中村りんの心理学研究所

ナルシストの心理、特徴、自己愛性パーソナリティの特性、心理的操作(Manipulation)のテクニックなど『ナルシシズムについての知識を深めたい』『ナルシストにどのように対応したらいいのかわからない』という方に向け、様々な状況で役立つ対処法を紹介しています。もっと多くの方がガスライティングや精神的虐待(Narcissistic abuse, Psychological abuse, Emotional abuse)を知り、被害者が減ることを願います。

【ナルシストの問題行動をサポートする人/共依存の関係】イネーブラーとは

ナルシストの問題行動をサポートする人『イネーブラー』

 
皆さんの周りにナルシストはいますか?
 
またいつもナルシストの味方ばかりして、彼らの行動の手助けをする人っていますか?
 
もしくは現在ナルシストが身近にいて彼らをサポートしていますか?
 

ナルシストの自己破壊的な行動を後押しする人たちのことを心理学でイネーブラーといいます。

 
彼らはナルシストの問題行動を見逃したり、ナルシストの尻拭いをする存在です。
 
今日はイネーブラーの特徴についてお話しするので、今ナルシストが身近にいるという方はもしかしたらイネーブラーについて思い当たる人物がいるかもしれません。
 
また現在ナルシストと関わっている場合、今後自分がイネーブラーになることを防ぐことができるかもしれません。

 

 
 
※本題に入る前に、この動画はナルシストの手助けする人を非難する目的ではなく、私自身が過去に体験したことを話して、今、共依存の関係でいる方へ何か気づくきっかけになればいいなと思い、解決策を見出すきっかけのためだということをご理解していただくようお願いします

イネーブラーとは?

イネーブラー(Enabler)は基本的にアルコールや薬物などの問題行動の依存を手助けしてしまう人のことを指します。

 

彼らはフライングモンキーのようにナルシストに洗脳され、いいように利用されています。
 
【フライングモンキー】ナルシストのイネーブラー。ナルシストに成り代わって周囲に毒を吐く代理人
 
彼らはナルシストの行動をサポートし、問題を悪化させます。
イネーブリングって?
 
その行動をイネーブリングといって、彼らはナルシストと共依存の関係にあることが多いです。
 
【イネーブリング】ナルシストの問題解決を手助けすること。ナルシストの行動が継続され悪化する原因のうちの一つ

 

共依存の関係はカップルや夫婦だけではなく、親子間や友人関係でも十分に起こり得ます。
 
ナルシシズムは伝染すると言われているので彼らはナルシストの行動を見てそれが当たり前だと思い込み、イネーブラーはナルシストの問題行動を手助けし、ナルシストにその行動を取り続けさせます。
 
イネーブラーは悪気はないのかもしれませんが、ナルシストを支援するのでナルシストが自身の行動を見つめ直すことはより難しくなります。

イネーブラーの特徴

 
ではイネーブラーはどのようにナルシストを手助けするのか、彼らの特徴についてお話ししていきたいんですが、
①ナルシストに金銭的な援助する
 
例えば、そのナルシストがお金にだらしないとします。
 
だめとわかっていてもナルシストにお金を貸し続けたり、借金を肩代わりしたりします。
 
『ナルシストが返さない』
『ナルシストのためにならない

 

とわかっていてもつい貸してしまうのが代表的なイネーブラーの特徴です。
 
貸したお金がお酒やギャンブルなどに使われることを知っていても彼らは金銭的に援助します。
②ナルシストの問題行動を見て見ぬ振りする
これについては適切ではない関係だと言うことが言えますが、彼らはナルシストの行動が問題だと知っておきながら、それを受け入れることができないんですね。
 
『その行動はよくない』
『今すぐ止めるべきだ』

 

とわかっていても、ナルシストに注意することができません。
 
どうして注意できないのかというと、指摘したらナルシストに何を言われるか、ナルシストがどのような行動を取るのか怖がっていることが多いと言われています。
 

『指摘したら自分は捨てられるんじゃないのか。嫌われるんじゃないのか。キレられるかもしれない。怒鳴って暴力を振るうかもしれない』

 
とイネーブラーは感じていることがあるみたいです。
 
問題行動は家庭や関係、状況によって様々ですが、例えば虐待などの暴力行為や犯罪行為、アルコールや薬物の依存、ギャンブルへの依存や自傷行為が挙げられます。
③ナルシストが問題を起こした時に尻拭いをする
 
ナルシストが何か問題を起こすために代わりに謝ったり、問題行動を起こしてしまった時の結果を心配して、それを避けようと他人など第三者に言い訳をするといった行為です。
 
ナルシストが問題を起こすたびにイネーブラーが代わりに謝るので、ナルシストは反省することなく問題を繰り返してしまい問題がさらに悪化することがほとんどです。
④ナルシストの問題を否定し軽視する傾向がある
 
イネーブラーは基本的にナルシストをかばいます。
 
ナルシストがどんなに悪い行動を取っていてもイネーブラーはその問題を軽く見て大したことないと自分に言い聞かせます。
 
彼らは相手がどう反応するのか恐れているので、問題と向き合う代わりに問題を避けます。
⑤必要以上にナルシストの世話をする
 
ナルシストが自分でできることまでイネーブラーは手助けします。親子関係だと過保護と同じで、結果的に子供のためにならないのにイネーブラーは必要以上にナルシストをサポートします。
⑥自分を犠牲にしてでもナルシストを助ける
 
周りの人からすると少し異様な関係に見えるかもしれませんが、共依存の関係ではイネーブラーは自分が苦労してでもナルシストを助けようとします。
 
このようにイネーブラーはナルシストをサポートしていることを問題が悪化する行為だということは全く理解していません。
 
レンズ越しでナルシストを見ていて、イネーブラーは客観的に物事を見て判断できないので負の連鎖にハマっているということが言えます。
 
人を助けることが決して悪いということではなく、共依存の関係ではナルシストはイネーブラーを不当に利用します。
 
彼らは『私がいないとこの人は生きていけない』と考え、ナルシストに依存します。
 
その関係がよくないとわかっていてもその関係から抜け出すことはイネーブラーにとってかなり難しいものなんですね。
 
ナルシストや操作的な人はわざと思いやりのある優しい人を利用しようとしてきます。
 
なのでイネーブラーになってしまったからと言ってそれが悪いことではないんですね。
 
ナルシストは被害者のように演じるのがほんまに得意なので、ターゲットにされた人は
 
『こんな目に遭って可哀想』
『自分が助けてあげなきゃ』
『なんとかしてあげないと』

 

と感じてしまいます。
 
ナルシストは周りに同情を誘うのが上手なので、気をつけていないと騙されていることが多いです。

私の体験談

 
ちなみに私もそのうちの1人で、これは私の体験談ですが、過去にナルシストにターゲットにされた時彼女が話すことを全て信じ込んでいました。
 
幸い第三者を傷つけるというところまではいかなかったんですが、今思うとナルシストに騙されていた自分はフライングモンキーになりかけていたのかなと思います。
 
でも第三者に事実を確認したことで、ナルシストの話の内容と実際に起こったことが矛盾しているということに気づけたんですね。
 
内容が食い違っているとわかるまで私はナルシストの言うことを100%信じ込んでいたので、自分が騙されていると知った時かなりショックでした。
 
それだけナルシストの嘘は巧妙なんですね。

まとめ

 
これは自分が騙された経験があるからはっきり言えますが、洗脳っていうのは簡単に解けるものではないと思います。
 
誰かに注意されて騙されていることに気づく人もいれば、何年経っても自分がナルシストに騙されているということに気づけない人も実際います。
 
イネーブラーとナルシストの関係ではまずナルシストに自立させることが重要だと言われています。
 
彼らの問題行動をサポートし続け、自立を妨げることはナルシストを助けることにはならないと思います。
 
共依存の関係にいると周りが見れなくなり、盲目になってしまうのが普通なので客観的に状況を見てくれる第三者に相談して少しずつ依存した関係から抜け出すことが前に進めるきっかけになります。
 
決してイネーブラーでいることや依存することがだめだということではなく、共依存の関係にいてそれが自分を苦しめているのであれば少しでもその関係を改善させるために解決策を見つけるべきなんですね。
 
イネーブラーについては奥が深いので、また動画を作ろうと思っています
 
上記の動画でも詳しく話していますので、興味のある方はぜひご覧になってください😊
 
この記事が参考になった!共感した!と思った方は、スター🌟とコメント💌お待ちしております!
 
今後も役立つ情報をどんどん配信していくので、『はてなブックマーク、読者ボタン』よろしくお願いします💛
 
読者になると最新記事をいち早くチェックできます👍では次回のブログで!