この蜘蛛の巣に一度巻き込まれると簡単に抜け出せないのがナルシスト的な関係なんですね。
 

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『どうしてこんなこともできないの?』
『もっとこうした方がいいのに』
『だからあなたはだめなんだよ』
『そんなこと考えてるのあなただけだよ』
『みんなこうしてるよ』
『それじゃ絶対だめでしょ』
『本当にそれで正しいと思ってるの?』
『それじゃ絶対失敗するよ』
『あなたのためを思って言ってあげてるのに』
 
自分に何か問題があるかのようにナルシストはこういったネガティブな発言を繰り返し、ターゲットを刺激します。
 
ターゲットは
 
『自分のやっていることは間違っているのか』
『なんて自分はだめな人間なんだ』
『どうせ自分なんて何もできないんだ』
 
など無力さや無価値さを感じ、自信をなくし自分自身を疑い始めます。

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ガスライティングとは

 
こういった意図的に相手の自尊心を下げたり事実ではないことを本当のことのように話し、相手の記憶や正気を失わせる行為をガスライティングと言います。
 
こういった操作のツールを上手に使ってナルシストは挑発してくるので、私たちは自尊心を下げられないようにこれらの戦術に打ち勝つ必要があります。
 
なので絶対にナルシストの言ってくることすべてを間に受けずに感情的にならないことがポイントです。
 
感情的になるということは彼らの餌になり、ポジティブなエネルギーを彼らに奪い取られてしまうからです。
 
ナルシストの自己陶酔的な供給は子供の癇癪と同じで、こちらが彼らの言うことを聞かず一切彼らの欲しがるものを与えない場合私たちはナルシストの攻撃を回避できることになります。
 
【自己陶酔的な供給】ナルシストがエゴを養うのに欠かせないもの。褒め言葉、賞賛、注目やパワーを持っているような力強い気分、環境や誰かをコントロールできていると感じる気分など
 
自己陶酔は酸素源のようなもので、それが得られないとなると苦しくてもがくのと同じなんですね。
 
だから私たちは自分のメンタルを守るために一切自分のエネルギーを彼らに与えないということが重要になってきます。
 
彼らは承認欲求が強いので、認めてもらいたいという気持ちが普通の人よりものすごく強いです。

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ナルシストには褒めちぎらない方がいい

 
なのでマウンティングしてきても、それに対して過剰に褒めないことも大事です。
 
彼らは相手に『この人はすごい』と思わせるためにバレにくい嘘をついて操作してきます。
 
『えーすごい』
『こんなこともできるんだ!』
『これ買ったの?すごい』
『羨ましい!』
 
と言ってナルシストに反応すると彼らは
 
『この人は自分のことを上げてくれる存在なんだ』
 
と察してターゲットにしてきます。
 
彼らと関わるとその関係はかなり複雑なものになりますが、彼らに反対すると敵とみなし攻撃してきます。
 
でも反対に彼らに同意し、彼らのイェスマンになると彼らはつけ上がり利用される存在になってしまいます。
 
ナルシストに反応することは、彼らに『この人は利用価値がある』と感じさせ、彼らにパワーを与えるんですね。
 
このパワーを与えることがナルシストが必要とする供給です。
 
でも反応せずに上手に対応することでその罠に引っかからずに済むということなんですね。

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扱うのが難しいナルシスト、どう接したらいい?

反応しない
 
だから私たちは絶対にその挑発に乗らず、反応しないことです。
 
彼らは私たちが何か悪いことをしたかのように私たちを非難してきますが、それは罠だと理解することが重要です。
 
『どうして話してくれないの?』
『どうして避けているの?』
『あの時は助けてあげたのに』
『あんなによくしてあげたのに』
『どうして困っているのに助けてくれないの?』
『どうしてこんなことするの?』
『私にこんなことするなんてあり得ない』
『あなたって冷たい人だね』
『あなたのせいでこうなったんだからね』
『私がこんなに言ってるのに』
 
ナルシストはこれらのことを言って、相手に罪悪感を植え付けます。でもこれはGuilt tripという彼らが人をマニピュレーションする時に使う戦術なんですね。

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自分を責めない
 
次に大事なのが絶対に自分を責めないということです。
 
モラハラなど精神的虐待の被害者によくある傾向が『自分を責める』といった行為です。
 
私たちは自分自身を理解して自分が間違ったことをしていないことを十分に理解しています。
 
だけどナルシストは他人の欠点を粗探しして、揚げ足を取ります。
 
人を批判して落とすことで自分の行いについて責任を取ることから逃れられるので、自分自身を守るために中傷キャンペーンを行います。
 

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【中傷キャンペーン】周囲にターゲットの悪口を言ったり、毒を吐いてターゲットを陥れようとする行為

 

中傷キャンペーンは周りの人を使ってターゲットを批判するといった行為ですが、もし自分がターゲットにされた場合絶対に間に受けないということを心がけて欲しいと思います。
 
ナルシストは他人を責めると現実逃避できるので、中傷キャンペーンはある意味ドラッグのように中毒性があるんですね。
 
人を中傷することでナルシストは『この人はなんてだめな人なんだ。自分の方がもっとましだ』と感じることができ、自分が楽になります。
 
私はナルシストにターゲットにされるのは騙されやすいからではなくて、その人の持った性格を羨やんだり、また妬んでいるといったことも大きな理由だと思います。
 
どうしてかというと、ナルシストはとても傷つきやすい自尊心を持っていて、それを隠すためにこれらのナルシスト的な虐待を繰り返します。
 
次に私たちが心がけたいことは絶対に恐れないということです。ナルシストは人を脅したりして心理的に操作します。
 
『〇〇してくれなかったら〇〇するから』
『〇〇くれないんだったら〇〇だからね』

 
こういったことを平気で言ってくるのがナルシストです。
 
冗談混じりで言ってくることもありますが、人を脅迫して相手に恐怖を植え付けて操作してきます。
 
ナルシストはこのような交換条件をさりげなく出してきます。
 
彼らにとっては人を操作することはゲームのようなものなので、うまくいかなかったら次の戦術を使って操作してきます。
 
でも私たちはそれは罠だということを理解し、それに恐れずに対応することも本当に大事だと思います。

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言いなりにならない
 
怖がって彼らの言いなりになることはいつまで経ってもその関係から抜け出せないことになります。
 
なのでまず彼らの戦術を理解し、どのように操作してくるのかそして私たちは意識的にこれらの行動を取って彼らの攻撃を回避します。
 
例えばナルシストと会話中私たちが反対の意見を持っていると彼らはそれを批判と受け止めます。
 
こちらは自分の意見を述べているだけなのにナルシストは『何もしていないの攻撃された』と感じます。
 
ナルシストは他人が違う価値観を持っているということを理解しているふりをしますが、それを根本的に理解したり相手の意思を尊重することはないんですね。
 
なので私たちが彼らの意見に同意しないと彼らはコントロールしようとしてきますが、そこで相手と口論になった場合は
 
『私は違う意見を持っているし、お互いの意見が異なっていても問題はないし、それについて言い争ったりしなくても良いと思う。同じ意見や考えを持つ必要はないと思う』
 
など言ってまず自分がナルシストの意見を反対せず、
 
『あなたの気持ちは理解している』『お互いの意見を尊重したい』
 
ということを伝えます。
 
こういった状況でナルシストが『私たちの意見を批判』だと捉えた場合、彼らは強い不安や怒りを抱いて自己陶酔的な怒りを向けてきます。
 
彼らは攻撃してきたり、ややこしいことになりその怒りが爆発した時、私たちは罰を与えられているかのように感じることがあります。
 
同意、褒め言葉や賞賛など彼らの欲しいものを与えないとナルシストは怒り狂います。

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挑発に乗らない
 
でもそこで彼らの罠に巻き込まれないように絶対にその挑発にならないことがポイントです。
 
彼らは私たちを下げるような発言をするので、私たちは私たち自身のエゴを守るために言い返したりしてしまうかもしれません。
 
でもそこで言い返したり、感情的になってしまうとナルシストの思う壺なんですね。
 
なので一旦自分のプライドを捨て、自分のエゴを横に置いておきます。
無関心を貫く
 
そして後で戻って取り戻せばいいので何を言ってきても反応しない、そして無関心を貫くことが自己愛の強い人への有効な対処法のうちの1つです。
 
まともに相手にせずに、『そうなんだ〜と上手に受け流して適当に相手をすることが重要です。
 
ナルシストはかまってちゃんなので、相手が自分に関心がないことを一番嫌います。
 
ナルシストはそれでも思い通りにいかないとコントロールするために、脅したり暴言を吐いて攻撃的になってきますが、無視で大丈夫です。
 
基本的にブロックがいいと言われていますが、電話や直接話さないといけない状況では一切感情を見せないように無関心を保ちます。
 
向こうが怒鳴ったり何を言ってきても、
 
『なるほど』『そうなんだ』
『そうなんですね』『わかります』
『あなたが怒っているのはわかりますよ』
 
と冷静に対応します。

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冷静に対応する
 
イメージとしてはカスタマーサービスのコースセンターのクレーム対応されている方みたいに相手の怒りに巻き込まれないことです。
 
子供の癇癪のように自分の欲しいものが手に入るまで怒りを向けてくるかもしれませんが、こちらが相手に言わせておいて一歩下がるということは操作されている状況で一番大事なことです。
 
ナルシストやサイコパス、ソシオパスやカバートアグレッションなどこのような厄介な性格を持った人を扱っている時、彼らの言うことは100%正しくて、私たちの言うことは100%間違っているみたいなんですね。
 
必要以上に責めてこられてもそれを上手に受け流すスキルを身につけることは簡単ではないですが、どうせなら一度黙って相手の様子を見ることはその先の彼らの行動に繋がると思うんですね。
 
そこで感情的になって反応してしまうと自分が後で苦しむことになるので、まずはこのような心理的メカニズムを理解し落ち着いて対応することです。
 
そして彼らに挑発されている時、何か一言発する前に深呼吸を心がけてみてください。
 
深呼吸をすることで感情的に一歩下がることができ、彼らとの間に感情的な距離を与えることができます。
 
挑発されている時は色んなことを言われて怒りが込み上げてきますが、深呼吸をして一度自分自身に集中することで自分で自分自身を落ち着かせることができます。
 
相手が操作している時は頭の中が混乱して脳内でいつも自分で考えていることが考えられなくなったり、考える前に相手を反撃するために何か言葉を発していたりします。
 
ナルシストの挑発に乗ってあとで後悔してしまうのは私たちなので、できることなら自分を守る必要があります。
 
決して喧嘩することが悪いということではなく、ナルシストとの関係にいる方は知っておられる方も本当に多いと思いますが、ナルシストはかなり操作的です。
 
その心理的操作に巻き込まれてしまうと自分が傷ついたり、彼らからポジティブなエネルギーを奪い取られてしまいます。
 
この自己陶酔的な供給を行うことはのちにトラウマを抱える原因になったり、自分を犠牲にしてしまう行為だったりします。
 
『この人といるとなんか疲れるな』とかその人物がナルシストだとわかったら、無理して関わる必要はないと思うので少しずつ対策していくことで私たちのメンタルを守れると思います。
 
彼らの悪循環である虐待のサイクルに何度もぐるぐる巻き込まれるのか、自分自身のために思い切ってそのサイクルから抜け出すのか決断することは大変だけど自分自身の幸せの事を考えれば難しくないと思います。
 
洗脳から抜け出すためにはまずそれに気づく事、そして自分は無価値や無意味ではないということを必ず自分に言い聞かせてみてください。
 
この動画ではナルシスト的な虐待から抜け出した後、トラウマを克服するために役立つすぐに実践できることについて紹介しています。
 
ナルシストに傷つけられて困っているなど、自尊心に問題を抱えた方に向けてポジティブなエネルギーを感じることができるように、また以前の自分を取り戻せるように自己愛の高め方について話しています。
 
スピリチュアルとかではなくて、実際鬱やストレスにも効果があると言われている方法です。
 
興味のある方はぜひご覧になってください

 

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上記の動画でも詳しく話していますので、興味のある方はぜひご覧になってください😊
 
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