ナルシストは嘘がバレた時にどういった行動を取るのか詳しく解説します！【自己愛性パーソナリティ障害】
ナルシストってどんな人？
まず初めにお伝えしたいことがナルシストだからといって全てのナルシストが嘘をつくということではなく、ナルシストによって特徴の出方はそれぞれです。
でも今日お話しするナルシストは心理学でナルシストといわれている典型的なナルシストのタイプです。
ナルシストは歪んだ自己愛を持った人のことで、実は自分に自信がなく内面的な価値観を持っていません。
自分自身で自分の価値を測ることが苦手なので、他人から自己陶酔という彼らのエゴを養って自分の自尊心を保ちます。
この自己陶酔の供給の方法はナルシストによって様々ですが、褒め言葉や賞賛、お金や注目などが挙げられます。
これらはポジティブな自己陶酔ですが、ネガティブな要素をたくさん持ったナルシストの場合は、ネガティブな自己陶酔を得て自身のメンタルを保ちます。
ネガティブな自己陶酔は周りの人を操って支配したり、ガスライティングや相手をけなしたりすることで彼らは自己陶酔的な供給を受けます。
ナルシストは自尊心に問題を抱えていて、ありのままの自分を愛することができません。
なのでかなり歪んだ自己愛を持っているので、相手の自尊心を下げることで自分の自尊心を上げようとします。
ナルシシズムの性格が形成される原因
多くの場合は幼少期に親や周りの人から虐待やネグレクトを受けた経験があったり、彼らはトラウマを抱えていることが多いらしいです。
また過保護が原因でこういったパーソナリティーが形成されることもあるみたいです。
長年に渡ってそういった環境で育っていく中でナルシストは他人をマニピュレートしてコントロールしなければいけないというような人格が作られていきました。
なので自己愛が強い人は異常な行動を取ってしまったり、人と適切な境界を作ることができないので、人と衝突してしまったりすぐに人間関係でトラブルになってしまいます。
ナルシストはよく嘘をつく
彼らは自分の欲しいものや必要なものを手に入れる為には嘘をついたり人を操作しないといけないといったような思考を持っています。
不思議なのがナルシストは嘘をつく必要がないことについても嘘をつきます。
また嘘をついても証拠があったりすぐにバレることなのに平気で嘘をつくこともあります。
ナルシストはどのように嘘をつく？
まず最初にナルシストがどういう風に嘘をつくのか簡単にお話ししたいと思います。
①ガスライティング
私のチャンネルでたくさんガスライティングについてお話ししていますが、
ガスライティングというのは、ナルシストが人を心理的に操作する為に使う代表的な戦術のうちの一つ
です。
彼らはわざと誤った情報をターゲットに与えてターゲットが間違ってい自分がおかしいと思わせる為にこのガスライティングといったマインドコントロールの方法を使います。
ナルシストはガスライティングといった巧妙な手口で相手を上手に操作して相手の現実感覚を狂わせます。
ナルシストと関わっている場合、ガスライティングを受けている可能性が高いと言われています。
例えば、『これについてもう話したけど覚えていないの？』などナルシストは言ってきますが実際はそれについて話していなかったり、実際に起こっていないことをあたかも事実のように会話を上手にコントロールします。
こういった相手を操作する行為をマニピュレーションと言います。
ガスライティングをされると
『自分が間違っているのかな。自分がおかしいのかな。自分に問題があるのかな』
と思い込んでしまうので自尊心を失ってしまいメンタルに大きく影響します。
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②『心配しないで』『私を信じて』と言って安心させようとする
こういったことを言って相手を納得させたり安心させたりしますが結局嘘だということも多いらしいです。
頼んだことをやらなかったり待ち合わせの時間に現れなかったり、予定を急にキャンセルしたりします。
③『自分のせいじゃない』と言って責任逃れをする
証拠があってそれを見せつけたとしても彼らは
『そんなこともあったみたいだけど私は知らないし、私はやっていない。私のせいじゃない』
こういった嘘を平気でつきます。
④約束をする
『私がこれをしておくので大丈夫です』『絶対にこうすることを約束します』『こうすると約束するから信じて』
このようなことを言うにも関わらず後からとぼけて忘れたふりをしたり嘘をついて回避することがあります。
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ナルシストが嘘がバレた時に取る行動
では、もし私たちがナルシストの嘘を見破ったとき、彼らは嘘がバレた時どのような行動を取るのかという話なんですが、
否定する偏向する過小評価する簡単に片付ける
彼らはこれらの４つの行動を取ると言われています。
今から１つずつ詳しくご説明しています。
①『私のせいじゃない』『私がそんなことする訳ない』など言って事実を否定する
②偏向する
ナルシストは話を上手にそらすのが得意です。
『それは私じゃなくてあなたがしたことでしょ』『いや、〇〇がしたことでしょ』『それはこうじゃなくてこうだったんだ』
このようなことを言って他の誰かに責任を押し付けて自分は責任から逃れようとします。
自分の問題と向き合うことから背けて人を責めることで現実逃避できるからです。
③相手を過小評価する
『それはあなたのせいでしょ』『あなたがこうしたからでしょ』『あなたがこれをしなかったからでしょ』『それはあなたの問題でしょ』『あなたが失敗したからでしょ』『あなたの努力が足りないからだよ』『あなたが間違っているんだよ』
これらのことを言って相手の才能や努力をかなり低く見積もって評価します。
間違いを指摘するなどとはまた違い、これはナルシストによるモラハラのサイクルで起こるものでそれは嫌がらせのようなレベルです。
ナルシストは嘘がバレてしまった時ガスライティングをして相手に事実ではないことを実際に起こったかのように話したり嘘を隠す為にさらに嘘をついて嘘を繰り返します。
こういった状況になればナルシストのターゲットにされた被害者のメンタルに大きく影響します。
何が起きているか理解できず混乱してパニックになる元気がなくなり鬱っぽく心配性になる無力さを感じるトラウマを抱える相手の機嫌を伺い怯えながら過ごす認知的不協和
ということが起きる可能性が高くなります。
認知的不協和というのは、人が自分自身の中で矛盾する２つ以上の確かな物事を抱えている状態やその時の不快感を表す心理学の言葉
です。
ガスライティングなど彼らに心理的に操作されると明らかに自分が正しい状況でも彼らのマインドコントロールによって『自分が間違っていて相手の言ってることが正しい』と自身を疑ってしまいます。
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④簡単に片付けようとする
『そんな大したことじゃないよ』『もう終わったことでしょ』『いつまでその話してるの？』『そんなことどうでもいいって』『もう過去のことだから忘れて』
など言って退けようとします。
彼らがターゲットを傷つけたりターゲットが絶対に受け入れられないことをしてしまったとしても、ナルシストは謝ったりせずに問題を払い除けようとします。
『ごめんね。傷つけちゃって』『あんなこと言うんじゃなかった。ごめんね』『私のせいです。お詫びします。すみませんでした』
などこういったことをナルシストの口から聞くことは難しいと言われています。
ナルシストが自分の犯した過ちなどを認めることは少ないです。
彼らは自己意識が低いので彼らの行動について責任を負うことはないことが多いです。
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嘘をつくナルシストへの対処法
最後にこういった行為によって、迷惑をかけられる前にナルシストが嘘をついて責任を逃れようとしている時に、私たちができる対処法について少しお話ししたいと思います。
①言い訳を徹底的に否定する
彼らに責任があるはずなのに自分に責任を押し付けようとしている場合は勇気を出して彼らの言い訳を思い切り否定して彼らが言い訳できない状況に持っていくことが重要です。
②逆に適当に相槌を打って放置する
直接的に影響を受けていない場合は、なるべく彼らと関わらないようにするのが一番無難だと言われています。
こういった歪んだ人格を持った人の相手をしているとこっちが疲れてしまうので放っておくほうが自分にとって負担も少なくなります。
③職場の場合は上司に報告して相談する
無理に彼らに立ち向かおうとせず迷惑をかけられて困っている場合は上司や信頼できる人に早めに相談するべきだと思います。
我慢しないで上司など誰かに助けを求めることが大事です。
④周りの人に相談する
被害を受けているのは自分だけじゃなかったり周りの人たちも意外とナルシストの正体を見破っていて彼らがどういった性格をしているのか十分に理解していることが多いです。
自分がされたことなど悩んでいること、実際にあった事実を正直に周りの人に話すことで周りの人がアドバイスをくれたり実際にナルシストが自分に危害を加えようとしてきた時に周りの人が助けてくれたり守ってくれることもあります。
なるべく多くの人に相談するまたは状況を把握しておいてもらうことがポイントです。
ナルシストが自分に責任を押し付けようとした時周りの人たちは味方になってくれるかもしれません。
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