中村りんの心理学研究所

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ナルシスト・ナルシシズム・自己愛性虐待を詳しく解説しています。

【後編】フライングモンキーを操り洗脳するナルシストがフーバリングがうまくいかない時に取る行動

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フライングモンキーを操り洗脳するナルシストがフーバリングがうまくいかない時に取る行動②

 
前回はナルシストがフーバリングを行った時に、もしうまくいかなかったらどういった行動を取るのかということについてお話ししました。
 
今日はその後編で彼らがターゲットを自分の元に引き戻せないと感じた時、彼らは他にもどのような行動を取るのかということを詳しくお話ししていきたいと思います。
 
今ナルシストからの被害に遭って困っている方や、実際にフーバリングをされているという方は当てはまることがたくさんあると思うのでぜひご覧になってください。
 
 
前編ではナルシストは
 
①周りの人を巻き込む
②中傷キャンペーンを行う
③周りの人に同情を誘って何とか関係を繋ごうとしてくる

 

ということを話しましたが、今日は他にも彼らがどういった行動を取ってターゲットに危害を加えてくるのか彼らの戦術を紹介していきます。
 
以前の記事の続きですが、

④とぼける

 

彼らが取る行動4つめはナルシストはとぼけてきます。

 
過去にどんなにターゲットを傷つけていても
 
『ちょっと何を言っているのかわからない』
『どうしてそんな風に思うのかわからない』
『どうして話してくれなかったの?』
『そんなこと一言も言わなかったじゃない』
『あなたがそんな風に感じているなんて全く知らなかった』
『あなたを傷つけるつもりはなかった』
『それって思い込みじゃないの?』
『あなたが考えすぎなだけでしょ』
 
など言って彼らは自分のしてきた行為を全て否定します。
 
これらはターゲット自身の記憶を疑わせようとする行為なのでガスライティングになります。
 
ガスライティングは心理的虐待の一種でナルシストが使う代表的な戦術のうちの一つです。
 

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【ガスライティング】心理的虐待の一種。ターゲットにわざと誤った情報を伝えターゲットが自身の記憶や知覚、正気を疑うように仕向ける手法
 
出会った頃や、フーバリングの最中はターゲットの意見を受け入れる姿勢を見せてきたり、ターゲットの意見に聞く耳を持つふりをしています。
 
でも実際虐待のサイクルの第二段階の過小評価や第三段階の廃棄と別れの段階ではターゲットの悩みを問題視しなかったり、大したことないで済ましていたと思います。
 
ターゲットの悩んでいることに一切関心を持たずに、自己中心的な行動を取り続けていたナルシストは第四段階のフーバリングではターゲットと話し合おうとする姿を必死に見せつけます。
 
でもターゲットがナルシストのしてきたことや不満をぶつけても、ナルシストは
 
『何を言っているのかわからない』
『そんなことした覚えがない』
 
と言ってターゲットの記憶を上書きしようとします。

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Love bombingを行う

 
これは大袈裟な愛情表現という意味で虐待サイクルの第一段階です。
 
ナルシストはフーバリングをする為に虐待のサイクルの第一段階に再び戻ります。ターゲットにもう一気にいってもらうためにLove bombingを始めるんですね。
 
『あなたがいないと寂しい』
『あなたがいないと生きていけない』

 

と泣きついてきたり、子供がいる場合は子供を使ってターゲットを取り戻そうとします。
 
ナルシストと出会った頃や以前とは正反対の優しい姿を見せつけてきて、『自分はこんなに変わったんだ』とアピールして反省している姿を見せます。
 
彼らはフーバリングをしても効果がないと感じたら、ターゲットにゆっくり考える時間を与えないくらいプッシュします。
 
猛アタックして『自分はあなたのことをこんなに気にかけているんだ』と感じさせようとします。
 
フーバリングで一番大変なのがこのLove bombingに対応することだと思います。
 
Love bombingをされるとターゲットの脳内ではドーパミンとオキシトシンが大量に分泌されるのでハイの状態になります。
 

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ナルシストはこの飴と鞭を上手に利用してターゲットを依存させる状態にさせ、支配的な関係を作ります。
 
実際このLove bombingはマニピュレーションの一種で、ターゲットを依存させるとターゲットは
 
『彼/彼女が与えてくれているのは愛なんだ』
 
と脳内で錯覚してしまいます。
 
これを共依存と言ってDVや虐待的な関係から抜け出せない理由の一つだということが言えます。
 
彼らがこのLove bombingを行ってもターゲットを取り戻せない時、6つめにすることはターゲットに責任転換をし始めます。
 
彼らは自身の行いを正当化します。
 
『全てあなたの為を思ってやったことじゃない』
『ここまであなたの為に尽くしてあげたのにこんなことするなんて‥』
『こんなにしてあげたのにどうしてそんなことが言えるの?』
 
など言って自分の正当性を主張し、ターゲットに責任を押し付けます。彼らはGuilt tripという罪悪感を与える戦術を使い、相手に申し訳ないという気持ちを感じさせるのが得意です。
 

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これらの危険信号のサインが見えたら、彼/彼女はナルシストの可能性が高いかもしれません。
 
私たちが彼らを診断することはできませんが、
 
『この人は自己愛が強いから自分にとって悪影響だ』
 
ということを理解することで、こちらも構えることができると思います。
 
これらの操作的な戦術を全く知らない場合本当に頭の中が混乱して、自分で考えることができなくなってしまいます。
 
ガスライティングなど心理的に操作されている時に、大事なのは『常に自分の直感を信じる』ということだと思います。
 
少しでもその人の言ってることがおかしいと思ったら、全て鵜呑みにせず自分で調べたり事実を確認することはマニピュレーションにおいて一番大切なんですね。
 
ナルシストを最初から見分けることはとても難しいし、表面的な関係で長年付き合っていくのは本当に困難なことだと思います。
 
でも自分の気持ちを押し殺してナルシストの言いなりでいる立場であることはとても残酷だと思うので、まず自分の気持ちを優先して操作されない環境を作ることが本当に大事だと思うんですね。
 
ナルシストの目的はパワーを持って標的にした人を支配することで、全てはコントロールすることです。
 
彼らがLove bombingをする時それは愛ではなくて、ナルシストが欲しいものはターゲットが内側に持っているパワーなんですね。
 
それが自己陶酔的な供給で、今ナルシストと関わっている方でもし自己陶酔的な供給を聞いたことがないって言う方もおられると思うので、興味のある方はぜひこちらの動画も観てください。
 
ナルシシズムの要素を持った人はどういう性格をしているのかなど、自己陶酔の定義がはっきりわかると思います。
 
上記の動画でも詳しく話していますので、興味のある方はぜひご覧になってください😊
 
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